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【TOMO市】被災地商品ショップからのお願い [2014年08月22日(Fri)]

 
こんにちは、TOMO市のウリです。

昨日、TOMO市「被災地商品ショップ」でこれまでご購入くださったみなさんへ支援をお願いするダイレクトメールをお送りしました。

せっかくなのでブログでもご紹介させていただきますね。





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※本メールは障害者団体きょうされんのインタネットモールTOMO市の
 「被災地商品ショップ(www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_index.html)」
 でこれまでに商品をご購入いただいたお客様にお送りしています。
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被災地商品ショップをご利用くださった皆さま


被災地商品ショップをご利用くださりありがとうございます。残暑厳しい折、いかがお過ごしでしょうか?
きょうされん事務局のある東京は酷暑のなかにもようやく秋の気配が少しずつ感じられるようになってきました。


【「被災地支援ショップ」ご利用のお願い 】

さて、東日本大震災から3年が経ち、TOMO市モール管理を行うきょうされん事務局のある東京でも、震災にまつわる話やイベントを目にする機会は減ったように思われます。

これまでの皆さまのご支援もあり、被災地商品ショップ出店作業所のうち、そこで働く障害のある人の給料が震災前の水準に戻ったところもあるといううれしい知らせも届いています。



【 いまも厳しい状況が続く被災地の作業所 】

しかし、残念ながら圧倒的に多くの障害者作業所は、復興どころか震災前の水準への復旧すらしていません。
そればかりか、障害をめぐる問題が潜在化していっそう困難な状況も生まれているといわれています。

特に今年度に入り、震災から時間が経ち社会から支援のムードや関心も薄れ、また消費税増税の影響もあってかこの「被災地商品ショップ」だけでなく、各作業所での売上も厳しくなっていると聞いています。


この3月にある出品作業所の方から

「TOMO市さんは4月以降も取り扱いを継続してくださいますか?」

と電話でお話しがあり、事情を聞くと

「他で支援のために取引をしてくださっていたところがこの3月までで打ち切りというところがありまして…」

とのことでした。

「大丈夫です、TOMO市は支援を続けます」と答えるのが精一杯でした。



【 障害のある人の死亡率が2倍であった震災 】

私たちきょうされんは東日本大震災の障害のある人の死亡率が2倍であったことを訴えてきました。

先般、きょうされんの役員が政府代表として国連へも行き、

「何度も国連で議論された“障害者をしめ出す社会はもろい社会”であるということを露呈したのが、この東日本大震災であった」

という趣旨の報告をしてきました。


震災直後にきょうされんが出版した『共同作業所の向こうに』には被災地商品ショップにも出品している福島・南相馬氏の作業所“あさがお”の方が震災直後に寄せた手記があります。そこには、

 震災直後に原発の事故があったが情報がこなかったこと。

 利用者や職員を連れての“逃避行”の中、
 ある避難所で「入らないで」と罵声を浴びせられたこと。

 いろいろなところに電話しても避難を断られたこと。

 山形のある施設が受け入れてくれたこと。

 しかし慣れない避難生活で障害のある人に体調の変化が現れ、
 このままでは展望が見えないと話し合い「ふるさと」に帰ったこと。

 不安で先が見えなくても
 この「ふるさと」で精一杯がんばっていこう思っていること。

など当時の状況が切々と綴られています。



【 TOMO市にできることを 】

いま、事故を起こした原発に近い福島の南相馬市は、日本で人口に対する障害者の割合がもっとも高い町なのではないかと言われています。

被災地では震災前から十分な社会資源があったとは言えず、震災によって生まれてきたニーズに対応できていません。
 
震災後、そして原発災害後、被災地で暮らし続けることの難しさ、障害のある人びとが生活していくことの厳しさを感じています。 


あれだけの震災を経験して、またこの「復興」からも弱い者、声の小さい者が取り残されていくのでしょうか。

震災後に私たちが築く社会もまた「障害者をしめ出す社会」になってしまうのでしょうか。

そうではない、「誰もが分けへだてなく、支えあい、つながりあえるインクルーシブな社会づくり」という障害者権利条約の理念をめざし、微力でもTOMO市にできることを続けていきたいと思います。



【 多くのお客さまの支えがあって 】

これまで、みなさんのような多くの方々に支えられこのTOMO市「被災地商品ショップ」は運営してこられました。

「毎日の暮らし…それはそれで大変ですが…の中で、
 ともすれば2011年3月11日が『過去』のことに
 なってしまいがちですが、
 やはり『忘れない』と、思い返すことは大切だと思います」

というお手紙をくださり、駅前で東北物産展をひらいてくださった方。


定期的に購入しては地域のイベントに出店してくださるきょうされん会員の方もたくさんいます。

ある方は7月にお会いした際、「今年度に入って正直言って売上が厳しくなっているので本当に助かります」とごあいさつしたら「なんでですか?」と強い口調で切りかえされました。

その奥には「これから支援しなくてどうするんですか!」という気持ちが、当たり前のこととしてあると感じました。

いつものぼりの返却とともに被災地作業所の方々への一筆を添えてくださる方で、本当に心強くうれしかったです。

ともすれば厳しい売上や状況のなかで「これからの被災地ショップの継続は可能なのだろうか」と思うたび、そうしたみなさんの想いに支えられて続けてきました。


ある病院関係者の方は病院の催しでかならず東北物産展のコーナーを設置してくださり、

ある商社の方は大きなイベントに在庫覚悟で「被災地の商品を売りたいから」と大量に買ってくださいました。

大手企業の方が「本社ビルのフロアーで物産展をしたい」と買ってくださったこともあります。

きょうされんの会員では作業所のコーヒーやクッキーを「被災地商品ショップ」で購入してくださる場合、お店で常設販売してくださるケースもあります。

物産展を開催してくださる方の多くが「別に赤字にならなければうちに利益はいらないよ」とおっしゃいます。

「物産展はできなくても個人レベルで買いたいのですが」というお声をいただき、先月からは個人購入向けの商品も準備することになりました。


大阪の保育士さんが今年1月に月刊誌『TOMO』に寄稿してくださった「希望の種が蒔かれた日」は何度も読み返し、そのたびに「こういう方たちがいるのだから、未来は必ずしも暗くはない」と勇気づけられてきました。

「希望の種が蒔かれた日」 ⇒ http://urx.nu/bce2



【「被災地支援ショップ」をお願いします】

そうしたみなさんの支えがあって初めて、この被災地商品ショップは続けていけます。

給料を保障するための売上はもちろんのこと、一人でも多くの方が「日常」を通じて被災地と、被災地の障害のある人たちやそれを支援する人たちとつながり続けられるところに、この「被災地支援ショップ」の大きな役目の一つがあるのだと感じています。

被災地で、地域で障害のある人たちが当たり前に生きていくためには、一時的な補助金だけでなく、働き、給料を得ていくしくみが不可欠です。

そうした「希望」を被災地に生み出し、続けていきたい。


震災から3年以上が経った今でも全国できょうされんの「東北物産展」ののぼりが立っているということが、わずかずつであっても被災地の障害のある人たちの、ともに生きる人たちの支えになっていればと願います。

みなさん、これからも「被災地商品ショップ」をよろしくお願いします。



【 さいごに −被災地の障害のある人のことば−】

津波ですべてを流された宮城県女川町の「きらら女川」は、全国からの2000万円を超える支援もあり2013年7月に竣工しました。
この7月からは全製造工程を新しい施設でできるところまできました。

竣工式での精神に障害のある利用者代表のスピーチの一節を最後に紹介します。


 絶望は突然、訪れます。
 しかし、希望があります。
 希望は魔法ではありません。
 
 出来なかったことをがんばってみる。
 手をのばし、努力してみる。
 
 当たり前のことが難しい私たちですが、
 一つひとつ始め、皆で喜び、顔色や顔つきが変わっていきました。
 笑い声もたくさん。
 
 今日をむかえ、きらら女川ができて、
 私たちが居て良い場所ができたのです。
 
 働くことで得る心地よい疲労、時間、生きている実感を味わい、
 きらら女川のメンバーが輝く人になります。

 幸せの数をかぞえ、そして未来につなげられたらなと思います。



これからも「被災地商品ショップ」をよろしくお願いします。

これからも被災地とともに歩み続ける決意を込めて。
もっとも信頼できるパートナーであるみなさまへ。


           TOMO市「被災地商品ショップ」担当者一同

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★TOMO市「被災地商品ショップ」
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_index.html

★「被災地ショップ」個人購入向け商品
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/clp1pc15c163c2324c3340o0of0v0.html

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    ◇ 被災地商品ショップ商品紹介 ◇


★【D】「コッペのクッキーの詰め合わせ」 10,000円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1804.html

 コッペのパン・クッキーは、
 風味豊かな国産小麦と安心な材料を使って、
 ひとつひとつが手作りです。


★【E】「東北の海産物 3種詰め合わせ」 10,500円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1805.html

 いつものごはんに磯の風味を♪
 ふのり・とろろ昆布・青さのりのセット。


★【G】「もりのわどーなつ」 10,000円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1842.html

 人々が緑を育むように、障がいがある方たちでも、
 分け隔てなく街の中で普通に暮らせる環境を育みたい。


★【I】「はらからの特製カレー詰め合わせ」12,500円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1988.html

 「お豆腐屋さんのゆば入りトマトカレー」と
 「牛タンカレー タンとめしあがれ」のセット。


★【J】「宮城発!レトルト商品詰めあわせ」 11,000円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1807.html

 蔵王ゆば鶏雑炊・油麩丼・さんまのつみれ汁(だし・みそ)
 かぼちゃのポタージュスープ・たっぷりミートソースのセット。


★【M】「つながり∞カンバッジ」 12,500円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1809.html

 障害のある仲間がいきいきと働く場を取り戻すため、
 南相馬市内の福祉作業所が連携し、南相馬ファクトリーを結成。


★【O】「オススメ岩手珈琲物語飲み比べ」10,000円パック!
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1827.html

 宮古ワークステーションが地元の専門店と協力して
 香り豊かでバラエティに富んだコーヒーをお届けします。


★【P】「花弁入りバラジャム詰め合わせ」15,000円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1826.html

 仙台ローズガーデンのバラジャム(プリンセスマサコ花弁入り)。
 紅茶に、パウンドケーキなどの焼き菓子に混ぜてもOK。


★【Q】パン DE ラスク 10,000円パック (アクセスホームさくら)
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1893.html

 震災でバラバラになったが避難所で
 「さくらのみんなに会いたい!いっしょに仕事がしたい!」
 と叫んだ仲間の声で再開を決意。


★【R】きらら女川のおからかりんとう4種 22,500円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1894.html

 大震災により事業所を、そして二人の利用者を失った
 「きらら女川」復興のシンボル。 


★【S】あさがお「青ばた味噌」と「しろ味噌」セット 14,400円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1735.html

 青ばた味噌はもろきゅうなどお野菜に生のお味噌をつけて。
 しろ味噌はお味噌汁にしていただくと美味しいです。


★【T】「アトリエSunの焼き菓子詰め合わせ」 10,000円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1982.html

 いまでも「地域で暮らす」ことにこだわり、
 宮古駅から徒歩5分ほどのところで活動を続けています。


★【U】『八重の桜』クッキー入りふるさと会津のおやつ 10000円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1984.html

 桜を練り込んだクッキーをふくむ、甘いもの、
 しょっぱいものを詰め込んだおやつパック。


★【W】海の恵みの詰まった「お楽しみさんまBOX」10,000円パック
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1998.html

 東日本大震災以降、
 被害の大きい沿岸部の水産品等も扱っています。



※「東北物産展のぼり」は商品お買い上げの場合無料レンタルです。
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1661.html

※商品内容やセット数量などでご希望・アドバイスがございましたら、
  [hisaichi_shien at tomoichiba.jp] までぜひご連絡ください。
 今後の商品準備の参考にさせていただきます。

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    ◇ 関 連 情 報 ◇


★月刊『TOMO』連載の被災地支援とりくみ紹介
 ⇒ http://www.kyosaren.com/eastJapan/2014/02/post-21.html

 きょうされんの機関紙、『月刊きょうされんTOMO』では
 2014年1月号より、「東日本大震災から2年 あの日の記憶」として
 各地の"東北物産展"を通しての被災地支援のとりくみのようすを紹介


★『共同作業所の向こうに − 障害のある人の仕事とくらし』1,944円
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_tomobook_1852.html

 宮城の「きらら女川」、福島の「あさがお」の手記の他、
 福島の「共働作業所 にんじん舎」など
 被災地商品ショップに出品している作業所の姿が見えます。


★『満天の星空 − 障害のある人たちの東日本大震災』 720円
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_tomobook_1774.html

 “あの日”から1年―。2012年3月11日発刊。

 −−「これで助かったな」という思いがした。
 雪は降り続き、夜中には満天の星空だった。
 明かりが消えた町、恐ろしく思うほどの星空が広がっていた。−−


★『鎮魂から復興 − 障害のある人たちの東日本大震災』 720円
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_tomobook_1999.html

 瓦礫は片付いたものの町や人びとの生活は震災前には戻っていない。
 特にふくしまでは、原発問題の深刻さは増すばかり。

 わたしたちは、障害のある人たちの死亡率が
 障害のない人たちの2倍であったことを忘れない。


★きょうされん賛助会員(サポーター) 3,000円
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_kyousaren_859.html

 毎月きょうされんの雑誌『TOMO』をお届けします!



★【限定入荷】 会津地鶏のくんせい卵 8,400円 (共働作業所にんじん舎)
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_2013.html

★えんどう豆佐藤所長の“南相馬ファクトリー日記”
 ⇒ http://minamisoma-fc.jugem.jp/

★コッペを運営するNPO法人麦の会 会報「麦の穂 No.39」(2011年5月)
 ⇒ http://www.muginokai-koppe.com/pdf/39_201105.pdf

★東日本大震災から3年目にあたってのきょうされんの声明
 ⇒ http://www.kyosaren.com/eastJapan/2014/03/post-27.html

★月刊『TOMO』連載・東日本大震災から3年・シリーズ「被災地はいま」
 ⇒ http://www.kyosaren.com/eastJapan/2014/03/post-22.html

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 障害のある人たちが働く「作業所」のショッピングモールTOMO市
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