春の遠足 [2011年06月16日(Thu)]
ともの家では、毎年いくつかの委員会が作られ、
職員はそのいずれかに属することが義務付けられているのですが、 今年度から、研修、広報に加えてアルバム委員とアクティビティ委員会が創設されました。 アルバム委員会は、クリスマスプレゼントとしてホーム長から 利用者の皆さんに贈られたアルバムに、ともの家の思い出を綴じて 敬老会までに贈る、アルバム作りを中心となって活躍します。 そしてアクティビティ委員会は、利用者の皆さんの活動が活性化するよう、 行事を考えたり環境整備に努める委員会です。 5月の行事は“合同遠足”。これまで、各事業所で遠足を行っていたのですが、 どこの事業所も歩ける方が少なくなって、出かけるのが一苦労、ということで職員が協力し合って全体で出かけることになりました。 場所は道後公園に決定。 居残り組はアンジュールともの家に集まってお弁当を食べます。 残る全員は車三台に分乗します。 これがかなりの人数で、配車を考えるのが一苦労。 委員の皆さんが運転し、ピストンで3往復しました。 ![]() ちょうど気温が30度を超える真夏日、ということでお年寄りが熱中症にかからないよう 木陰を選んで移動します。 飲み物とともに、クールダウンするための保冷剤なども準備。 ![]() 全員参加の小規模多機能グループは、一番最後に現地に到着。 5家族とボランティアさん1名がお手伝いくださり、助かりました。 まずは全員一緒に集合写真を撮ります。 その後、お弁当までに園内を散策。 ![]() 「これはなんと書いてあるの」と石碑を熱心に読まれる方、 ご家族に車いすを押してもらって嬉しそうに回られる方、 ここぞとばかりに運動を兼ねて手をひかれて歩かれる方、さまざまです。 ![]() 「30年前は、坊っちゃん列車が市内を走りよったんよ〜、…私が20歳の頃だけど」といったスタッフにすかさず99歳Kさん、「はっはっは、言わん方が賢かったなあ、歳がばれる」。 お子さん連れの家族に「かわいいなあ」と声をかけられ、発言もさえていました。 花見には体調不良で参加できなかった98歳Hさんも、 今回はリベンジ。自然の音と陽ざしを体いっぱいに浴び、景色を感じているようでした。 ![]() 散策の後はご家族とともにお弁当。今回は仕出し屋さんに頼みました。 日ごろはスプーンでないと食べられん、とかご飯が固くて食べられん、などとおっしゃり ほとんどおかずを残されるTさん、「卵はもうないの」とスタッフの分も合わせて3つ卵焼きを召し上がり、 ご飯も(いつもより固めなのに)ぺろりと平らげておられました。 「箸はないかな」とお箸も器用に使っていましたよ。(やればできる! ![]() 外に出ること、そして戸外での食事は 気持ちを活性化させ、何よりのリハビリになるのかもしれません。 体調を崩される方もおらず、皆さん無事に戻られた春の遠足でした。 委員会の皆様、お疲れ様 ![]() |