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よいお年を [2010年12月31日(Fri)]
あっという間に、2010年が終わろうとしています。
小規模多機能ホーム ともの家では、御家族とお正月を過ごせるよう
元日3日までお休みとしています。

暮れが近づくにつれ、皆さんちらほらと帰宅され、本日大晦日には
昼過ぎに残り2名となりました。その方々も先ほど送っていき、
職員も帰って一人業務整理をしつつ、今年をしみじみ振り返っています。

ちらりと窓の外から覗くと、アンジュールともの家でかっぽう着を着た
ホーム長が
巻きずしを蒔いているのが見えました。

グループホームにはグループホームのお正月の良さがあり、
在宅を支援する小規模多機能ホームにはまた別の正月があると思います。


今年は色々と行事を行いました。
夏にはそうめん流しをし、職員が割った竹にそうめんを入れて涼を楽しみました。

秋はいも掘り、紅葉狩り。今日Tさんに“今年の感想”を尋ねると「色々外に出られた、一番良かったのは岩ぜきじゃ」とおっしゃっていました。
滝と色づく紅葉の組み合わせが印象に残ったようです。


寒くなるまでは、毎日外に出て、ときには戸外で昼食をとることも。
鳥のさえずりや人の声をバックミュージックに食欲も増しました。

手作り弁当を持って動物園へ遠足に行き、月一度は喫茶店でケーキを楽しみ、
足湯と道後商店街、港へ船を見に行ったり、お寺まいりをしたり、松山城にも上りました。
近くの浄水場にある「水のミュージアム」も見に行きました。

こんなに色々と出かけたのは、外出好きの男性が多かったからです。特に、Sさんは南予の自宅を離れて娘さんのいる松山に来ており、
家と妻が恋しくてため息をついてばかり。
日になんどとなく外へ出かけ、「家へ帰る」と毎朝荷物をまとめていらっしゃいました。
そのSさんに気分転換してもらおうと、天気の良い日は毎日何名かで外出をしたのです。

Sさんは4カ月でずいぶん変わりました。
足腰も丈夫になったし、体操の時にはリードをとって掛け声してくれ、運動会ではスターとなって大活躍。
家事を手伝ってもらうと、「家ではしたことない」といいつつ、
「お上手ですね」と褒められるとにっこりするSさんの姿が。
12月初めに念願の自宅へ戻られたSさん。
記念にともの家で写したスナップをまとめて「思い出アルバム」を贈りました。
奥様とお二人、幸せに暮らされていることを願っています。


また、年末目前に別の施設へ移られたAさん。終戦後裸一貫でうどん屋を始められたAさんは、とても勤勉で優しくて、
手を伸ばしている方がいると御自分の飲んでいたコップを「飲みたいの?」と
差し出してくださり、
熱があっても職員が食器かごを運んでいるとやってきて拭き始めてくださるのでした。
岩崎ともの家時代からのお付き合いで、デイサービス、小規模多機能とずっと利用してくださっていました。

施設入所が決まって、次の日にはお迎えが。あっという間の別れでした。
この6年の付き合いが、終わるのは実にあっけない。
ささやかなお別れ会を開き、皆さんに「あなたがおらんなるとさびしいなあ」と
別れを惜しまれ、Aさんは行ってしまいました。

いつまでも変わらず、お元気でいることを心から願っています。

さまざまな出会いと別れのあった2010年。御支援くださった皆さま、ありがとうございました。
去来する思いを胸に秘めつつ、来年も頑張っていこうと思います。
よろしくお願いいたします。すいません
Posted by ともの家 at 11:42 | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(0)
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コメント
shuoさん、はじめまして。
真摯に本を読んでくださってありがとうございます。
コメントを伺って、逆に直接「介護」という仕事でないからこそ、新鮮に高齢者と向き合えるのではないかと感じました。
私たちは、ともすると高齢者を近しく考えすぎていて、無礼になっていたり、本質が見えていなかったりする部分があるのかも、と反省しています。
色々と教えていただきこちらこそ勉強になりました。どうもありがとうございます。

見えない相手と対話するのは気苦労もおありだろうと思います。
どうか、気負わず頑張ってください。
ご健康とご活躍をお祈りしています。
Posted by: R  at 2011年01月13日(Thu) 16:43

 初めまして。

 以前にNHKで紹介されているのを見て、著書を拝読いたしました。一つ一つのエピソードがとても重く、勢いで読み進める気持ちになれず、落ち着いている時に少しずつ頁を捲っていました。

 私は今現在、派遣で電話のオペレーターをしています。取り扱っている健康食品の特性上、ご高齢者からの電話を多くいただきます。

 介護職と明らかに異なるのは、一つに、私の仕事は電話を通してその場かぎりの、数分から、長くても数十分の関わりであることです。
 もう一つは、いくらご高齢といっても、電話を下さる方々は基本的にご自身の意志で買い物をし、ご自身で継続して日常生活の中で商品を使用することができるということです。

 それでも認知症の進んでいるお客様もいらっしゃり、話が噛み合わず、時には激しく叱責されることが、この仕事の難しさの一つです。

 時間をかけてご理解いただいた時、お客さんから「訳のわからないことを言ってごめんなさい」「私、ボケが進んでいるものだから」と詫びられることがあります。
 理路整然と喋ることはできないけれども、ご自身が状況を的確に判断し、的確に言葉で説明できずにいることを、まるで理解されているかのような謝り方なのです。
 永和さんが度々書かれている、入居者の方の状況と重なる部分があり、私もお客さんと根気よく話し、ご理解いただけるように言葉や表現を探っていかなければと思いました。

 とても勉強になりました。ありがとうございました。
Posted by: shuo  at 2011年01月09日(Sun) 16:30