Dog Ear 9号 特集:生き方[2019年12月12日(Thu)]
特集:生き方
「目標を一つに定めてきちっとやらなきゃ」
「それより、いろんな自分発見にチャレンジしてみる方が楽しいんじゃないの」
「でも、そんなゆとりもないし。やっぱりケ・セラセラかな」
「意気地なし!ねえ、ちょっとこの本読んでみない。人生いろいろあるみたい」
いつも別々の私と話している。
『おこしやす 京の女将さん』
編/京都新聞社
千二百年の歴史を誇る京都。その中で老舗の信用を守り続けて生活をしている101の店の女将たちが登場するこの本は、京都新聞夕刊の連載をまとめたものだ。
「さすが京都の女将」と、読む人をうならせるだけの優雅さが、各ページにあふれている。主人や大女将を立て、出しゃばらず、引っ込みすぎずに絶妙のもてなしをするのは並大抵ではないだろう。
聞き慣れた店も多いが、その店と女将を結びつけたり、新しい店、女将に魅了されたりと、読むだけで京都旅行のできる楽しい一冊である。(まあ)
「音しずく」
著者/竹下 八千代
23歳の夏、ドライブの帰り道、センターラインを越えてきた車との正面衝突。一瞬の事故により失明。突然、その身にふりかかったことに向き合い、苦しみながらも受け入れていく著者。
光のない中での、結婚、子育て。健常者には考えられない苦労があっただろうが、周りの人たちの協力を受けながら、自らの努力でその道を切り開いていく。
最後に著書には、こうしるしている。『何のために生きるのか。初めは何の答えも持たなかった私をここまで導いてくれたのは、紛れもなく目が見えないという障害でした。私にとって、障害は不幸の源ではなく、幸福の源になりました。』(かあか)
『ノンパラ パラサイトしない女たちの本当』
著書/山本 貴代
30代ひとり暮らし、結婚経験無し。そんな働く女性たちを「ノンパラ」と呼ぶをうな。
「パラサイトシングル」は、未婚で親と同居し、基礎的な生活基盤を親に依存している人たちで、マスコミなどにも取り上げられて、知られるようになってきたが、ノンパラの生態はいったいどのような人たちなのか。その実体は?
本書は10人のノンパラの城を紹介しながら、彼女たちの実像に近づく。ひとり暮らしを始めたきっかけはさまざま。自分の城を自分の力で守りながら、恋、仕事、結婚、出産など真摯に悩みながらも自然体で、しなやかに生きている。
女性の生き方は、「OL→寿退社→結婚・独立」だけではないことを教えてくれる。(わかめ)
『おひとりさま』
著者/岩下 久美子
女性がひとりでバーのドアを開ける。「あれ!? おひとりさまですか?」…女だってひとりで飲みたいときはある。
女性はいつもだれかと一緒にいないといけないの? もっと〈ひとりの時間〉を楽しみましょうよ。そんな思いから「おひとりさま向上委員会」を設立した著書。
本書は「おひとりさま」を充実させるために入りやすい店や宿泊施設をリストアップ。また〈ひとりを楽しむ〉ということは…
これからの時代を生きる、全ての女性に熱いメッセージがこめられている。(ぽん)
『お母さん、ノーベル賞をもらう』
著者/シャロン・バーチュ・マグレイン
20世紀にノーベル賞を受賞した14人の女性の物語。並はずれた頭脳を持って生まれた彼女たちでさえ、男性と一緒に研究することも、講義を聴くことも許されないという、今では考えられないような扱いを受けた。しかし、それを彼女たちは少しも不幸とは思わず、目を輝かせて突き進み、やがてNO.1になっていく。だが、もしも彼女たちの能力を正当に評価する人々の理解と支えがなかったら…。
現在色々な用途に使われている放射能・DNAの発見なども、彼女たちの必死の研究のたまものである。「化学、物理なんて女性には無理。聞くのも苦手」と決めつけないで、ご一読を。(ト?)
「目標を一つに定めてきちっとやらなきゃ」
「それより、いろんな自分発見にチャレンジしてみる方が楽しいんじゃないの」
「でも、そんなゆとりもないし。やっぱりケ・セラセラかな」
「意気地なし!ねえ、ちょっとこの本読んでみない。人生いろいろあるみたい」
いつも別々の私と話している。
『おこしやす 京の女将さん』
編/京都新聞社
千二百年の歴史を誇る京都。その中で老舗の信用を守り続けて生活をしている101の店の女将たちが登場するこの本は、京都新聞夕刊の連載をまとめたものだ。
「さすが京都の女将」と、読む人をうならせるだけの優雅さが、各ページにあふれている。主人や大女将を立て、出しゃばらず、引っ込みすぎずに絶妙のもてなしをするのは並大抵ではないだろう。
聞き慣れた店も多いが、その店と女将を結びつけたり、新しい店、女将に魅了されたりと、読むだけで京都旅行のできる楽しい一冊である。(まあ)
「音しずく」
著者/竹下 八千代
23歳の夏、ドライブの帰り道、センターラインを越えてきた車との正面衝突。一瞬の事故により失明。突然、その身にふりかかったことに向き合い、苦しみながらも受け入れていく著者。
光のない中での、結婚、子育て。健常者には考えられない苦労があっただろうが、周りの人たちの協力を受けながら、自らの努力でその道を切り開いていく。
最後に著書には、こうしるしている。『何のために生きるのか。初めは何の答えも持たなかった私をここまで導いてくれたのは、紛れもなく目が見えないという障害でした。私にとって、障害は不幸の源ではなく、幸福の源になりました。』(かあか)
『ノンパラ パラサイトしない女たちの本当』
著書/山本 貴代
30代ひとり暮らし、結婚経験無し。そんな働く女性たちを「ノンパラ」と呼ぶをうな。
「パラサイトシングル」は、未婚で親と同居し、基礎的な生活基盤を親に依存している人たちで、マスコミなどにも取り上げられて、知られるようになってきたが、ノンパラの生態はいったいどのような人たちなのか。その実体は?
本書は10人のノンパラの城を紹介しながら、彼女たちの実像に近づく。ひとり暮らしを始めたきっかけはさまざま。自分の城を自分の力で守りながら、恋、仕事、結婚、出産など真摯に悩みながらも自然体で、しなやかに生きている。
女性の生き方は、「OL→寿退社→結婚・独立」だけではないことを教えてくれる。(わかめ)
『おひとりさま』
著者/岩下 久美子
女性がひとりでバーのドアを開ける。「あれ!? おひとりさまですか?」…女だってひとりで飲みたいときはある。
女性はいつもだれかと一緒にいないといけないの? もっと〈ひとりの時間〉を楽しみましょうよ。そんな思いから「おひとりさま向上委員会」を設立した著書。
本書は「おひとりさま」を充実させるために入りやすい店や宿泊施設をリストアップ。また〈ひとりを楽しむ〉ということは…
これからの時代を生きる、全ての女性に熱いメッセージがこめられている。(ぽん)
『お母さん、ノーベル賞をもらう』
著者/シャロン・バーチュ・マグレイン
20世紀にノーベル賞を受賞した14人の女性の物語。並はずれた頭脳を持って生まれた彼女たちでさえ、男性と一緒に研究することも、講義を聴くことも許されないという、今では考えられないような扱いを受けた。しかし、それを彼女たちは少しも不幸とは思わず、目を輝かせて突き進み、やがてNO.1になっていく。だが、もしも彼女たちの能力を正当に評価する人々の理解と支えがなかったら…。
現在色々な用途に使われている放射能・DNAの発見なども、彼女たちの必死の研究のたまものである。「化学、物理なんて女性には無理。聞くのも苦手」と決めつけないで、ご一読を。(ト?)
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