ふるさととくぢは、地域の人に一軒ずつ配布される地域の広報紙です。
毎月、皆様に徳地の森のことをお届けします。
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毎回160文字の限られたテキストですが、
とっておきの森と、ささやかなエピソードを添えて、地域の方がちょっと誇らしく思ってもらえるように徳地の森のことを紹介します。
第22回は、「焚き火でぬくぬく冬キャンプ」です。
焚き火、と一口に言っても、最近やられたことない方、多いかもしれません。
農家さんが刈り払った草をよく乾かして、田んぼの畔で火をつけたりするのでない限り、意外と野外で火を使うことは、少なくなってきていると思います。
火を使う、たしかにそれは危険を伴うことなのですが、逆に火を使わなければ、今で言うところのおいしいものを食べたり、暖をとったり、と言うことはできなかった。
火を使いこなすことから、人類の進歩が始まったと言う人がいるかいないかわかりませんが、それほど当たらずとも遠からず、だと思います。
そのDNAのせいか、私たちは、なぜか火をみると見入ってしまうような気がします。
オンライン会議のギャラリー表示の前では、なぜかこわばってしまう私たちが、なんとなく、焚き火の日の前に腰を下ろすだけで、飽きない感じ。数人で火を囲めば、言葉を交わさなくても、寒さの中で火をわけあう、一つのグループになれます。
そこで、温かい飲み物を飲んだり、お互いの労を労ったり、火を囲んで輪になる、と言うのは、太鼓の昔から、関わりを深め、大切な絆を深めたのだと思います。
最近では、焚き火のライブとか、ストリーミングで放送している人もいるとか。
それくらい、火と言うものは、人の心を直接温める。
そう言う魅力がありますね。
何が言いたいかと言うと、その焚き火の魅力を一番実感できるのが、
冬キャンプ、と言うことなのです。
枝を集めて、うまく組んで火を起こす、パチパチと弾ける音に、心ほぐれる。
それも森林セラピーだと言っていいんじゃないかと思うのです。

Posted by 松本 at 23:40 | ふるさととくぢ連載〜森のことこと | この記事のURL | コメント(0)