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「東大寺再建のふるさと」と称される徳地の森は
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【6月13日(土)山口新聞東流西流〜森の案内人藤井朝子さんのコラム〜ハナイカダ】[2020年06月13日(Sat)]
いつもお世話になっている山口新聞さんの東流西流に、森の案内人藤井朝子さんがコラムを執筆、
6月13日(土)に掲載された今回7回目、タイトルは「ハナイカダ」です!

5月2日から毎週土曜日、9回にわたり、藤井さんの文章が掲載されます。
山口新聞のページはこちら(全文を読むには別途会員登録が必要です)

山口新聞本誌をご覧になれない方は↑のウェブページをぜひご覧ください。


IMG_1882.jpeg

当て字かも知れないが、「花筏」がピッタリの木である。
私がこの木と出会ったのは30年以上前だ。
花好きの知人から小さな苗をもらい、庭の裏に植えた。
花も実もかわいらしいからと聞いて楽しみにしていた。

何年か経ち、葉っぱのまん中に淡い黄緑色の小さな花が咲いた。
名前の通り花が葉っぱのイカダに乗っている。感動した。
毎年、毎年花は咲くけれど一向に実がつかない。
不思議で不思議で、知人に尋ねた。
「花は咲くけど実が出来ないのはどうして」
「そんな事はないと思うよ。そのうち実がつくようになるいね」

その頃に出会った樹木医でもある先輩から「雌雄異株」について教えられた。
ハナイカダも例外ではなかった。
という事は、私の家の1本は雄木なのか。それなら雌木も見てみたい。
もやもやを抱きながらの日々。

案内人になってまもなく、セラピーロードのフィールド調査を兼ねた勉強会があった。
滑山国有林内の沢に沿う林道のコースは木漏れ日が差し込む心地よい空間。
沢にも降りた。「癒やされる」
復路で見つけたハナイカダ。
「これ雌木だから実がつくよ」
目が点になっていたと思う。心の中で「ラッキー」
出会いはあっけなかったけれど、私にはその日一番のおまけだった。

Posted by 松本 at 22:44 | メディア掲載 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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