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「東大寺再建のふるさと」と称される徳地の森は
全国で第一期に認定された森林セラピー基地です。
人・森・地域の元気を育む、私たち森林セラピー山口のブログです。

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【3月15日(水)奈良に行く徳地中学校の修学旅行の事前学習的な森歩き】[2017年03月15日(Wed)]
森林セラピー基地で活動する森の案内人の会、奈良に行く徳地中学校の修学旅行の事前学習的な森歩きを担当する。

実は結構最近に、ご相談を受けたのですが、修学旅行の可能性を検討したこともあり、日本ジャンボリー徳地プログラムの経験もあり、短期間で、プログラムを作成することが出来ました。

元より、徳地の森のこと、徳地の子どもたちに知ってもらいたいということは、私たちの願いでもあり、むしろ一番にやらなければいけないこと。
ふとしたきっかけで、こうした機会をいただいて、うれしい感じ。

奈良東大寺大仏殿は、世界最大の木造軸構造建築物、そして国宝となる南大門の仁王像は、平成の解体修理の際に、徳地から運ばれた木材でできていることが明らかになっています。
そしてその時代の歴史は、重源上人だけでなく、源頼朝・義経、西行法師などなど、いろいろ幅広い関わりがあるのです。
この企画の目標は、東大寺再建の歴史のスゴサを学ぶ、歴史は意外と身近であるという事実に気づく、森ってすごいってわかる、という三つのことを掲げましたが、どれだけ子どもたちに通じたかどうか・・。

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きれいな輪になって、今日担当する森の案内人の自己紹介からスタートです。

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最初は、800年前から伝わる石風呂のご紹介。
この時代、この場所に残る歴史の遺産。
目を閉じれば、800年前にひとっ跳びできるかも。

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ここからは三人の案内人のグループに分かれて徳地の森を味わいます。

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全国で最初に基地認定のための生理実験を行い、第一期に認定された森林セラピー基地
みんながまだ4歳のとき、このまちでそういうスタートがあったのです。


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トイレには、いらっしゃいませの看板。
山口市で活躍のイラストレーターtaecoさんのイラストが、みんなをお出迎え。


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シカの食害にあわないこともあり、奈良公園には馬酔木(あせび)の木が茂っています。
修学旅行先でも、アセビ、探してみてほしいですね。

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馬酔木とかいて、アセビ。たわわに咲く花、花。

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静かな場所で深呼吸。
沢沿いに流れてくる風を感じて、ゆっくり吐き切ると・・・、
体が求める分だけが入ってきて・・・、
気持ちがいい、森の香りがいい、感想がこぼれます。

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豊かに水をたたえた大原湖。
今ではダムになっているそこに村があって、そこから遠く奈良まで木を運んだ。
それはおそらく間違いなくて、そんな歴史があったということ。

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ビュースポットでは、鳥さんがいないのを見計らって
大きな声を出して山びこを呼びます。
「テストで100点取るぞー」の声に
こだまが帰ったかどうか、「とるぞー!、とるぞー・・、とるぞー・・・。」

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トンネルくぐり抜けての
サツマイナモリ 咲き始めです

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こちらの シロショウジョウバカマも
咲き始めです。

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トンネルは、一番盛り上がった理由は・・・。
内緒にしたほうがいいかも、盛り上がること限りなし。。

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雨の降るなかでの説明、もうすぐゴール。
皆様真剣に聞いてくださいました。
ここ、もう三カ月で、ホタルが乱舞する場所なんですよね。

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ここは、僧取淵。
筏の操作を誤った重源上人の弟子、蓮華坊が、淵に投げ出され、命を落としたと言われる場所。
筏がぶち当たった岩を僧取岩、蓮華坊が命を落とした淵を僧取淵、水底に埋まった木を坊主木と言います。
雨が少ない晴れた夏は、この坊主木に、縄をつけ、みんなで引っ張り雨乞いの神事をしたそうです。

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森の案内人Oさんによるの佐波川関水の説明、
ロープによる大木のサイズの体験、
目に見えないものを有らしめる説明・・・、いい説明です!

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どうしてこの関水が大量に必要だったのか、
わかりやすく図解で説明します。
そして、この関水を通った木で東大寺南大門が出来ている、かもね。

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子どもたちからは、実はいろんな感想が、
まちの歴史を知る、実はいろいろ思うところがあるのかも。
私たちが伝えきれていないことを受け取ってくれているのかも。

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佐波川ダムは、発電・防災・灌漑・工業用水などの用途がある多目的ダム
ほかにも健康や、リラックスや、自然体験活動の場となるなど、いろいろな恩恵を与えてくれます。

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一同、バスに乗り込み、給食時間に間に合うように帰ります。
この日の修学旅行の事前学習、参加された方、保護者の方のイメージにあっているかどうか、心もとないところもありますが、それでも、こうした機会が出来て良かったです。

森林セラピー山口の森の案内人の会、このまちの子どもたちが、遠く奈良まで行く前の修学旅行の事前学習のお手伝いをするなんて、なんだかとても幸せな関係でいい感じ。
そう、実は私たちはこうした試されごとを得意としています。

森でこういうことがしてみたい。
こんな森歩きがしてみたい。

そういう想いや企画がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
そして、おもったよりもそういうこと、出来ちゃうものなので、そういう夢とかイメージとか、膨らませてもらってご相談いただけたら嬉しいです。

皆様からのご来訪を心からお待ちしています。

Posted by 松本 at 22:07 | 森の案内人との森林散策 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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