• もっと見る
« 2012年09月 | Main | 2012年11月»
<< 2012年10月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
シミンズシーズのクレド「たのしいのタネを育てる5つのチカラ」 [2012年10月13日(Sat)]
10月1日に法人名を変更してから、早2週間が経ちました。
シミンズシーズの法人名変更に合わせて、これまで朝礼で唱和していた「行動指針」もリニューアルし、ちょっとかっこよく「クレド」を作りました。
「クレド」とは「信条」のことで、自分たちが大事にしたい「想い」です。
新しく作ったクレドをご紹介したいと思います。

シミンズシーズのクレド------------------------------------

「たのしいのタネを育てる5つのチカラ」

私たちシミンズシーズは、私たち自身が「市民」という役割をたのしめる自律したシミンであるとともに、シミンのたのしいのタネを育てるための5つの力を発揮するプロ集団です。


■受け容れ力―多様なタネを受け止め、受け容れよう
シミンのたのしいのタネには、色んなタネがあります。私たちは立場、背景、想い、信条、意見、考え、それぞれの異なる声を大切に受け容れます。

■巻き込み力―巻き込んで自分ごとにしよう
巻き込んで新しいつながりをつくること、自分ごとにしていくことは、タネが芽を出す一番のきっかけになります。私たちは常に多くのシミンとともに活動します。

■共感力―笑顔で想いに共感しよう
タネは共感によって光を得、輝き伸び続けます。私たちはいつも笑顔で想いに共感し、1人ひとりの魅力を引き出します。

■高まり力―成長し続ける私たちでいよう
私たち自身がいきいきと成長していれば、そこに自然と周囲をもさらなる高みへと押し上げる風が生まれます。常に私たちは学び、新しいことに挑戦し続け、さらなる高みを目指します。

■創造力―これからの時代をつくる仕事をしよう
創造力はタネをより強く丈夫に育てるエッセンスです。タネがしっかりと根を生やすことができるよう、私たちはこれからの時代をつくる担い手として、常に新しい視点で創造的な仕事をします。

---------------------------------------

クレドをどのように使っているかというと、毎朝の朝礼の際、みんなで唱和しています。
さらに、1週間に1度「クレドルーティン」の日があり、クレドルーティン担当のスタッフが1週間にあったクレドに合った出来事を紹介します。
そして、他のメンバーもグループに分かれて、この1週間、クレドにあったどんな出来事があったのかを話し合い、共有します。
そうすることで、クレドが単なるお題目にならずに、みんなの中に腑に落ちていくわけです。

いつもクレドを読むと、「はっ!今日もしっかり新しい社会を創る仕事をしなければ!」と気合が入ります。
クレドが格好だけにならないように、頑張りたいと思います。
これまでの「シーズ塾」と次回のご案内 [2012年10月08日(Mon)]
皆さま、こんにちは。
シーズは、2010年からボチボチと勉強会を続けています。
積み重なって、次回の開催分で18回目となりました。

普段どうしても現場のことばかりでいっぱいいっぱいになってしまいがちですが、やはり活動をするにあたって、その背景や歴史などを学問として勉強しておくことが大事です。
私自身もNPOで仕事をし始めてから、大学院に通い始めました。
大学院で勉強する中で、今社会全体がどのように変化しているのか、その中での我々NPOの位置づけなどを知ることができました。
そんな場をうちのスタッフにも、地域の皆さんにも提供したい、そんな想いでスタートしたのが、このシーズ塾です。
1時間ちょっと先生から講義いただいて、あとの時間は参加者と先生を交えてディスカッションしています。
少しアカデミックな庶民塾ですので、お気軽にご参加ください。
参加を希望される方は、シミンズシーズ(079-422-0402)までご連絡ください!

pic.JPG


次回は、、、
◆日時:2012年10月22日(月)18時30分〜20時45分
◆場所:東播磨生活創造センター「かこむ」
◆内容:「NPOと経済社会学−社会保障制度とNPO−」
◆講師:藤岡秀英氏 神戸大学経済学研究科准教授

---------------------------------------------------------------
少しこれまでのシーズ塾を整理しましたので、報告します。

第18回「NPOと経済社会学−社会保障制度とNPO−」
(講師:藤岡秀英氏 神戸大学経済学研究科准教授)2012/10/22

第17回「NPOと経済社会学ー福祉国家から福祉社会へ―NPO本来の役割―」 
    (講師:藤岡秀英氏 神戸大学経済学研究科准教授)2012/09/24

第16回「NPOと経済社会学コミュニティづくりのための経済社会学」
    (講師:藤岡秀英氏 神戸大学経済学研究科准教授)2012/08/27

第15回「『コミュニティ』と『市民力』、その本質と課題〜コミュニティ・ビジネスの意義〜」
    (講師:久隆浩氏 近畿大学総合社会学部教授)2012/02/14

第14回「『コミュニティ』と『市民力』、その本質と課題〜まちづくり井戸端会議の意義〜」
    (講師:久隆浩氏 近畿大学総合社会学部教授)2012/01/17

第13回「『コミュニティ』と『市民力』、その本質と課題〜なぜ、今『市民主体のまちづくり』なのか〜」
    (講師:久隆浩氏 近畿大学総合社会学部教授) 2011/11/08

第12回「『コミュニティ』と『市民力』、その本質と課題〜なぜ、今『コミュニティ』が重要か〜」
    (講師:久隆浩氏 近畿大学総合社会学部教授)2011/10/11

第11回「『新しい公共』時代のNPO〜NPO・市民社会の未来を築く〜市民公益税制実現−これからの日本の寄付文化−」
    (講師:実吉威氏 認定NPO法人市民活動センター神戸理事・事務局長)2011/08/19

第10回「『新しい公共』時代のNPO〜NPO・市民社会の未来を築く〜『改正NPO法成立』−どうなる?NPOのこれから」
    (講師:実吉威氏 認定NPO法人市民活動センター神戸理事・事務局長)2011/07/12

第9回「分権型社会と住民自治の課題ー市民自治の担い手と市民力向上の課題ー」
    (講師:松本誠氏 市民まちづくり研究所所長)2011/01/25

第8回「分権型社会と住民自治の課題ー参画・協働と自治、議会基本条例ー」
    (講師:松本誠氏 市民まちづくり研究所所長)2010/12/10

第7回「分権型社会と住民自治の課題ー地方自治と住民自治の現状と課題ー」
    (講師:松本誠氏 市民まちづくり研究所所長)2010/10/26

第6回「分権型社会と住民自治の課題ー地方分権と市民自治の系譜〜歴史的転換期20年を振り返るー」
    (講師:松本誠氏 市民まちづくり研究所所長)2010/09/29

第5回「中間支援組織の役割」
    (講師:今田忠氏 市民社会研究所所長)2010/07/29

第4回「企業のCSR活動」
    (講師:今田忠氏 市民社会研究所所長)2010/06/28

第3回「NPOは多元社会を超えられるか」
    (シーズ加古川事務局長 柏木登起の修士論文発表) 2010/04/23

第2回「市民社会とは何か?」
    (講師:今田忠氏 市民社会研究所所長)2010/03/24

第1回「「国家・市場・市民社会」
    (講師:今田忠氏 市民社会研究所所長) 2010/01/25
明石清水高校「くらしと環境」の授業のこれまでを振り返って [2012年10月06日(Sat)]
この4月から明石清水高校「人と環境類型」というコースの授業に関わらせていただいています。
今日10月6日、これまでの学習成果発表会が開かれました。
この「人と環境類型」の授業の中で学んできたこと、気づいてきたこと等をパネルディスカッションという形で発表。
生徒皆さん、一人ひとりのとても成長した姿を見て、とても嬉しく感じられ、関わらせていただいたことに、とても感謝した1日でした。

↓写真は、パネルセッションの様子。皆さん4月当初とは見違えるくらい立派な姿で発表してくれました。
shashin.JPG


さて、私がどんな関わりをしてきたのかを少しご紹介したいと思います。
私は「くらしと環境」という授業を受け持たせていただきました。
授業の企画からプログラムづくり、授業の進行まで、先生方と一緒に創ってきました。
私がどのような想いでこのプログラムを作ってきたのか、今日の発表会用にまとめた文章の一部を紹介したいと思います。

ーーーーーーー
1.はじめに

 私のNPO法人が運営する若者しごと倶楽部には、毎日就職に悩む若者が相談に来ます。彼ら・彼女らは、いつも決まって「自分が何に向いているかわからない」「適職が見つからない」と言います。
 さて、「天職」や「適職」とは何でしょうか。見つかるものでしょうか。見つけるものでしょうか。2つの言葉の違いは、「見つかる」は他動詞、「見つける」は自動詞だということです。つまり、「見つける」のは自分自身で見つけるものであり、「見つかる」のは他の力によって「見つかる」ということです。では、「天職」や「適職」は、他の人に見つけてもらうものでしょうか。自分自身にどのような仕事が向いているのか、それ以上に、自分がどのように生きたいのか、それぞれ他人が決めてくれるものではなく、自分で見つけていかなければなりません。
 自分で「見つける」ことのできる力をつけること。今回の授業の一番の目的はそこにあります。自分のこれからのキャリアを自分自身でデザインできる力が、これからの自分自身の人生を豊かに生きていくために必要ではないかと考えています。
 私どもNPO法人シミンズシーズは、「市民ジリツ支援NPO」をコンセプトに、一人ひとりの自律と自立を支援しています。今回の明石清水高校での取り組みが、一人ひとりの皆さんの自律と自立につながればと思い、今回のプログラムに企画から関わらせていただきました。
 今回のプログラムを受講してくださった皆さん一人ひとりが、自律したエンパワメントを持った人として、自分らしく、豊かな人生を歩まれることを願っています


2.なぜこのプログラムが必要なのか

テレビを見ると、連日悲しいニュースが途切れません。地域や社会の中で、様々な問題が起こっている現代において、その問題を行政だけに任せておいても大丈夫、何とか解決できる、そんな時代は行政の緊迫した財政難とともに、終わりつつあります。一人ひとりが、地域や社会で起こる様々な問題の解決に主体的に取り組んでいく、そのような役割が市民一人ひとりに求められる時代にきているのです。つまり、行政だけが公共を担うではなく、市民や企業など様々な人たちみんなが公共を担う、そのような時代に変わりつつあります。
 今回のプログラムでは、地域や社会で起こる様々な問題解決に主体的に取り組んでいく人材を育成するために、問題解決能力、想像力、創造力、表現力、コミュニケーション力などを養うことを目的にプログラムを企画しました。
 「保育士になりたい。」と言っている生徒さん達に理由を聞くと、みんな同じように「子どもが好きだから。」と言います。そして、「他には?」と聞いても、それ以上に答えが出てきません。なぜ保育士になりたいのか、保育士がどのような仕事なのか、そのやりがいは何なのか、そしてそれ以上に、保育士という職業につき、社会の中でどのような役割を果たすのかということを考える力をつけてほしいと思っています。皆さんが、社会の中で自分の役割を見つけ、これからの自分のキャリアをデザインできるように願っています。


3.このプログラムで大切にしていること

1)答えを自分の力で導き出す
 今回のプログラムを実施するにあたって、何よりも大切にしてきたことは、「一人ひとりの主体性を伸ばす」ということです。今回のプログラムは、多くの参加型のワークから構成されています。知識を教えられるという一方通行の「学び」ではなく、一人ひとり自分で考える中での双方向の「学び」を大切にしています。インターンシップ先に行くこと一つとっても、自分で調べ、自分で先方とやりとりをし、自分で段取りしてもらうように促しました。
 社会に出ると、答えが決まっているものばかりではありません。自分で答えを考え、導き出さなければならないことも多くあります。今回のプログラムにおいても、答えを予め用意しておくのではなく、自分で導き出してもらえるよう、一人ひとりの考える時間を大切にしました。

2)深く考える
 効率よく、合理的にということが最優先にされる最近の社会では、あまりじっくりと考えてみる時間が少ないのかもしれません。進路を考えるということは、言葉どおり、自分の進む道(路)を考えること。その進路を「選ぶ」という単純な考え方ではなく、深く悩んで考えてほしいと考えています。そのために、今回のプログラムでは、「なぜそう考えるの?」「○○についてはどう思う?」と、一つひとつの物事について問いかけ、「考える」ワークをたくさん行いました。ワークシートを書いたり、グループワークをして仲間と話をしたりする機会が多かったことは、今回のプログラムの大きな特徴です。

3)失敗から学ぶ
 高校生が活動する際、見守る側である保護者や教師といった大人達は、知識や経験から先回りして、「このままだとこんな失敗をしそうだから、事前にフォローしておこう。」と事前にお膳立てしまうことがあります。子ども達が転ばないように、目の前にある石をどけてしまっているのです。
 今回のプログラムでは、生徒達が失敗しないようにと、事前に先回りをして、環境を整えることはできる限り避けてきました。それは、失敗することからの「学び」は、とても重要であると考えているからです。失敗したことによって、「なぜうまくいかなかったのだろう。」「もっとうまく進めるためにはどうすればよかったのだろう。」と考えることができます。つまり、一人ひとりの失敗からの「学び」も大切に考えてきたのです。今回のプログラムは、すべてうまくできたというサクセスストーリーだけではないということがひとつの特徴と言えるかもしれません。

4)他者との関わり方を学ぶ
 最近の若者は子どもの頃に地域の人達と触れ合った機会が昔と比べて極端に少ない状況にあります。昔は親戚の集まりや近所付き合いを通して、他者とのコミュニケーションの取り方を自然と学ぶことができていました。しかし、最近では社会に出てから、いきなり自分と違う年代の方々と話をすることになり、どのようにコミュニケーションを取ればよいのかがわからないといった若者も少なくありません。そこで、今回のプログラムでは、仲間やゲスト講師の方々、インターンシップ先の方々など多くの方々と話す機会をたくさん設けました。学校という閉ざされた中だけではなく、多様な方々との関わり方を学ぶ機会を多く取ることができたのではないかと思います。

5)「自分」という個性を活かす
 自分らしい、豊かな人生を歩むためには、「自分」という個性をどう活かすかという点は大切なポイントです。そのためには、人前で「自分」を出せなければなりません。今回のプログラムでは、グループワークを通して、「自分」をみんなの前で表現する場をたくさん設けました。グループワークを重ねることによって、「自分という一人の人間をみんなに受け容れてもらえる。」「自分を出しても大丈夫なんだ。」という考えにつながり、自己肯定感が高まります。その積み重ねによって、一人ひとりの「個性」が活かされ、伸ばされていくのだと考えています。

6)表現する
 一人ひとりが自分の考えていることを自分の言葉で表現するということは、社会人になっていくにあたって大切なスキルです。今回のプログラムでは、授業の中でも、人前で発表する機会をたくさん持ちました。また、学習成果報告会もパネルセッション形式をとることで、パネル1枚に、自分の「想い」を表現するということにチャレンジしました。一人ひとりの個性がパネルに表われているのではないかと思います。


4.これまでの成果

 これまでのプログラムを通して、少しずつ皆さんの成長を感じます。4月17日の最初のプログラムの時には、30秒で友達の自己紹介をするという「他己紹介」も、十分に発表できませんでした。インターンシップ先で何を学んで来るのかという発表をした時も、1分という時間を自分の言葉で話し切れたのは、16人中1人だけです。しかし、このような機会を繰り返す中で、少しずつ皆さんの表現力が高まってきて、人前で自分の意見を言えるようになっているように思います。
 また、一つひとつの事象に「なぜなのか」「どういうことなのか」という背景などを考える力がついてきている姿が見られます。視野が広がり、様々な角度から物事を捉えることができるようになってきたのではないでしょうか。
 しかし、まだまだこのプログラムは走りはじめたばかりです。皆さんはもっともっと磨けば光る力を持っています。これからの社会において、一人ひとりが自分の力で考え、行動することが求められてきています。今、人と環境類型の皆さんは、そんな力を身につけつつあるのだと思います。社会の中での自分の役割を見つけ、羽ばたいてくださることを期待しています。
法人名を「シミンズシーズ」に変更しました! [2012年10月01日(Mon)]
皆さま、いつもシーズ加古川を支えてくださって、ありがとうございます。
以前からお伝えしているとおり、10月1日に法人名をシーズ加古川を改め「シミンズシーズ」に変更しました!

シミンズシーズ白抜きA.jpg


法人設立10周年を迎え、新たな10年をスタートさせるにあたり、改めて法人のブランディングを行いました。
その上で、ビジョン、ミッションの言葉も刷新しました。

ー☆ー★ー☆ー★ー☆ー★ー☆ー★ー☆ー
VISION 誰もが「市民」という役割をたのしめる社会へ
MISSION 「シミン」の自律と自立を支援する

誰もがひとりの「市民」として、自らの意志で社会の中に役割を果たすことができれば、あらゆる問題も自分たちで解決していけると私たちは考えています。
しかし、めまぐるしく変化する大きな社会の問題に、わたしたち"シミン”はそれらの問題解決に向けた想いや、動き方を見いだせずにいます。
そこで必要なのは、自らを律する想いを持ち、自ら立つ方法を学ぶこと、
つまり、社会の課題を感じ取り、考え、自ら行動することをたのしめることだと思います。
そのためにわたしたちは、「シミン」の自律と自立をたのしく支援します。
誰もが「市民」という役割をたのしめる社会を目指して。
ー☆ー★ー☆ー★ー☆ー★ー☆ー★ー☆ー

市民の自律と自立を支援するために、次の10年も頑張ります!
皆さま、どうぞ新たな1歩を踏み出したシミンズシーズをどうぞよろしくお願いします!!

pic.JPG