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平成22年度が終わりました [2011年03月31日(Thu)]
とうとう平成22年度という一年が終わりました。
また、この一年も色んなことを感じ、色んなことを考えさせられた年だったと思います。

シーズ加古川にとって、20年度は東播磨生活創造センターの委託事業が始まり、新たなスタートを切った年、21年度は組織の体制を整備し、基盤強化を図った年でした。
そのような中、22年度は様々な事業内容を拡充させ、充実させられた1年だったのではないかと思っています。

東播磨生活創造センターの委託事業を開始してから、丸3年が経ちました。
23年度は次の3年に向かって進むための大事な1年です。

以前のブログに書いたように、マネージャー合宿で次の3年に向けて何をしていくべきなのか?という議論をしました。
合宿での議論が単なる議論で終わらないように、より充実させられる1年にしなければいけません。

23年度はさらにパワーアップする飛躍の1年にしたいと思っています。
23年度もシーズ加古川の活動を支えていただけますよう、よろしくお願いいたします。
神戸復興塾「3.11支援集会」 [2011年03月30日(Wed)]
29日は、神戸復興塾の「3.11支援集会」に参加してきました。



「神戸復興塾」は、阪神・淡路大震災直後に大学の研究者、医師、建築家、ジャーナリストなどが自発的に結集し、復興のあり方や具体的な支援策を議論する場として作られた組織で、現在も下記の方針によって、様々な活動をされています。

<復興塾の活動方針>(ホームページより抜粋)
・復興塾フォーラムの開催 塾内外の講師を招いて新鮮で洞察力に富んだ問題提起をお願いし、参加者による自由な討論を通して相互啓発と交流を図る。
・復興塾公開講座の実施 グループ単位で受講生を受け入れ、まちづくりの現場で講義や演習を開催するほか、ボランティア体験や復興関連施設見学の機会を設ける。
・震災復興支援情報ネットワーク構築 現在ホームページの開設や電子会議室の運営を進めているが、将来はデータベースの整備や情報発信の充実を目指す。
URL:http://www.kobe-machiken.org/juku/juku01.html

今回の東日本大震災においても、神戸復興塾としては阪神・淡路大震災での経験や復興のノウハウを活かそうと「3.11支援集会」を随時開催し、様々な取り組みを行っていこうとされています。

今回の集会でも、様々な意見交換がされました。
具体的には、兵庫県に避難され、移住される方々をどうサポートしていくかということで、「県内応急仮設住宅入居者に対する支援プロジェクト」を実施していこうという動きなどです。

このように自分たちでできることを精一杯動こうとしている取り組みこそ、行政や企業ではできない重要な取組みなのだと思います。
東播磨地域でも、「何かできることはないか」と考えられている方々の力を集めて、支援のために動いていける体制づくりを作らねば、、、と改めて感じた1日でした。
自分で動こうと思う力 [2011年03月29日(Tue)]
先日、希少難病の子どもを持つお母さんからご相談のお電話がありました。
このお母さんの子どもさんは希少難病ということで、世界中で500人しか発症していない極めて稀な病気にかかっているということ。
難病というだけでも大変つらいことなのに、この子どもさんは「希少」難病ということでした。

「希少」であると、その病気について研究する研究者がほとんどいない。
研究する研究者が少ないと、当然治療方法の研究が進んでいかない。
治療方法の研究が進まなければ、治療ができない。
本当に病気のことを理解してくれ、研究しようと思ってくれる研究者が見つからなければ・・・と、そんな状況だということでした。

けれども、そんなお母さんのお話は、諦めかけていたけれど、まだ諦めてはいけない。
何か動いていくと変わってくるかもしれないから、動きたい。
動くためにはどんな風に動いていけばいいだろう?というご相談でした。

我が子が希少難病を持つということは、とても言葉では言い表せないくらい、お母さん自身も苦しんで来られたと思います。
私がこんな風に文章で書くことも浅はかで申し訳がないです。
普通だったら、「何でこんなことに、、、。」とか、「私ばっかりがなぜ?」と悩んでばかりになるでしょう。
けれども、このお母さんは自分から動こう、変えていける可能性はゼロではない限り、諦めずにやっていこうとされています。
そんなお母さんのお話にとてもとても感動しました。

そして、そんなお母さんがこんな風にご相談にきてくださったこと、頼ってきてくださったことを
ありがたいと思いました。
私ができることは少ないかもしれませんが、できる限りそんな風に頑張ろうとされているお母さんの後押しがしたい!と思います。

明石では、同じように「希少」の難病の子どもを持つお母さんが動き、多くの人に状況を伝え、署名を集めたりしたことで、難病指定され、研究が進み、治療方法が確立できそうだという事例があります。
「希少」である病気を出来る限り多くの人に知ってもらい、多くの人の共感を得て、その「想い」を研究者に届けられるのかが大事なのです。

私のつたない文章力では、伝えきれないことをとてもとても悔しく感じます。
こんな風に何か行動を起こそうとされている「想い」をこれからも大切にしていきたいと感じたのでブログに書きました。
このお母さんの「想い」ができる限り多くの人に伝わり、この子どもさんの治療が進むことをお祈りしています。
若者しごと倶楽部のコンペ [2011年03月26日(Sat)]
当法人の事業の中で、生きがいしごとサポートセンター播磨東の事業、若者しごと倶楽部サテライト播磨の事業、この2つについては兵庫県からの受託事業(正式には生きサポは補助事業)であるため、1年ごとにコンペがあります。
例年、3月になるとコンペの申請時期になるので、次の年の受託に向けて、申請書を書き、プレゼンテーションの準備をするという流れになります。

今年についても例年通り、担当のスタッフを中心に、コンペの準備を行ってきました。
毎年、コンペの準備を通して、改めて事業を振り返ることができます。
また、スタッフの成長と、事業内容が年々濃くなっていることを感じます。

今年も若者しごと倶楽部のコンペは担当のスタッフが一人で準備を重ねてきました。
当然事務局長として若干のアドバイスはしたものの、ほとんど自分自身で考え、プレゼンの準備をしてくれました。
そして、プレゼンテーション当日。
責任感とプロ意識からの彼女の緊張感が彼女の横にいて、ひしひしと伝わってきます。
今回はライバルとなる競合相手がいたものですから、彼女のプレッシャーはとてもとても大きなものだったと思います。
けれども、そんなプレッシャーをはねのけて、見事素晴らしいプレゼンテーションをしてくれました。
彼女自身ではそれほど満足いくものではなかったかもしれませんが、そんな責任感とプロ意識を持って一つひとつをやりきろうとしているスタッフと一緒に仕事ができること、そしてそんな彼女の成長がとてもとても嬉しいと感じた1日でした。

23年度も若者しごと倶楽部サテライト播磨、生きがいしごとサポートセンター播磨東とも、継続して実施することとなりました。

よりパワーアップした事業内容を行っていきたいと思っています!
23年度もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
NPO法人会計基準勉強会in淡路を開催しました [2011年03月23日(Wed)]
以前からお伝えしているように、昨年7月にNPO法人会計基準が完成しました。
今現在、少しずつですが、その取り組みが広がっています。

今回は淡路島のNPO法人に向けて、会計基準の勉強会を開催しました。



講師は当法人の李が担当しました。
李は長年企業で会計をしていたこともあり、企業会計についてはベテランです。
今回のNPO法人会計基準は、企業会計をベースに考えられているところがあり、企業会計になじみのある李からすると、とてもわかりやすい形になったそうです。



当日は19時〜という遅い時間だったにも関わらず、多くのNPO法人が参加してくださいました。
今後も、NPO法人会計基準の普及啓発に力を入れ、NPO法人の信頼性がUPするようなお手伝いをしていければと思います。

NPO法人会計基準を導入してみたい!とお考えのNPO法人の皆さま。
お気軽にシーズ加古川までご相談ください☆
被災地を応援するひょうごのNPO緊急集会を開催しました [2011年03月20日(Sun)]
以前からお伝えしていた【被災地を応援するひょうごのNPO緊急集会】を、本日の18時〜神戸の私学会館で開催しました。

なんと、参加者は160人!
当初、市民活動センター神戸の実吉さんと、兵庫県こそ集まりを作らなければ!ということで、今回の緊急集会の企画をしていた時は、30人くらい集まって情報共有したり、ネットワークを作れるといいよねというお話をしていたのですが、こんなにも集まるとは!!

会場も当初予定していた部屋から急きょ大きい部屋に変更しバタバタの中スタートしました。



まずは、現地を見てこられた方々からのお話。
宮城県、福島県など、それぞれの状況、避難所での皆さんの声などを共有して下さいました。

その後は、兵庫県内で活動しているNPOの取り組みを発表しあいました。
それぞれ各々で、すでに様々な取り組みをされています。
「フリマの売上を義援金として寄附している」
「救援物資がかなり集まっているので仕分けボランティアを募集している」
「被災された方々の受入を支援する準備をしている」
「物資を仕分けするために大きな倉庫を借りているので、仕分け作業のボランティアや物資の提供を募集中」
などなど、すでに活動している内容のお話や、ボランティアの募集、様々な意見が出されました。



皆さんの熱い想いがジリジリと肌に伝わってきます。
会場はものすごい熱気でした。
兵庫のNPOパワーのすごさを改めて感じる1日でした。

今回の震災で改めて、情報のすごさを感じます。
大阪ボランティア協会さんが取りまとめてくださっている関西の震災支援を行うNPO等が入っているメーリングリストがあります。
先日、このメーリングリストで「タンクローリーを探しています!」というメールが届きました。
私は「えぇ!?タンクローリーってどうしたら借りられる?誰に頼めば…」と悩んでいましたが、多くの方々に一斉に配信されるメーリングリストを活用すれば、その情報は一気に多くのNPOの方々に届き、次の日にはタンクローリーは借りられたとのことです。

今回のひょうごのNPO緊急集会でもとりあえず、メーリングリストを作って情報を共有していきましょうということになりました。
(緊急集会には参加できなかったが、メーリングリストで情報共有したい!とお思いの方は、t-kashiwagi@npo-seeds.ne.jpまでご連絡ください。)
つながるところはつながって動くことで、それぞれの活動がもっと活発になればよいと思います。
今回の震災からの復興には本当に長い年月がかかります。
息の長い支援ができるよう、これからもこのネットワークが大いに活用できればと思います。

今回の緊急集会の模様は、Ustreamでご覧いただけます。
こちらのサイトをご覧ください。
http://www.ustream.tv/channel/netlive-tv

Twitterでも当日の内容を随時発信しました。
ハッシュタグ #hyogo_vol で検索ください。
被災地を応援するひょうごのNPO緊急集会のご案内 [2011年03月16日(Wed)]
今回の大震災で被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
そして、多くの方々が今回の震災に心を痛めていらっしゃることと思います。

兵庫県は16年前に阪神淡路大震災を経験しています。
阪神淡路大震災で全国各地の方々から多くの支援をいただきました。
その時の経験と、支援や復興へのノウハウをこの東日本大震災で活かすことで、恩返しができるのではないでしょうか。

先日(3月14日)、大阪で緊急に、関西の中間支援組織やNPOが集まって、東北地震被災地支援に関する意見交換会が開催されました。
私は外せないスケジュールがあり、参加できなかったのですが、6府県から80名ほどが参加されたようです。
(内容はこちらで確認できます。動画もあり)
http://togetter.com/li/111827
http://ustre.am/vBen

このような会は各地で行われるべきだという思いもあり、今回認定NPO法人市民活動センター神戸さんなどと一緒に兵庫県版の東北地震被災地支援に関する緊急集会を下記のとおり開催することになりました。

大阪での会議がそうであったように、まずはNPOの皆さんが考えていること、行動していることを情報共有することを目的にした会にできればと思っています。
当日は、被災地の現地に視察してきた人が知り合いに何人かいらっしゃるということで、参加して報告していただけるよう調整中です。

「何をすればいいのか?」「どのような支援が必要なのか?」など、限られた情報の中で、色々と考えているNPOも多いと思います。
この緊急集会で情報を共有し、横のつながりを作ることで、一緒に力を合わせるところはネットワークを活用してつながり、個々に動く部分は各々で動くというようなことができればと思っています。

趣旨にご賛同のNPOの皆さまは、ぜひ、ご参加くださいm(_ _)m
また、より多くの方にこの会の開催をお知らせいただければと思います。
ただ、会場の関係で90人しか参加できませんので、当日は、インターネット生中継も予定しています。
生中継のご案内については、後日コメント欄にお知らせしますね。

【ひょうごのNPO緊急集会】
日時 2011年3月20日(日)18:00〜20:30
場所 兵庫県私学会館206号
神戸市中央区北長狭通4丁目3-13  TEL (078)331-6623
(元町駅東口から北へ2分)

参加をご希望の方は、下記の情報をメールまたはFAXでご連絡ください。
お申込み先は、「認定NPO法人市民活動センター神戸」さんです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
3/20緊急集会に
(  )参加する
(  )参加しないが、今後連絡はほしい
お名前(            )
所 属(            )
電 話(            )
メール(            )
━━━━━━━━━━━━━━━━━
送信先:E-mail:office@kobekec.net
ファクス:078-367-3337
━━━━━━━━━━━━━━━━━
東日本大震災に関して「何かしたい!」とお思いの皆様へ [2011年03月13日(Sun)]
先日のブログにも報告しましたが、東播磨生活創造センター「かこむ」では、今回の東日本震災(東北地方太平洋地震)を支援するための義援金の募集を行っています。

「何かしなくては…」とお考えの皆様!
ぜひ、募金にご協力ください。



今回の震災からの復興はこれから数10年かかると思われます。
広範囲な被害であるために、莫大な費用がかかります。
けれども、一人ひとりの少しの力が集まれば、きっと復興できるはずです。
1円でも多くの募金をお願いいたします。

そして、人が集まる場でイベントやセミナー等を実施される皆様!
自粛する方が多いようですが、むしろ、チャリティとして実施し、義援金を募りませんか?

皆さまの力を貸して下さい!
ぜひ、ご協力よろしくお願いいたします。

また、このブログでも何度かご紹介した、リサイクル形式の支援ショップ「FREE HELP」さんも明日から子ども服を100円で販売し、全額被災地へ寄附されます。
月曜日も臨時営業されるとのことです。
ぜひ、皆様「FREE HELP」さんへ足をお運びください。

【フリーヘルプ加古川店】 
営業時間:午後12時〜午後6時
定休日:日・月・火曜日
加古川市加古川町篠原町4-6
079-421-6009


【フリーヘルプ東加古川店】
営業時間:午前11時〜午後5時
定休日:日曜日
加古川市平岡町新在家29-7
079-421-3755


↓フリーヘルプさんのブログ
http://freehelp.exblog.jp/

↓フリーヘルプさんを紹介した私のブログ
https://blog.canpan.info/toki/archive/133

東北地方太平洋沖地震支援の募金にご協力ください [2011年03月12日(Sat)]
今回の地震・津波の甚大な被害は大変深刻です。
現地の皆様のご無事を願うばかりです。
被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

私たちに何かできることは、、、ということで、東播磨生活創造センター「かこむ」では義援金の募集をすることにしました。
受付カウンターにも義援金のための募金箱を設置しています。
ぜひ、募金にご協力お願いいたします!

東播磨生活創造センター「かこむ」で行われている様々な事業を実施するかどうか悩まれる団体さんも多くありました。
しかし、このような深刻な時だからこそ、人々が集まる場で、義援金を募ることができます。
本日も多目的パフォーマンススペース「たぱす」で実施されたイベントにおいて、多くの方が募金してくださいました。
各施設を持っている中間支援組織だからこそ、できることがあるのだということを改めて感じました。

さて、集めた義援金をどこへ寄附するかについてですが、現在検討中です。
災害救助法が適用されている地域とそうでない地域は大きな支援の差があるそうです。
適用されている地域は国からの支援も多く、またマスメディア等でも取り上げられやすいので、比較的多くの支援を受けることができます。
しかし、適用されなかった地域は、深刻な被害を受けているにもかかわらず支援が行き届かず、自治体の力のみで復興していかなければいけないのです。
そのような被害が深刻にもかかわらず、支援が行き届いていないような地域へ寄附できればよいなぁ〜とスタッフと話をしています。
まだ、具体的に決まっていませんが、寄附先はシーズ加古川のホームページで報告させていただきたいと思っています。

また、日本財団広報チームより、CANPANペイメント(クレジットカード決済)を使った募金による『CANPAN 東北地方太平洋沖地震支援基金』が設置されています。
1口2,000円から募金することができます。

『必要な時に本当に必要としている方々に迅速に届けることができる民が民を支える災害緊急基金』
http://canpan.info/open/news/0000006465/news_detail.html

このブログをお読みの皆様、ぜひ、ご寄附をお願いいたします。
経験が人を豊かにする [2011年03月10日(Thu)]
妹に子どもが産まれました。先日から実家に帰ってきており、妹が自然とミルクをやり、オシメを替えている姿を見てふとその時に感じたことを書こうと思います。

私や妹には、弟、従兄弟、親戚の子ども達がまわりにいたので、子どもにオシメを替えてあげるという行為は別に特別なことではなく、当たり前の自然なことです。
しかし、書店には、「初めての妊娠」、「初めての出産」、「初めての育児」という本が溢れています。
昔は、子どもながらに、妹や従兄弟、親戚、近隣の子ども達との関わりの中で、
どんな風にオシメを替えるといいか、
ミルクはどんな風にあげればいいか、
ミルクを飲んだ後にゲップをさせるにはどうしたらいいか、
お風呂にはどんな風に入れてあげる、、、
というようなことがわざわざ本など読まなくても、見たり聞いたりする中で、自然と経験を積めていました。

それが、核家族化によって、赤ちゃんのオシメをどんな風に替えるのかを見たことがない、むしろ経験したこともない⇒本を読まないとわからない⇒実際は本の通りにうまくいかない⇒自信をなくす⇒子どもを虐待してしまう、というようなことになってしまうのだと思います。

「経験」をすることで人々は育っていくはずなのに、その経験があまりにも少なくなってしまっているのが今の社会なのです。
つい最近まで「ゆとり教育」ということが言われていました。
「ゆとり教育」は本来、「ゆとり」の時間の中で「いろんな経験を積む」ことでなければいけなかったのに、経験を積む機会がないまま「ゆとり」の時間だけが作られてしまいました。
その結果、勉強もしない、その他の経験も積むこともない、学力は低下し、バーチャルな世界だけで生きてきたた子ども達が増えてしまったのだと思います。

私が神戸大学の大学院に通っていた時に、学部生の卒論発表で聞いた話ですが、引きこもりや不登校になる子ども達を分析すると、「料理をしたことがない」「食器を洗ったことがない」「ノコギリで木を切ったことがない」など、色んな経験を積んだことがないという割合が、そうでない子どもよりも圧倒的に多いという結果が数値的に分析されたとのことでした。

昔から「可愛い子には旅をさせろ」と言います。
旅をして、色んな「経験」をたくさん積んだ人ほど、豊かな人生が送れるのだと思います。
今の子ども達が守られた檻の中で何も経験できずに育つのではなく、いろんな経験の中で多くのことを学び、感じ、そして、豊かな人生を送っていける、そんな社会を実現しなければ・・・と改めて感じました。
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