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2010年が終わりました [2010年12月31日(Fri)]
2010年も残すところあと1時間を切りました。
今年1年、シーズ加古川の活動もいろんなことがありました。
2009年は組織基盤体制を整える1年でしたが、2010年は活動内容を充実させることができた1年であったと思います。

大きな成果としては、今まで以上により地域に密着することができたという点が挙げられます。
特に、今までブログでも書かせていただきましたKako-Styleの編集作業においては、地元加古川を愛する人々と一緒に、シーズ加古川のスタッフ全員で制作に関わることができました。
地域の方々に、シーズ加古川の活動を知ってもらうきっかけになりました。

その他の事業でも今年1年は様々な活動に参画させていただくことができました。
加古川ツーデーマーチ、東播磨市民活動フェスタとして3市2町のイベント、加古川楽市、若夢フェスティバルなどなどのイベントにも参加させていただきましたし、活動しておられる団体さんの現場へ足を運ぶ機会も多くありました。
地域とのつながりをより深めることができました。

相談業務の質を向上することができたことも、大きな成果であったと思います。
この1年で「傾聴」の訓練をロールプレイングによって、実施してきました。
「傾聴」とは何なのかという相談業務の基本的なところから、専門的な知識の習得まで、幅広いスキルアップを図ることができたと思います。
まだまだ十分とは言えませんが、相談業務に対応するスキルはこの1年でかなり深めることができました。

東播磨生活創造センター「かこむ」の有料施設の利用率もほぼ50%を切らずに運営することができました。
ある程度の一定水準を保ちながら、運営することができています。

NPO就職転職説明会の開催によって、コミュニティ・ビジネスやソーシャル・ビジネスへの就職支援の在り方の方向性を見出すことができました。
インターンシップの充実を図り、そこから雇用に結び付けるという流れを確立し、その成果も少しずつですが見えつつあります。

このようにふと振り返ってみても、どれをどう書いていいのか悩むくらいいろんな事業を展開することができた1年でした。
まだまだ課題は多くありますが、一歩一歩確実に進めている気がします。

皆様に支えられて、シーズ加古川はこの1年活動することができました。
2011年もさらに飛躍の年となるように、頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
公共施設の市民運営を考えるセミナーを開催します! [2010年12月30日(Thu)]
来る1月10日に「公共施設の市民運営を考える」セミナーを開催します!

かねてから、東播磨生活創造センター「かこむ」の指定管理者として運営上、これからの公共施設のあり方について考えさせられる機会が多くあります。
税収がどんどん減少する中、すべての公共サービスをすべて行政が行っていくことは、不可能です。
市民自らが運営そのものにも参画し、そして公共施設を上手に活用しながら、自己実現していくことが大事だと思っています。

そのような中、これからの公共施設運営について学ぶセミナーを開催します。
講師として、「公共施設の市民運営を考える調査プロジェクト」の調査研究報告書編集長であり、自ら参加型の様々なアイデアを企画実施している、NPO法人ハンズオン埼玉の西川正氏をお招きし、兵庫県や東・北播磨地域の公共施設の在り方や、市民参加型公共施設について考えていきます。
公共施設の運営に携わっている方も、これからの公共を考えたいという方も、お気軽にご参加下さい。



日程:2011年1月10日(月・祝)
時間:15時〜17時
場所:東播磨生活創造センター「かこむ」
講師:NPO法人市民活動情報センター・ハンズオン!埼玉 常務理事 西川正氏

---- NPO法人市民活動情報センター・ハンズオン!埼玉とは ----
ハンズオン(HANDS ON)とは、博物館などで、展示物をただ眺めるだけではなく、自身
が主人公となって、見て・触って・からだ全体を使って体験し、楽しみながら学ぶという
スタイルのことをいいます。一人ひとりの市民が、自分の暮らしやまちづくりの主人公に
なれるような「しかけ」がまちじゅうにあふれることを目指して活動しています。
--------------------------------------------------------

これからの公共施設のあり方を一緒に考えましょう♪
「Kako-Style」の想い [2010年12月27日(Mon)]
12月25日に無事に発刊しました「Kako-Style」。
多くの市民の方々が関心を持ってくださって、たくさん買っていただくことができています。
今日も、とある書店さんから在庫が少ないので持ってきて、、、ということで、お持ちしたら、「飛ぶように売れるとはこの事ですわ〜」とのお言葉。
淡路島や作用、芦屋、小野、なんと名古屋からも送ってほしいとのご連絡をいただきました。
多くの方々に手にとっていただけていることを大変うれしく思っています。
皆様、ありがとうございますm( _ _ )m

さて、そんな販売も好調の「Kako-Style」ですが、今日のブログはその発刊の想いを書こうと思います。

シーズ加古川の理念である「市民セクター」を確立させるということは、主体的に自分のまちは自分で創ろうと行動する「自律したエンパワーメントを持った市民」が一人でも多い社会を創るということです。
自分の手でまちを創っていく主体的な市民を増やしたい、そのためには「自分のまちが好き」と感じられる市民を増やさなければならないと考えています。

この「Kako-Style」は「ふるさと加古川を愛してもらいたい」そんな想いから生まれています。
「Kako-Style」の4年前に発刊した「新かこがわ事典」も、もともとはそのような想いからスタートしています。
ただ、「事典」スタイルだと、若い世代の方々からは敬遠されることが多く、どちらかというと高年齢の方々に読んでいただくことが多かったようです。
なので、この「新かこがわ事典」を公式テキストにした「かこがわ検定」の受講者の平均年齢も50歳後半とのこと。
もっと若い世代の方々にも「ふるさと加古川を愛してもらいたい」「加古川のまちを知ってもらいたい」との想いから、写真をたくさん使った雑誌スタイルで楽しく、読みやすいものにしようということにこだわりました。
一方で「かこがわ検定」の公式テキストとするために、内容は濃く、情報量の多さもこだわったので、完成したものは162ページとなりました。
結果としては、新かこがわ事典に掲載されていた内容も網羅していますので、情報量とすると新かこがわ事典以上です。
これが大きな一つのコンセプトです。
「Kako-Style」を読んでくださった方が、「加古川ってこんなまちやったんか〜」、「加古川ってええところやなぁ〜」と感じてくだされば幸いです。

そして、制作にかかるプロセスにおいても、多くの方々に参加してもらうこと。
これが大きなもう一つのコンセプトです。

「Kako-Style」にはたくさんの素敵な写真が使われています。
雑誌スタイルなので、写真が大事なのですが、この写真もほとんどすべて、実は素人の市民が撮った写真なのです。
デジカメで写真を撮ることを趣味として活動されている「写遊会」や「加古川風景写真クラブ」の皆様にご協力いただきました。
最初は、趣味で撮っている写真とは違うので、「難しいなぁ〜、そんなん撮れるかなぁ〜」とおっしゃられていましたが、いざ動き出すと皆さんのパワーはすごい!!
いろいろと工夫されて撮ってこられたり、「こんな写真もあるけどどうや?」と持ってきてくださったり、、、

かこがわ検定上級合格者で作った「かこがわ人の会」のみなさんや、兵庫大学の学生さん、シーズ加古川のスタッフなど、総勢80名近くの市民の方が取材や写真撮影に関わってくださいました。

取材にご協力いただいた方々もたくさんの情報や写真、資料を出し惜しみせず、提供してくださいました。
「こんなんもあってなぁ〜」とか、「昔はこんなんやったんや」とか、、、
昔話に花を咲かせて、時には取材時間が何時間もかかることも。

事務局をさせていただいた私は、改めて市民のパワーのすごさを感じました。
本当にたくさんの市民の力と熱い想いで完成した1冊です☆

「Kako-Style」を手にされた皆様、ぜひこんな想いを感じながら読んでいただけると幸いです。
それに、「こんなネタがあるよ〜」という情報をぜひぜひお寄せください。(Kako-Style最後のページにFAX用紙が付いてます)
「手にしたあなたも制作者☆」です!
とうとう発刊!加古川本「Kako-Style」 [2010年12月25日(Sat)]
みなさま〜長らくお待たせしました!!
かねてからお伝えしていたThe加古川本「Kako-Style」がとうとう発刊しました☆
ここまでたどりつくまでとっても長かった・・・、それに本当に本当に大変でした(泣)
が、、、ついに発刊しました!!

全162ページ、フルカラーで、なんとワンコインの500円(税込)!
加古川の地域の情報、歴史、食べ物、裏ネタ満載です!!



かこがわ知る最高の1冊!!
カコガワを愛する人々で作る、KAKOGAWA探求マガジン
手にするあなたも制作者☆

お買い求めは、
東播磨生活創造センター「かこむ」まで!
所在地:加古川市加古川町寺家町天神木97-1兵庫県加古川総合庁舎内

ご予約・お問合せは、
NPO法人シーズ加古川
TEL079-422-0402

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昨日は、そんな「Kako-Style」の発刊記念セレモニーを開催しました。

まずは、オープニングコンサート
ゴスペル風合唱団インチウォームさん☆


そして、記者会見風(笑)の事業説明


なんとなんと、制作に関わった人達みーんな100人でテープカット♪♪
本当にたくさんの市民の方々で支えてもらった加古川本です☆
ありがとうございました!


志方町の「鳥公」さんがアンビシャスバードのたたきを試食として提供してくださいました♪
美味し〜☆


鳥公さんのホームページはこちら↓
http://www.homemade-chicken.com/index.html
福祉苑リーベの会さんのクリスマスパーティーに参加してきました! [2010年12月24日(Fri)]
昨日はNPO法人福祉苑リーベの会さんのクリスマスパーティーに呼んでいただき、参加させていただきました。
リーベの会さんは、にじ作業所とパン工場なないろ明石、パン工場なないろ神戸という3か所の障害者が働く作業所を運営されています。

障害者が働く小規模作業所は、障害者自立支援法の施行に伴って、現在大きな転換期にあります。
今までは、市町村の補助金を受けて運営されていましたが、障害者自立支援法が定める制度内への移行を平成24年3月末までに移行しなければならないからです。
この「制度内への移行」ということは、作業所にとっては、大きな経営方針の転換となります。
というのも、まず一つに法人格を取得して組織として動かさなければならないことがあります。
それから大きな変化として、今までの補助金を受けた形から、給付費を請求するという介護保険や医療保険の請求のような形となります。(一部制度の中には、補助金の形の制度もありますが)
なので、収入の受け方や資金繰りなども大きく変わり、収入の金額も利用者さんに1日サービスを提供したらいくらという算定のされ方になるため、作業所にとっては大きな経営方針の転換ということになります。

シーズ加古川では、そんな移行に関するサポートも若干させていただいています。
リーベの会さんとは、来年4月に障害者自立支援法に基づく就労継続支援B型という制度への移行の準備のお手伝いとして、今年の6月ごろから関わらせていただきました。

(障害者が働く小規模作業所の現状については、またいつかブログで書きたいなと思っています。)

そのような中、昨日はクリスマスパーティーに参加させていただきました。
36名の利用者のみなさんそれぞれが披露する出し物を見せていただいたり、指導員のみなさんが作られた手作りの食事をいただいたり、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。

指導員の皆さん手作りのとっても美味しいお食事をいただきました☆


おなかいっぱいになった後は、、、「夢を実現しよう」というコーナーで、バスの運転手の夢を実現してくれた利用者さん☆☆☆


なんと、ゲストにオリックスのキャラクター「ネッピー」と「リプシー」が参加!!
利用者のみなさんとダンス♪♪


利用者さんと一緒に福笑いをしました(笑)


本当に本当に楽しい時間でした。
このようなあったかくて、愛があふれた楽しい素敵なクリスマスパーティーに呼んでいただけたこと、とてもとてもうれしく思います。
こんな風な素敵な出会いがあること、そしてそんな作業所のお手伝いをさせていただけることがとてもありがたいです。

最後はみーんなで記念撮影!
SWOT分析の意味ーNPOマネジメント支援コンサルタント養成講座から学んだことー [2010年12月19日(Sun)]
以前にブログでご紹介したNPOマネジメント支援コンサルタント養成講座がとうとう終わりました。
以前のブログはこちら↓
https://blog.canpan.info/toki/daily/201010/31

今回の講座では、実践編として、実習先のNPOを組織診断し、現状の強みや弱み、課題等を記載した50ページくらいの報告書を提出するということを行いました。

この組織診断のプロセスでは、SWOT分析の手法を使いました。
そのプロセスにおいて、改めてSWOT分析の意味を考えることができました。

SWOT分析とは、
Strength(強み) 内部環境(自団体)の強み
Weakness(弱み) 内部環境(自団体)の弱み・課題
Opportunity(機会) 外部環境にあるチャンス
Threat(脅威) 外部環境にある驚異(都合が悪いこと)
の頭文字を取ったものです。

今回の講座では、それぞれ項目を挙げ、項目一つずつについての強みや弱み、機会や驚異を分析しました。
具体的には、「ミッション」、「リスクマネジメント」、「リーダーシップ」、「ネットワーク」、「会計の安全性」、「資金繰り」、「事業開発」、「中期計画」、「政治・経済の動向」、「市場」・・・・などなどの項目で、全部で50くらいの項目数があります。

今回の講座では、その一つひとつの項目について、団体が提出してくれた報告書類やヒアリング等によって丁寧に分析しました。
私自身、SWOT分析については理解していましたが、これほど細かい項目に分けて丁寧にSWOT分析を行ったことは初めてでした。
しかし、項目ごとに丁寧に分析することで、組織内部の強いところ、弱いところ、外部環境のチャンスと驚異が見えてきます。
これらで上がってきた強みや弱み、機会と驚異をクロス分析し、「強みを活かして機会(チャンス)を活かすためにはどうすればよいか」、「強みを活かして来るべき驚異にどう備えるか」ということを考えていきます。

今回の講座を通して、組織の現状を適確に把握するために、SWOT分析はとても良い手法であることがよく分かりました。
項目ごとに細部にわたって分析をするといことの重要性を感じました。
しかし、一方で、SWOT分析の限界も感じました。
というのも、現状を適確に把握するということまでしかSWOT分析はできません。
ミッションに向かってどうしていくべきなのかということは、次の段階なので、その点についてはまた別の手法が必要です。
けれども、適確に団体の現状を把握するということは重要です。
この手法は、シーズ加古川の組織診断においても活用したいと思っています。

上手く文章で表現しきれませんが、SWOT分析とはどういうことなのか、、、ということを深く学ぶことができた講座でした。
三十路突入! [2010年12月17日(Fri)]
12月17日をもって、私柏木登起はとうとう30歳になりました。
三十路突入です。

数年前に、仲の良くさせていただいているNPO法人しゃらくの小倉さんが30歳になる前に3ヶ月間くらいかけて今までの自分を振り返って、これからの自分がどんな生き方をしたいか、そのためにこの30歳をどう迎えるのかという「三十路プロジェクト」を実行されていました。
「私も私なりの三十路プロジェクトをするぞ〜!!」と決意していたのに、何だか「Kako−Style」に追われて、どんなプロジェクトをするのかを決められない間に、いつの間にか12月17日が訪れていました(笑)
まぁ、私らしくていいかっと思っていますが。

ふと、三十路プロジェクトについて考えていて、思いました。
何で30代だけ三十路というのでしょうか?
四十路、五十路とは書くけれど、あまり言葉で口に出して言うことは少ないですよね。
やっぱり30代だけ人生の節目?みたいな年齢で重みがあるということなのでしょうか?

でも、確かに30代の生き方は、自分の人生にとっても大きな時期な気がします。
20代は色んな仕事をし、経験を積みながら、自分自身の基盤を作る時期。
30代はその積み上げた経験を活かし、自分自身の生き方を決めていく時期。
そんな気がします。

私自身の生き方を振り返ってみて…。
この20代は本当に色んな経験をすることが出来た気がします。
とても充実していました。
大学を出て、社会人となり、企業の営業職で仕事をし、初めての一人暮らし。
大阪に1年半住んだ後、関東にも住む経験ができました。
そして、イメージコンサルタントになろう!と決意してからは、色彩検定1級、福祉住環境コーディネーター2級の資格を取ったり、先生の元で勉強させていただいたり、、、ある意味自由にさせていただいていた時期だとも思います。
自分の「仕事」について、探っていた時期だったのかもしれません。
その後、縁あってこのNPO業界に入ることになりました。
NPOの仕事をすることになり、本当に色んな方々と出会い、色んな経験ができました。
日々成長することができる今の仕事を誇りに思います。
3年前には大学院にも入学し、今年の3月に無事に修了することもできました。
(柏木登起の具体的なプロフィールは、「私の履歴書」のブログをご参照ください。)

こんな私の三十路はどんな道を歩んでいくのでしょう?(笑)
自分自身でも楽しみです。
一つひとつの経験を糧にしながら、20代で作った基盤をより充実させていく30代にしたいと思います。

皆さま、三十路になった柏木登起ですが、今後ともよろしくお願いいたしますm( _ _ )m
公共施設の市民運営とはーNPO法人いなみ文化文化振興協会の活動を通してー [2010年12月14日(Tue)]
加古郡稲美町には、コスモホールというとても素敵なホールがあります。
そのホールやそこに隣接する施設全体のことを「いなみ文化の森」と呼ばれており、その「いなみ文化の森」が来年4月1日から指定管理者制度を導入した運営をされます。

<指定管理者制度とは>
それまで地方公共団体やその外郭団体に限定していた公の施設の管理・運営を、株式会社をはじめとした営利企業・財団法人・NPO法人・市民グループなど法人その他の団体に包括的に代行させることができる制度。条例の定めによって議会の議決を経て決定されます。

今日は、その指定管理者に決定したNPO法人いなみ文化振興協会さんにお声がけいただき、関係者の方々100名くらいに向けて、「NPO法人とは何か、指定管理者制度とは何か」についての説明をさせていただきました。



いなみ文化振興協会さんは、この「いなみ文化の森」を拠点に活動を行う5団体
・稲美町文化連盟
・稲美町サークル連絡会(公民館サークル)
・コスモホール文化振興協会
・コスモホールオペレータークラブ
・コスモレディサークル
が集まって作られたNPO法人です。

様々な公共施設が現在指定管理制度を導入した運営に切り替えられています。
民間の営利企業が受託していることも多いのですが、このように普段施設を利用している団体が集まってNPO法人を作って運営しようとしておられる事例がこのいなみ文化振興協会さんです。
公共施設とは公の施設、つまり「公」とはみんなのモノという意味から考えると、住民みんなで運営するというのが本来の姿ではないかと思います。
今日、そんないなみ文化振興協会の皆さん100名くらいが「NPO法人とは一体何なのか、指定管理者制度とはどういうことなのか」を真剣に聴いておられる姿を見て、とても素晴らしいことだと感じました。
これから、みんなで使うこの公共施設はどんな風に変わるのか、どんな運営をしていこうとするのかについて、みんなが関心を持って、自分のこととして考えていこうとされています。

これだけ多くの方が関わって運営しようとされている指定管理者制度であれば、きっとうまくいくのではないかと思います。
4月1日からの「いなみ文化の森」が楽しみです!
「新たな公」による意見交換会 [2010年12月12日(Sun)]
先日ブログでもご紹介した、国土交通省の「新たな公」によるコミュニティ創生支援事業受託団体による意見交換会が無事に終わりました。

当日ファシリテーターをさせていただきましたが、地域コミュニティを再生するために様々なユニークな取り組みがされている情報を得ることができ、大変勉強になった一日でした。

私が担当させていただいたグループは下記の5団体の発表が行われました。
@福井県:小原ECOプロジェクト
 伝統的古民家再生と地域資源の活用を通じた新たなコミュニティの創出
A滋賀県:いざない湖北定住センター
 滋賀県湖北地域移住・交流サポートシステム構築事業
B滋賀県:栗東市街道ものがたり百年協議会
 琵琶湖を望む「観音寺の里」水仙街道プロジェクトを通じた魅力・活力の創出
C大阪府:富田林駅南地区まちづくり協議会
 富田林寺内町かいわいの「地域資源と人材を活かした空家活用プロジェクト
D和歌山県:色川百姓養成塾
 「わがらで地域づくり」プログラム

それぞれの団体は、地域ごとに様々課題を抱えていますが、その地域の資源を有効活用し、コミュニティを創出する取り組みをされています。
例えば、小原ECOプロジェクトの取り組みは、2世帯2人しかいない集落の中で、大学と連携をして古民家を修復し、コミュニティの再生を目指されています。
2世帯2人しかいない集落ですが、集落を廃村としないためにも、その再生に向けた社会的意義を理論化され、様々な事業に取り組まれていました。
その他にも、田舎暮らしをしたい人と民家をマッチングする取り組みなど、それぞれとても素晴らしい取り組みで、現場に行ってもっと勉強させていただきたい!と感じる活動でした。

懇親会の席でも、様々な方々に色々なお話を聞かせていただくことができました。
ファシリテーターに読んでいただけたことで、都道府県を越えた色んな活動をされている方々とネットワークが広がったことに感謝感謝です。

↓意見交換会でファシリテーターをさせていただいている私(笑)
ワークライフバランスの深意 [2010年12月09日(Thu)]
兵庫県には、ワークライフバランスを推進するために「ひょうご仕事と生活センター」が設置されています。
仕事と生活センターのHP→ http://www.hyogo-wlb.jp/

私は、昨年から「ひょうご仕事と生活センター」の外部相談員をさせていただいています。
といっても、外部相談員ということで登録しているだけで、あまり活動することは少ないのですが…。
今日はそんな外部相談員の勉強会で、渥美由喜先生のワークライフバランスについてのお話を聴いてきました。

さて、ワークライフバランスということを日本語に訳すと「仕事と生活の調和」と言われます。
近年、全世界的にこのワークライフバランスということが進められています。

私も仕事と生活センターの外部相談員として登録しているものの、ワークライフバランスの深意をしっかりと理解できていなかったことにセミナーを受けて気づかされました。

というのも、ワークライフバランスを主張する方々は、仕事と生活の調和ということで、
生活を充実させるために、もっと趣味に時間を費やせるよう仕事の時間を短くすべき!とか、
有給休暇をもっと増やすべき!とか、
女性が働きやすくなるよう男性も育児にをするべき!とか、
出産後も仕事に復帰できるように、育休制度を充実させるべき!とか、
どちらかというと、労働者の権利主張のようなことを言っている感じがとてもしていました。
上司批判をしていたり、会社批判をしていたり、、、批判しても何も始まらないのに…そんな印象が強くありました。
しかし、本来のワークライフバランスの意味は実は全く違っていたのです。

ワークライフバランスとは、言葉どおり「仕事と生活の調和」という意味なのですが、深意はワークライフと、ライフワークをバランスよく持ちましょうということ。
ワーク上のキャリア形成だけでなく、ライフ上のキャリア形成をいかに進めていくかと言うことだったのです。
なので、ライフの時間を有効活用し、いかに自己研鑽できるかということなのです。
つまり、ライフの時間にボランティア活動に参画してそれをライフワークにするとか、研修等に参加してスキルアップするとか。
ライフ上で自己実現していくことができれば、それを仕事上にも活かせることができる。
そうすると、会社としてもそんな人財がいれば、仕事の効率も上がる。
そういった意味だったのです。
なので、経営戦略としてワークライフバランスを導入すると良いのです。

それが、深意を理解されずに良いように解釈され、権利主張だけする曲がった感じに伝えられている気がします。
何事にも、深意をしっかり理解することが大事。
そんなことに気がつかされた一日でした。

シーズ加古川のスタッフには、自律したエンパワーメントを持った人になってほしい。
そんな想いを実現するには、ライフ上のキャリア形成ができるように、組織体制を改善していかなければ!!と思います。
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