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「個性を出す」ということ [2012年11月15日(Thu)]
よく「シミンズシーズのメンバーは個性的だね!」と言われます。
また、別の話として「いいチームは個性的なメンバーが多い」と聞いたことがあります。
そのような中、最近「個性」ということをよく考えます。
今回のブログでは、「個性」について考えていることを書きたいと思います。

「個性的な人」といった使い方をよくされることがあります。
本来「個性」というのは誰もが持っていて、今の社会の中では「個性」を出せない環境があまりにも多いので、たまに「個性」をしっかり出せている人を見ると「個性的な人」という表現をされてしまうのではないかなと思います。
「個性」とは「自分らしさ」のことで、「自分らしさ」を出せる環境が今の社会の中では極端にないのではないでしょうか?

とくに日本人は、みんなと「同じ」ように、自分だけが「違う」色にならないように、同じ色に染まろうとする傾向があるのかもしれません。
目立つと叩かれる!出る杭は打たれる!そんな風土があるのでしょう。
日本は村社会の中でそのような空気は強かったですが、近代は会社組織の中で特にその傾向は強いような気がします。
鬱病の方や精神疾患の方が近年増えているのも、「自分らしさ」を出せず、息苦しさを感じている方が増えているからでしょう。
私たち中間支援組織の仕事は、「個性」を出せる安心な場づくりをすることなのではないかと思っています。そのために、中間支援組織のスタッフには、ファシリテーターのようなスキルが必要なのだと考えています。

少しずつ当法人のスタッフも、毎月のスキルアップ研修の成果もあって、少しずつファシリテーションスキルがアップしてきました。
「個性」を出せる場がもっと多く広まるように、これからもスタッフ一同頑張っていきたいと思います。
兵庫県・神戸市版「NPO法人設立・運営の手引き」作成しました☆ [2012年05月03日(Thu)]
皆さま、ご報告が遅れて申し訳ありません。
昨年度からブログを見てくださっていた皆さまは、まだかまだかと思っていたかもと思います。

昨年の秋から始まった「兵庫県・神戸市版『NPO法人設立・運営手引き』改訂プロジェクト」ですが、ついに!!この春手引書が完成しました☆

tebiki.JPG


48所轄庁(47都道府県+内閣府)が発行する手引きを集めて、調査・分析をはじめた当初は、各所轄庁の手引きの良いところ取りをすれば全国一のものが作れるんじゃない?と安易に考えていましたが、いざ、書き始めてみると、もっとこんなことを伝えなければ、、、とかこんな風に書くとわかりやすいだろうか、、、と想いは出てくる一方だけれど、なかなか「書く」というスキルが追いつかず、当初予想していた以上に、結構大変でした(笑)

けれども、県内で活動する23のNPO支援センターの皆さまの力も借りながら、兵庫県・神戸市の所轄庁とも議論を重ね、その議論の甲斐あって中身の濃いものができたと思います。
書いた自分が言うのも何ですが、、、全国一の手引きができたと思っています。

何よりも特筆すべきことは、23のNPO支援センターと所轄庁と協働で作成することができたこと。
これまで、県内で活動するNPO支援センターが一同に会する場はありませんでしたが、この手引き改訂をきっかけに、議論する場を作ることができました。
約5ヶ月の間に、計11回の会議と併せて、メーリングリストでの議論はなんと500を超えています。
皆さんの熱意に感謝してもしきれません。

24年度は、さらに認定NPO法人版の手引書を作成することになりました。
また、ブログでも報告していきたいと思います。

■手引書ダウンロードはこちらから
http://www.hyogo-intercampus.ne.jp/v-hyogo/info/v_3_1/tebiki100.pdf

■改訂「手引書」の特徴について
(県内のNPO法人に発送時に同封した「想い」を込めた文章です)
tebikinitsuite.pdf

■神戸新聞にも取り上げていただきました!
(兵庫県と神戸市が研究会を設置したことになってるけど・・・(-゛-メ) )
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004971205.shtml
兵庫県内の中間支援団体ネットワーク [2012年01月24日(Tue)]
第2回県内中間支援団体意見交換会を開催しました。
以前からお伝えしているように、現在「兵庫県版NPO法人設立・運営手引書」を改訂しようという事業を進めています。

趣旨は以下のとおり。
2011年6月「改正NPO法」が成立し、2012年4月1日から施行されます。
今回の法改正では、NPO法人会計基準の内容や認定NPO法人の認定に関する内容なども盛り込まれており、今後NPO法人にはますますアカウンタビリティ(情報開示)の向上が求められるようになってきます。
そこで、兵庫県地域づくり活動支援事業を活用し、NPO法人設立・運営に関する基本的なガイドブックとなっている所轄庁発行の手引書を改訂したいと考えました。
現在、兵庫県内のほとんどと言ってよいほどのNPO法人がこの手引書に基づいて法人の設立・運営を行っており、いわば教本となっています。
この手引書を改訂することによって、兵庫県内の全NPO法人に対して、アカウンタビリティの意識啓発等を行うことができ、ひいては、各NPO法人の運営力向上につながると思っています。

一方、各NPO法人の活動に資するためには、NPOをサポートするNPOである各中間支援団体の支援力強化は必要不可欠です。
手引書改訂を機に、改訂のプロセスそのものを中間支援団体が一緒に行うことによって、中間支援団体自身の知識向上及び支援力強化につなげたいと考えています。
兵庫県は他府県と比較して、中間支援団体が多く存在することが特徴です。
多様な支援ができているという強みがある一方で、支援方法にはバラつきがあり、決してクオリティが均質であるとは言えません。
そこで、手引書改訂のプロセスに中間支援団体のスタッフが参画することで、他の中間支援団体のノウハウを学びあう機会にもなり、中間支援団体のネットワークづくりにも役立つと考えています。

以上のような趣旨のもと、先日は第2回目の中間支援団体の意見交換会を行いました。
23団体のうち17団体ほどが集まり、主に手引書の内容について、もっとこんな内容を盛り込んだ方がいいのではないか、どのように活用するか等様々な意見が出されました。



兵庫県では中間支援団体が多く存在することが特徴であるにも関わらず、今までは中間支援団体が集まる場が十分機能していませんでした。
今回の「手引書改訂」のプロセスを通して、このような場が実現したことは大きな成果です。
中間支援団体同士がネットワークを作り、お互いに切磋琢磨しながら、スキルアップしていけるとよいと思います。
ひょうごNPOユース新春合宿2012 [2012年01月10日(Tue)]
第4回目の新春合宿「ひょうごNPOユース新春合宿2012」を開催しました。
ひょうごNPOユースは、兵庫県内若手NPOスタッフのゆるやかなネットワークです。
NPOで働く、概ね40歳以下の若手スタッフがこのネットワークに入っています。

ホームページはこちら
http://sites.google.com/site/npoyouth/home

そんな「ひょうごNPOユース」の恒例の行事が、新春合宿です。
毎年新春に、自分自身を振り返り、今年1年どんな風な心構えでNPO活動に取り組むのか、その想いを確認するために合宿をしています。
同じようにNPOで働いている仲間とともに考え、想いを共有する場となっています。



そんな新春合宿の今回のテーマは、「市民の共感を生み、活動に巻き込む力をつける」。

今、NPOは委託事業等行政からの財源に頼るか、一方で事業型で自主的に稼ぐかそのどちらかに二分しています。
行政からの財源に頼っているところは、このままで良いのか、毎年の契約更新前にはドキドキする不安定な組織運営に対する批判が、一方で、事業型のNPOは、企業どう違うのか、NPOでやる意味がどこにあるのか等の批判があります。
委託や助成金だけではなく、自主事業の収益だけでもなく、寄付や会費によって支えられるということはNPOの大事なところです。

そこで、今回の合宿では、「市民の共感」を呼び、多くの市民を「活動に巻き込んでいる」、NPO法人テラ・ルネッサンスの鬼丸昌也さんにゲストに呼び、話を聞きながら、自分自身の活動の振り返りをしました。



鬼丸さんの伝え方は「すごい!」の一言につきました。
事実は事実として正確に伝え、そして希望を見せる。
聞いている人をジワジワ「自分に何ができるのか?」を考え、「何か動かなきゃ!」という気持ちにさせる。
話の中で、当事者性がドンドン生まれてくる。
そんなお話でした。
自分自身の伝え方スキルはまだまだであることを痛感しました。

印象に残っていることは、「寄付や会費」というのは、「関心のパスポート」であるということ。
「お金を出して」と思うから、なかなか「寄付や会費」を募ることができていない。
けれども、「寄付や会費」というのは、ある種の活動の参画方法なのだと改めて気づかされました。

以前、「ボランティアを巻き込むということは、ボランティアに対するシアワセのおすそわけ」であるという言葉をある人から教えていただきました。
「寄付や会費」も同じことなのです。
どうシアワセを感じてもらうかというのは、ボランティアよりも難しいですが、、、。
そのシアワセをおすそわけできるかどうかは、一人ひとりの想いから生まれてくるコミュニケーションなのだと思います。

私自身の伝え方スキルをもっともっとアップさせなければと痛感した2日でした。
今年は多くの新しいことにチャレンジしていく予定です。
そのような中、私自身が何を伝えられるのか、どんな伝え方をすれば共感してもらえるのかをもっともっと考えながら、新しいことに挑戦していきたいと思います。

福祉苑リーベの会のクリスマス会 [2011年12月26日(Mon)]
先日、お手伝いさせていただいている「NPO法人福祉苑リーベの会」さんのクリスマス会に誘われ、参加させていただきました。

福祉苑リーベの会さんは、知的障がいのある方々が働く小規模作業所です。
2010年度から、障害者自立支援法にもとづく新体系へと移行するためのお手伝いをするために、色々と関わらせていただいています。

2011年4月から、障害者自立支援法に基づく「就労継続支援B型」という事業へ移行し、新しい体制となっています。
この障害者自立支援法に基づく新体系へ移行するということは、経営の大大大転換になります。
移行する前には、経営状態の試算や移行のための書類準備など、何度も積んだり崩したりしながら、進めてこられました。
単純に申請の書類を書けば移行できるけれども、経営の転換になるので、経営状態がどうなるのか、どんな作業所を目指していきたいのか、そのために何が必要なのか等を一緒に考えていきましょう!とお話をしたことを素直に聞いてくださいました。
毎回私が宿題(?)を出すのにも日常の業務に加えて大変だったと思いますが、しっかりと答えてくださったのです。
そして、職員さん1人ひとりと面談。
40名の利用者さん、その保護者の方にも説明をし、
何度も理事会を開き、準備し、やっとこの4月〜新体制となりました。

この1年は、その頑張りの成果が少しずつ現れ、基盤が整ってきた年だったと言えます。
今年は、地域の中で支えられる作業所になるために、地域の方々と交流するイベントを実施したり、障がい者の健康維持のためのフットサルチームを立ち上げたり、新しい試みにも取り組まれました。

先日のクリスマス会はそんなリーベの会さんの1年の軌跡を感じさせていただく機会となったような気がします。
少し関わらせていただき、お手伝いさせていただいた作業所さんが、地域の中で支えられ、大きくなっていかれる様子を見せていただけるのは本当に嬉しいことです。
中間支援を本業としている法人の醍醐味です。



クリスマス会には明石のシンガーソングライターの高松太地さんが歌を披露してくれました。
シーズ加古川がおつなぎしたシンガーソングライターさんです♪
とっても素敵な歌を歌っておられます。
リーベの会さんのフットサルチームの応援歌も作ってくださいました(*^_^*)
なんと、私はフットサルチームのチアリーダーに任命していただいたのです!
リズム感ないのに、本当に踊れるかな〜(笑)


☆高松太地さんの歌☆
「命歌」
http://www.youtube.com/watch?v=6nK4zhteR6s
「Dream」
http://www.youtube.com/watch?v=jNIoGO32wkE&feature=related
「おかん」
http://www.youtube.com/watch?v=S3YdwNMvHe4&feature=related
「迷いながら」
http://www.youtube.com/watch?v=7g1Nxf3RV3E&feature=related
NPOと議会との協働〜第4回ひょうごNPO研究会〜 [2011年12月23日(Fri)]
先日、第4回目のひょうごNPO研究会が開催されました。
主催は、私が運営委員を務めさせていただいている「ひょうご市民活動協議会(通称:HYOGON)」。

兵庫県内のNPOが集まり、これからの兵庫のNPOのことをどうしていくのか?ということを考えていきたいと思い、研究会がスタートしました。

第1回目のひょうごNPO研究会の様子は、下記のブログをご確認ください。
https://blog.canpan.info/toki/daily/201110/06

そんなひょうごNPO研究会の第4回目を先日、開催しました。
今回の大きなテーマは「協働」ということ。
「協働」といっても、企業との協働や、地域団体との協働などいろんな団体との協働があります。
しかし、今回は普段あまり「協働」ということを意識してこなかった「議会」をテーマに取り上げました。

ゲストとして、現職で県会議員をされている長岡議員(赤穂市)と大前議員(西宮市)にお越しいただき、議会のお話やNPOのお話をざっくばらんに意見交換することができました。
議員の方々も「NPOはうさんくさいと思ってた!」と。
NPO側も「県議会はどう動いているかわからない!」と。
このように意見交換する場がなければ、お互いどのような想いを持って活動しているのかがわかりません。
今回の研究会では、ざっくばらんに本音で語り合うことができました。
このような場は、NPOが色々と集まった研究会だからこそ実現できたのだと思います。



兵庫県を何とかしたい!このままではあかん!と思っているのは、​議員さんもNPOもきっと同じ。
私たちNPOも「公共」の担い手として期待されるのであれば、も​っと議会の仕組み、行政の仕組みを学んでいかなければいかなけれ​ばいけません。
同じ課題を解決するもの同士として、もっと一緒に議論し合えるよ​うな場があればと感じた1日でした。

引き続き、第2回目以降の企画へとつなげたいと思います。
ひょうごコミュニティ基金(仮称)創設を応援してください [2011年12月15日(Thu)]
ひょうごに市民活動を支えるための「コミュニティ財団」を作ろうと思っています。
まだ仮称ですが、「ひょうごコミュニティ基金」。
今日はその仕組みについて、書きたいと思います。



日本には、コミュニティ財団というのがあまり存在しません。
トヨタ財団のように一つの企業がひとつの財団を設立し、助成金を出すという形で市民活動を支えるというような財団が多いのです。

私たちが今作りたいと考えている「コミュニティ財団」は、多くの市民活動を支えたいと考える市民の方々から少しずつ寄付を集めて、それを財源とし、市民活動に対して助成をする財団です。
コミュニティから集めて、コミュニティのために使われる基金。
寄付したいひとの「想い」を、必要としているひとにきちんと届ける、顔が見える基金。
そんなコミュニティ基金を創設したいと思っています。

しかも、今回作りたいと考えている基金は、「マンション型基金」を考えています。


一つの大きなマンションの中に、
加古川市内の市民活動を支えるための「加古川コミュニティ基金」
明石市内の市民活動を支えるための「明石コミュニティ基金」
子どもを支援する活動を支えるための「子ども基金」
障がい者を支えるための「障がい福祉基金」
〇△企業が市民活動を支援するための「〇△企業基金」
私柏木登起が市民活動を支援するための「柏木登起基金」
などなど、
様々な地域やテーマ別の基金が同居します。

今まで、何度も加古川や明石でコミュニティ基金を作りたいという動きを考えたことがありますが、どうしても地域規模を考えると、シーズ加古川単独で進めるのは大変です。
だからこそ、ひょうご全体で考え、そのマンション中に、それぞれの地域ごと、テーマごとの基金が存在することで、事務部分を共通化することができ、地域基金も実現することができるのです。
一つの地域だけではできないことを、連携してつながり合うことで実現可能になるのがこのマンション型基金なのです。

ぜひ、皆さまこの「ひょうごコミュニティ基金」(仮称)創設を応援してください!
応援してもらった方々からのメッセージを掲載したサイトが完成しました。
http://hyogo.communityfund.jp/
たくさんの熱い応援メッセージをいただきました。
応援メッセージをくださった皆さま、ありがとうございます!

ぜひ、応援をよろしくお願いします!
求人募集!「ひょうごコミュニティ基金(仮称)」創設プロジェクト [2011年12月13日(Tue)]
以前、ブログにも少し書いたことがあるかと思いますが、今、「ひょうごコミュニティ基金」(仮称)創設プロジェクトを進めています。
つまり、ひょうごの市民活動を支えるためのコミュニティ基金(市民ファンド)を作りたい、そんなプロジェクトです。

兵庫県の「地域づくり活動支援事業」を活用して、以下の6団体が中心となり、今現在企画検討会議を開き中です。

<6団体>
(特活)コミュニティリンク(宝塚市)、
(特活)シーズ加古川(加古川市)、
(特活)市民事務局かわにし(川西市)、
(特活)宝塚NPOセンター(宝塚市)、
(特活)場とつながりの研究センター(三田市)、
(認定)市民活動センター神戸(神戸市)

ひょうごコミュニティ基金(仮称)の詳しいお話は、また詳しくブログに書きますが、今回はそのプロジェクトを一緒に進めてくださる職員募集のお知らせです。
ぜひ、一緒に市民活動を支える仕組みづくりをしませんか?
詳細の募集案内は以下のPDFファイルでご覧ください。



【お問い合わせ・応募先】
 認定NPO法人 市民活動センター神戸(KEC;Kobe Empowerment Center)
 〒650-0022 神戸市中央区元町通6-7-9 秋毎ビル3階
 TEL.078-367-3336 FAX.078-367-3337 E-mail:kiroku@kobekec.net
 開室時間 火曜日〜土曜日、10時〜18時  
 URL:http://www.kobekec.net
 採用担当:実吉(じつよし)、入江  
NPO法人にとって良い手引書とは? [2011年11月17日(Thu)]
シーズ加古川は、今年度の大きなプロジェクトとして、兵庫県版のNPO法人設立・運営手引書を改訂するという事業を動かしています。

県内のNPOをサポートする22の中間支援団体の皆さんと、所轄庁である兵庫県・神戸市(神戸市は24年4月から所轄庁になります。)一緒に、現在の発行されている手引書をリニューアルしていこう!というものです。

第3回目のプロジェクトチーム会議を神戸市役所で開催しました。



今回は私が作成した「NPOとは」という概要部分のたたき案を元に、さらに、こんな内容が必要では?ということを中心に議論しました。
やはり私一人では思いつかなかったようなアイデアを皆さんからいただくことができました。

次に、NPO会計支援センター荻野さんが出してくださった計算書類についての議論。
来年の4月に改正されるNPO法では、昨年に策定したNPO法人会計基準の内容が盛り込まれています。
そこで、新しく作成する手引書にも会計基準のことを盛り込むつもりなのですが、いったい何をどこまで載せるのか、、、かなり様々な意見が出ました。

なぜ、ここまで議論になるのかというと、、、。
そもそも所轄庁が発行する手引書とは何なのかというというところがポイントです。
それは旧公益法人制度と比較をしたNPO法人制度の特徴から見えてきます。

NPO法人制度ができる前まで、公益活動を行う団体にとって法人格とは財団法人・社団法人の制度しかありませんでした。
財団法人・社団法人の制度は、行政によって「許可」されて設立することができ、行政によって管理監督されて成り立ちます。
しかし、NPO法人制度は、市民による自由な市民活動が行政によって管理監督されるべきではないという考え方から、市民によって管理監督されるべきであるということが前提となっています。
NPO法人自身による自主的な情報公開を通して、市民によって監督され、市民によって支えられるということを理念としているのです。

なので、NPO法人は、毎年事業年度が終了すると、活動内容を報告する事業報告や会計報告をすることが義務づけられています。
その事業報告書や会計報告書は市民に対して公開されるのです。
その事業報告書を見た市民が、このNPOを支えたいと思うのか、いやこの活動は共感できないと思われるのかは、事業報告書の内容次第。
事業報告はNPOにとって生命線とも言えます。

そこで、今回の手引書の改訂では、この大事な事業報告書や会計報告書の様式例をどう示すのかが大切だと思っています。
できる限り、事業報告書をしっかり作成して、できる限り多くの市民に活動を知ってもらう!そして、支えてもらう!ということにつながるように、意識啓発ができるような手引書を作りたいのです。

議論は様々、、、。
あまりにも丁寧すぎると、NPOの自主性を阻害するのでは?とか、今の報告の意識は低すぎるので、ある程度はしっかり丁寧に意識付けしなければいけないのでは?とか、、、
なかなか難しい。
あまりにも過保護になりすぎず、でも丁寧にわかりやすい手引書とはどんなものがよいのか、、、悩ましいです。

いいものが作れるように頑張ります!
ひょうごNPOユース新春合宿2012のご案内 [2011年11月13日(Sun)]
来年もやります!ひょうごNPOユース新春合宿2012
内容が決まりました☆

何度かブログでもご報告したことがあるように、ひょうごNPOユースという概ね40歳以下の若手がゆるやかにネットワークを作っています。
年に1度の合宿と、交流会や勉強会をしながら、兵庫県内で働くNPOの若手スタッフが活動しています。

ホームページはこちら↓
https://sites.google.com/site/npoyouth/

そんなひょうごNPOユースですが、2012年の合宿内容が決まりました!
テーマは、「市民の共感を生み、活動に巻き込む力をつける」。



人をひきつけ、共感を育て、巻き込んでいくスペシャリストであるテラ・ルネッサンスの鬼丸昌也さんをゲストにお招きます。
鬼丸さんは、今年の『AERA』現代の肖像でも取り上げられた方のようです。
楽しみ〜☆

シチズンシップ共育企画の川中さんの鬼丸さん紹介の文面を引用させていただきます。
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いい講演は、勉強になる。もっといい講演は、心が動かされる。
さらにいい講演は、新たな行動が促される。

鬼丸さんは確かに講演の名手だが、それは単純に話がうまいだけではない。
受動的な聴衆を行動する市民に変えていく。
しかも、セクターを選ばない。これがすごい。

NPOに縁遠い市民の方々や、行政・企業の方々の眠れる共感する心に火を灯し、協力者に変えていく。
そして、テラ・ルネッサンスはじめ、鬼丸さんが関係しているNPOの事業を支え手を増やしていく。

僕が担当している大学の授業でも一度、鬼丸さんにお話しいただいたが、後ろから見ていて、受講生が「何かせねば!」と「うずうず」し始めているのが分かった。
そして、当然、僕の胸も熱くなった。まさに圧巻だった。

なぜ、みんなは鬼丸さんの話に共感し、彼の活動に巻き込まれていくのか。
その「まきこみ力」を支えているものは何なのか。
僕たちは鬼丸さんから多くを学ぶ必要がある。

by 川中大輔(シチズンシップ共育企画代表)
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■日時:2012年1月8日(日)11時〜9日(月・祝)12時
    *開場:1/8 10時30分
■会場:(財)神戸学生青年センター(阪急六甲駅から徒歩3分)
■参加費:おひとり12,000円(宿泊費・夕食&交流会を含む)
■定員:25名(先着順!)
■対象:概ね40歳以下のNPO関係者
■ゲスト:
 鬼丸昌也さん(NPO法人テラ・ルネッサンス創設者・理事)
 http://www.onimaru-masaya.net/
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