シーズ加古川が運営している東播磨生活創造センター「かこむ」では、第三者が運営を評価してくださるシステムとして、「かこむ審議会」と「かこむフォーラム」の2つを導入しています。
「かこむフォーラム」は、日ごろ「かこむ」を使ってくださっている利用者の方々を中心に、日常の「かこむ」についての意見をいろいろといただく場です。
「かこむ審議会」は3市2町からの代表者の方々や学識経験者の方に参加していただき、「かこむフォーラム」で出た意見等をもとに、「かこむ」のあり方について一緒に議論していただく場です。
今年からこの「かこむフォーラム」の方法を少し変えました。
昨年までは年2回10名くらいの委員の方々にご意見をその1日で聞くという設定だったのですが、今年は「かこむ」で開催されるセミナーやイベント等にもモニターとして参加していただき、評価いただく仕組みにしました。
7月からの半年間、「かこむ」での日常の様子や「かこむ」の様々な事業に参加いただき、毎回評価シートに評価と色々なご意見を書いていただきます。
ご意見は本当にありがたいお声ばかりです。
・常連にはわかりやすく出来ているが、初めて訪問した時の活用がわかりにくい。
・床に(ホール)にゴミがあった。珍しい。いつもきれいなのに・・・。
・図書の上段に少し届きにくい。
・はじめて利用する人のために申込用紙をコーナーに置くと良いのでは?
・とても良い対応をして下さいますが時々パソコンに向われてて声をかけづらい時があります。
などなど、様々なお声をいただきました。
今日は、そんな皆さんが評価してくださった後のご意見を聞く場として「かこむフォーラム」を開催しました。
今日、皆さんからのお話を聞いていて感じたことがあります。
この「かこむ」をモニターする制度を通して、モニターの皆さん(フォーラム委員さん)が、「一体「かこむ」が何を目指そうとしているのか?」を一緒に考えてくださっているということです。
例えば、「あなたが創る☆かこむ講座」は、一般の県民の皆さんに様々な講座を提供するという趣旨もあるのですが、かこむの登録グループの皆さんが主役になって、皆さんが活動する後押しがしたい、そしてその講座を通して、団体さんがスキルアップする機会にしたいという想いがあります。
なので、できる限り団体さんがスキルアップできるようフォローするようにしています。
今回のフォーラム委員さんはそのような趣旨をしっかりと汲み取ってくださり、そのためにはどうすればいいか?を一緒になって考えてくださいました。
また、このモニター制度を通して、主催する団体側とフォーラム委員さんがつながりができ、新しいコラボレーション事業が生まれるきっかけになったりしたこともあるようです。
以前のブログにも書きましたが、このモニター制度は、「市民が一緒になって創る公共施設」に向けた大きな一歩だったのではないかと思います。
公共施設において、市民はお客様ではなくオーナー様なのです。
そんな想いを共感してくださり、一緒に創ろうとしてくださっているフォーラム委員さんがとても頼もしく、心強く感じた1日でした。
23年度のモニターさんも3月下旬から募集を開始します。
「かこむ」を評価しながら、一緒に「かこむ」を創っていくお手伝いをしていただけませんでしょうか?
我こそは!と思われる皆様、ぜひご参加よろしくお願いいたします。