総会のあり方 [2010年05月16日(Sun)]
今日は、あかし市民活動団体協議会の総会に行ってきました。
あかし市民活動団体協議会は、明石市内で中心に活動を行う市民活動団体が集まって作っている協議会で、現在約70団体くらいが加盟しています。 以前、明石のNPOで仕事をしていた時に、この協議会の事務局を担当させていただいていた関係もあって、例年総会には参加させていただいてます。 ![]() 私は改めて総会とは一体何なのか、本当に市民参画した組織の運営とは一体どんなものなのか、そんな組織の民主的な総会とは一体どういったものなのかを今日のあかし市民活動団体協議会の総会で感じさせていただくことができました。 そのご報告。 本来「総会」とは、組織の中の最高議決機関であるわけで、組織の運営の左右を決める大事な会議です。 しかし、色んな組織が集まって作っている○○組合とか、△△協議会とかがやる総会は、たいてい誰が議長をするのかとか、誰が役員になるのかとかがすでに根回しされていたりして、議題の議決もすんなり決まっていくパターンが多いと思います。 形だけ「ちゃんと総会をやってます」といった感じです。 いわゆるシャンシャン総会ですね・・・。 昨年、とある協会の総会に参加したときも、かなりたくさんの会員が出席しているにも関わらず、誰も何も意見や質問を言おうとせず、終わるのをひたすら待っている感じで、すこーし悲しい想いをしたことがありますが、たいていそんな総会が多いものです。 本当に参加者が自分のことという主体的な意識があれば、もっと会の活動の動向について関心が高いはずです。 けれども、たいていの総会は私のことではないと言った感じなので、意見も何も出ない場合が多いのです。 (そうでない総会もありますが…。) そんな総会が世間では多いものですが、今日のあかし市民活動団体協議会の総会は全く違っていました。 会長をはじめとした役員や中心で活動している運営委員の方々が、21年度の事業報告&決算報告をすると、「はい!」と即質問。 「相談業務ではどれくらいの実績があったのでしょう?」というところから始まり… 「行政からの委託事業として税金を活用させていただいて事業をしているのであれば、もっと細目を細かくした決算書を出した方がいいのでは?」とか、 「しっかり運営していこうと思うと、人件費がかかってくるのは当たり前のことなのだから、しっかり人件費でいくらかかったというのを透明性高くオープンに出していっていいのでは?」 などなど、色んな意見が出てきます。 最初は一人の人からの意見だったのが、だんだん色んな方々から意見が出てきて、大盛り上がり。 会長や運営委員の方々は答えるのに大変だったと思いますが…(苦笑) 色んな議論になったため、予定の1時間を大幅にオーバーしてしまいました。 けれども、こんな議論をしていくというのは、市民主体のまちづくりにとって、本当に大事なことです。 皆さん「自分のこと、自分の団体のこと」という意識で、本当に主体的であるからこそ、活発な意見が出るのです。 こんな民主的な総会を運営できる組織こそ、本当に市民参画した組織であるなぁ〜と改めて感じられた一日でした。 あかし市民活動団体協議会の皆さま、本当にお疲れ様でした☆ ![]() |