18〜19日の2日間、シミンズシーズ毎年恒例の合宿「たのづくりCAMP」でした。
年々、合宿で議論する中身が濃くなっていることに嬉しいな〜と思いつつ、私自身もたくさんの気づきのあった合宿となりました。

年始のブログにも書きましたが、今年はシミンズシーズは次のステージへと大きく転換する1年となるような気がしています。
そんな次のステージの大きな課題が合宿で見えてきました。
その課題とは「個人と組織のあり方の模索」です。
シミンズシーズは、一人ひとりのスタッフの自己成長と自己実現をとてもとても大事にしています。
それは、一人ひとりのジリツを支援する私たちこそ、誰よりもジリツしていなければならないだろうという思いがあるからです。
これからは「個の時代」だと言われています。
一人ひとり個人の専門性やスキルを高めて、フリーランスで仕事をする人が増える時代。
そんな時代に対応していけるスタッフの力をどう高めるのかという意味もあり、スタッフの自己成長や自己実現に重きを置いているとも言えます。
しかし、一方でNPOとしてのソーシャルインパクトは何か、つまりどんな事業を通じて、社会をどう変えるのかということが必要です。
地域や社会には様々な課題があり、ニーズがある。
そこにどう柔軟に機動的に対応していくのかがNPOとして求められることです。
また、個の時代だとは言え、個人ひとりでできることは限られていて、「チーム」として仕事をするからこそ、新しいクリエイティブな発想が生まれ、大きな成果を出せることも事実です。

この「個人の自己実現」と「組織としての役割」をどのようにバランスを取るのかはとても難しいなと思います。
個人の自己実現ばかりを見ているとNPOではなく、単なる仲良しこよしの集団になってしまう。
しかし、組織としての役割ばかりを考えていると、そこで働くスタッフは単なる従業員になってしまう。
これからの組織のあり方を模索しなければならないと最近つくづく感じています。
そのような中、今回の合宿「たのづくりCAMP」では、スタッフみんなで「個人の自己実現」と「組織としての役割」のあり方について話しあうことができました。
スタッフと話し合う中で見えてきたことは、
「個人の自己実現」と「組織としての役割」は「バランスを取る」ということではなく、
「個人の自己実現」✕「組織としての役割」=大きなソーシャルインパクト
こそが必要なのではないかということです。
つまり、「個人の自己実現」と「組織としての役割」が互いに掛け合ってこそ、社会にもっと大きなインパクトを与えられる組織になるということです。
考え方として書くのは簡単ですが、実際には様々な人材がいたり、日々の様々な事業があったりする中で、この掛け算を本当の意味で実現するのは簡単なことではありません。
この3年でどう実践するのかを模索し、見出していこう!と、そんな決意をスタッフの間ですることができました。
本当の意味で、
「個人の自己実現」✕「組織としての役割」=大きなソーシャルインパクト
が実践できる組織をこれから模索していきたいと思います。
日々変わり続けるシーズの組織を楽しみにしてください☆
