まちづくり井戸端会議の意義〜第14回シーズ加古川塾〜 [2012年01月18日(Wed)]
第14回シーズ加古川塾を開催しました。
ありがたいことに、シーズ加古川塾も第14回目。 スタートさせてちょうど2年になりました。 だいたい2ヶ月に1回くらいのペースで実施していることになります。 今回の第14回目は、第12回・第13回に引き続き、『「コミュニティ」と「市民力」その本質と課題』を考える場です。 近畿大学総合社会学部教授の久隆浩先生にお越しいただきました。 久先生はもともとは都市計画の専門家でしたが、ハードだけではまちを作るコトはできない。それ以上に、人のつながりというソフトをどう充実させるか。 その中で、住民自らが自分達のまちを自分達の手で創っていくそんな仕掛けが必要ということで、地域に入り、住民の方々と話をし、まちづくり井戸端会議をやりながら、住民の方々が一歩踏み出す後押しをされています。 今回はまちづくり井戸端会議の意義についてお話をいただき、参加者同士でディスカッションしました。 ![]() まちづくり井戸端会議は、特に目的を持ちません。 また、意思決定をしない場です。 誰かが取り仕切るわけではなく、参加者が主体的に「対話」をしていく場なのです。 シーズ加古川が運営する東播磨生活創造センター「かこむ」でも、つながりサロンを開催していますが、どうしても場を取り仕切り、間を持たせようとしてしまいます。 沈黙の時間があれば、その間で口を挟もうとしてしまったり、参加者全員から意見が出るように、コーディネートしなければ、、、と意識してしまいます。 しかし、まちづくり懇談会はそういった進行役をあえてしないことによって、参加者の主体性を育むことが出来るのです。 沈黙があったら沈黙があったでいい。 その空気を主催者として受け入れるチカラが必要なのです。 無理をせず、自然体で開催するから、参加者一人ひとりも無理をしないで、自然の自分で参加できるのです。 以前、久先生が理事長をされている「市民事務局かわにし」さん主催の「つながりカフェ」に一度お伺いしたことがあります。 何とも言えない不思議な空気でした。 無理をしない、でも、あったら嬉しい、そんなことを感じる場だったことを思い出します。 東播磨でもそのような場が持てるように、また、各地域がまちづくり井戸端会議を開催することで、地域ごとのつながりが創っていけるように、お手伝いしていきたいと思います。 |