兵庫県版NPO法人設立・運営手引書改訂プロジェクトスタート! [2011年10月25日(Tue)]
またまたブログの更新が滞ってしまってすみません。
貧乏暇なしです(笑) 以前ブログでもご紹介したように、新しい公共支援事業(兵庫県の事業名:地域づくり活動支援事業)がスタートしています。 この事業は、新しい公共の担い手として考えられるNPO等の地域づくり活動の基盤整備を進めていくための事業で、23年度と24年度の2年間実施されます。 私どもシーズ加古川もいくつか提案をし、受託することとなりました。 その一つが、タイトルにも書いた「NPO法人設立・運営手引書」を改訂するというプロジェクトです。 正式な事業名は「兵庫県版「NPO法人設立・運営手引書」改訂を通じた県内中間支援組織の意識啓発及びスキルアップ事業」。 つまり、手引書を改訂するプロセスを通じて、県内の中間支援組織(私どものようなNPOをサポートするセンター)のスキルアップを図りたいという事業です。 その意図は、下記の通りです。 以前、ブログでも情報提供したことがありますが、今年の6月「NPO法改正案」が成立し、平成24年4月1日から施行されます。 今回の改正案には昨年度策定されたNPO法人会計基準の内容なども盛り込まれていて、今後NPO法人にはますますアカウンタビリティの向上が求められるようになってきます。 また、この改正にともない、今まで国税庁が担っていた認定NPO法人の認定事務も都道府県へ移管されることとなります。 この度の改正は、歴史的な大改正なのです。 このような背景から、今後、認定NPO法人格申請に関するサポートやNPO法人会計基準に関するサポートに対するニーズが増えるものと考えられ、NPOをサポートする中間支援組織の支援力強化は必要不可欠といった状況です。 そこで、今回の新しい公共支援事業を活用し、まずNPO法人設立、運営に関する基本的なガイドブックとなっている所轄庁発行の手引書を改訂したいと考えました。 兵庫県内のほとんどと言ってよいほどのNPO法人がこの手引書に基づいて法人の設立・運営を行っており、教本となっていると言って過言ではありません。 この手引書を改訂することによって、兵庫県内の全NPOに対して、アカウンタビリティの意識啓発等を行うことができ、しいては、兵庫県内の全NPO法人のレベルアップを図ることができると確信しています。 また、その手引書改訂のプロセスそのものを県内のNPO支援を主たる業務とする中間支援NPOと一緒に行うことによって、中間支援NPOの知識向上及び支援力強化につなげたいと思っています。 他の都道府県は、県内に1つといったように、大きな中間支援組織が一つ全県エリアを対象に活動していることが多いのですが、兵庫県は県内にNPOを支援することを主たる業務とする中間支援NPOが多く存在しています。 地域の状況に合わせて多様な支援ができているという強みがある一方で、サポート方法にはバラつきがあり、決してクオリティが均質であるとは言えないのが現状です。 そこで、今回の手引書改訂のプロセスそのものに中間支援組織のスタッフが参画していただくことで、他の中間支援組織のノウハウを学びあう機会にもなり、スキルアップの機会にもつながればと考えました。 このような手引書改訂の事業が、9月からスタートし、先日第1回目の中間支援組織が集まる会議を行いました。 22団体をお声がけし、4団体がどうしても都合がつかないということで欠席でしたが、18団体が参加してくださいました。 今までの兵庫の歴史上こんなにも多くの中間支援組織が一同に会したのは初めてのことだったかもしれません。 また、NPOと兵庫県、神戸市も一緒にこのプロジェクトを進めていくことになっており(というのも、最終的な発行者は兵庫県と神戸市になります)、NPOと行政の協働事業であるとも言えます。 今後は、年に数回集まり、意見交換をしながら、手引書改訂を進めていきたいと思っています。 随時、このブログでも報告していきます。 ぜひ注目していてください! |