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コミュニティ・バス「江川ふれあい号」 [2011年09月27日(Tue)]
先日、アドバイザーとして関わらせていただいている佐用町江川地域づくり協議会に、相生市の方々が視察に来られるということで、私も同席させていただきました。
何の視察かというと、地域交通部会さんの活動の視察です。

江川地域づくり協議会では、地域交通部会という部会を作り、なんと!住民が中心となってコミュニティ・バス「江川ふれあい号」を運行し、お買い物難民等の支援をしているのです。
大阪大学や兵庫県などと連携して研究を進めてきた成果で、昨年の10月から開始されました。
来年の3月末までは実証運行中ですが、土日祝日をのぞいて毎日、佐用町の中心部と集落を1日4往復しています。



江川ふれあい号は、自宅から目的地までを往復する「デマンド方式」を採用しています。
なので、バス停まで歩くことが難しい高齢者でも、自宅まで迎えに来てくださるので、安心です。
バスの運転は講習を受けた運転ボランティアさんたちが交代で担当しています。

毎日平均して20名くらいの方々が利用されるとのこと。
佐用町から補助金として180万円を負担してもらっているとのことですが、昨年度はそんなにも使うこともなく余ったので町へお返ししたとのこと。
完全に採算が合うところまできているわけではありませんが、住民同士で助け合って、町とも協働しながら、交通に困られている方々の支援をされています。

いつもバスを利用する方はだいたい決まってくるので、バスの中はみんなでワイワイ言いながらコミュニティとしてのつながりを作る役割も担っています。
住民が運転するので、地域のこともよくわかっているので、その都度利用者や自宅や希望の目的地を順番に回っているとのことです。
企業や行政が行うと画一的な運行にならざるを得ない部分が出てきますが、住民同士が助け合いの心で運行しているので、利用者の手のかゆいところまで届くサポートができているとのことでした。

今回視察に来られていた相生の方々も江川地域づくり協議会のお話を真剣に聞いておられました。


バスを運行するということは、どうしても事故やそのときの責任など心配なことが多いため、住民同士で運行するということに踏み切ることができない自治体や地域が多いのだと思います。
しかし、江川地域は自分たちでやろう!ということで、いざ実証運行に踏み切られました。
住民同士の助け合いのチカラのすごさと、その活動の重要性を改めて感じた1日でした。
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