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高齢者大学での実践発表会で感じたこと [2011年02月10日(Thu)]
先日、高齢者大学である「うれし野生涯大学」の実践発表会に行ってきました。

以前からのブログにも報告していますが、「うれし野生涯大学」は、兵庫県生きがい創造協会が運営している高齢者大学です。
うれし野生涯大学という4年制の高齢者大学と、私が専任講師をさせていただいている大学院という位置づけの2年制の地域活動実践講座の大きく2種類あります。

今回の実践発表会は、4年制の生涯大学と、2年制の地域活動実践講座が一緒に行う最後の集大成の発表の場です。

まず、クラブ活動での内容の発表です。
4年間の在学中に一番楽しい!と思われている活動がクラブ活動です。
クラブ活動を通して、新しい趣味を見つけたり、その特技を磨いたりされています。
写真は染色クラブさん。なんと!ファッションショーをして、発表して下さいました。


次に支部活動といって、地域ごとに分かれて行っている地域活動の発表です。
うれし野生涯大学では、4年間の在学中に、必ずいずれかの地域で地域活動をしなければならない仕組みになっています。
自分たちの身近な地域で地域活動に関わる機会となっており、卒業されてからもそのまま地域活動を続けられる方々もいらっしゃるようです。
このような仕組みによって、地域活動に関わるきっかけとなっています。

そして、私が専任講師をさせていただいた地域活動実践講座2年生の発表です。
写真は「てくてく」さん。子育て支援をされているグループで、紙芝居の実演をして発表されました。


最後は、4年生が4年間の出来事などを発表です。
内容の充実度にビックリ!!

写真は、絵手紙の実演です。
「夢」という文字を新聞の切り絵で表現してくださいました。


そして、マジックと皿回しのお披露目です。


最後は、うれし野の炭坑節を作って、全員で総踊り!!



今回の実践発表会の内容は、想像していた以上に充実していて、内容の濃いもので、4年生の方々の達成感や充実感をとてもとても感じました。

4年制大学での4年間は、趣味の幅を広げたり、特技を身につけたり、新しいことにチャレンジしたりし、自分の好きなこと、自分の生きがいの場を見つける期間となっているようです。
しかし、そのまま充実感や達成感で高齢者大学を終えてしまってはもったいなさすぎます。
高齢者大学を行政の施策としてやる以上、高齢者が地域活動の担い手となってくださるようにどのように人材育成をできるのか?という点が重要です。

なので、高齢者大学の4年間で身に付いたスキルや特技をこれからどう自分の人生の中で活かしていくのか、それを広げ、地域にどう活かしていくのかということを、どのようにサポートしていけるかどうかが今後の高齢者大学ではますます重要になってくるだろうと改めて感じました。

実は地域活動実践講座の最後の授業のときに、「これから(卒業後)の自分のキャリアをどう描いていくのか」というワークショップを行いました。
それは、卒業後、せっかく学んだノウハウをどのように活かしていきたいか、そのためにどんな風に生きていくのか、どんな人生を送りたいのかを考えていただきたいと思ったからです。
自分の趣味や特技を広げる時間となっている4年生大学こそ、このようにその後のキャリアデザインを考える授業が重要ではないかと思います。
4年制の最後にも、高齢者大学で学んだことをどう活かしていくのかを考える時間が取り入れられるとよいと思います。
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