学んだことB「代理店でできることはしない」 [2011年01月15日(Sat)]
ひょうごNPO−YOUTHの合宿でNPO法人ハンズオン!埼玉さんから学んだこと3つ目です。
それは、「代理店でできないからこそNPOでやる意味がある」ということです。 これは、1つ目に学んだ「お客様にしない」」ということの延長線上にあります。 代理店は、消費者=お客様に対するサービスとして提供します。 つまり、代理店はいい企画を提供してお客様に喜んでもらう、そしてそこにお金を支払ってもらうということから成り立ちます。 代理店とお客様は、「やってあげる人」と「やってもらう人」という関係なのです。 では、NPOはどうなのでしょうか。 NPOもイベントをやることがよくあります。 代理店と同じように、企画を提供するイベンターなのであれば、代理店がすればよいことです。 「お客様にしない」というブログでも書いたように、お客様=消費者と、サービス提供者という関係ではなく、みんなが当事者として、一緒に決めて、一緒にやるということがNPOです。 なので、NPOが開催するイベントは、イベンターとして提供されたイベントであってはいけないわけで、参加者に当事者意識を持ってもらうための入口としてのイベントであるはずなのです。 「市民活動」は、市民が主体的に活動するということ。 そこへの参画者をいかに増やしていけるかということがNPOの大事なことなのです。 つまり、NPOがやるイベントは、当事者意識を持ってもらうためのあくまで手法にしかすぎないのです。 お客様目線でやるのであれば、企業と同じ。 お客様目線ではないからNPOなのです。 こんな風に整理をすると、シーズ加古川は、「主体的な市民を増やしたい!」と考えていながら、まだまだイベンターにすぎないのだといことに気がつかされました。 NPOならではの事業をもっともっと増やしていきたいと思います。 |