学んだことA「地域のコミュニケーションを変える」 [2011年01月14日(Fri)]
更新が遅くなってすみませんm(_ _)m
前回のひょうごNPO−YOUTHの合宿で学んだことの続きです。 2つ目に学んだことは、「コミュニケーションの方法」です。 ハンズオン!埼玉さんの目指すところは、「地域のコミュニケーションを変える」ということにあります。 なので、コミュニケーションの方法をいろいろと工夫されています。 合宿時の写真にある「カブリケーション」というのもその一つ。 カブリ物をいろいろと手作りされています。 例えば、企業のCSR活動を推進する「みかんプロジェクト」(「未来の会社を考える」という頭文字をとったプロジェクト)では、みかんのカブリ物をするそうです。 なぜかというと、、、 カブリ物で登場するとその場の雰囲気が変わります。 特にその場の中で、偉い人ほどカブリ物をするように促しているそうです。 そうすると、その場が偉い人の立場がどうということではなく、一人の人としてみんな同じ対等の場になります。 会議が変わるカブリケーションなのです☆ ハンズオン!埼玉さんの事業で、障害者が働く小規模作業所で作っているクッキーをもっと売れるクッキーにしよう!という事業を「クッキープロジェクト」と呼んでいるそうです。 小規模作業所で作っているクッキーは、どうしても福祉だから仕方なく買う、今回だけ買ってあげよう、と考える人が多いと思います。 このプロジェクトは、そんな心理で買うというクッキーではなく、本当に買ってもらえるクッキーにパワーアップさせようというプロジェクトなのです。 ただ、「福祉」、「小規模作業所」、「障害者」等の言葉を使うと、どうしてもその当事者だけが参画する事業になってしまいます。 一方で、「クッキー」、「おいしい」、「食べる」ということになると、一般的な言葉になるので、色んな人が参画してもらいやすくなります。 そんな風に、関心のある層を広げていくということをとても楽しく、素敵に事業として実施されています。 このお話を聞いて、シーズ加古川の理念ももっと色んな人に関心をもってもらいやすい言葉に変えてみよう!と思いました。 市民活動やNPO、市民セクターというのはどうしても固いイメージがあります。 なので、その言葉が響く人にしか関心を持ってもらえません。 シーズ加古川の業務の一つ「相談業務」も「一緒に考えます」「一緒に悩みます」という表現に変えるだけで、印象が変わります。 表現を変えるだけで、色んな人に関心を持ってもらえる工夫ができます。 今回の合宿では、色んな人の目線にたったコミュニケーションの手法ということを学びました。 当たり前のことですが、コミュニケーションは相手の立場に立って考えなければいけません。 そんなことを改めて考えさせられました。 |