ワークライフバランスの深意 [2010年12月09日(Thu)]
兵庫県には、ワークライフバランスを推進するために「ひょうご仕事と生活センター」が設置されています。
仕事と生活センターのHP→ http://www.hyogo-wlb.jp/ 私は、昨年から「ひょうご仕事と生活センター」の外部相談員をさせていただいています。 といっても、外部相談員ということで登録しているだけで、あまり活動することは少ないのですが…。 今日はそんな外部相談員の勉強会で、渥美由喜先生のワークライフバランスについてのお話を聴いてきました。 さて、ワークライフバランスということを日本語に訳すと「仕事と生活の調和」と言われます。 近年、全世界的にこのワークライフバランスということが進められています。 私も仕事と生活センターの外部相談員として登録しているものの、ワークライフバランスの深意をしっかりと理解できていなかったことにセミナーを受けて気づかされました。 というのも、ワークライフバランスを主張する方々は、仕事と生活の調和ということで、 生活を充実させるために、もっと趣味に時間を費やせるよう仕事の時間を短くすべき!とか、 有給休暇をもっと増やすべき!とか、 女性が働きやすくなるよう男性も育児にをするべき!とか、 出産後も仕事に復帰できるように、育休制度を充実させるべき!とか、 どちらかというと、労働者の権利主張のようなことを言っている感じがとてもしていました。 上司批判をしていたり、会社批判をしていたり、、、批判しても何も始まらないのに…そんな印象が強くありました。 しかし、本来のワークライフバランスの意味は実は全く違っていたのです。 ワークライフバランスとは、言葉どおり「仕事と生活の調和」という意味なのですが、深意はワークライフと、ライフワークをバランスよく持ちましょうということ。 ワーク上のキャリア形成だけでなく、ライフ上のキャリア形成をいかに進めていくかと言うことだったのです。 なので、ライフの時間を有効活用し、いかに自己研鑽できるかということなのです。 つまり、ライフの時間にボランティア活動に参画してそれをライフワークにするとか、研修等に参加してスキルアップするとか。 ライフ上で自己実現していくことができれば、それを仕事上にも活かせることができる。 そうすると、会社としてもそんな人財がいれば、仕事の効率も上がる。 そういった意味だったのです。 なので、経営戦略としてワークライフバランスを導入すると良いのです。 それが、深意を理解されずに良いように解釈され、権利主張だけする曲がった感じに伝えられている気がします。 何事にも、深意をしっかり理解することが大事。 そんなことに気がつかされた一日でした。 シーズ加古川のスタッフには、自律したエンパワーメントを持った人になってほしい。 そんな想いを実現するには、ライフ上のキャリア形成ができるように、組織体制を改善していかなければ!!と思います。 |