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「利用する施設」から「わたしの施設」へ [2018年02月18日(Sun)]
久しぶりのブログ更新。(たまには感じたことをきっちり書いていこうと思っています)

昨日は、運営している東播磨生活創造センターの「かこむリニューアル説明会」。
4月から新しくなる制度や仕組みをスタッフから共有させていただきました。

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私達が次の指定管理期間(平成30年度4月〜3年間)で考えていること、目指したいことをスタッフからお伝えしました。
同時に、このご時世、指定管理料がそれほど上がらないこと、同時に開設して10年以上が経ち、老朽化が進んでいることなどを理解してくださってか、利用者の皆さんに少し負担を強いることになる仕組みも、快くご理解いただけたと思う、とスタッフ。
「「かこむ」の施設は安すぎるからお金ないんやったらもうちょっと部屋代高くしたらいいんちゃうのん」というようなお声までいただいたそう。
私達も、出来る限り「かこむ」の運営状況を皆さまにお伝えするように努めてきました。
そういったことからなのか、少しずつ利用者の皆さんにとって、「かこむ」が単なる利用する施設、活動する場ではなく、「わたしの施設」であることを感じてくださっているのかなと思います。

毎年の12月末の大掃除には利用者の皆さんが30人あまりお手伝いに来てくださったり、改めて、市民に愛された、市民が支えてくださっている公共施設であることしみじみ感じます。
皆さま、本当にありがとうございます。
昨日の説明会、ごちゃまぜ交流会を見事に仕切ってやってくれたスタッフたちにも感謝感謝です。

4月からは地元のケールブルテレビ「BANBANネットワークス」と一緒に運営していきます。
次のステージに進む「かこむ」をさらにご期待ください。
合宿で見えてきたこと「個人と組織のあり方の模索」 [2015年01月20日(Tue)]
18〜19日の2日間、シミンズシーズ毎年恒例の合宿「たのづくりCAMP」でした。
年々、合宿で議論する中身が濃くなっていることに嬉しいな〜と思いつつ、私自身もたくさんの気づきのあった合宿となりました。

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年始のブログにも書きましたが、今年はシミンズシーズは次のステージへと大きく転換する1年となるような気がしています。
そんな次のステージの大きな課題が合宿で見えてきました。

その課題とは「個人と組織のあり方の模索」です。
シミンズシーズは、一人ひとりのスタッフの自己成長と自己実現をとてもとても大事にしています。
それは、一人ひとりのジリツを支援する私たちこそ、誰よりもジリツしていなければならないだろうという思いがあるからです。
これからは「個の時代」だと言われています。
一人ひとり個人の専門性やスキルを高めて、フリーランスで仕事をする人が増える時代。
そんな時代に対応していけるスタッフの力をどう高めるのかという意味もあり、スタッフの自己成長や自己実現に重きを置いているとも言えます。

しかし、一方でNPOとしてのソーシャルインパクトは何か、つまりどんな事業を通じて、社会をどう変えるのかということが必要です。
地域や社会には様々な課題があり、ニーズがある。
そこにどう柔軟に機動的に対応していくのかがNPOとして求められることです。
また、個の時代だとは言え、個人ひとりでできることは限られていて、「チーム」として仕事をするからこそ、新しいクリエイティブな発想が生まれ、大きな成果を出せることも事実です。

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この「個人の自己実現」と「組織としての役割」をどのようにバランスを取るのかはとても難しいなと思います。
個人の自己実現ばかりを見ているとNPOではなく、単なる仲良しこよしの集団になってしまう。
しかし、組織としての役割ばかりを考えていると、そこで働くスタッフは単なる従業員になってしまう。
これからの組織のあり方を模索しなければならないと最近つくづく感じています。

そのような中、今回の合宿「たのづくりCAMP」では、スタッフみんなで「個人の自己実現」と「組織としての役割」のあり方について話しあうことができました。
スタッフと話し合う中で見えてきたことは、
「個人の自己実現」と「組織としての役割」は「バランスを取る」ということではなく、

「個人の自己実現」✕「組織としての役割」=大きなソーシャルインパクト

こそが必要なのではないかということです。
つまり、「個人の自己実現」と「組織としての役割」が互いに掛け合ってこそ、社会にもっと大きなインパクトを与えられる組織になるということです。

考え方として書くのは簡単ですが、実際には様々な人材がいたり、日々の様々な事業があったりする中で、この掛け算を本当の意味で実現するのは簡単なことではありません。
この3年でどう実践するのかを模索し、見出していこう!と、そんな決意をスタッフの間ですることができました。
本当の意味で、
「個人の自己実現」✕「組織としての役割」=大きなソーシャルインパクト
が実践できる組織をこれから模索していきたいと思います。

日々変わり続けるシーズの組織を楽しみにしてください☆

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新年2015年のごあいさつ [2015年01月02日(Fri)]
1日遅れてしまいましたが、新年明けましておめでとうございます!
久々のブログ更新です。
今年は頑張って更新したいと思います。

昨年もたくさんの方々にお世話になりました。
この場をお借りして、お礼申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!

さて、少し2014年の振り返りと、2015年について少し思うことを書きとめたいと思います。

■活動のジリツ
1.明石コミュニティ創造協会の活動の具現化
2012年に設立された明石コミュニティ創造協会ももうすぐ2年と9ヶ月が過ぎました。
試行錯誤しながらの小学校区ごとの地域自治組織「まちづくり協議会」の支援でしたが、2014年は少しずつ形になってきた1年だったと思っています。

明石コミュニティ創造協会のブログで振り返っていますので、ご笑覧ください。
http://akashi135.blog.fc2.com/


2.企業へのチームビルディングプログラムの展開
2014年は企業からチームビルディングのご依頼をいくつかいただきました。
経営者だけが会社を作るのではなく、スタッフみんなが経営者意識をもってみんなで作る組織になるように、チームビルディングすることのお手伝いです。
これまでシミンズシーズでやってきたチームビルディングを企業にも活かすことができつつあることがとても嬉しく思います。


3.東播磨生活創造センター「かこむ」は第3期目(2015〜2017年度)へ
昨年は指定管理者として運営している東播磨生活創造センター「かこむ」が第3期目(2015〜2017年度の3年間)のコンペの時期でした。
若いスタッフ達が頑張って申請書を書き、プレゼンテーションし、無事に採択されました。
次のコンセプトは「東はりまプラットフォーム」としての「かこむ」です。
これからのくらしや生き方を創造するための様々な情報や人が行き交うプラットフォームとして、次のステージを目指したいと思っています。


■スタッフのジリツ
ほとんどの事業をスタッフが進めてくれるようになりました。
スタッフの成長を嬉しく思うとともに、もっと任せていかないといけないなぁ〜と反省しきりの2014年でした。
2015年度はスタッフにもっと任せていく形の組織体制にしていきたいなと思っています。
来春の総会をお楽しみに(^ ^)


■柏木登起のジリツ
昨年は3月に胃腸炎で1週間食事出来ないことから始まり、6月にはヒドイ蓄膿症で声が出なくなり、9月の健康診断で卵巣嚢腫と子宮筋腫が発覚。人生初めての入院&手術。年末にはインフルエンザというこれまでにはない色々な病気にかかった1年でした。
健康であることがいかにありがたいかを考えさせられました。
少しずつ健康のことやライフの時間の使い方を考えていかないといけないなぁ〜と。
最近では、「ワーク・ライフ・バランス」ではなく「ワーク・ライフ・インテグレーション」といって、ワークの時間とライフの時間をバランスを取るのではなく、統合していくことが重要と言われています。
今年の柏木もライフの時間をもっと充実させ、自分を高めつつ、ワークに活かす、「ワーク・ライフ・インテグレーション」を目指したいと思います。

■2015年は・・・。
2015年はシミンズシーズの組織も、明石コミュニティ創造協会も、私柏木登起も次のステージに向かう1年になる気がしています。
組織体制も、活動も、次の新しい波にチャレンジしていきたいと思います。
2015年もどうぞよろしくお願いいたします!
「持ち寄り」の効果 [2013年04月15日(Mon)]
飲食付きの懇親会や交流会をする場合、シミンズシーズでは可能な限り「持ち寄り式」にしようとしています。
つまり、参加者に何でもいいので1品を持ち寄ってもらうということです。

先日、明石コミュニティ創造協会として関わっている一つの地域の「夜桜交流会」の場も「持ち寄り式」にしました。
最初は、みなさんから「持ち寄りって何?」「どのくらい何を持っていけばいいの?」「花見弁当を用意していたほうがいいのでは?」という声がたくさん。
スタッフからも「本当に食べ物が集まるの?」という不安の声ばかりでした。
ですが、当日の食べ物はこんな感じ↓

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とっても和気あいあいとした雰囲気になりました。
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なぜ、これほど「持ち寄り式」にこだわるのかについて、私の想いを少し書きたいと思います。

1つ目は、参加者を「お客さま」にしないということです。
すべて幹事さんが段取りをして、食事も飲み物もぜーんぶ用意する。そんな場がよく見受けられます。
けれども、段取りをきっちりすればするほど、完璧であればあるほど、参加者は参加するだけでいいために、お客さまになってしまい、受け身になってしまうのです。
地域の懇親会は、飲食店とは違うわけですから、参加者をサービスを受けるお客さまにしてしまってはいけません。
懇親会をみんなで作る場にするためには、参加者をお客さまにしないということが大切なのです。
今回の夜桜交流会も、「みんなが持ってきてくれたものだから残したらもったいないよね〜」と言ってみんなで残り物を持って帰ったり、みんな一緒にワイワイ言いながら片づけたりという動きが見受けられました。
「持ち寄る」ことで、みんなで作る場につながっていくのです。

2つ目は、「持ち寄り式」にすることで、それぞれ一人ひとりの特技を披露する機会にもつながります。
例えば、得意料理を披露してくださる方もいて、それはそれでそんな特技を持っていたのだ!ということをみんなが知る機会にもなります。
先日の夜桜交流会の場でも、桜のケーキを作ってくださった方がいらっしゃいました。実は昔パティシエだったとのこと。
見た目からは全くそんな風には見えない方だったので、みんな驚きでした。
そんな特技が見えてくると、「次の◯◯イベントでケーキ作ってもらえますか?」という風につながっていく可能性も出てきます。

3つ目は、今後、地域が持ち寄って活動する第一歩の経験をできる場となるということです。
地域の活動は、基本的にそれぞれできることを持ち寄って成り立っています。
出せるものを出せる人が出していく。それが大事なのです。
けれども、最近では地域のつながりが希薄になり、出せるものを出せる人が出していいんだという感覚が薄れてしまっています。
この懇親会の「持ち寄り式」を経験するということは、色んなものを「持ち寄って」地域は作っていくということを経験する第1歩だと思ってます。

例えば、お金がなくて何も持ってこれなかったという人がいてもそれはそれで、そのことをみんなで受け入れるという経験だ重要です。「いいよ〜。他にも食べ物がいっぱいあるんだから。」という風に。
そして、持ってこれなかった人も地域のみなさんにそれでもちゃんと「受け入れてもらえた」ということを感じることが大切です。
最初は、持ってきたものを出すのが恥ずかしいと感じるのは、地域の中で「自分」を出すということが恥ずかしいのと同じことです。
けれども、少しずつ「出す」経験をすることで、受け入れてもらえたという実感を積み重ねてくることで、少しずつ地域の中で「自分」を出すということに慣れてきます。
希薄になってしまった人間関係の中では、このような経験がもっと必要なのではないかと感じています。

「持ち寄り式」は「持ち寄ることで作る地域」への第一歩ではないでしょうか。
ぜひ、色んなところで「持ち寄り式」懇親会が増えるといいなと思っています。
ハローライフの記事 [2013年04月05日(Fri)]
今年度からシミンズシーズには、新しいメンバーが3名増えました。
その3名がシミンズシーズに関わろうと思ってくれたきっかけをくださったのが、「ハローライフ」という求人サイトです。

http://hellolife.jp/company/4504.html
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このハローライフは、NPO法人スマイルスタイルというNPOが運営しています。
1月に取材に来てくださり、私たちの想いを聞いて、記事にしてくださいました。

シミンズシーズが大事にしていた働き方、スタッフへの想いをとても分かりやすく表現してくださったと思っています。
そして、新しく入ってくれたスタッフとの出会いというきっかけをくれました。

2013年度もシミンズシーズのスタッフ一人ひとりがたのしみながら、「ジリツした市民」として、活動していきたいと思っています。
怒涛の2012年度が終わりました。 [2013年04月01日(Mon)]
久々のブログです。
2012年度が終りました。
2012年度の一番の反省は、ブログを更新できなかったことです。
読んでくださっていた皆さま、本当にすみません。

さて、2012年度が終り、2013年度に入りました。
2013年度に入るにあたって、2012年度の振り返りをしたいと思います。
2012年度は新たな挑戦をたくさんした1年でした。
嵐のように過ぎ去っていった1年だったように思います。
「挑戦」した取り組みでも大きかった3つをご紹介します。

まず1つ目は、明石コミュニティ創造協会の取り組みです。
これまで、「ふるさと自立計画推進モデル事業(http://www.hnpo.comsapo.net/weblog/myblog/611)のアドバイザーをさせていただいたり、県民交流広場事業(http://www.hyogo.kouryu-hiroba.jp)に関わらせていただいたりしていたので、地縁組織の活動にも少しは関わっていましたが、2012年度は明石コミュニティ創造協会の仕事に関わらせていただくことで、かなり地縁組織中心の1年だったように思います。
町内会や自治会の会長さんや会員の皆さんの活動を知り、地域の活動の重要性を改めて認識した1年でもありました。
地域自治組織に向けて、そのあり方を少しずつ考えていくことができたようにも思います。

2つ目に、NPO法人の手引の認定NPO法人編を作成したこともこの1年の大きな出来事でした。
2011年度に取り組んだNPO法人の手引(設立・運営編)は、全国の所轄庁が既に発行している手引を集め、いいところ取りをした形で作成をしましたが、認定NPO法人編は全国には例がなく、最初から最後までオリジナルのものになっています。
ないものを生み出すことの難しさを感じた取り組みでもありました。
この取り組みを通して、行政との「協働」のあり方を考える機会にもつながりました。

3つ目に、明石清水高校で特別非常勤講師を担わせていただいたことがあります。
高校生に向けての授業は初めての試みで、試行錯誤しながらの半年間でした。
しかし、高校生の成長の機会に関わらせていただけたことは私自身にとって大きな学びとなりました。

2012年度は、たくさんの新しい試みに挑戦させていただくことができた1年でした。
何とか無事に1年を過ごすことができ、嬉しく思っています。
この1年間で色々と気がついたこと、学んだことがたくさんありました。
2013年度はそんな気づきを、きちんと文章にしたり、言葉にしたりと「伝える」ということをしていきたいと思っています。

1年間応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
2013年度もよろしくお願いいたします。
新年明けましておめでとうございます! [2013年01月02日(Wed)]
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、シミンズシーズの活動をご支援くださいまして、ありがとうございました。
2012年は法人を設立して10年の節目の年でした。
法人名をシーズ加古川からシミンズシーズへ変更し、次の10年に向けて新たな1歩を踏み出しました。
2013年はより一層地域に密着しながら、想いをカタチにしていきたいと思っています。
2013年もどうぞよろしくお願いいたします。

「たのしいのタネが見つかるかもしれない機関誌『たのしいのたね』」創刊号を発刊しました。
会員の皆さまには、郵送にてお届けしております。
ご笑覧いただければ幸いです。

kikanshi2013.pdf
2012年の柏木登起−part2 [2012年12月31日(Mon)]
2011年の最後のブログがpart1とpart2という形で振り返りましたので、2012年も同じように振り返ってブログに書いています。
part1では、月ごとに分けて色々と起こった出来事を振り返りました。
改めて振り返ってみると、2012年はあまり「月日」ではっきりと分けられない活動が多かったのかもしれません。
半ば強引に分けましたが、分けなくてもよかったかも、、、と改めて思っています(笑)
part2では、2012年全体を振り返って感じていることを書きたいと思います。

2012年の最初に、この1年を思って書いたブログがあります。
■2012年の柏木登起−「挑」
https://blog.canpan.info/toki/daily/201201/05

2012年を漢字1字で表すと挑戦する・挑むという「挑」この字だと思い、その想いを書いたのがこのブログです。
改めて読み返すと、達成できたか?と思う気持ち7割、まだまだだったなと思う気持ち3割といったところでしょうか。

今年1年を振り返ると、新しいことに色々と挑戦する中で、気がついたこと、感じたことがたくさんありました。
そして、少しずつその想いが点から線になりつつあるような気がしています。
こんな場作りが大事、こんなチーム力アップのワークショップが必要、この地域にはこんなことが必要と肌感覚でこれまでやってきましたが、少しずつ「なぜ重要なのか」「何が必要なのか」ということが体系的に考えられつつあるような気がしています。

ただ、それをまだ目に見える「カタチ」にするということができていません。
その力不足を痛感したのがこの1年でもありました。
目に見えるカタチの一つとして「文章」にしようと思った時に、その文章力のなさをひしひしと感じたのがこの1年でした。
もっともっと本を読んで鍛えなければ、、、。
2013年は目に見える「カタチ」にできるかどうかに挑戦しなければいけません。

そういった意味では、2012年はあまりブログを更新できなかったことも大きいかもしれません。
言い訳になってしまいますが、ブログを更新する時間を十分に取ることができなかったのは、大きな反省です。
2013年は少し気持ちにゆとりを持つことも必要かなと思っています。
そんな中で、もっと本を読んで、考えていることを整理していきたいです。

2012年、お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
一つひとつの出会いが私自身を成長させてくださっていると思います。
2013年もがんばりますので、何卒よろしくお願いします。
2012年の柏木登起-part1 [2012年12月30日(Sun)]
2012年は大きく色んなことにチャレンジした年だったように思います。
私柏木登起のこの1年を振り返ります。

【1月】ーひょうごNPOユースの新春合宿
毎年ひょうごのNPOで働く若手スタッフが集まって新春合宿をしています。
2008年から初めて4回目の合宿でした。
2009年のせんだい・みやぎNPOセンターの故加藤哲夫さんから始まって、毎年豪華ゲストに来ていただいています。
今思うと、とても贅沢な合宿を開催していますね。
今回はテラ・ルネッサンスの鬼丸昌也さんにお越しいただきました。
鬼丸さんの共感を呼ぶ話し方は衝撃的でした。
自分たちの活動を伝えるための工夫の仕方を学びました。
鬼丸さんに刺激を受けて、講演のパワーポイントの見せ方などを大きく工夫できるようになりました。

【2月】ー生きがいしごとサポートセンター事業をやめることを決めました。
2009年度からスタートした兵庫県補助事業「生きがいしごとサポートセンター播磨東」ですが、2011年度を持って当法人が運営することから手を引くことにしました。
私がこのNPO業界に関わるきっかけとなったのは、実はこの事業があったからです。
この事業があったからこそ、コミュニティ・ビジネスのあり方やNPOのあり方など色々と考えることができました。
ですが、一方でこの事業のあり方そのものには色々と疑問に感じることも多く、また、成果をしっかりと残せたわけではありませんでした。
理事会で何度も検討した結果、シーズはこの事業を受託せずに、コミュニティ・ビジネスやNPOのサポートをするという道を選びました。

【3月】ー兵庫県・神戸市版「NPO法人設立・運営の手引」を作成しました。
2010年10月からスタートした兵庫県・神戸市版「NPO法人設立・運営の手引」改訂プロジェクト。
まずひとつ目の成果として、まだ暫定版という形ですが、認証版(NPO法人を立ち上げる際の手引)を発行することができました。
兵庫県内で活動する23のNPO支援センターと所轄庁である兵庫県・神戸市と一緒に作成した全国でも類のない手引ができたのではないかと思います。
この手引書改訂プロジェクトを通じて、兵庫県内のNPO支援センターと所轄庁のネットワークができました。
http://www.hyogo-intercampus.ne.jp/v-hyogo/info/v_3_1/tebiki-moku.html

【4月】ー明石コミュニティ創造協会の事務局長に就任
明石市の地域自治組織の形成を支援するために2012年4月に作られた「一般財団法人明石コミュニティ創造協会」の事務局長に就任しました。
この活動のおかげで、地縁活動にどっぷり入った1年だったと思います。
地縁組織の課題やそのあり方など、色々と考えることができました。
地域の人たちが対話するための「場づくり」の重要性、ヨソ者の役割の重要性など、現場に入ったからこそ感じたことがたくさんあります。
この感じたことを2013年はカタチにしなければならないと思っています。

【5月】ー西粟倉村へ視察に行きました。
岡山県の西粟倉村へ1泊2日の視察へ行って来ました。
小さな村の中で経済をどう循環させるか。元村長さんから直々にお話をお伺いし、その取り組みを聞かせていただきました。
「豊かさ」とは何かを改めて考えるとてもよい機会になったと思います。

【6月】ーシーズ10周年記念活動報告会を開催しました。
シーズ加古川が発足して10年ということで、これまでよりも少し盛大に活動報告会を開催しました。
今回の活動報告会のテーマは「総選挙」。
スタッフがチーム別に分かれて、候補者としてプレゼンをしました。
100名をこえる方々にお越しいただくことができ、とても嬉しく思っています。
その時の動画です↓
https://blog.canpan.info/seedskakogawa/archive/31

【7月】ーチームビルディングのプログラムを実施。
今年度シーズとして力を入れたプロジェクトの一つに「チームビルディングプログラム」があります。
私がシーズに関わってからこの3年、スタッフの人材育成とともに、チーム力を強化することに何よりも力を注いできました。
月1回の研修日に、ミッションを共有したり、それぞれの人材を知ったりと様々なチーム力強化のためのワークショップを実施してきました。
その結果、今シーズは、スタッフ一人ひとりの個性を活かしながら活動を展開できていると思います。
そのプログラムを他のNPOなどにもお伝えしたい。そう思って作ったのが、このチームビルディングプログラムです。
今年はこのプログラムを数団体に実施させていただきました。
このプログラムが他団体にも通用するのだということを実感することができました。

【8月】ー隠岐の島・海士町へ行って来ました。
夏期休暇を利用して、島根県隠岐の島の海士町へ行って来ました。
以前から一度行ってみたいと思っていたところです。
「ないものはない」というコンセプトと若い方々の自分たちのまちを作っていく熱い想いを感じることができました。

【9月】ーブランディングの成果物「リーフレット」が完成しました。
10月1日に法人名を「シーズ加古川」から「シミンズシーズ」に変更しました。
このブランディングのプロセスを通して、私自身のやりたいこと、目指したい社会がはっきりとしたことは大きな大きな成果でした。

【10月】ー明石清水高校の特別非常勤講師をさせていただきました。
明石清水高校には人と環境類型というコースがあります。
その2年生の特別非常勤講師として、高校生のキャリアデザインのプログラムを作りました。
3月頃から担当の先生方と色々と試行錯誤しながらプログラムを組み、4月17日の授業から約半年間、高校教育の現場に入らせていただくという貴重な経験をさせていただきました。
10月6日には成果報告会を実施し、2年生の生徒達はそれぞれ3分間のパネルセッションをしました。
生徒達の晴れ姿がとても嬉しかったです。
このプログラムを通じて、「なんで?」「どう思うの?」と深く考えることの重要性を改めて感じました。

【11月】ー東日本大震災支援の加古川拠点「かだるカフェcolors」の運営に関わりました。
BANBANネットワークス株式会社、加古川地域振興開発株式会社と連携して、ヤマトヤシキ横カピル3階に「かだるカフェcolors」をオープンしました。
今年は東北に行く事ができなかったことが心残りです。
被災地が今どうなっているのか。まだ現在も進んでいる福島の現状がどうなのか。
2013年は被災地に行きたいと思っています。

【12月】ー佐用町三日月町の地域づくり計画のアドバイザーとして関わらせていただいています。
佐用町三日月町地域づくり協議会の計画づくりアドバイザーとして、7月から関わらせていただいています。
ここでも住民同士で対話することの重要性を感じました。
住民同士で語り合う中で、自分たちのまちは行政にまかせていてもダメだ、自分たちの手で作っていくという意識が生まれてくるのだと思います。

2012年は、地域の現場にこれまで以上に関わることができ、色々と「地域」の地べたのことを考える機会が多くあった年でした。
そこから学んだことがたくさんのことを、2013年に活かしていきたいと思います。
2012年に出会った皆さま、ありがとうございました!
「個性を出す」ということ [2012年11月15日(Thu)]
よく「シミンズシーズのメンバーは個性的だね!」と言われます。
また、別の話として「いいチームは個性的なメンバーが多い」と聞いたことがあります。
そのような中、最近「個性」ということをよく考えます。
今回のブログでは、「個性」について考えていることを書きたいと思います。

「個性的な人」といった使い方をよくされることがあります。
本来「個性」というのは誰もが持っていて、今の社会の中では「個性」を出せない環境があまりにも多いので、たまに「個性」をしっかり出せている人を見ると「個性的な人」という表現をされてしまうのではないかなと思います。
「個性」とは「自分らしさ」のことで、「自分らしさ」を出せる環境が今の社会の中では極端にないのではないでしょうか?

とくに日本人は、みんなと「同じ」ように、自分だけが「違う」色にならないように、同じ色に染まろうとする傾向があるのかもしれません。
目立つと叩かれる!出る杭は打たれる!そんな風土があるのでしょう。
日本は村社会の中でそのような空気は強かったですが、近代は会社組織の中で特にその傾向は強いような気がします。
鬱病の方や精神疾患の方が近年増えているのも、「自分らしさ」を出せず、息苦しさを感じている方が増えているからでしょう。
私たち中間支援組織の仕事は、「個性」を出せる安心な場づくりをすることなのではないかと思っています。そのために、中間支援組織のスタッフには、ファシリテーターのようなスキルが必要なのだと考えています。

少しずつ当法人のスタッフも、毎月のスキルアップ研修の成果もあって、少しずつファシリテーションスキルがアップしてきました。
「個性」を出せる場がもっと多く広まるように、これからもスタッフ一同頑張っていきたいと思います。
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