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2503 桜を楽しもう! [2025年03月30日(Sun)]

自然観察おもしろ講座「桜を楽しもう!」
小島紀彦(我孫子市)
  日 時:2025年3月30日(日)9時30分〜12時
  場 所:21世紀の森と広場(松戸市)
  参加者:15名(松戸市の広報で募集)
  講 師:小島(主)、米澤(副)、スタッフ:渋谷・三嶋

 桜について座学と園内に咲いている桜を見て歩こうという内容の講座で、下見会を25日に行ったが、染井吉野がチラホラと咲く状態で、他の桜は花などが見えなくて、本番では花が見られないかと心配したが、その後に気温の上昇もあり、花が開き出し、色々な種類の花が見られた
座学ではサクラの基本的な話を主体に60枚ほどをスライドで見て貰う形式で行った。
途中で〇×の指示棒でクイズに答えるやり方をした。桜の説明も色々あるが、今回は基礎知識を深めれば花見が楽しくなる とのコンセプトにて話を進めた。特に11種の自生種は、その特長と自生地に咲いている写真を見て貰う。染井吉野については、誕生、命名、経歴、特徴などを説明した。スライドの最後には、日本三大桜として天然記念物になっている岐阜の根尾谷にある「淡墨桜」、山梨の「山高神代桜」、「三春の滝桜」の写真を見てもらった。
10分間の休憩の後にパークセンター入口前に集合、最初は建物のそばにある染井吉野の樹に行き、花を見た。染井の特徴の薄いピンクの花が纏まっている状態や萼片や小花柄に毛が一杯あるのを確認する。移動してみどりの里に入る、最初にスモモ、葉桜の河津桜を見る。その先に白い花のプルーンやベニバスモモ、赤い花のモモなどを目の前で見た。
小川を渡った所の3本はベニシダレと名札がついていたが、花は八重になっており、ヤエベニシダレの間違いと話をして、その先に二本ある樹に八重咲きのヤエベニシダレと一重咲きのベニシダレと正しい名札があり、目の前で違いを確認できた。
ここから大きな樹になっているヤマザクラ、カスミザクラを見た。残念ながらまだ花は咲いてなかった。その先にはオオシマザクラの若木があり、花と葉がでているのを確認する。最後の大きな樹のオオシマザクラは花が3〜4分咲きだったが、詳しく見れば、花びらが6〜7枚あったり、旗弁があったりと多弁化していて、オオシマザクラは花弁が増える性質があるのを見て貰った、また匂いがある事を説明した。
その後 場所を野草園に移動する。ここは風が吹き込まないのか早く花が咲いており、珍しいオオヤマザクラの赤い花が高い幹の上の方に数多く咲いていた。すぐ横にウワミズザクラがあったが、花は未だでブラシ状の花序の写真を見て貰っての説明、近くにイヌザクラもあり、ここにあるのを伝えた。最後は 薄紅色の花と赤い葉が揃って出ているヤマザクラを見て、風情のあるサクラですと説明して、今日の催しの終了とした。
参加者には桜のことが分かったとか、スライドの説明もよかったとか 嬉しい言葉を頂き、公園の方にもお褒めの言葉を貰い、嬉しく感じました。担当が4人にて 細かな打合せなどご協力を頂き、時間通りに講座を終われました。有意義な催しになったと有難く感謝いたします。
     染井吉野が ほぼ満開
     5158ソメイヨシノ.JPG

     2503桜を.楽しもう 写真報告.pdf  おもしろ講座 案内資料.pdf
Posted by 三嶋秀san at 10:38 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
2503 早春の“水と緑の回廊を愉しむ” [2025年03月09日(Sun)]
第200回 東葛しぜん観察会 早春の“水と緑の回廊を愉しむ”
長谷川依子(松戸市)

 日 時:3月9日(日) 9時30分〜12時  晴 12℃
 場 所:北国分駅〜堀之内緑地・堀之内貝塚公園〜小塚山緑地〜じゅん菜池公園 (市川市)
 一般参加者:28名(内、子ども1名)、 指導員:15名、担当指導員:勝股・相吉・長谷川

 夜中は雪だったが、明ければ快晴の観察会日和。 “楽しむ”は与えられたことに対して受動的に楽しく過ごすこと。今回は自分から積極的に楽しさを作り出す能動的な深い満足感や豊かな喜びの“愉しむ”を意識することとした。下総台地最西端に位置するこのコースは、早春の今、斜面林の雑木林を樹形・冬芽・小鳥&冬鳥を愉しみながら北国分駅から台地に深く入り込んだ谷津のじゅん菜池まで約3キロを歩くには最適だ。
 斜面林に入ると足元に落ちているゴマ粒大のコレは何?の問いかけから、イヌシデのタネ、親はどれ? ハリギリのトゲトゲ幼木をちゃんと見つけてくれた参加者に、それの親はどれでしょう? 樹皮の感触や温かさの違い、シラカシやコナラのドングリ種まき作戦を考えて頂く。コナラのドングリは木の?「実、タネ!」。では根や芽はどちらから出るでしょう? お尻と頭、其々の推理は半々に手が上がった。芽出しのコナラをみつけて答え合わせで納得。イヌザクラの冬芽〜真っ赤なモンローの爪をルーペで観察し、地元の参加者にその花の様子を説明して頂くと「とにかく地味な花」とのこと。皆さんに花を思い描いてもらう。その後 花の写真を見せると「桜という名だけれど桜ではないの?」「こんな桜見たことなかった」と・・・。いえいえ これもサクラです。樹皮の皮目を観察する。縄文後期〜晩期の堀之内貝塚はイボキサゴ等の貝殻が通路に露出している。「こんなにたくさんあると説明聞かないと家庭ゴミが捨てられているのかと思う」という方も。縄文時代へ想像は一気に時を超える。
 カワセミを観てシジュウカラの囀りをBGMにハンノキの雄花・雌花をルーペで観察しながらじゅん菜池を進むと、ハシビロガモ、ヒドリガモ、コガモがペアになったりピューピューと鳴き交わしたり争ったり。カワウは身体を沈めながら首だけを出して着衣水泳のように泳いだり水から上がって濡れた羽を乾かしたり・・・。Q「コガモは大人になってもコガモなの?」A「コガモは子鴨ではありません。コガモはカルガモにはなりません」とTさんが笑いを誘いながら適格な説明!カモは一種類かと思っていたとか、カモに色々な種類があって驚いたとか。カワウやカルガモが見られて よかったとの声もあった。
 樹上を観たり、樹皮を観たり、足元を観たり。樹形が色々あって楽しかったと小学3年の少年が静かに話してくれた。いつも散歩している道だが、この観察会をきっかけに見方が変わると思う、参加して良かった、との感想は嬉しいことだった。
参加者は全く初めてのものを見たり聞いたり考えたりすることより、自分が何となく気になっていたものに改めて自ら気付くことが愉しいのだろう。道中でのボソ・ブトカラスの会話では合点がいったようで手を叩いて喜ばれた。今回は第200回とのこと。気づいていなかったが、観察会は参加者が“愉しい”ことが一番・・・と改めて思った。
       5091堀之内貝塚の話し.JPG
       2503水と緑の回廊 写真報告.pdf
Posted by 三嶋秀san at 15:19 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
2506 赤城山と谷川岳 研修会 会員向け [2025年03月02日(Sun)]
6月 自然観察研修会(バス一泊):6月8日(日)〜9日(月)

赤城山と谷川岳=2つの山の自然の違い」を観察。赤城山では標高1,400m付近の覚満渕と小沼を巡り レンゲツツジやシロヤシオなどが見られる季節です。谷川岳では天神平と山麓を流れる湯桧曽川畔の道を歩きます。ナエバキスミレやブナ林の新緑が美しい頃です。
 宿 泊:猿ケ京温泉 長生館
 集 合:松戸駅7時30分、帰着:18時ごろ
 参加費:29,000円以内で計画を進めています。
 申込先:高橋 090-5126-9434、申込み期限3/1日-15日

       東葛しぜんバス一泊研修会.pdf
Posted by 三嶋秀san at 08:44 | お知らせ | この記事のURL | コメント(0)