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東葛しぜん観察会さんの画像
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新年ご挨拶 長谷川代表より [2026年01月01日(Thu)]
皆さま、新年あけましておめでとうございます。

2026年 1月 代表 長谷川依子
この度、山口さんの後任で代表をお引き受けすることになりました長谷川です。この場を借りてご挨拶させていただきます。
先ずは、山口さん、12年の長きに亙り本当にありがとうございました。
この10年余の間には、元号が平成から令和に変わり、何といってもコロナ禍で世の中が大きく変わりました。一般観察会を行うことはもとより、指導員だけの研修会(観察会)さえ叶わぬ時を過ごしながらも、2020年9月には創立20周年を迎え記念誌を出すなど、“自粛生活”の中でも皆さんの積極的な思いで、当会は粘り強く前進してきました。誇れることだと思います。そして昨年3月には一般観察会が200回を数える節目の年となりました。昨年は観察会等が天候に恵まれてほぼ計画通りに催行できました。中でも新しく会員となられた方々の活躍は嬉しい限りです。
一方昨年自然界では、“今年の漢字”となった「熊」。やるせない思いが募るとともに、環境・気候変動、クマの頭数菅理など、考えさせられることの多い年でした。
今年の干支(十干十二支)は60年に一度の丙午(ひのえうま)。太陽や生命力を表し、勢いとエネルギーに満ち活動的になるとともに、発展・成長・努力が実り新たな挑戦や飛躍に適した年だそうです。
先月の総会では役員・事務局体制も少しずつ変わることが承認されるとともに、魅力的な観察会や研修旅行をはじめパークプロジェクト等の年間計画がほぼ決定しました。研修会も興味深い内容が期待され、楽しみです。子どもたちを対象としたSSN、パークとの小学校校外学習支援、幼児や保育に向けたものまで、活動は緩やかに且つ着実に前進していると感じます。
スペシャリストの皆さんの様に、私はいつまで経っても詳しいものはなく、ただただ自然の不思議さに驚き、喜び、感心するばかりで、山口さんの後任は荷が重いのですが、会員の皆さんが気持ちよく楽しく当会の活動を続けて頂けるよう、またその先に自然への興味を深める方が増えて頂けるよう進んでいきたいと思います。皆さんの自然に向かう好奇心、知力、洞察力を結集して健康と安全に気をつけながら緩やかに愉しく参りましょう。一陽来復。有意義な丙午の一年となりますよう!足が遠のいている会員の皆さん、新しくお仲間となった皆さん、是非ご一緒に〜!
本年も、そして今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

     白馬五竜 コマクサ 鈴木俊二撮影s-.jpg
花の横顔が馬面…高山砂礫地の厳しい環境に自生する“高山植物の女王”
(ケシ科ケマンソウ亜科)


Posted by 三嶋秀san at 14:53 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
2511 白樺派ゆかりの地とハケの道を歩く [2025年11月16日(Sun)]
第208回東葛しぜん観察会
       白樺派ゆかりの地とハケの道を歩く
高橋 重(我孫子市)
  日 時:2025年11月16日(日)10:00〜12:30
  場 所:我孫子駅南東側(緑、寿、若松の各地区)
  参加者:31名、指導員17名、担当指導員(前田、平田、高橋)
観察会は蚕霊塔と石橋製絲工場跡から旧水戸街道を通り、子の神道に入って楚人冠公園〜志賀直哉邸跡〜ハケの湧水を見学。若松地区の住宅街を抜け、堤防上に今年新たに開通した手賀沼遊歩道を歩き、アビスタに出て天神坂〜三樹荘〜嘉納治五郎別荘跡〜我孫子駅南口東公園へ至る2時間半ほどの行程だ。この日は天気も良く、少し汗ばむほどだった。
〇蚕霊塔の先にある説明板には「300人以上の女子工員が働く製絲工場があり 糸は横浜へ運ばれた」ことなどが書かれ、カイコの食草となるヤマグワの葉を工場跡の公園で観察する。
〇下総台地上の杉村楚人冠(国際的ジャーナリスト)公園からハケの道へと下る。志賀直哉邸跡には書斎が残り、庭にはクスノキ、スダジイ、志賀が座ったという曲がったエノキなどが見られる。
参加者と指導員は大きなイチョウから落ちた黄色の葉を裂き、そこに葉柄を通すとミッキーマウスのような顔に見える草花遊びを渋谷さんの指導で楽しんだ。
〇台地下の生活道路「ハケの道」を進む。住居が建ち、斜面林が減って、現在はチョロチョロとしか水が出ていない「ハケの湧水」を見物する。
〇手賀沼遊歩道に上がってすぐの水門付近は、下見時にはナガエツルノゲイトウ、オオバナミズキンバイで覆われていたが、当日は跡形もなくなっていた。数pの茎断片からも再生し駆除が困難になるため、大型機械で大規模に刈り取られたのだろう。特定外来生物の侵略と拡散は図の説明だけで終わったが、この2種が自然保護の観点から重大な問題になっていることを考えていただければと思う。沼の棒杭から運よくカワセミがダイブして小魚を採るのが見えた。
〇沼畔への踏み跡付近では、ダイズの原種で、毛が密生したツルマメの捻じれるように裂開した豆果と俵型の種子を手に取って観察する。イヌキクイモの小さな塊茎、アレチハナガサの紫色の小さな花もあった。遊歩道脇のセイバンモロコシの株元にはカラスノエンドウの若い株が春を待っているかのように群生し、湿地にはススキのようなオギ、背の高いヨシが葉面を1方向に向けて生えている。
〇花が残るシャクチリソバには3稜三角形の蕎麦の実が付き興味深く写真を撮る方もいる。すぐ近くでツルマメより咲く時期が少し遅い、ヤブマメが緑色の豆果を付けている。
〇天神坂を上がると民芸運動の父、柳宗悦が住んでいた三樹荘と嘉納治五郎の銅像が立つ天神山。ガマズミの美しく赤い実が生っており、噛んでみる。名前のとおり酸味ズミだった。
白樺派ゆかりの地をめぐり、手賀沼では特定外来生物の2種の分布拡大が観察できずに残念ではあったが、他にもコムラサキ、スダジイやシラカシの実、チョコベリーやフウリンガマズミなども見られ、花の終わったキンモクセイの大木を眺めて南口東公園で解散した。
       6388志賀直哉邸s-.jpg
       志賀直哉邸跡と移築された茶室風書斎を観る

       2511 我孫子ハケの道 写真報告.pdf
Posted by 三嶋秀san at 15:43 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
研修会: 野生野生動物を知るという選択 クマ  [2025年10月17日(Fri)]
自然観察ちば 研修会―お知らせー
 開催日:2025年11月22日(土)11:00〜15:30まで(昼休憩あり)
 テーマ:野生動物を知るという選択
 場 所:森林総合研究所・多摩森林科学園(JR高尾駅北口から徒歩10分)
 内 容:多摩森林科学園を案内していただく。
 企画展「クマ」を見学&岡講師の講座、申込み(QRコードでGoogleフォーム)
 企画展の案内:
  https://www.ffpri.go.jp/tmk/kengakuannai/event/kikaku/kuma2025.html
 自然観察ちば 研修会申込み(Googleフォームのリンク)
   https://forms.gle/G1G9djcYNBXfhCfi9

       2511自然観察ちば研修会 チラシ.pdf
Posted by 三嶋秀san at 18:11 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
2510 理窓公園で秋を感じる [2025年09月20日(Sat)]
第206回東葛しぜん観察会
  理窓公園で秋を感じる

杉本 文江(葛飾区)
  日 時:2025年9月20日(土)9:30〜12:00
  場 所:利根運河土手〜理窓会記念自然公園
  参加者:23名(内、小学生2名)、担当指導員:高橋、長谷川、杉本
  指導員:相吉、草野、小島、渋谷、鈴木と、鈴木俊、鈴木護、林眞、林信、平田、前田、三嶋、山口
 
 昨年雨で中止になった観察会のリベンジ。9月に入っても厳しい猛暑が続き、楽しみにしている秋の花はどんな状態だろうと大いに心配された。案の定、下下見の時には、「秋の七草」どころではなく、期待していた秋を感じる花には殆ど会えず。さらには、理窓公園へのアプローチや園内の様子(下草刈りの場所・タイミング)が変わってしまい、観察の順路や対象を再検討しなければならない状況に。おまけに、観察路に「スズメバチの巣有」の看板が立ち、巣への活発な出入りも確認できて、まさに「泣きっ面にハチ」? 猛暑、雨、スズメバチ、プラン変更、などなど心配事は山ほどあったが、観察会の前日あたりからグッと気温が下がり、雨の心配もなくなって無事に開催となった。
当日は出発地点の運河駅前にヒガンバナが咲き出し、理窓公園へのアプローチの目印としていたメタセコイヤのてっぺんではモズが高鳴きで秋を知らせてくれた。歩き始めると運河土手はコオロギをはじめ秋の虫が賑やかに鳴き、あちらこちらから現れるトノサマバッタ、ショウリョウバッタ、ツチイナゴなどを子どもたちだけでなく、追いかける大人。バッタの顔をマジマジと見るのは何十年ぶり? と笑う参加者。高鳴きするモズ、エゴノキの実によってくるヤマガラ、地味な地鳴きのウグイス、他、カケスやアオサギ、シジュウカラなど鳥の鳴き声を楽しんだ班もあれば、運よく姿を見ることが出来た班もあった。下見の時には咲いていなかったアキノタムラソウやヒヨドリバナ、ナキリスゲの花が咲きだし、やっと咲き始めていたナンテンハギやネコハギ、ヤマハッカなどは開花が進んでいた。本番まで頑張って咲いていて欲しいと願ったツリガネニンジンも残っていて、花が咲いている場所では参加者もググっと前のめりに。
参加する小学生のために再編成した班では、虫取りはもちろんのこと、指導員の某ネコ型ロボットのポケットの如きバッグから出てくるどんぐりの標本や虫の顔 どアップ画像、さらにはエゴノキの実の泡立ち実験に、楽しかったぁ の声。今年新たに観察対象となったどんぐりは、クヌギ、シラカシ、アラカシ、スダジイなど改めてその違いを確認した。特に今回はアラカシとシラカシが並んで観察できるチャンスだった。一口にどんぐりと言っても春に花が咲いてその年の秋に実が完熟して落ちるものだけでなく、足掛け2年かけて育ち翌年の秋に実が落ちるものもあることを知り、開花翌年に落実するクヌギやスダジイで1年目の赤ちゃんどんぐりを探して虫眼鏡で確認した。
どんぐりと言えば、森の中でドングリが数枚の葉をつけた枝ごと落ちている。そのどんぐりをよく見ると殻斗のあたりに黒くポチッと。ハイイロチョッキリが産卵して埋め戻した穴だ。ハイイロチョッキリはどんぐりに穴をあけで産卵し、そのどんぐりがついた枝を嚙み切って落す。そんな命を繋ぐ大事業の様子や理由を説明すると、皆さん感慨深く拾い上げたどんぐりを見つめていた。
終ってみれば盛りだくさん。秋の虫の音や鳥の声を聴き、ムクノキの実やクズの蜜を味わい、様々な葉の感触を楽しんだ。また、クズの花やクサギの葉の香りを感じたり、ハギやワレモコウの彩を楽しみ、どんぐりの小さな赤ちゃんやハイイロチョッキリの命の引継ぎに目を凝らしたりと、五感で秋のはじまりを感じた観察会となった。
       黒く熟してきたムクノキの実を試食
       6018ムクノキの実s-.jpg

2509 理窓公園の写真報告.pdf
Posted by 三嶋秀san at 11:19 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
2507 夏の自然たんけんラリー [2025年07月26日(Sat)]
204回 東葛しぜん観察会
高森 咲愛(松戸市)
 日 時:2025年7月26日9時〜12時、天気:晴れ、高温35℃
 場 所:21世紀の森と広場 みどりの里(松戸市)
 参加者:43名(大人22名、子ども21名)
 担当指導員:櫛田、草野、高森、三嶋、
 指導員:相吉、渋谷、杉本、野坂、林眞、藤田、三角、山口

今年もパークセンターのドンちゃんグリちゃん自然展で6ポイントに看板を設置して「自然たんけんラリー」を開催しました。昨年までは午後のイベントでしたが、猛暑を想定して 午前中に実施して 11時の時点で気温が35℃と大変な暑さでしたが、来園者の皆さんに声をかけて参加勧誘、たくさんの方々が参加しました。
花壇のブルーサルビアのポイントではクマバチが蜜を吸っている様子を観察しました。続いてカブトムシやクワガタが集まる木:クヌギのドングリは2年かけて実り、今年の赤ちゃんドングリは葉っぱの脇にある小さなドングリも探し、シラカシのドングリは今年の実りで大きくなってきたドングリを観察しました。クサギ・ドクダミ・ヨモギの葉や花の匂いを嗅いで 何の匂いだろうと話し合ったりしました。田んぼの草取りイベントとバッティングでしたが、田んぼでは稲穂が出てきてお米ができるステップを説明しました。隣の泥田の中からキレイなハス花が咲き、大きな葉っぱに水をかけ 水が玉になって転がる不思議を体験してもらいました。アカツメクサで手品をしたり、エノコログサでうさぎを作ったり、シロツメクサなどで指輪を作ったり、草むらにいる虫を見つけたりと 自然の楽しさを知ってもらいました。オミナエシやキキョウの花も綺麗に咲いて 秋の七草についての話をして とても充実した たんけんラリーになりました。
参加者の中に視覚障害のある方がいらっしゃったのですが ゴマキやクサギ、ドクダミやヨモギの葉と花の匂いの違いを楽しんで、バッタの脚力の強さやハスの手触り、掴んだコガネムシ等を通じて見えていた時の記憶を辿り 大変喜ばれていました。また 元気な子どもや恥ずかしがり屋な子ども、中国の方、視覚障害のある方や介助者や保護者の方など、大人から子どもまで笑顔の溢れる楽しい観察会となりました。

       2507夏の自然たんけんラリー 写真報告.pdf

5756トングリ赤ちゃんs-.jpg

5747虫さがしs-.jpg
Posted by 三嶋秀san at 15:02 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
2507 夕涼み観察会 ホタル・コウモリ・星 [2025年07月19日(Sat)]
第203回東葛しぜん観察会
木村 将夫(流山市)
 日 時:2025年7月19日(土) 17:15〜20:15
 場 所:初石公民館〜大畔の森(流山市)
 参加者:一般28名 内子ども13名   担当指導員:木村将・河野・渋谷・林眞
 指導員:川瀬・鈴木と・鈴木護・長谷川・藤田・三角・三嶋
 里山ボランティア流山:大木・佐藤・三木

今回の観察会についてはテーマ、場所、時間(夕方〜夜)等の条件から初石公民館に集合して、テーマごとに短いレクチャーを行い、その後徒歩で大畔の森へ行くようにしました。今回東葛しぜん観察会では初めてGoogleフォームを利用して受付をしてみましたが、身近なところでホタルが見れるという魅力からか、58名の申し込みがあり抽選になりました。
当日は持参したライトに赤セロファンを貼ってもらい、18時位にA〜Dの4班に分かれて会館を出発。現地到着時はまだ明るかったので子どもたちと一緒に草原の中にいるバッタ、コオロギ、カミキリムシ、カブトムシなどと楽しく遊びました。
お弁当を食べながらコウモリが飛び始めるのを待っていると、バッドディテクター(コウモリの発する超音波をヒトの耳で聞こえる音に変換する機械)のビビビ・・・と言う音で、コウモリが飛ぶのを確認できました。2番目のテーマ「星」の「1番星を見つけよう」は薄雲りの状況でむずかしかったけれど、暗くなると高い位置に一等星のアルクトゥルス(うしかい座)を見つけることが出来ました。
暗くなると、気が付かなかったカラスウリが美しく開花しており感動できました。いよいよ暗くなってきて、19時30分頃ホタルの観察に各班ごとに出発しました。ホタルが飛ぶのか心配しましたが、現場に到着すると予想以上にホタルの飛ぶ数が多く、感動しました。50〜60匹のホタルの光、また見学者の手の届く所にもたくさん飛んできて手に留まったりもしました。
参加者の感想としては「もう一度来たい」「家族を連れてきたい」など好評で、「来年も実施してほしい」の要望もありました。
今回の観察会は実施時間も夜でホタルの観察のためライトも消して暗いし、足場も悪い場所だったりの条件があり、通常の観察会と比べて少し心配がありましたが、皆さんの協力で無事に実施できて良かったと思いました。

       2507 夕涼みホタル写真報告.pdf

   5714木道の下は水面s-.jpg

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Posted by 三嶋秀san at 14:47 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
2507 初夏の自然観察体験 [2025年07月05日(Sat)]
     松戸市青少年教室 なんでも体験団
     自然に触れながら昆虫や植物を観察しよう

田島正子(船橋市)

 日 時:2025年7月5日(土)10:00〜12:00
 場 所:21世紀の森と広場
 参加者:14名(小学4〜5年)
 担当指導員:渋谷・田島・川瀬、三嶋(事務局) 、松戸市2名
松戸市青少年会館の1年を通していろいろな体験をするという企画の一つで、今回は21世紀の森と広場で自然観察体験の講座を行った。今年3回目ということで、子どもたちも打ち解け和やかな雰囲気の中で始まった。自己紹介の後、自然の中で好きな生き物を一つ言ってもらう。虫好き、花好き、魚好き、虫が大嫌いな子と様々。初めに、公園の地形や環境などを話してスタート。日なたと木陰で気温の違いを体感し、どうしてなのか考えた。
中洲で虫取り。虫が草に潜んでいる写真を見せた後、網やカップで虫捕りを行った。虫を捕る経験はあまりないようだが、駆けずりまわって、バッタ、チョウ、トンボなどを捕まえ、じっくり観察した。もっとやりたがったが切り上げる。
草はらでバッタの保護色ゲーム。ロープで囲った中に、バッタに見立てた赤色、緑色、無色の楊枝(25本ずつ)を入れて、バッタを食べる鳥になって、楊枝を探し出すゲーム。目のいい子どもたちが真剣に探し出すと、楊枝はみるみる食べられていき、30秒ほどで終了する。結果は予想通り、赤色の楊枝はほとんど見つかった。子どもたちは協力的で、ロープの準備、片付け、捕えた楊枝のカウントまでやってくれた。
ハスの花が真っ盛りで美しい。「これは何の野菜?」「雄しべと雌しべはどこ?」「泥から顔を出したときの葉の形は?」「♪穴の空いたレンコンさん♪どうして?」などクイズ形式で質問し観察する。葉にスプレーで水をかけるとコロコロと丸くなり転がり落ち、葉が泥まみれにならない理由を知る。最後にバケツをひっくり返し葉にかけ、大盛り上がり。ちなみに、睡蓮の葉で同じことをやったが、ハスの葉のように水滴は丸くならなかった。なぜかな? クサギの葉の匂いを嗅ぎ、名前をつけてもらった。全員がゴマ油の匂いがすると言い、ゴマ油の木になった。一人が○○と言うと、みんな同じ匂いがするようだ。オオバコの葉で筋だしと相撲を行った。「長〜く筋を出すとギネス記録だね」と言いながら、何度も挑戦。葉から長い筋を上手に取り出す。葉でオオバコ相撲をした後、長い筋で相撲を始める。子どもたちは遊びの名人。筋は何なのか考える。アカツメグサの葉を口にあてて吹くと、ブーブーと個性的な音。花をトントンと叩くと、沢山の小さなアザミウマとクモが出てきて、食べる、食べられるの関係がわかった。
パークセンターで振り返り。オオバコ相撲、バッタゲーム、葉の匂い、虫捕りなどが印象に残ったようだ。中にはハスを自由研究で調べたいという子もいた。「?」と書いた紙を見せ、「なぜ?どうして?」と疑問に思うことはなかったか尋ねると、「バッタは緑色が多く枯れ葉色が少なかったのはなぜ」から「人はなぜ言葉を持つのか」までとりとめもなく出てくる。自然観察は「?」を持ち、何度も観察することが大切だと締めくくった。
       2507青少年会館 (15).JPG

          2507なんでも体験団 写真報告.pdf
Posted by 三嶋秀san at 08:30 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
2506東葛観察研修会 赤城山と天神平 谷川岳 [2025年06月10日(Tue)]
バス一泊 赤城山と谷川岳
  日 時:2025年6月8日(日)〜9日(月)
  場 所:赤城山;覚満渕と小沼&長七郎山、
      谷川岳:天神平と旧清水越道(マチガ沢&一ノ倉沢)
  参加者:26名(女性15名、男性11名)
   小川、草野、白井(香)、鈴木(と)、田島、徳本、長谷川、三角、林(信)、平田、
   前田、浦部、川北、山下、吉岡、小島、白井(幸)、鈴木(俊)、鈴木(護)、藤田、
   山口、龍門、伊藤、三嶋、林(眞)、高橋

研修1日目 赤城山 林信子(船橋市)
 松戸6時50分集合、バスにて7時に赤城山を目指して出発。第一目的の覚満淵には予定より早く到着することができた。途中バスからはエゴノキ、ミズキ、ニセアカシアの満開の花が見られ、こちらより花は1か月ぐらい遅いようだ。覚満淵は標高が1360m、周囲長は800mほどの高山植物が豊富な小さな湿原で木道が整備され自然観察にはぴったりな所。最初に観察できたのは標高が高く、蛇紋岩地帯や石灰岩地帯にも生育するというミヤマザクラ。樹皮は桜だとわかります。特徴は、葉が展開した後に花をつける、花序は総状につき、花弁の先が円く凹状にへこまない、葉状の苞が果期までも残る、高地から亜高山にかけて生え、他のサクラよりも花期が遅く深山に咲く事だそうだ。径1.5〜2 cmの白色の5弁花を5〜8個ぐらいつけていた。湿原が好きなズミが、木全体が真っ白になるくらい、びっしりと花を付けています。周りはミズナラが生い茂りエゾハルゼミが一斉に鳴いてうるさいくらい。クリンソウ、ミズバショウも咲いています。サワフタギに綺麗なシロシタホタルガの幼虫を見つけうれしくなる。目に入ってくるのはレンゲツツジの鮮やかなオレンジ色の花、花は日本産のツツジでは最も大きく、一枝から複数の花が咲くため、華やかな景観を作りだしています。ただし花や葉、根にはグラヤノトキシンという毒があり動物も食べない。同じような色のツツジはもう1種、日本の野生ツツジの代表ヤマツツジも花盛り。その二つを見分けるには葉を見て、しわが目立てばレンゲツツジだそうだ。「私はレンゲツツジ」と覚えればすぐ覚えられた。ミヤマヤナギの柳絮りゅうじょがとんでいます。木道の下にはスミレが咲いていて写真に撮って引き伸ばしてみる。花は大型で、紅紫色をしている。花弁の先端がサクラの花弁のように切れ込んでいるのが分かった。後でサクラスミレでしょうと教わった。花は日本産スミレ属の中で一番大きいらしい。白いスミレはこちらでもよく見かけるツボスミレだろうか。湿原には胞子葉が葉軸の中程に付く大型のオニゼンマイ、株の内側に胞子葉が別に出るヤマドリゼンマイ、ワラビなどのシダ類。木道わきはミヤマニガイチゴ、テンナンショウの仲間、ツクバキンモンソウ、クサタチバナ、ヒロハヘビノボラズ、アカギキンポウゲと花盛り。湖の向こうに鹿が1頭現れた。鹿は可愛いがこの貴重な植物の食害が懸念される。この遊歩道には動物保護のゲートが設けられており動物は入れないようにはなっている。近年林業関係者が減って森林が荒れ、鹿のエサが少なくなって鹿が高山に入り込み高山植物を食べつくし、表土が流失して回復困難となる被害があると聞く。そうならない前に皆で考えなくてはいけない。流山の小学校の児童たちが林間学校で来ていて「こんにちは」と勢いよく追い抜いていく。この子達にもこの状況を考えるきっかけになってほしい。昼食はエンレイソウを誤って踏みつけそうな所でいただく。
午後の部は小沼一周コースと長七郎山を登って歩く一周コースに分かれて出発。小沼一周コースではダケカンバ、リョウブ、ヤマハンノキが自生する中 ウグイスの鳴き声が聞こえてくる。鮮やかなピンクのトウゴクミツバツツジと白のシロヤシオが競って見事に咲いている。トウゴクミツバツツジは雄蕊 ゆうずい10本で長短があり花糸は無毛。雌蕊の花柱には下半分に白い毛が密に生え、子房にも花柄にも軟毛が密生するのが特徴だという。シロヤシオの雄蕊の先に2つの穴が開いているのを見つけた人がいました。花粉が出てくる孔で、花粉は粘着糸という細くて長い糸で繋がって出てくるという。アブラツツジ、サラサドウダン、マイズルソウは葉が2枚で花が咲く。

研修2日目 谷川岳 天神平 高橋 重(我孫子市)
 猿ケ京温泉は赤谷プロジェクトのエリア外ではあるが、宿から見える小出㑨山の東側「赤谷源流エリア」はイヌワシの営巣環境の保全、南側「小出俣エリア」は植生管理のための研究などの地域だ。前日の夕食後、➀赤城山と谷川岳-二つの山の違い、Aゴンドワナ要素の植物、B南米の旅の研修会が行われた。じい様たちは部屋に戻り、行動の疲れもものかは夜遅くまで懇談した。
翌朝、天候が気になり早く目覚めて一風呂浴びる。今日も晴れ、谷川連峰の連なりがくっきりと見える。今日も楽しむとばかり女性陣の多くが朝の散歩に出かけて行った。8時半、サルナシの両性花が咲く駐車場を谷川岳山麓へ向けて出発。道中「いきもの村」と名づけられた赤谷プロジェクトの活動拠点があり、そのメンバーから研修を受けた前田さんから当時の説明をいただく。千葉市が管理運営していた「高原千葉村」もあったが、今はオートキャンプ場に変わった。国道291号に出て、コンビニでおにぎり弁当とお茶を受け取り、谷川岳ロープウェイ駅には9時半過ぎに着いた。
ゴンドラ3台に分乗し天神平へ向かう。眼下の田尻沢で起きた底雪崩の跡が凄まじい。大きなホウノキの花は遠目に小さく、真っ白なタムシバもよく目立つ。乗継いだペアリフトの足下に咲くナエバキスミレ、ミヤマスミレなどが目に入る。天神峠展望台からは目の前に小出俣山〜爼ー〜耳二つ、さらに湯桧曽川源流の残雪の山々が広がる。山は天気が一番。天神山の池でクロサンショウウオの卵塊を見た後、天神平へ歩いて下る全員を3班に分ける。この辺りは蛇紋岩地帯だと昨晩の研修で聞いたが、スキー場なのでそれらしい岩はルート上には見られない。エチゴキジムシロ、ナエバキスミレ、淡紅紫色の花をつけ葉の基部が深い心形のミヤマスミレ、ショウジョウバカマや咲き残りのカタクリなどを観察。ヒメギフチョウの食草、ウスバサイシンの地味な花も多い。草原にはマイヅルソウが咲き、雪解けの池にカエル(種不明)が集まっている。天神平駅近くにサンカヨウ、シラネアオイ、ツバメオモトがあるが野性だろうか。天気と気分、両方良し。山々を眺めながらおにぎりランチを摂り、ロープウェイで土合駅に下る。
13時前にベースプラザから旧道(清水越道)を一ノ倉沢方面へ向かう。ここに戻る時間を決めるが、一ノ倉沢の岩壁を見たいとの思いもあるのだろうか足取りが早い。観察対象が少しずつ異なる参加者たち、ばらけ始めたので指定時刻になったら各自が引き返す判断をするようお願いする。大きな矢車形の葉を付けたヤグルマソウが咲き、白い紋を付けたキンモンガが翅を休めている。渓畔林の構成種の一つ、長く垂れ下がった果穂を付けたサワグルミの保護林が続く。マチガ沢出合のマムシ岩で林さんから花崗班岩の説明をもらう予定だったが誰もいない。一人、岩を観て納得する。落果したブナの実、ウラジロヨウラク、アブラツツジを観ていると早くも折り返してきた先行隊とすれ違う。ツルアジサイ、タチカメバソウなどを見て私たち5名は14時過ぎに一ノ倉沢に着いた。マチガ沢で引き返した後続の方たちも、谷川岳や途中の自然を観察されたことだろう。全員がベースプラザに帰着し、バスは15時15分に出発した。高速道路を降りる頃、雨がポツポツ落ちてくる。18時30分、松戸に無事到着。幸運な2日間だった。

〇2日間の集合写真・自然観察写真、白井さん写真のURLでGoogle Photoを閲覧
   天神平でアサギマダラは鈴木俊さん撮影
  集合写真・観察報告.pdf  研修会写真 白井.pdf  2506アサギマダラ.pdf

Posted by 三嶋秀san at 11:26 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
2501 手賀沼の鳥(冬バージョン) [2025年01月19日(Sun)]
手賀沼の鳥(冬バージョン)
川瀬美幸(柏市)

  日 時:2025年1月19日 9:00〜12:00  天気:晴れ
  場 所:手賀沼親水広場、水の館集合〜手賀沼遊歩道〜水生植物園周辺
  講 師:柴田佳秀氏
  参加者:指導員計14名、一般1名
観察会当日は朝の気温がマイナス2℃まで冷え込み、天気は午後から下り坂との予報。しかし午前中は太陽の出る時間もあり風も穏やかで鳥見日和となった。
スタートは水の館の出入り口付近。さっそく外壁の高いところから聞こえてくるチュンチュンという鳴き声に参加者の皆さんが気付き、スズメの観察からスタート。
 「都市鳥研究会」の幹事でもあり、身近な環境で人と暮らす鳥を長く観察している柴田講師からは、スズメが鳴き方の使い分けをしていること、人家の軒先などに巣を作るイメージがあるスズメが、最近では電柱のトランス下の隙間に巣を作る、などの解説を聞いた。都市化に伴って鳥たちも環境に適応し、暮らし方を変化させて生きていることを聞き、鳥の凄さや逞しさを感じた。
日頃、自然観察会などで鳥のことをお伝えする機会も多い参加者からは、ここぞとばかりの質問が飛び交い柴田講師は解説や質問に答えながらなかなか歩き出せず、という場面もしばしばだった。
手賀沼の水面に張り出すデッキから双眼鏡やフィールドスコープを使い鳥を観察した。さすがに皆さん日頃から鳥観察には慣れているので、次々に発見し柴田講師に伝えてその都度解説を聞いていた。
しかし、以前に比べ手賀沼では水鳥の種類や数が減少していると感じる。この日も集団のトモエガモを遠くに確認したり、水辺で草を食む数羽のオオバンを確認したが、私が若いころはもっとたくさんの鳥が水面に浮かんでいたイメージがある。流域下水道の整備や、利根川の河川水を手賀沼に浄化水として引き入れた北千葉導水事業に伴いCOD値(水の汚れを示す指標)がかなり下がった手賀沼だが、水質が改善したことにより藻類やプランクトンなどが減少しハシビロガモなどが激減したことも話題にあがった。
そのあと、水生植物園周辺まで歩きモズがはやにえを食べる様子や待望のツグミ(今シーズン初!)、手賀沼水面に突き出た木杭にとまるミサゴなどを皆さんと観察することができた。
柴田講師は種類や名前だけの解説だけではなく、何を食べているか、どんな行動をしているか、など鳥たちの生態の面からのお話しが盛りだくさんだった。「へー!」と皆さん驚く場面も多く、次回からの自然観察会のネタにも使えそうな話題がたっぷりの研修会でした。
確認した鳥(36種)
カルガモ、コガモ、マガモ、トモエガモ、キジ、キジバト、ドバト、オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ユリカモメ、セグロカモメ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、コサギ、トビ、ミサゴ、カワセミ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、
アオジ、ツグミ、ジョウビタキ、ホオジロ、コブハクチョウ


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Posted by 三嶋秀san at 14:20 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
2411自然観察おもしろ講座 紅葉の千駄堀を深く!!楽しもう  [2024年11月30日(Sat)]
自然観察おもしろ講座
紅葉の千駄堀を深く!!楽しもう

永井 永久(つくば市)

  日 時:2024年11月30日(土)10時〜12時、天気;ほぼ快晴・気温16℃
  場 所:21世紀の森と広場(松戸市)
      パークセンター〜みどりの里〜縄文の森〜つどいの広場
  参加者:17名(大人14名・子ども3名)
  講 師:渋谷子・鈴木護・永井永久  スタッフ:三嶋  参加指導員:鈴木と

きれいに晴れた小春日和に恵まれた講習会となりました。親子連れのグループと大人のグループ2班に分かれ、パーク内を2時間たっぷり歩きながら実施しました。
パークセンター前で千駄堀の地形とその成り立ちと谷津について、千駄堀池と公園ができた経緯について、周辺の景色を観ながら詳しく紹介しました。
また、台地にある縄文の森の竪穴住居(松戸市・貝の花遺跡などを再現したもの)を巡り、竪穴住居の中で囲炉裏火を囲みながら、博物館の方から縄文時代のお話を伺いました。

みどりの里では、ガマズミの実やヒイラギの花、ムクロジの実などを観察し、季節の移ろいを感じました。そして、紅葉の隠れた名所つどいの広場では、美しく色づいたイロハモミジなどの紅葉を堪能し、紅葉の仕組みについて紹介したあとモミジの実験(葉にシールを貼りアントシアンの生成を抑制)を観察し、さらにモミジの種子を配布し、種子が一つずつ離れて風に舞い 遠くへ散布される様子を体感してもらいました。
帰り道は、小川の東側・生命の森の中の小道を歩き、広場から差し込む日差しに映える裏モミジを楽しみました。

子どもたちからはモミジの種の実験が楽しかった、大人からは、台地と谷津の話がとても興味深かった、紅葉が予想以上にきれいだった等の感想をいただきました。
一週間前の寒気と強風の影響で、落葉が進んだ樹木(カツラ、ユリノキ、トチノキなど)もありましたが、モミジやドウダンツツジなどの赤い紅葉、コブシやクヌギ、ツル植物の黄葉、ケヤキやコナラの褐色、紅葉しない樹木や常緑樹の緑など、それぞれの美しさとハーモニーを味わうことができ良い講習会となりました。
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Posted by 渋谷 at 22:13 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
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