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2607東葛バス一泊研修会 浅間山 湯ノ丸 高峰高原 [2026年07月06日(Mon)]
東葛しぜん観察会 バス一泊研修会 浅間山 湯の丸高原〜高峰高原
 日 時:2026年7月5日(日)〜6日(月)
 場 所:(1) 浅間山北麓ビジターセンター、浅間焼け遺跡鎌原観音堂、湯の丸高原臼窪湿原
     (2) 高峰高原:@高峰山 粒ヶ平〜林道〜車坂峠、Aお花畑付近〜車坂峠
 お世話役:高橋・林眞・前田・三嶋   参加26名(東葛21名、協議会5名)
 参加者:小川、草野、小坂、渋谷、白井香、田島、徳本、長谷川、平田裕、三角、
     小島、白井幸、鈴木護、高橋、林信、藤田、三嶋、山口、龍門、
     伊藤、梅宮、武田、平田稚、山下

研修1日目 浅間園遊歩道〜鎌原観音堂〜臼窪湿原
高橋 重(我孫子市)

梅雨曇りの7時、松戸から浅間山北麓ビジターセンターへ出発。天気予報どおり途中から雨となり先が思いやられる。バスを降りると小糠雨、悪い状況ではなさそうだ。建物を出るとすぐ、遊歩道には段々畑のようにイブキジャコウソウの愛らしい花が咲いている。そっと触れて嗅いでみると何とも言えぬ芳香がする。名札が付いたツツジ科ウスノキの花は終わっているが、この先、ツツジ科の植物が次から次へと現れる。ハクサンシャクナゲの花は後半、コケモモ・ウラジロヨウラク・クロマメノキ・コメツツジは花が咲いている。ツガザクラは花柄、ハナヒリノキには実が生っている。黒い果実をたくさん付けたガンコウランの一粒を頂いて甘酸っぱさを確認する。噴火から250年近く経った鬼押し出し溶岩の遊歩道には遷移の始まりといわれるハナゴケなどの地衣類も生え、コアカミゴケの赤い子器も目立つ。その後から侵入する低木のノリウツギは和紙製造の原料。同じパイオニア植物と言われるシラカバとダケカンバの葉脈の数の違いなどを観察する。寒冷で湿った洞窟が好みという
ヒカリゴケは薄暗い穴の中で光を反射して緑色に輝いている。大きな窪地の遅咲き庭園は気温が低く、底にはイワカガミやツガザクラなどがまだ見られた。一部の方はオノエランも見たとか。小雨と風の中、「何の鳥かな」と囀りに耳を傾けたり、空を見上げたりして探す方、「動かない虫」にグッとくるものを感じた方など「自然観察はどんな時でもOK」との心意気に触れた。昼食後、鎌原村観音堂に寄る。「天明3年浅間山大噴火で山麓に流れた溶岩流が土砂石を巻き込む岩屑なだれとなって鎌原村を襲った。高台にある観音堂に逃れた93人は助かったが463人は飲み込まれた、50段あった階段は15段が残って最下段から女性2名の遺体が発見された、なだれは吾妻川を下り、利根川から江戸川河口まで流れた」と林さんの話をお聴きし何とも言えぬ気持になった。高原気候と火山灰で育つ嬬恋村のキャベツ畑を見ながら湯ノ丸高原地藏峠に向かう。本降りのため池の平湿原の予定を変更し臼窪湿原に行く。歩き始めると、浅間山付近など限られた地域に分布する絶滅危惧種のグンバイズルが雨の日のご褒美のように咲いている。湿原にはレンゲツツジが咲き残りオオヤマフスマなどが見られたが、ササが広がり乾燥化が進んでいた。夕食後、林眞講師による
「浅間火山」の研修会。天明噴火の出来事、火山岩の分類、噴火の様式、雲仙普賢岳の火砕流と御嶽山噴火時の生々しい映像を観て地球内部の凄さを学んだ。火山大国に住んでいる私たち、温泉などの恵みと災害、自然との共生を考える一日になった。

研修2日目 高峰山〜高峰高原〜林道(花の散歩道)〜車坂峠  
白井 幸夫(船橋市)

 朝8時15分、湯の丸高原ホテルをバスで出発。昨日に続き生憎の雨模様で気温も20℃を若干下回る天候でした。高峰高原ビジターセンターに9時25分に到着し、車坂峠から高峰山へ向かう班と花の散歩道散策の2班に別れ散策スタートです。高峰山へ向かう林道へ入って間もなくグンバイヅルに出会う。本種は日本固有種で群馬県、長野県の浅間山付近、四阿山、志賀高原、美ヶ原などの限られた場所に分布し、環境省の絶滅危惧U類(VU)、長野県の順絶滅危惧(NT)に指定されています。名が示すとおり実が相撲の行事が使う「軍配」に似ているとのこと。残念ながら実は見られませんでしたが、グンバイナズナの実を想像すれば良いのかな。林道を登る途中、サラサドウダンの低木が多くみられ、ピンク色の縦筋が入った釣鐘状の花や雨に濡れて花びらが一部半透明になったツマトリソウが綺麗でした。
そのほかハクサンシャクナゲ、カラマツソウ、ヤマハハコ、イワカガミの群生(花は終わっている),ミヤヤマハンショウズル、マルバダケブキ、コバイケソウ、ハリブキ、ズダヤクシュ、ゴゼンタチバナ、コバノイチヤクソウ、マイヅルソウ、ミツバオウレン、キバナノヤマオダマキ、レンゲツツジ、ナナカマド、ニッコウキスゲなどを観察した。散策も終わろうという時間帯にとても鮮やかな模様をした蛾の一種であるヒメキシタヒトリに遭遇しました。さらに締めの植物は、木道わきのシャジクソウを観察し12時ジャスト、昼食場所である高峰高原ビジターセンターに無事帰還となりました。なお、昼食後予定していた黒斑山方面の散策は雨模様のため中止となりましがとても有意義な観察会となりました。

02浅間山 湯ノ丸 高峰高原 写真報告1.pdf
03浅間園・臼窪湿原 白井 小島.pdf
04浅間園の植物 白井 小島.pdf
05亜高山地帯のツツジ科 小島.pdf
06高峰山 高橋.pdf
07高峰高原の植物たち 前田.pdf
08高峰高原ビジターセンター周辺の虫たち 田島.pdf

Posted by 三嶋秀san at 14:41 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
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