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2501 手賀沼の鳥(冬バージョン) [2025年01月19日(Sun)]
手賀沼の鳥(冬バージョン)
川瀬美幸(柏市)

  日 時:2025年1月19日 9:00〜12:00  天気:晴れ
  場 所:手賀沼親水広場、水の館集合〜手賀沼遊歩道〜水生植物園周辺
  講 師:柴田佳秀氏
  参加者:指導員計14名、一般1名
観察会当日は朝の気温がマイナス2℃まで冷え込み、天気は午後から下り坂との予報。しかし午前中は太陽の出る時間もあり風も穏やかで鳥見日和となった。
スタートは水の館の出入り口付近。さっそく外壁の高いところから聞こえてくるチュンチュンという鳴き声に参加者の皆さんが気付き、スズメの観察からスタート。
 「都市鳥研究会」の幹事でもあり、身近な環境で人と暮らす鳥を長く観察している柴田講師からは、スズメが鳴き方の使い分けをしていること、人家の軒先などに巣を作るイメージがあるスズメが、最近では電柱のトランス下の隙間に巣を作る、などの解説を聞いた。都市化に伴って鳥たちも環境に適応し、暮らし方を変化させて生きていることを聞き、鳥の凄さや逞しさを感じた。
日頃、自然観察会などで鳥のことをお伝えする機会も多い参加者からは、ここぞとばかりの質問が飛び交い柴田講師は解説や質問に答えながらなかなか歩き出せず、という場面もしばしばだった。
手賀沼の水面に張り出すデッキから双眼鏡やフィールドスコープを使い鳥を観察した。さすがに皆さん日頃から鳥観察には慣れているので、次々に発見し柴田講師に伝えてその都度解説を聞いていた。
しかし、以前に比べ手賀沼では水鳥の種類や数が減少していると感じる。この日も集団のトモエガモを遠くに確認したり、水辺で草を食む数羽のオオバンを確認したが、私が若いころはもっとたくさんの鳥が水面に浮かんでいたイメージがある。流域下水道の整備や、利根川の河川水を手賀沼に浄化水として引き入れた北千葉導水事業に伴いCOD値(水の汚れを示す指標)がかなり下がった手賀沼だが、水質が改善したことにより藻類やプランクトンなどが減少しハシビロガモなどが激減したことも話題にあがった。
そのあと、水生植物園周辺まで歩きモズがはやにえを食べる様子や待望のツグミ(今シーズン初!)、手賀沼水面に突き出た木杭にとまるミサゴなどを皆さんと観察することができた。
柴田講師は種類や名前だけの解説だけではなく、何を食べているか、どんな行動をしているか、など鳥たちの生態の面からのお話しが盛りだくさんだった。「へー!」と皆さん驚く場面も多く、次回からの自然観察会のネタにも使えそうな話題がたっぷりの研修会でした。
確認した鳥(36種)
カルガモ、コガモ、マガモ、トモエガモ、キジ、キジバト、ドバト、オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ユリカモメ、セグロカモメ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、コサギ、トビ、ミサゴ、カワセミ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、
アオジ、ツグミ、ジョウビタキ、ホオジロ、コブハクチョウ


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Posted by 三嶋秀san at 14:20 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
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