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2417 秋の実りと彩りを訪ねて [2024年11月17日(Sun)]
第199回 東葛しぜん観察会 秋の実(みの)りと彩(いろど)りを訪ねて
鈴木 護(松戸市)

  日 時:2024年11月17日(日)9:30〜12:30、天気:晴れ
  場 所:清水公園(野田市)
  参加者:22名、指導員10名、
  担当指導員:小島、草野、鈴木 護、指導員:相吉、鈴木 と、林 眞、林 信、平田、山口、龍門、
野田市の清水公園で表題の秋の観察会を開催しました。
清水公園はキッコーマンの関連の会社 叶迴H社が運営している民間の公園で、明治27年に開園した聚楽園が元です。その後 昭和4年には明治神宮や日比谷公園を設計した本多静六博士の設計で現在の形になりました。広さ約28万平方メートルの桜の名所としても有名で、バーベキューやフィールド・アスレチックを使わない分には入園料もとらない太っ腹な公園です。
下見の段階でも今年の気温の高さが紅葉に影響しているか気になっていました。駅から約10分歩き、貝塚の碑の周囲でトウカエデが、公園入口では大きなヒマラヤスギが出迎えてくれる。そして案内所の周辺ではヤマモモ、イヌマキ、クスノキ、マメガキ、クロガネモチ、スダジイなどの樹木を観察し、樹木の特徴や人々の生活とのかかわりについて考えた。
金乗院に入るとイチョウ、サクラ、モミ、タブといった大木が多くなり風景もまた違ったものになる。本堂の傍らに最近植えられたらしいサラソウジュとハクウンボクはとても珍しいものだ。公園側に戻って目に飛び込んでくるメタセコイヤ、周りに邪魔するものがないので下枝が盛大に張り出している。自然な状態ではこのような樹形になるということなのだろう。剪定されることもなく、のびのびと育っているためか、花穂がたわわについている。もみじ谷のモミジはまだ青々としていて 紅葉の主役はモミジバフウかケヤキといったところです。ハンカチの木、タチバナ、ラクウショウ、シリブカガシ、チドリノキ、ドイツトウヒと珍しい樹木が続く。その後、駐車場から降りてきた道沿いでブナ、サイカチ、ケンポナシ(落ちた枝についた実を味わってみた)、アカガシワとこれまた珍しい樹木。根本に生えていたシロヨメナ、シラヤマギク、ヤクシソウといった野草の名前を教えていただいたのがありがたい。おしまいにテーダマツのトゲトゲの松ぼっくりを体感してコース終了。
参加者からは「樹種が多くて面白かった」「上下左右に見るべきものがあり、キョロキョロしつつ歩いた」「地面の高い所、低い所の景観を考慮し公園を設計するということに思いをはせた」等の感想をいただいた。引率、解説ではそれぞれの樹の特徴をすらすらと話せるくらいの勉強をして観察会に望めばよかったと反省している。ホワイトボードを活用して好評を得たグループがあり、観察会の工夫になると思った。
Posted by 三嶋秀san at 19:33 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
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