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2310 手賀沼でお散歩しぜん観察会 [2023年10月01日(Sun)]
第188回東葛しぜん観察会「手賀沼でお散歩しぜん観察会」
廣川真知子(千葉市)

  日 時:2023年10月1日(日)9時30分〜12時、天気:曇り
  参加者:21名(大人15名、子ども6名) 担当指導員:鈴木・川瀬・廣川
  指導員:小川・内島・鈴木護・林眞・平田・三嶋・山口 7名、新松戸造園 8名
昨年に続き、2回目の手賀沼での観察会となった。昨年は初夏の開催だったが、今年は10月ということで、実や種、秋の虫たちの観察をしたり、秋らしい風景を満喫していただけた。
私は今回の観察会開催場所の一部、県立手賀沼自然ふれあい緑道の管理に携わっており、観察会に向けて秋の七草を植栽してみたり、草刈りを控えて虫の生息地を作ってみる試みなども行ってきた。今年から新たな樹名板を取り付けており、樹名板のQRコードを読み取ると「はなもく散歩アプリ」にて植物の説明やその植物に関連する虫や鳥などいろいろな情報が得られる。この樹名板も利用しながら観察会を行った。
子ども6名の参加があり 手賀沼の上流 大堀川沿いにて観察会を開始。昔は川の道しるべになっていた常夜灯のこと、沼でとれたうなぎを江戸に運ぶ“うなぎ道”についても説明した。
イヌマキやセンダン、ナンキンハゼ、コブシなど、いろんな木の実を観察できるのも秋の醍醐味!イロハカエデやイヌシデも種をたくさんつけており、皆で種や折り紙で作った種の模型を飛ばしたりと、植物の種子散布の様子を観察した。
秋の七草についても見せられたらいいなと思い、オミナエシ、フジバカマ、桔梗、ススキなど植えてはみたが、今年は楽しめるほど花は咲かなかったが、来年以降さらに大きく成長し、いつか緑道にもアサギマダラが飛ぶ日が来たらいいなと思うと楽しみだ。
草刈を控えたゾーンを作ることで、鳴く虫やチョウなどの昆虫を捕まえて観察することもできた。私のグループは大人ばかりの班だったので、大人は虫取りしないかな? と思っていたが、皆さん意外と草をかき分けて歩き、虫取りや虫の観察を楽しまれていた。昆虫に詳しくない私はうまい説明が出来ず、せっかく捕まえたチョウを逃がす始末! そんな中、山口さんが虫を捕まえてくれたり、説明してくれたのでみんなで昆虫を楽しむことができた。ありがとうございます
大堀川の土手を覆うセイバンモロコシの穂も風に揺られ、秋の景色に一役かっていた。
外来植物の多い大堀川や緑道ではあるが、その中でも様々な自然があり、植物と共に生きる昆虫などが生息し、川には魚やそれを狙うサギなども見られ、身近なところにもよく観てみると自然がたくさんあることに、観察会を通して私自身が気付かせてもらった。指導員として学んだだけでなく、公園の管理者としても、快適に過ごせて豊かな自然の残る公園のバランスを、これから皆さんともっと考えていきたい。
       ハナカエデとも呼ばれる赤い花が咲き紅葉もきれい
       2277ハナノキs-.jpg

           手賀沼でお散歩 写真報告.pdf
Posted by 三嶋秀san at 19:11 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
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