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プロフィール

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東葛しぜん観察会は
(財)日本自然保護協会に登録された自然観察指導員及びそれを目指す人々の集まりで、東葛地区のメンバーが中心となって構成されている団体です。


トップページ左側の「プロフィールの写真」をクリックすると会の紹介が見られます。

事務局(連絡先):三嶋秀恒 松戸市小金きよしヶ丘 Tel/Fax 047-343-8041
東葛通信 6月号 [2024年06月16日(Sun)]
関東甲信の平年の梅雨入りは6月7日ごろですが、今年は梅雨前線の北上が遅く、平年より遅くなる見通しで、16日以降に梅雨入りとなる予想です。
6月2日の観察会「手賀沼でお散歩しぜん観察会」は 朝7時に小雨が降っていて 開催直前の中止になってしまい、担当指導員は折角準備をしてきたのに大変残念でした。
東葛伊豆箱根方面バス一泊研修会は梅雨入り前のタイミングで、真鶴半島、熱海、柿田川湧水公園、大涌谷、箱根湿生花園 を巡ってきました。

〇自然観察会「夕涼み観察会 ホタル・コウモリ・星座」
 日 時:7月20日(土)17時〜20時15分、集合:17時 流山市初石公民館(雨天中止)
 場 所:公民館で30分の座学後に大畔 おおぐろ の森へ移動、夕暮れの自然を楽しみます。
 申込先:渋谷 04-7153-5392 (申込み開始:7月1日)
 下見会:7月13日(土)17時 初石公民館に集合、雨天予備日 14日(日)
  *夜の観察会なので スタッフは十分な人数が必要 応援参加ください。
   下見はコースの確認が主なので、ご家族 お子さん連れOKです。
〇協議会の研修会「子どもの環境教育について」
 日 時:7月8日(月)
 10:00〜11:30 野外(千葉公園)
 13:00〜14:30 千葉市生涯学習センター大研修室
 講 師:藤井徳子氏(金沢学院大学 教育学部 教育学科 准教授)
  https://www.kanazawa-gu.ac.jp/aboutus/teacher/education-fujiinoriko/
 申込先:川瀬 demii02250114@gmail.com
〇自然観察会「夏の自然たんけんラリー」
 みどりの里に自然たんけんラリーの看板を設置して 順番に案内する方式です。当日の午前中に6ヵ所の下見をして ご案内の仕方を体験するので 初めての方でも「自然観察の案内」ができます。お手伝いをお願いします。夏休みの親子連れの子どもたちと自然観察を楽しめます。
 日 時:7月27日(土)13時開始〜15時、
 指導員の集合時間:10時(受付設置、各ポイントの準備状況確認、ポイント説明)
 場 所:21世紀の森と広場みどりの里、パークセンター前に集合
 持ち物:帽子・飲み物・弁当・猛暑対策
 担 当:草野・櫛田・高森
 *応援参加できる方は草野宛に連絡ください。s.kusano345@yj8.so-net.ne.jp交通費補助あり
 *一般参加自由で ラリー時間は30〜60分
〇自然観察おもしろ講座 「クズの繊維を採って、織物体験」
 日 時:8月3日(土)9時30分〜15時、荒雨天の場合 8月6日(火)
 場 所:21世紀の森と広場 パークセンター
 参加費:800円(材料費込み)、担当:三嶋・渋谷子・三角・大川
 申込先:パークセンター 047-345-8900(申込み開始 7月16日、先着)
〇自然観察ちば創立40周年記念講演会
 日 時:8月31日(土)15:45〜17:45
 場 所:千葉市生涯学習センター大研修室
 ・内 容:「生物多様性と人の関係を問い直す」
 ・講 師:宮下 直(みやした ただし)氏
 ・申込先:山口 yamamasa1567@gmail.com

【東葛通信の最新記事】
Posted by 三嶋秀san at 09:48 | 東葛通信 | この記事のURL | コメント(0)
240610真鶴 箱根一泊研修会 [2024年06月10日(Mon)]
真鶴 箱根一泊研修会

研修二日目:草野幸子(松戸市)
 前日の疲れもありぐっすり眠って目覚める。雨なら朝風呂と決めていたが、空は雲が多いものの雨の気配はない。そこで同室の4人と散歩に出ることにして朝食までの1時間ばかりホテル近くの野鳥の森を散策する。空気は少しひんやりしているものの気持ちが良く、傘は持ったがさすほどでもない。耳を澄ますと鳥の声が聞こえて来るし、昨晩の雨に濡れて木々の緑がしっとりしている。まず目に付いたのはモミジイチゴのオレンジ色に熟した実で早速味見をするとほんのり甘くておいしい。他にはクワの実やマメザクラの実があり指先を赤紫に染めながらこちらもいただく。林内にはウツギ、ニシキウツギ、サンショウバラ、ガマズミ、エゴノキ、イボタノキ、ヤマボウシ、ホウノキなどの白い花が咲いている。「ケッ」という鳴き声はアオゲラかと辺りを探すが姿は見えない。他にはソウシチョウ、ガビチョウ、ヒガラ、コガラらしき声もするが、私がわかったのはウグイスとシジュウカラの声だけ。野鳥観察舎では鳥は見えなかったが興味をそそるフンやペレットがあり時間が許せばもっとたくさんの鳥たちに出会えたかも知れない。
朝食後8:30に出発。時間調整のため湖尻で小休止しマツゲゴケという珍しい地衣類を観察する。9時過ぎ大涌谷に到着。少し雨が降っていて気温も低い。ガスもかかっていて辺りの様子は良く見えないので箱根ジオミュージアムに入館し箱根火山の形成史や最新の火山活動の様子、温泉や岩石について展示物を見ながら学習をする。その後は地獄谷の様子などが見られないので黒玉子館で玉子やお土産を求める。
湿性花園に向かう。10時半から2時過ぎまでお昼を含めたっぷりの時間が取ってある。園内は2班に分かれなんとなく一緒に回ることにする。園内案内のルートに沿って見ていくが、皆さんいろいろな花や木に興味があってなかなか前に進まない。それでも順路に沿って行くと、サラセニア、コバノズイナ、カツラ、アメリカザイフリボク(ジューンベリー)、オダマキ、ホザキサクラソウ(プリムラヒアリ)、ハマナス、ヒコサンヒメシャラ、ケヤキの股に着生したセッコク、ヤブレガサ、ササユリ、ガマズミ、ツチアケビ、ウツギ、カンボク、タマガワホトトギス、クリンソウ、カメバヒキオコシ、ハンノキ、イボタノキ、アサザ、ミズバショウの大きな葉と花(肉穂花序)、ウスユキソウ、センジュガンピ、シライトソウ、クロユリ、レブンソウ、エゾルリソウ、セッコクラン、イワタバコ、エビネ、ショウジョウバカマ(花のあと)、クガイソウ、ヤシャブシの実、ヤマボウシ、ツクバネウツギ、ニシキウツギ、ヒメノキシノブ、トキソウ、イブキトラノオ、かなへび、ノハナショウブ、シモツケソウ、イボタノキ、ハンノキ、ノイバラ、コウホネ、コウヤバカマ、ハンカイソウ、ヒトツバカエデなどが次々に見られた。ヒトツバカエデや昼食をとった休憩所の側のカエデなどは皆で意見を出し合い名前を調べていたのはさすがに東葛のメンバーらしいと感心する。
園内をたっぷり観察し3時前一路帰途に就く。バスの中での皆さんの感想からは有意義な研修になったことが感じられ、また怪我や病気になる人もなく全ての活動がスムーズに出来たことは皆さんの協力のおかげと感謝いたします。
       箱根湿生花園 入口に集合
       3631湿生花園集合.jpg
Posted by 三嶋秀san at 09:31 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
240609 真鶴 箱根一泊研修会 [2024年06月09日(Sun)]
真鶴 箱根一泊研修会
  日 時:2024年6月9日(日)〜10日(月)天気:曇り時々の晴れ、夜は雨
  場 所:真鶴魚つき保安林コース、熱海ジャカランダ、柿田川湧水公園
      箱根高原ホテル、大涌谷 ジオミュージアム、箱根湿性花園
  参加者:24名(女性14名、男性10名)
    小川、草野、渋谷、白井香、鈴木と、永井、林信、平田、三角、川北、武田、
    山下、浦部、吉岡、木村、鈴木俊、鈴木譲、白井、林眞、藤田、伊藤、小島、
    三嶋、龍門、
研修一日目:龍門海行(柏市)
 2020年に計画した一泊研修会計画が、コロナ禍により延期されて今回の実施となった。松戸発7:10で最初の目的地、真鶴半島の「お林と魚付き保安林コース」を、ガイド3人付きで3班に分かれ 90分ほど散策。多少のアップダウンはあったが、曇り空の中、マツやクスノキ等の大木の中、森林浴と海岸線散策を楽しんだ。ここは、徳川時代に小田原藩に割り当てられた15万本の松苗を、萱原だった真鶴岬にも植林。明治維新後に皇室御用林となり、戦後になってから真鶴町に払い下げられたのが「お林」です。
熱海サンビーチ お宮の松の後ろの駐車場に止まり、「ジャカランダ遊歩道」を歩き、105本も植えられているジャカランダの紫色のラッパ状の花やブーゲンビリアなどを観察しながらの散策をして、海を見ながら 昼食弁当を楽しんだ。
昼食後は静岡県清水町の「国指定天然記念物の柿田川」へ向かう。柿田川公園では「(公財)柿田川みどりのトラスト」のメンバーのガイドにより2班に分かれ、歴史や保全保護関係等の話をしていただいた。参加者のほとんどが訪れた所の様であったが、やはりガイドがあると柿田川の存在価値が、良く分かった、という感想も有った。なお、柿田川は環境庁により静岡県で唯一の「名水百選」に選ばれている。
柿田川を後にして、今回宿泊先である箱根の「箱根高原ホテル」へと向かう。今回の宿は、過去の東葛しぜん研修会で利用した宿とは異なり、値段もそれなりであるが、浴場や部屋等が最近リニュアルしたこともあり、清潔感ある良いホテルであった。なお、このホテルは団体(特に学校の修学旅行や企業団体の研修会等)が利用することを前提に建築したようで、体育館、研修室等が完備された施設であった。我々も夕食後、約90分程度その研修室を利用して、参加者からの話題提供、勉強会等を実施。勿論多少の懇親会含みですが。その後は素直に就寝タイムに入りました。
   IMG_3582s-.jpg
   ジャカランダ遊歩道を歩き 紫色のラッパ状の花やブーゲンビリアなどを観察
   IMG_3608s-.jpg

   柿田川の湧水 名水を観て みどりのトラストのメンバーガイドに案内いただいた
Posted by 三嶋秀san at 09:03 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
240525 手賀沼でお散歩しぜん観察会 [2024年05月25日(Sat)]
手賀沼でお散歩しぜん観察会
廣川真知子(千葉市)
  下見会:5月25日(土)9:30開始
  場 所:北柏駅〜大堀川〜手賀沼自然ふれあい緑道〜柏ふるさと公園解散
  参加者:渋谷、小島、鈴木と、藤田、鈴木護、林信、白井幸、白井香、相吉、林真
  担当指導員:鈴木俊、川瀬、廣川

今年で3回目の開催予定でした「手賀沼でお散歩しぜん観察会」は、当日の天候が不安定だったため残念ながら中止となりましたので、下見の内容をご報告いたします。
観察会のネーミングにもあるように、ゆっくりお散歩を楽しみながら進むことで、大堀川沿いの樹木や草地、そこにいる生きものたちをじっくり観察することをテーマにしました。手賀沼周辺の地形についてや かつては盛んだった手賀沼でのウナギ漁のお話をし、ウナギなどを運ぶ船の為の常夜灯についても間近で見ることができました。地域の発展とともに残された城址や、手賀沼にまつわる昔話が数多く残されているのもこの地域の魅力の一つです。常夜灯の近くに植えられているシロマツは珍しい3葉のマツです。マツの仲間としては長命であり、中国等では「長寿の象徴」「神聖な木」とされ寺院や墓苑に植栽されることが多いそうです。
千葉県の県木であるイヌマキの生垣も見られました。長くて明るい黄緑色の雄花が目立ちます。雌雄異株で主に風媒受粉であり、雄花が大量の花粉を振りまいていました。雌花は目立たない変わった形でこれが花托と種子が雪だるまのように重なる奇妙な種子になるのだから不思議です。
次に、県立手賀沼自然ふれあい緑道に入ります。緑道内にはハナノキやコブシ、イヌシデなど様々な樹木が植えられています。ミズキの枯れた幹では可愛いコゲラの雛が確認できました。また、ニワゼキショウやタンポポ、ヤハズソウ、カタバミ、ハルジオンなどの野草を観察できるように、またバッタやチョウなどの昆虫が見られるように、草花をなるべく残す草刈を4月頃から施してもらいました。今回は中止となってしまい観察会での虫取りや観察はできなかったけれど、日ごろ緑道を訪れる親子が虫取りをしている風景を見ると、草花を残す管理をしてよかったと思いますし、今後も全ての草を綺麗に刈るのではなく、人が快適に過ごせて生き物と共存できる管理方法を探っていきたいと思いました。またこの場所で 観察会ができる日を楽しみにしています。

Posted by 三嶋秀san at 08:59 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
東葛通信5月号 [2024年05月17日(Fri)]
5月は新緑の季節で、日本の自然が息吹を取り戻し、美しい風景が広がります。この時期は植物が冬の休眠から覚め、鮮やかな緑色の葉を展開し始める特別な時期です。早朝の散策を試みる:早朝は動物が活動的な時間帯であり、鳥の鳴き声や動物の観察がしやすいです。自然と より一体感を持って楽しむことができます。

〇自然観察会「手賀沼でお散歩しぜん観察会」
 日 時:6月2日(日)9時30分〜12時、集合:北柏駅南口ロータリー(雨天中止)
 場 所:手賀沼自然ふれあい緑道(柏ふるさと公園周辺)
 担当指導員:廣川・鈴木俊・川瀬
 申込先:廣川 mhirokawa@shinmatsudo-zouen.com、070-4489-7003
 下見会:5月25日(土)9時30分 北柏駅南口階段下辺り集合

〇自然観察研修会のご案内(伊豆・箱根方面 バス 一泊研修会)
 開催日:6月9日(日)〜10日(月) 満席になりました。
 真鶴半島、熱海、柿田川湧水公園、大涌谷、箱根湿生花園
 見所や開催についての案内は 別途にメールで 情報連絡します。

〇自然観察会「夕涼み観察会 ホタル・コウモリ・星座」
 日 時:7月20日(土)17時〜20時15分、集合:17時 流山市初石公民館(雨天中止)
 場 所:公民館で30分の座学後に大畔 おおぐろ の森へ移動、夕暮れの自然を楽しみます。
 対 象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
 申込先:渋谷 04-7153-5392 (申込み開始:7月1日)
 下見会:7月14日(日)17時 初石公民館に集合、雨天予備日 15日(月)
     7月13日(土)17時 初石公民館に集合、雨天予備日 14日(日)
 *夜の観察会なので スタッフは十分な人数が必要 応援参加ください。
  指導員対象の下見はコースの確認が主なので、ご家族 お子さん連れOK

〇千葉県自然観察指導員協議会(自然観察ちば)
 研修会「子どもの環境教育について」

 日 時:7月8日(月)
 10:00〜11:30 野外(千葉公園)
 13:00〜14:30 千葉市生涯学習センター大研修室
 申込先:川瀬 demii02250114@gmail.com
     案内チラシ 2024.7.8すべての子どもに自然を.pdf
Posted by 三嶋秀san at 13:55 | 東葛通信 | この記事のURL | コメント(0)
2405 新緑の大津川緑道〜粟野の森を歩いて見よう [2024年05月12日(Sun)]
第193 回 東葛しぜん観察会「新緑の大津川緑道〜粟野の森を歩いて見よう」
高橋 重(我孫子市)
 日 時:2024年5 月12(日)9 時30 分〜12 時10分  天気:曇り
 場 所:大津川緑道〜粟野の森
 参加者人数:32名、参加指導員21名、担当指導員:林 信子、平田裕子、高橋 重

鎌ヶ谷市で初めて開催された観察会です。明治新政府により6番目に開墾計画されたことに因む六実駅を出発。踏切や往来の車に注意し、江戸時代に布佐から松戸まで通し馬で生鮮物を運んだ鮮魚街道の碑が残る佐津間へ向かいます。碑の脇にサトイモ科ハンゲ属のカラスビシャクが小さな鎌首を擡げています。前田さんがお持ちになった植物体で花の作りを観察します。雌雄同株で仏炎苞の中の肉穂花序の上半分が雄花群、下半分が雌花群です。葉柄にはムカゴも付いています。後程観察するサトイモ科テンナンショウ属は雌雄別株です。北部公民館から、この付近を源流とし手賀沼に流入する大津川の緑道に入ります。この河川が日本一汚染された水質と社会問題にまでなった手賀沼汚濁の約4割だったとは驚きです。緑道沿いに咲くクサノオウは植物体を傷つけると黄色い乳汁を滲出するので「草の黄」、皮膚疾患などに用いられた「草の王」などが名前の謂れだそうです。ノイバラの甘い香りが匂う中に生えるヨシで、鈴木とし子さんがヨシ笛を作って上手に吹いてくれます。湿った所を好むヤナギを見て、鎮痛剤のサリチル酸がヤナギから作られたことも学びます。橋の付近にはナガミヒナゲシ、アカバナユウゲショウ、ヒルザキツキミソウ、ネモフィラなど外来種が繁殖しています。
エノキの葉に付いた虫こぶは、割って見ると小さな幼虫が動いています。
粟野コミュニティーセンターで一休み、サトイモ科テンナンショウ属の2種を観察します。ウラシマソウの仏炎苞は枯れて葉だけになっていますが、ムサシアブミの緑色のリーゼント姿は形が崩れて大きな葉を広げています。カントウマムシグサなど、この仲間は地中の球茎が大きくなると雌株になるという変わりものです。粟野の森に入ると樹木−菌根菌との三者共生で生育している絶滅危惧種キンラン(咲き終わり)やサンショウ、アケビ、果実となったハナイカダなどが目につき自然が残されていることを感じます。赤い実を付けたウグイスカグラ、マンリョウ(万両)も多く見られ、カラタチバナ(百両)も生育しています。出口近くにはヤブコウジ(十両)が多く、落語の寿限無に出てくる長い名前の一部「ヤブラコウジノブラコウジ…」は本種だといわれています。耳を澄ますとシジュウカラ、キビタキの囀りが聞こえます。子葉が矢筈のように切れ込んだエノキの芽出しや、エゴノキの葉を上手に巻いたオトシブミを観察し、粟野の森を出て、解散場所の鎌ヶ谷市制記念公園に向かいました。
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          ヤマグワの熟した果実は美味しい


Posted by 三嶋秀san at 14:57 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
2405 親子で楽しむ自然あそび 〜頭も身体も心も動く [2024年05月11日(Sat)]
わくわく自然探検「親子で楽しむ自然あそび 〜頭も身体も心も動く」
櫛田廣子(松戸市)
  日時:2024年5月11日(土)10時〜12時 、天気:晴れ
  場所:21世紀の森と広場 みどりの里(松戸市)
  参加者:28名(大人14名、子ども14名)
  講 師:長谷川・櫛田、スタッフ:渋谷・相吉・廣川
5月としては暑さが心配な天気予報が出ていた日でしたが、公園内を吹き抜ける風が暑さを和らげてくれる観察会にはうってつけの日でした。参加者が28名と多数だったため、班を未就学児と小学生の2班に分けての活動となりました。
まずは活動ポイントまで散歩しながら五感を使って、葉っぱの手触りや匂いを大人も子どもも感じてもらいました。中でもゴマキの香りは大人も子どもも大興奮。あちらこちらで「わかった!」「食べ物だよ!」と声が上がり、せーので言ってもらうと全員が「ゴマ!」と。その他にもクサギやドクダミの匂い、ケヤキの葉やオヤブジラミの手触りを味わいました。
活動場所のみどりの里では、はじめに親子で色合わせをしました。折り紙で作った色見本を1人2枚ずつ選んでもらい、大人も子どもも全員参加。子どもたちは小さな色を見つけるのがとても上手で、中にはオオイヌノフグリの花脈が青だった、と驚きの観察眼で探してくる子もいました。子どもの観察する力は本当に素晴らしいですね。黒い布の上に並べて色のバリエーションをみんなで楽しみました。その次はみんなでオオバコのスジ出し勝負。まずは親子で対戦してもらい、その後、勝者には横綱を決めるべく出してもらったスジの長さをみんなで判定し横綱を決定。大人も子どもも真剣に勝負してくれて、大いに盛り上がりました。
休憩を挟んでからの後半はみんなで宝物さがし。「一番素敵な宝物をさがしてきてください!」と言うとたくさんの宝物が集まりました。子どもたちはシロツメクサやニワゼキショウ、見つけた昆虫を持ってくる子も。また、大人の参加者でも嬉しそうに「四つ葉のクローバーを持ってきました!」意気揚々と持ってきてくれる方もいました。その後、それぞれが「なぜ、それを選んだのか」を発表。皆さん自分の持ってきたものの どこか素敵なのかを発表してくれました。最後はみんなで虫探し。テントウムシやバッタ類の幼生たち、他にもクモヘリカメムシやアオオニグモ、アカスジキンカメムシの幼生などもみつかり、色々な種類の虫たちに出会うことができました。
参加者のみなさんからは「いつもわかったつもりで木を見ていたが、葉の匂いや手触りまでは知らなかった。」「じっくり虫を見ると細かい仕組みが面白いですね。」など新たな発見の感想が聞かれ、嬉しく思いました。また、子どもたちの自分の選んだもの、捕まえたもの発表している時の堂々とした自信のある顔は、見ているこちらも嬉しくなりました。今回の観察会では、大人も子どもも何かひとつでも発見や気づきがあるようにと考えていたので、皆さんの感想を聞いて、その目標には少し近づけたかな、と思える観察会となりました。
   1148ケヤキの葉はザラザラs-.jpg
   葉っぱのザラザラを触って確かめて
          1211色合わせs-.jpg
          色見本に合ったものを見つけて
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   オオバコの葉で スジ出し競争
Posted by 三嶋秀san at 14:36 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
2404 松虫姫伝説の里で春を楽しむ [2024年04月06日(Sat)]
第191回 東葛しぜん観察会「松虫姫伝説の里で春を楽しむ」
小川洋子(八千代市)
日 時:2024年3月30日(土)9時30分〜12時
 場 所:松虫寺とその周辺の里山(印西市)
 参加指導員:15名 小川、川瀬、小坂、小島、渋谷(子)、鈴木(俊)、鈴木(と)、
    田島、長谷川、林(眞)、平田、藤田、前田、宮崎、山口、前田

4月6日(土)に予定されていた「松虫姫伝説の里で春を楽しむ」は無情な朝の雨で中止になりました。1週間前に実施した下見会の報告です。下見会当日は晴れて春らしいお天気に恵まれ、参加指導員は担当を含め15名、にぎやかな下見会になりました。駅前の広場を出て住宅街を抜けて信号を渡るといよいよ里山歩き開始です。まずは十字路の角のお宅のヒサカキの生垣、ガスのような独特のにおいが漂っています。この木は雌雄異株、どれが雄株、雌株?この界隈は生垣にヒサカキを植えているお宅が多いのですが何故でしょう、いつも不思議に思っています。
里山の小径を左に折れると頭上に黄色い房状のものがたくさん揺れています。これはキブシ、こちらも雌雄異株だとか、落ちている花序で雌株か雄株かチェック、意見はいろいろで結論が出ません。同定は難しい!野の花が咲き乱れる原を通り抜け田んぼが広がる谷津に出ました。何か大きめの鳥が上空を横切りました。カラスくらいの大きさで茶色の羽、サシバでした。小坂さんが鳴き声でしっかり確認してくれました。
ホタルカズラの道(と名付けられている)を進むと咲いていましたホタルカズラ。間もなくこの斜面がブルーの花でいっぱいになるでしょう。この道を回り込むと今度は北向きの斜面、日当たりの良かった道から一転肌寒く感じました。荒れた竹藪が斜面を覆っていましたが、最近は藪に手が入って明るくなってきたように感じます。ウグイスカグラやモミジイチゴの花が咲き、実のなる頃が楽しみです。シキミの花も見られましが、こちらは全身毒があり、八角に似た実をうっかり口にすると大変です。旧家の土の塀にはキランソウ、ジュウニヒトエ、クサボケ、タチツボスミレなどの花が咲きだしていました。センボンヤリも。
フジの絡まったスダジイの大木の角を曲がるといよいよ松虫寺です。ソメイヨシノは花を咲かせ、本堂前のヤエベニシダレは蕾がほころびかけていました。1週間後の本番には花が見られるかな、と期待が膨らみました。小島さんに担当ではないのにずうずうしくサクラの説明をお願いしたところ快くお引き受けくださり、お話を聞くのを楽しみにしていましたが雨で中止になりました。用意をしてくださった小島さんには感謝しております、ありがとうございました。
松虫姫伝説は当時の都だった奈良と関東の関りが感じられ興味深いものがありますし、寺周辺は昔ながらの里山風景が広がっています。印旛日本医大駅からそれほど遠くなく無理なく歩けますので春に限らずお薦めのエリアです。
          ヒサカキ 雌花 
          ヒサカキ雌花s-.jpg
   ヒサカキ 雄花 
   ヒサカキ雄花s-.jpg
Posted by 三嶋秀san at 10:18 | 観察会・研修会の記録 | この記事のURL | コメント(0)
2403「はなもく散歩」を楽しんでみませんか! [2024年03月28日(Thu)]
「はなもく散歩」を楽しんでみませんか!
  https://www.city.matsudo.chiba.jp/shisetsu-guide/kouen_ryokuka/top/oshirase/hanamokusannpo.html
  21世紀の森と広場でいろいろな樹木に付いている可愛い樹名板のQRコードを
スマホで読んで、樹木の紹介を楽しく観たり樹木ラリーやクイズをしながら自然
を楽しく観察できるシステムを体験できます。
散策マップ:はなもく 春
  https://www.city.matsudo.chiba.jp/shisetsu-guide/kouen_ryokuka/top/oshirase/hanamokusannpo.files/haru.pdf

「はなもく散歩」とは、園内の樹木に設置されている樹名板のQRコードをスマートフォンやタブレット端末を利用して読み取っていただくことにより樹木の紹介を見ることができたり、樹木ラリーやクイズをしながら身近な自然を楽しく観察することができるシステムです。
紹介には音声ガイドもついているので、お子様にも楽しんでいただけます。
かわいらしいイラストを色とりどりに描いた樹名板は子どもたちが一生懸命作ってくれた手作りです。園内のいろいろな樹木に設置してあるので、散策しながらお楽しみください。木の名前や特徴、木に関わる生き物の面白いエピソードを知るとぐっと木が身近に感じられます。
   PC202334s-.jpg

       はなもくメモ.pdf

Posted by 三嶋秀san at 14:10 | お知らせ | この記事のURL | コメント(0)
2403 山階鳥情報 [2024年03月16日(Sat)]
山階鳥類研究所 平岡 考 氏 鳥情報
 山階鳥研が保全活動を進めている絶滅危惧種アホウドリの最大の繁殖地、伊豆諸島の鳥島に、2月中旬から今週初めまで、山階鳥研の調査チームが調査研究のため赴きました。山階鳥研のX(旧Twitter)に、現地に赴いている研究員に投稿してもらいました(従来は圏外でTwitterの投稿もできなかったのですが技術の進歩はありがたいものです)。アホウドリの生息地のリアルなようす、素敵な求愛行動、野外調査のようすなどが動画と静止画でご覧になれますのでぜひご覧ください。目を引きそうな投稿のリンクを下記に貼っておきます。
● アホウドリ、クロアシアホウドリの生きる島
アホウドリとクロアシアホウドリの求愛ダンス
 https://x.com/yamashina_inst/status/1765532032904695985?s=20
強風の日にむしろ元気に飛ぶアホウドリ
 https://x.com/yamashina_inst/status/1762033009451245909?s=20
平坦な場所に誘致してできた初寝崎繁殖地、自然発生的にできた子持山繁殖地
 https://x.com/yamashina_inst/status/1762788790027128900?s=20
絶滅したと思われたアホウドリの再発見の場所、断崖絶壁に囲まれた燕崎繁殖地
 https://x.com/yamashina_inst/status/1763159185603314048?s=20
● 島での生活
鳥島調査隊、上陸と荷揚げ
 https://twitter.com/yamashina_inst/status/1759146193198928220
足環の観察(初寝崎繁殖地)
 https://x.com/yamashina_inst/status/1760236044497387875?s=20
調査中、客船飛鳥IIが通過(燕崎繁殖地)
 https://x.com/yamashina_inst/status/1763469682114507251?s=20
調査中、客船にっぽん丸が通過(初寝崎繁殖地)
 https://x.com/yamashina_inst/status/1764247962321092750?s=20
雨の日はプラスチック製の色足環の準備
 https://x.com/yamashina_inst/status/1761731177625653736?s=20
● 行き帰り
出発前、今回の調査のあらましの説明(八丈島八重根港)
 https://x.com/yamashina_inst/status/1765731287372022001?s=20
気勢を上げる調査員たち(八丈島八重根港)
 https://x.com/yamashina_inst/status/1765732600914776157?s=20
鳥島に向けて八丈島出発のようす
 https://x.com/yamashina_inst/status/1758689869998776799?s=20
帰路、鳥島を出発、アホウドリたちが海上から見送り
 https://x.com/yamashina_inst/status/1767425279197413646?s=20

★★★お楽しみいただけたでしょうか。最後にお願いです。
今回動画で見ていただいたような、アホウドリの繁殖地への毎年の調査実施が、公的な予算の削減によって困難になりつつあります。アホウドリを絶滅の瀬戸際から安全な地位まで救い出すためには、引き続き毎年の現地調査が必要だと考えています。
過去半世紀にわたり、研究者の努力とそれを支える官民の支援によって、鳥島(と聟島に「引っ越し」(再導入)を行った後は聟島でも)で巣立って行くアホウドリ全個体に、一年も欠かすことなく足環がつけられており、いわば戸籍がわかる状態になっています。1年、現地調査を休むことで、この蓄積が失われてしまいます。これはアホウドリの今後の保全にとって大きな損失となると私たちは考えています。
現地調査の継続のため、マンスリーサポーターという形式による募金を昨年11月から開始しました。ぜひご協力お願いいたします。
クレジットカード、Google Pay、Apple Payで、月額1000円からのご寄附をお願いしています。
 https://www.yamashina.or.jp/albatross/kifu.html  
  
Posted by 三嶋秀san at 15:14 | 投稿 自然観察 | この記事のURL | コメント(0)
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