
今日は卒業式でした。小学校のときからいままで9年間という長い間を東京のど真ん中である池袋で過ごしました。中学を卒業してからはいままで通っていた学校の付属高校ではなく他校を受験しもっと世界に向けて日本で僕が感じたことを発信、伝えていき、逆に外国で学んだことを日本でも活かしていくことが出来ればと想い進学を他校にすることに決めました。
この時代に生きていた僕たちには、どうして忘れられない大事なことがあります。それは東日本大震災のことです。東京でも感じた強い揺れ、それよりも僕たちと同じ世代が津波の犠牲になり卒業を迎えられなかったこと。負の遺産も、復興への道作りも担っていくのはまぎれもなく僕たちです。僕は卒業証書をその仲間たちの分も大事にして新たな学校生活をも迎えたいと思います。
3年間、少しずつの成長ではありましたが嬉しいことがありました。卒業式のあと、なぜか保護者の方々から「富樫くん、一緒に写真撮って」のお願いがあったことです。... いつのまに有名人かい(笑)ってつっこみたくなりますが、僕は写真を撮ることではなくそのときにかけてもらった言葉に感動しました。僕の活動の事を陰ながら沢山の方が応援して下さっていたこと。本当に感謝でいっぱいです。
そして走ってトークセッションに出演してきました。ゆりあげでのこと、わくわくすること!卒業を迎えての想いなど、伝えられたことは本当に少ないことではありますが、たっくさん話して繋がって楽しかったです。そしてまた新たな仲間が増えました。点が線に、そして面になっていく、中学校3年間でも本当に多くの事を経験することが、学ぶことができました。改めて本当にみなさんありがとうございます。
閖上中学校遺族会代表丹野祐子と申します。
除幕式に参列頂いたんですね。
ありがとうございます。
あの日、仙台のひろき君と一緒にいたのが息子の公太です。
「津波は忘れても子供達は忘れない」
ひろき君にありがとうとお伝え下さい。