長期ボランティア メンバーからの報告 vol.7[2016年05月31日(Tue)]
こんにちは。
ほかのメンバーたちと同じく5月から長期ボランティアとして参加しているまりこです。私はしばらく海外で幼稚園教諭として働いていて、今年日本に戻ってきました。
将来森のようちえんなど自然の中での保育に関わりたいという想いがあり、私の地元の栃木で森林整備や子どもを対象にした自然イベントを開催しているTCCの活動に興味を持ち、3か月間益子の森で過ごすことを決めました。
活動が開始して1か月が経とうとしていますが、毎日様々なフィールドに出かけ、裸足になって田んぼの代掻きをしたり、どきどきしながら自分の身長よりずっと大きな竹を切り倒したり、カエルや虫を捕まえたり、幼稚園の子どものように楽しんでいます。
けれどただ楽しんでいるだけではありません!少しずつのこぎりや鉈も不自由なく使えるようになってきました。ひと月まえまでは思いもしなかったことですが、なんと刈払い機やチェーンソーの使い方も教えてもらいました。とても便利な機械ですが、正しい使い方をしないと大きな事故も起こしてしまうものです。指導者の方から、基礎の技術をしっかり聞きました。
森林での整備だけではなく地域の人と関わること、栃木で活動する団体やNPOのことについて知る機会も多くあります。今週は宇都宮市にあるサポートステーションへ出掛け、社会での生きづらさを感じている若者の状況や支援についてお話を伺ったり、週末には高根沢町のお祭りエコフェスタに参加しました。未来基地が担当したプレイコーナー“森のわくわく広場”にはたくさんの親子が遊びに来てくれました。
私はこれまでずっと市街地に住んでいました。自然の多いところで生活することに憧れはあったのですが、そんなところで私は何ができるだろう、私の体力でやっていけるのだろうかなどと何かと不安がありました。けれどこの一か月、その不安はほとんどなくなりました。一日中森林で木を切って、運んで、整理して、という活動がある日は身体がくたくたになることもあります。けれど、もちろんスタッフさんが日々考えてくれているワークや日常生活の計画があってこそですが、今までの経験から自分なりに上手くできること、性に合っているところを活かしたり、自分の体力から加減を考えながら仕事が出来ています。
最後にひとつ、森林での活動の私のすきなところを。それは静かな、豊かな時間があることです。竹林で竹を切っているとき、森の落ち葉を掻いているとき、草を刈っているとき。手を動かしながらも、風が葉っぱを揺らす音や鳥の声にすぐに気づけるくらい静かな森の中で、いろんなことを考えています。そういえば小さいころに公園の落ち葉を集めて滑り台の上いっぱいに乗せて滑って遊んだことがあったっけ。田んぼ作りはまるで幼稚園の子どもたちの砂場遊びを大きくしたみたいなものだな。この間読んだ本のあの言葉ってもしかしたらこういう意味かも。考え事が好きな私にとってはとてもいい時間です。そして夏の初めのこの季節だから感じられる、ぱっとした空の青さや草木の育つしたたかさ、湿った土の匂いなど、めいいっぱい五感で感じたことはきっとこれから、例えば物語でそんな情景を読んだとき、子どもの保育や教育のことを考えるときなどに、私のもつ頭の中のイメージを色濃くしてくれるだろうと期待しています。
もうしばらくここで過ごしますが、これからのことも楽しみです!
ほかのメンバーたちと同じく5月から長期ボランティアとして参加しているまりこです。私はしばらく海外で幼稚園教諭として働いていて、今年日本に戻ってきました。
将来森のようちえんなど自然の中での保育に関わりたいという想いがあり、私の地元の栃木で森林整備や子どもを対象にした自然イベントを開催しているTCCの活動に興味を持ち、3か月間益子の森で過ごすことを決めました。
活動が開始して1か月が経とうとしていますが、毎日様々なフィールドに出かけ、裸足になって田んぼの代掻きをしたり、どきどきしながら自分の身長よりずっと大きな竹を切り倒したり、カエルや虫を捕まえたり、幼稚園の子どものように楽しんでいます。
けれどただ楽しんでいるだけではありません!少しずつのこぎりや鉈も不自由なく使えるようになってきました。ひと月まえまでは思いもしなかったことですが、なんと刈払い機やチェーンソーの使い方も教えてもらいました。とても便利な機械ですが、正しい使い方をしないと大きな事故も起こしてしまうものです。指導者の方から、基礎の技術をしっかり聞きました。
森林での整備だけではなく地域の人と関わること、栃木で活動する団体やNPOのことについて知る機会も多くあります。今週は宇都宮市にあるサポートステーションへ出掛け、社会での生きづらさを感じている若者の状況や支援についてお話を伺ったり、週末には高根沢町のお祭りエコフェスタに参加しました。未来基地が担当したプレイコーナー“森のわくわく広場”にはたくさんの親子が遊びに来てくれました。
私はこれまでずっと市街地に住んでいました。自然の多いところで生活することに憧れはあったのですが、そんなところで私は何ができるだろう、私の体力でやっていけるのだろうかなどと何かと不安がありました。けれどこの一か月、その不安はほとんどなくなりました。一日中森林で木を切って、運んで、整理して、という活動がある日は身体がくたくたになることもあります。けれど、もちろんスタッフさんが日々考えてくれているワークや日常生活の計画があってこそですが、今までの経験から自分なりに上手くできること、性に合っているところを活かしたり、自分の体力から加減を考えながら仕事が出来ています。
最後にひとつ、森林での活動の私のすきなところを。それは静かな、豊かな時間があることです。竹林で竹を切っているとき、森の落ち葉を掻いているとき、草を刈っているとき。手を動かしながらも、風が葉っぱを揺らす音や鳥の声にすぐに気づけるくらい静かな森の中で、いろんなことを考えています。そういえば小さいころに公園の落ち葉を集めて滑り台の上いっぱいに乗せて滑って遊んだことがあったっけ。田んぼ作りはまるで幼稚園の子どもたちの砂場遊びを大きくしたみたいなものだな。この間読んだ本のあの言葉ってもしかしたらこういう意味かも。考え事が好きな私にとってはとてもいい時間です。そして夏の初めのこの季節だから感じられる、ぱっとした空の青さや草木の育つしたたかさ、湿った土の匂いなど、めいいっぱい五感で感じたことはきっとこれから、例えば物語でそんな情景を読んだとき、子どもの保育や教育のことを考えるときなどに、私のもつ頭の中のイメージを色濃くしてくれるだろうと期待しています。
もうしばらくここで過ごしますが、これからのことも楽しみです!
Posted by 大木本 at 11:49 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)