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TEAMユース 最新記事

【社会事業家紹介】NPO法人国際自然大学校日光霧降金井聡氏 [2011年09月27日(Tue)]
「皆がハッピーになれる環境をつくる」
   
  NPO法人国際自然大学校 日光霧降校
         コーディネーター 金井聡 氏

日時 2011年9月5日(月曜日)
場所 日光霧降校 食堂
インタビュアー 小林直輝


[NPO法人国際自然大学校 事業概要]
関東圏を中心に全国的な展開で活動する自然学校。子供から大人までを対象とし、様々な体験型の環境教育プログラムを通じて、自然や人とのかかわりの中で、人生を前向きに生きている人を育成している。
 ・カヌーアドベンチャー
 ・3ヶ月長期滞在型体験プログラム
 ・100kmチャレンジ(ウォーキング)
 ・ツリーハウスcafé(ツリーハウス造り、自然体験)
 ・サマーキャンプ



【自分がやりたいことはNPOでできる】
学生時代からとにかく山登りが好きでした。自然と触れ合うことはもちろん、山登りを共にする仲間や自分と向き合えるのが何よりも楽しみでしたね。将来「同じような体験を伝える側に周りたい」と思って、仕事を探していた時に、たまたま巡り合ったのが「国際自然大学校」だったのです。


【自然だからこそ、遊べる空間が豊富】
自然の中は、空気が良く、身体を動かすスペースがたくさんあります。家から離れたい、癒されたい、居場所がないという方が自分と向き合うには、まさに打ってつけの場所。街中とは違って、守ってくれるものが少ないから、よりリアリティに近い体験ができると思います。



【1st step 〜自由にチャレンジしよう〜】
基本的に私たちはルールの強制はしません。参加者は、空いている時間があればPC勉強をしたり、マラソンをしたり、活動は様々。これは良い意味で差別化していると言えます。無理やり何かをやらせても、お互いがハッピーにはなれませんから。その代わり、「なるべく失敗をしろ」ということだけは教えている。成功よりも失敗から学ぶことのほうが多いからこそ、その失敗ができるプログラムを作り、チャレンジしてもらっています。




【2nd step 〜カッコイイ瞬間を見つけよう〜】
ここでの体験を通じて、「自分らしい」やりたいことを見つけてもらいたいです。「自分らしい」とは「自分がカッコイイ瞬間」。薪割りでも草刈でも、「自分がカッコイイと思える瞬間」を見つけたら、それがやりたいことへの入口。もちろん、他の人に言われて気づくこともあります。必然的に集団活動を体験する自然の中ならば、一人では気づかなかった「カッコイイ瞬間」に必ず巡り合うことができるでしょう。





【3rd step 〜変わりたい自分、変わらなくて良い自分〜】
やりたいことを見つけられたら、そのために何をするのか、確実なステップを踏めるように「てこ入れ」をしていきます。私たちは、それをカウンセリングという手法を使わず、アドバイスのような自発性を促す力のみで、足りない能力と、自分の長所に気づいてもらいます。
少し前に、「将来は海賊王になりたい」と言っていた生徒がいました。これも立派なやりたいことです。私たちはその子の意志を尊重し、バラエティに富んだプログラムで手助けを続けてきました。プログラムの中で、体験→検証→認識→反省→体験…というサイクルを回すよう助言をし、課題と必要なプロセスを組み立ててもらいました。今その子は、文化・芸術施設に勤務していますが、まだまだ「海賊王」の夢は捨てられないそうです。



【今生きている社会で自分らしさを追及しよう】
「自分らしく」いられないのを、社会のせいにしてはいけないと思います。確かに社会に適した人間と自分らしいことは、必ずしもイコールにはならない。だからこそ揺るぎ無い価値観やvisionが必要です。一般企業で働いていても、どうしたら自分らしくいられるのか、その根幹が欲しい。もしも、今の環境にvisionが合わないのなら、その環境を変える(或いは辞める)のも手です。私たちのmissionは、そのactionの方法を自然の中で見つけてもらうことに限らず、見つけたい人の絶対数が増える社会にしていくことなのです。



【金井さんのvision 〜大人の学校をつくりたい〜】
全寮制で講師がいる、大人になっても学べる学校を造りたいと考えています。社会問題を解決するアクションを大きくするためには、やはり伝える側の育成を行わなければならない。だから、私と同じような自然学校を運営するスタッフの養成できればいいなと思います。自然を介して人の生き方を応援できる「アドベンチャーセラピー」という手法を確立させたいですね。





【若者へのメッセージ 〜ワクワク・ドキドキを与えられる人間になれ〜】
 一つは「自分に何が足りないのか、課題を見つける力」を身につけて欲しいです。それらは別名「生きる力」とも言います。自分一人では限界があるため、ネットでないリアルな世界で他者と関わり合うことでみつけることができるでしょう。
もう一つは、今の若者には「ワクワク・ドキドキ」を与えられる人が少ない気がする。枠にはまらない(最低限社会に適しながら)ユニークな発想こそが、変革を起こすエッセンスになります。それこそが「自分らしい」ではないでしょうか。失敗や批判を恐れず、いろいろ体験してみて、どんどん視野を広げていって欲しいです。



<金井聡氏プロフィール>
埼玉県生まれ。東海大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。在学中にワンダーフォーゲル部で活動するなか、自然の中での教育(人材育成)事業を仕事とすることを決意し、実習所へ入所。植村冒険館自然塾、東京大学附属中学校、国士館高校(定時制)などの指導を行なう。 現在は、日光霧降校にてニート・ひきこもり・不登校を対象にした体験教育活動を実践とその普及のために活動中。


■NPO法人国際自然大学校HP http://www.nots.gr.jp/
■「本当にやりたい!ことプロジェクト」 http://jiritsu.nots.gr.jp/
■日光霧降校「本やりcafé」ブログ http://ameblo.jp/yaritaikoto-project/


○編集後記○
帰り際には、敷地内を散歩させていただきました。点在する木造の家、広々とした草原の庭、大人と子供が協力して建てたツリーハウス、猿や鹿が歩く道、どれをとっても街には存在しないものばかりです。散歩をしながら「自然っていいな」と、ふと感じました。都会の雑踏や、早歩きする時間の針に疲れている証拠なのでしょう。その気持ちこそが、こちらのプログラムに参加するきっかけではないのでしょうか。
金井さんも以前は都内で働いていたそうです。今では家族と共にこの場所で生活しています。インタビュー後に、子供と遊ぶ姿を見て、「仕事も家庭も両方満足している」という表情を目にしました。この大自然の中、自分のしたかった生き方を実現している金井さんを、大変羨ましく思います。(インターンシップ生 小林直輝)
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