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ようこそ東北HIVコミュニケーションズ(THC)のブログへ。
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わたしたちにとって人権とは?[2014年01月09日(Thu)]
「みやぎいのちと人権リソースセンター」は、子どもへの暴力、虐待、性に関する問題、HIV/エイズなど、様々な人権問題に取り組んできた、CAPみやぎ、チャイルドラインみやぎ、東北HIVコミュニケーションズ(THC)が中心となって、2004年10月に設立したNPOです。2005年4月から宮城県の遊休施設を賃借し、人権関連NPOのための拠点施設「みやぎいのちと人権リソースセンター」を運営しています。

パンフレットに掲載した、
人権についての考え方を紹介しておきましょう。
THC20周年の今も、
この文章の重みはますます増していると感じています。


★人権とは?

憲法に基本的人権が謳われているように、
人権は私たちの生活に深く関わるものです。
しかし、日本の社会では日常的にこれを意識することは少なく、
どう捕らえるかは人によりまちまちだったりします。
そんな身近なはずなのにわかりにくい「人権」を、
子どもへの暴力防止のCAPプログラムでは
大切な3つの権利「安心、自信、自由」と表現しています。
他にも、私たちは次のような言葉が、人権を語る上で大切なものと考えています。

人は生まれながらに等しく尊い存在です。
何かで名を成すとか、良い子でいるとか、そんなことがなくても、
どんな子にも「そのまんまでいいよ」と言ってあげることが
必要なのではないでしょうか。
そのまんまでいいと思えるためには自分を大切にする
セルフエスティーム(自尊感情・自己肯定感)が必要です。
心からそう思うためには、周囲から評価されることを意識しないですむ安全な場
必要です。自助グループと呼ばれる場は、
同じ問題に突き当たった人が安心して自分自身と向き合える場です。

そのまんまでいられる場で、仲間の声を聞き、
自分自身の気持ちに素直に向き合うことができると、
これまで様々な過程で自分を抑圧していたものから
解放されるようになります。
そうすると人がもともと持っている生きようとする力が回復してゆきます。
この過程をエンパワメントと呼んでいます。
支援はこの過程に寄り添う形でなされるもので、
導いたり引き上げたりするものではありません。
十分な情報提供を受けた後、自分の気持ちに耳を済ませて、
自ら欲するものを選び取る。これが自己決定です。

 「そのまんまの私」は、もちろん自分ひとりではありません。
すべての人がそれぞれに固有の人格を持っているわけです。
なので、人とは違って当たり前。
「みんなちがって、みんないい」という詩がありますが、
まさに人権を考えるとこの多様性に行き当たります。
自分を尊重するのと同じように、人のことにも耳を傾け、
何か自分と共通することはないか、共に解決すべき問題はないかと
探索することが大事です。
私のすぐそばでたいへんな思いをしている人のことを自分事にすることを
積み重ねて、共に生きる社会を身の回りに少しずつ実現してゆきましょう。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/thc/archive/81
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