タイ総選挙で予想を覆して第一党になった急進野党「前進党」は早々に「最低賃金アップ」だと。既に規則上のタイの最低賃金は日本を超えるほどで、守られないためかと感じる、時給と日給の違いはあるので差は大だが。最低賃金を上げるとマジメに払うのはタイ経済の柱の日系企業とか。タイは国際競争力を失い経済発展が滞る恐れがある。異常円高為替の回避でタイに進出した日本企業には円安の上に賃金の上がったタイでは魅力が薄れる。いくら日本企業が海外では最も安心できるタイでも「日本国内生産の方が有利」になるからだ、円安で無策の日本政府すら産業の国内回帰を支援する時期でもあり、効果は知らないが。コロナ不景気下での賃上げ強制は逆に雇用の縮小にも繋がる。安易な一律賃上げ政策は表面的人気取りにも見える、連立協議で王室不敬罪問題を棚上げにした代りの。
賃上げは経済政策の成功の結果でアリ、それには公共事業や産業育成が基本で、景気が上がれば賃金も物価も上がる。中進国のタイではマダマダ伸びシロがある。公共投資が遅れた日本もソノ面では半ば途上国だから同様だが、先進国のフリしても。
先代王が強い関心を持った環境問題だが、首都バンコクの大気汚染は深刻だ。ヒドイ渋滞の低速走行時の車の排ガスを抑えるべく、私は軍政系政権には大気汚染時の臨時の鉄道利用徹底誘導や軍用車両を動員した臨時大量輸送、高燃費の日本製中古バスのバンコクへの集中投入等を提案した。自動車メーカーには何年も前から「低速時のみモーターが補助の電動アシスト自動車」的な安価な簡易ハイブリッド車等の投入を希望してきたが、トヨタのハイブリッド特許開放による低価格化戦略はあったものの現地で前進はあったのか。日本で聞くタイの電気車化政策は観光用3輪車のツクツク程度。そこに更なる世界的な電気自動車化の波で、日本企業は乗り遅れるとも噂される。
タイの政府や王室はタイの日本メーカーを補助して電気化を強く支援・促進し低排ガス車をバンコクに増やすべきだが、実業界出身の前進党の党首はソレを進めねばならない、与野党どちらであっても。それが動き出せばタイの産業は更に栄え賃上げも達成される、遠回りに見えるが。
これは宿題だ。タイは政府も政治も政策議論に弱い上にマダマダ日本企業に頭が上がらないか眉韓で冷淡にするかだ。日本の巨大自動車メーカーの出先の現地法人を本国の本社と別に動かすのは容易でないが、タイを電気化の拠点とできれば日本企業にも良いはず、日本国内のガソリンエンジン関連産業とは別に出来るから。これはタイのためだし、私が奨める内容でもある。実業界出身ならヤレ。「神の如き先代王にも出来なかった事は私には無理です」とか最初からあきらめるな。「私の企業はトヨタほど巨大ではありません(格が違います)」では言い訳にならん、一国の首相を目指すなら。「私はコメ油業者で電気は専門外です」もダメだ、コメ油はガソリンの遠い親戚だし環境問題にも通じるのだから。
ハイブリッド車のトヨタは社長が会長に昇格、技術屋を社長にし「二重統治体制」で企業統治を強化し難局の乗り切りを図る。この二重統治体制は日本では「院政」として千年近く前からナジミだが、タイの軍政系政権に提案しても実現せず。今は英王室にも同様に提案したい、王様が不評で後継者の王太子は好評だし、赤色皇帝への対抗で旧英帝国の英連邦の枠組みは使い道があるから。だが、結局、目立つ所でソレを実現できたのはトヨタだったのだ。実業界出身の前進党党首ならコノ機を捉えてトヨタに食い込み、案を実現させろ。コメ油会社も自動車会社も同じ民間企業だろう?
タイでの改革は中韓スパイに影響されたタイ社会否定型ではダメだ。五代王による近代タイ王国建設は王という保守派によって成された大改革だったのを今一度思い出せ。私も同様な急進保守だ。中身がない単なる不満分子なら私はドウなっても知らない。もうどうでも良いのだ。
どうも実業界出身の若い行政未経験の党首では心許ない。だが単に見捨てるのも面白くない、私のシンボルカラーのオレンジを旗色に使っているしな。42歳の党首に宿題を出そう。解ければ私の評価を得るが、実業界出身で政官界とは無縁だったシロウトは良い点が取れねば評価しない。同じ急進改革派でも私は急進保守で「王室不敬罪廃止」だけではダメだ。生まれる前から政策議論に関係してきた私の評価を受けるには行政の能力こそ重要。いや、首相になりたいならソレだけか。それを測ろうと思う。
上記の宿題はかなり大きな問題だが、少し小さな宿題も出しておく。コチラからでもヤレ。コレが出来れば自然とタイの鉄道インフラ整備の話にも関心が向くだろうよ。
ベトナム国鉄向けだった日本の中古鉄道車両のディーゼルカーがベトナム政府の不可解な見解で宙に浮いていると聞く。ベトナムのためになるのに「新規導入車は何年前までに造った車両である事」とかの形式的な規則を杓子定規(しゃくしじょうぎ)に当てはめるのだと。普通なら「特認」どころか何も言われないだろうに、恐らくベトナム共産独裁政権の腐敗につけ込んだ韓国がワイロ攻勢で自国の不良品の新車を売り込んでいるのだろう。ウクライナ始め世界中で故障ばかり起こすのにアフターサービス等は最低で大問題の韓国製鉄道車両だ、立派なのは外見と宣伝と書類上の性能ばかりで。
日本の中古ディーゼルカーとはキハ40系車両との事。旧国鉄末期の車両で、エンジンを2割方パワーアップして車体幅を拡大等したため、ローカル列車用の一般型車両なのに幹線でも十分に使える内容だったと。そのため現在でも豪華観光専用列車用にキレイに改造されて昔より有名になったり。車体の重量増加でパワーアップ分が食われたが、丈夫で客室が広く、国鉄分割民営化(JR化)後も生き残って冷房化改造等もなされた。鉄道車両は最低でも20年は使うのが前提の堅牢な造りだが、キハ40系は国鉄からJRへと生き残っただけでなく大規模修繕で更に延命したものも多い。だがさすがに、民営化後に登場の高出力エンジンで小型軽量車体の新型ディーゼルカーに押されて引退が進む。タイの隣国ミャンマーへの支援の実績もあるが、貧しい後進国の同国ではセッカクの冷房を使用せず宝の持ち腐れになった話も既述。タイなら冷房まで含め十分に活用されたろうにと嘆いた車両だ。
キハ40系はベトナム国鉄の旧態依然の機関車牽引型の客車列車中心の状況を近代的な効率の良いディーゼルカーに換えるため当事者間で話が決まっていたのをベトナム政府の横やりだ。どうせ日本政府も冷淡で無策なのだろう、眉韓政治屋の政府だし。だが「韓国のワイロ攻勢が上まわった」では済まない。最悪の政治愚鈍の日本や、独裁で腐敗し悪魔の韓国の経済植民地化が進むベトナムなど置いておいて、やはりタイに送りたい、コロナワクチン100万回のように。タイ側の態度でベトナム政府がアワテて許可してもタイには別の車両を送るだけだ。タイ等の東南アジアへの中古鉄道車両の支援は私の政策議論の柱の一つでもある。
さて、その差配を前進党の新党首にやらせてみたい。「まだ野党の党首だし連立交渉が大変に忙しいから政策は無理」では言い訳にならん。政策・行政の管理運営こそ政治の最大の仕事、特に与党になりたい下院第一党の党首の「首相候補」なら。私の色であるオレンジをシンボルカラーとする以上は私の言は絶対のハズ。それに従えるか、その能力があるのか、軍政系与党と競争だ。それを神が採点する。軽視すればスグ天罰だろう、日本のように、インラックのように。今回のキハ40系の話は既に有名だ。結果は私に伝わるぞ。
●追記(2023/06/02)
2日の午後2時、トヨタの本拠地の豊田市に台風2号の大豪雨で避難指示がでた。豊田市全域、約19万世帯、約42万人が対象。
上記の既述の通りになったぞ。インラックの折は50年に一度のハズの巨大洪水が2度も襲って日本企業の工業団地が水没したりしたが。トヨタが怖れれば宿題の交渉が楽になるカネ、コメ油の小企業の2代目の若い素人党首にも。トヨタは米国バイデンの乱暴な自国内生産優先政策で米国内に電気車関連の集中投資だが、これを日本やタイでもやるべきなのに違ったからな。さて、どう転ぶか。後は交渉次第だな。
●追記(2023/06/03)
インドで大規模鉄道事故の大惨事だ。死者約260、負傷者約900だそうだが、マダ増える可能性がある。安心高性能でバカ安で整備状況の良い日本製中古鉄道車両を外し、安物でも高価で修繕費とワイロと腐敗と売国ばかり増える中韓製新品鉄道車両など導入すればタイでも同じ大事故。鉄道経営体は破綻、政府は責任を追及される。オマエが首相になればオマエの責任だ、前進党党首。今は神の集中制裁期間だぞ。