自衛隊装甲車に民用車転用案 ートヨタいすず車に戦闘用装備試験ー[2025年09月27日(Sat)]
「閉鎖する日産の工場で自衛隊用車両を造れば?」「閉鎖工場で警備艇の部分品(大型パーツ)を造れないか(組立は造船所)、半日本製と言われるB787のように」とか考えていたら現実が私に追いつき始めた。引退する陸上自衛隊の軽装甲車の代替車の種車(ベース)として民用車の採用を本格検討だと。既存自衛隊用車両メーカー撤退などが引き金とは皮肉だ、防衛費を増やす時になって。これも日本の政治や国民の愚鈍さの結果だよ、閉鎖工場が地元の小泉はじめ!
民用品の軍用転換は歴史的にも多数あるのはココでも既述だ。花形航路の民間船のような大型優秀船に建造時から補助金を出しておき、有事に改造した太平洋戦争期の「隼鷹(じゅんよう)型空母」の2隻(建造途中で徴用し用途変換)がミッドウェイ敗戦後の空母不足時代に大きな役割を果たした話は、観光立国と抜かしながら首都圏の飛行場不足を何ともしない政府政治の無能や媚中韓の売国と絡めて何度も書いたはずだ、特に東京五輪が決まって空港やアクセスの改善が急務だった時期に。元が民間船では空母としては速力や防御力が不足だったが、今回の装甲車のタネ車候補の車、というより現在の日本製品はおおよそが世界的に見て品質が高く、特に信頼性や耐久性に優れ、問題どころか製造予算節約や構造簡素化による保守合理化にも貢献するだろうし、有事には別の対応があろうから、むしろ歓迎すべきだな。
最近タナザラシ(買っただけで放置)のプラモデルに「ドイツ戦闘漁船」がある。昔なら見向きもしなかった種類だ。第二次大戦前のドイツで漁船を規格大量生産して安く民間人に与え、戦時に乗員ごと徴収し沿岸警備等に使った。これは中露朝も大天災も迫り警備救難艇不足を民間中古船購入などで補わねばならない今の日本に参考になるなと。
ドイツの軍用車輌といえば、第一次大戦の悲惨な塹壕(ざんごう)戦の膠着(こうちゃく)を打破するための新兵器「戦車」だ。「水タンク車」の偽名から英語では今も「タンク」と呼ばれるが、予想外の戦況に対応する戦時急造品だからトラクターをタネ車にして武装・装甲を付けた「戦場用武装トラクター」も多かったとか。第一次大戦の敗戦国のドイツではベルサイユ体制で海軍も飛行機も戦車も厳しく制限され、トラクターやブルドーザーの名目で戦車の車体(下回り)だけ造って試験や訓練をしておき、戦時(ヒトラーのドイツ再軍備期)には車体上部の戦闘室や砲塔を取り付けて正式戦車第一号にあたる「T号戦車」として採用した。軽快だが軽装甲で軽武装、当初はドイツの各地への侵攻などで役立ったが、戦車の急な発達で大戦中期以後はとても主力には使えなくなった。が、今回の軽装甲機動車のような偵察や連絡や指揮用、医療用や各種大砲の車台等として改造され大戦後期まで生き残ったと。
日本の自衛隊用装備(兵器)は元から生産量が少ないため大量生産によるコストダウンが効かないだけでなく、バブル期を経てゼイタクな(過剰性能ならぬ)過剰構造?になって修正が行われているとも聞くから、この民用車両採用で兵器らしい単純化を取り戻す一つの契機となるか。
●追記(2025/10/01)
ドイツの有名な戦車部隊用の装甲兵員輸送車、ウクライナ戦で既述の戦車を敵陣突破時に敵歩兵から守る「戦車随伴歩兵」を敵の銃弾や砲弾の破片から守りつつ敵陣ギリギリまで輸送して展開(下車)させる車種だが、実は他車種からの転換だった。こちらは民用でなく軍用トラクターからだ。急な再軍備後の軍備拡大に間に合わせるため機械化部隊の大砲牽引用の大型トラクター(以前は馬が牽引)をタネ車とした。トラクターの車体上部を装甲板で囲った空間として兵員や乗員を守り、(乗員以外に)一個分隊約10名を収容した。当時としては外見は洗練され車体後部の車輪はキャタピラ履きで不整地走行ができ、戦車師団の歩兵の一部の重要装備となった。小型トラクターからの転用の装甲車には偵察や指揮用などの派生型もあり、有名なロンメル将軍がアフリカで大型無線機を載せた同車種を指揮車として使ったとか。だが、あくまで牽引用トラクターの転換で前輪(タイヤ履き)の無動力など問題点も残った。今回のD−MAXの転用ではそのような不都合はないとは思うが、コノような転換はよくある話なのだ。
・・・・・追記終わり
今回の陸上自衛隊の「軽装甲機動車」とは、薄い装甲板を持つタイヤ履きの自動車で、戦闘用車両としては装備が軽く道路上なら軽快に走れる。普通の車にヤヤ近い装甲車だ。ロシア軍などに多い装甲兵員輸送車等が戦車と共に戦うようなシロウトのイメージするドンパチだらけの戦闘ではなく、偵察や連絡等の任務に使われる第二次大戦前の昔からの装甲車の範疇の軍用車だ。この陸自の軽装甲機動車約1800両の8割方が耐用年数に達し引退の時期だが、製造メーカーが採算悪化等で撤退し減り、トヨタ「ランドクルーザー」、いすゞ「D−MAX」に装甲板(防御鉄板)などを装備する実験をするそうだ、自衛隊用に使えるか否かと。
どうせなら日産の閉鎖工場も使えないかと思う。日産とトヨタ・いすゞは別メーカーだし、D−MAXに至ってはタイで生まれタイで生産される車種だし、単純な話ではない。しかし、宮崎アニメ「風立ちぬ」でも有名な第二次大戦期の三菱の零式艦上戦闘機「ゼロ戦」は旧日本海軍の主力だから、三菱のみでなく中島飛行機でも大量に生産された、主力兵器としては数が少ないが。様々な調整が必要でも工場閉鎖よりは他社の車種の生産はマシだろう。もっとも、地元国会議員で次期首相候補でもある小泉Jr に出来るか不明だ。直接には官邸の意向だが、備蓄米大量供給などもコチラの書いた絵に沿って動いただけ。しかも「自衛隊にコメを輸送させる」という部分は実施できずに輸送の遅れが指摘されたり・・・。
ところでマタマタ私と縁がある話になった。D-MAXはタイ生れという点だ。この種の車は世界的には「ピックアップトラック」に大分類されるが、貿易摩擦絡みの反日ナチ的日本叩きで日本企業が同車種等の米国への輸出や販売を遠慮していた頃の開発らしい。タイのいすゞは純粋に「タイ市場のニーズに沿って開発したタイのための車」だというのだ、D−MAXは。日本の自動車メーカーなどの大量集中進出で奇跡の経済発展を遂げ後進国から中進国になったタイだが、後進国的な残滓もあり、事業用か自家用か分からぬニーズに適したものだったのか。私も同車種の荷台に複数の人を載せたまま高速道路を含む幹線道路を疾走する姿を何度も見た。このようなニーズに応じてかタイではD−MAXの荷台部分に客室を載せたタイプもかなり走っており、バンと違って継ぎ目がハッキリわかる点は愛嬌なのか後進国的なのか。これはタイでこそ通じる話と感じたが、そのD−MAXが何といすゞの祖国日本の軽装甲車の「タネ車」の候補とはね!
さて、自衛隊や会計検査院は古い軽装甲機動車を捨てたりしないで保管しておくことだ。中露朝などの仮想敵国はミナ後進国、軍も「質より量」の旧ソ連・共産国型の遅れたズサンな軍隊だ。数の確保が先ず必要なことを決して忘れるな。そして日産工場活用や防衛用装備品の調達改善や大量調達に備えろ。そしてその前にまず、神への降伏だ。神に降伏し償い投資基金が動き出せば、閉鎖工場の転用費用の無利子融資も出来るしな、「日本の造船能力3倍増計画」などと並んでさ! いくらバカでも死ぬ前に頭を使っておかないとな、閻魔大王の前に引き出される前にな。総裁選挙やその報道にばかりウツツを抜かしていないでさ。トランプ、習近平と来れば次はプーチンだ。平原の多い北海道の防衛には車両が沢山要るだろうよ!
民用品の軍用転換は歴史的にも多数あるのはココでも既述だ。花形航路の民間船のような大型優秀船に建造時から補助金を出しておき、有事に改造した太平洋戦争期の「隼鷹(じゅんよう)型空母」の2隻(建造途中で徴用し用途変換)がミッドウェイ敗戦後の空母不足時代に大きな役割を果たした話は、観光立国と抜かしながら首都圏の飛行場不足を何ともしない政府政治の無能や媚中韓の売国と絡めて何度も書いたはずだ、特に東京五輪が決まって空港やアクセスの改善が急務だった時期に。元が民間船では空母としては速力や防御力が不足だったが、今回の装甲車のタネ車候補の車、というより現在の日本製品はおおよそが世界的に見て品質が高く、特に信頼性や耐久性に優れ、問題どころか製造予算節約や構造簡素化による保守合理化にも貢献するだろうし、有事には別の対応があろうから、むしろ歓迎すべきだな。
最近タナザラシ(買っただけで放置)のプラモデルに「ドイツ戦闘漁船」がある。昔なら見向きもしなかった種類だ。第二次大戦前のドイツで漁船を規格大量生産して安く民間人に与え、戦時に乗員ごと徴収し沿岸警備等に使った。これは中露朝も大天災も迫り警備救難艇不足を民間中古船購入などで補わねばならない今の日本に参考になるなと。
ドイツの軍用車輌といえば、第一次大戦の悲惨な塹壕(ざんごう)戦の膠着(こうちゃく)を打破するための新兵器「戦車」だ。「水タンク車」の偽名から英語では今も「タンク」と呼ばれるが、予想外の戦況に対応する戦時急造品だからトラクターをタネ車にして武装・装甲を付けた「戦場用武装トラクター」も多かったとか。第一次大戦の敗戦国のドイツではベルサイユ体制で海軍も飛行機も戦車も厳しく制限され、トラクターやブルドーザーの名目で戦車の車体(下回り)だけ造って試験や訓練をしておき、戦時(ヒトラーのドイツ再軍備期)には車体上部の戦闘室や砲塔を取り付けて正式戦車第一号にあたる「T号戦車」として採用した。軽快だが軽装甲で軽武装、当初はドイツの各地への侵攻などで役立ったが、戦車の急な発達で大戦中期以後はとても主力には使えなくなった。が、今回の軽装甲機動車のような偵察や連絡や指揮用、医療用や各種大砲の車台等として改造され大戦後期まで生き残ったと。
日本の自衛隊用装備(兵器)は元から生産量が少ないため大量生産によるコストダウンが効かないだけでなく、バブル期を経てゼイタクな(過剰性能ならぬ)過剰構造?になって修正が行われているとも聞くから、この民用車両採用で兵器らしい単純化を取り戻す一つの契機となるか。
●追記(2025/10/01)
ドイツの有名な戦車部隊用の装甲兵員輸送車、ウクライナ戦で既述の戦車を敵陣突破時に敵歩兵から守る「戦車随伴歩兵」を敵の銃弾や砲弾の破片から守りつつ敵陣ギリギリまで輸送して展開(下車)させる車種だが、実は他車種からの転換だった。こちらは民用でなく軍用トラクターからだ。急な再軍備後の軍備拡大に間に合わせるため機械化部隊の大砲牽引用の大型トラクター(以前は馬が牽引)をタネ車とした。トラクターの車体上部を装甲板で囲った空間として兵員や乗員を守り、(乗員以外に)一個分隊約10名を収容した。当時としては外見は洗練され車体後部の車輪はキャタピラ履きで不整地走行ができ、戦車師団の歩兵の一部の重要装備となった。小型トラクターからの転用の装甲車には偵察や指揮用などの派生型もあり、有名なロンメル将軍がアフリカで大型無線機を載せた同車種を指揮車として使ったとか。だが、あくまで牽引用トラクターの転換で前輪(タイヤ履き)の無動力など問題点も残った。今回のD−MAXの転用ではそのような不都合はないとは思うが、コノような転換はよくある話なのだ。
・・・・・追記終わり
今回の陸上自衛隊の「軽装甲機動車」とは、薄い装甲板を持つタイヤ履きの自動車で、戦闘用車両としては装備が軽く道路上なら軽快に走れる。普通の車にヤヤ近い装甲車だ。ロシア軍などに多い装甲兵員輸送車等が戦車と共に戦うようなシロウトのイメージするドンパチだらけの戦闘ではなく、偵察や連絡等の任務に使われる第二次大戦前の昔からの装甲車の範疇の軍用車だ。この陸自の軽装甲機動車約1800両の8割方が耐用年数に達し引退の時期だが、製造メーカーが採算悪化等で撤退し減り、トヨタ「ランドクルーザー」、いすゞ「D−MAX」に装甲板(防御鉄板)などを装備する実験をするそうだ、自衛隊用に使えるか否かと。
どうせなら日産の閉鎖工場も使えないかと思う。日産とトヨタ・いすゞは別メーカーだし、D−MAXに至ってはタイで生まれタイで生産される車種だし、単純な話ではない。しかし、宮崎アニメ「風立ちぬ」でも有名な第二次大戦期の三菱の零式艦上戦闘機「ゼロ戦」は旧日本海軍の主力だから、三菱のみでなく中島飛行機でも大量に生産された、主力兵器としては数が少ないが。様々な調整が必要でも工場閉鎖よりは他社の車種の生産はマシだろう。もっとも、地元国会議員で次期首相候補でもある小泉Jr に出来るか不明だ。直接には官邸の意向だが、備蓄米大量供給などもコチラの書いた絵に沿って動いただけ。しかも「自衛隊にコメを輸送させる」という部分は実施できずに輸送の遅れが指摘されたり・・・。
ところでマタマタ私と縁がある話になった。D-MAXはタイ生れという点だ。この種の車は世界的には「ピックアップトラック」に大分類されるが、貿易摩擦絡みの反日ナチ的日本叩きで日本企業が同車種等の米国への輸出や販売を遠慮していた頃の開発らしい。タイのいすゞは純粋に「タイ市場のニーズに沿って開発したタイのための車」だというのだ、D−MAXは。日本の自動車メーカーなどの大量集中進出で奇跡の経済発展を遂げ後進国から中進国になったタイだが、後進国的な残滓もあり、事業用か自家用か分からぬニーズに適したものだったのか。私も同車種の荷台に複数の人を載せたまま高速道路を含む幹線道路を疾走する姿を何度も見た。このようなニーズに応じてかタイではD−MAXの荷台部分に客室を載せたタイプもかなり走っており、バンと違って継ぎ目がハッキリわかる点は愛嬌なのか後進国的なのか。これはタイでこそ通じる話と感じたが、そのD−MAXが何といすゞの祖国日本の軽装甲車の「タネ車」の候補とはね!
さて、自衛隊や会計検査院は古い軽装甲機動車を捨てたりしないで保管しておくことだ。中露朝などの仮想敵国はミナ後進国、軍も「質より量」の旧ソ連・共産国型の遅れたズサンな軍隊だ。数の確保が先ず必要なことを決して忘れるな。そして日産工場活用や防衛用装備品の調達改善や大量調達に備えろ。そしてその前にまず、神への降伏だ。神に降伏し償い投資基金が動き出せば、閉鎖工場の転用費用の無利子融資も出来るしな、「日本の造船能力3倍増計画」などと並んでさ! いくらバカでも死ぬ前に頭を使っておかないとな、閻魔大王の前に引き出される前にな。総裁選挙やその報道にばかりウツツを抜かしていないでさ。トランプ、習近平と来れば次はプーチンだ。平原の多い北海道の防衛には車両が沢山要るだろうよ!




