既述の通り、タイフェス2017は先代プミポン王崩御の喪中期間中の為に開催決定が遅れ、特にタイ文化関連では急に展示を増やしたためか準備時間がなく、展示の日本語説明は迷誤訳のオンパレード、タイフェスならぬギャグフェスだった。
これを契機に再度、タイ本国政府にはベトナムにも劣る日本語教育の徹底強化を訴える。さもなくば天罰とかな。日本企業の進出で奇跡の経済成長を遂げながら結局は日本からはほとんど学ばず、本格的に日本に学んで王国の独立を守るべき現在になっても日本語教育政策等で後進国ベトナムに大きく後れを取るとは。
タイ人は独力で王国の独立を守れる状況ではないな、神を殺させようとし続けた政治愚鈍の属国民の日本人と同じで。現状のままでは滅びるべき民族だ。会場では極めて気持ちの悪い時代遅れの朝鮮メイクの女が多数みられる等、内実はとっくに亡国なのだ、タイも、日本も。それとも、韓国人が破壊活動で紛れ込んでいたのかね。
私も、そろそろタイフェスとの関係を考え直さないといけない。もう立派に有名になったのだし、渋谷近辺では問題が多すぎる。イヤなのだ。
だが、一方で誤訳の別の利用の仕方もある。そう、おかしな訳をネット等で広めてギャグ宣伝とするのだ。私も迷誤訳が無ければこれほど真剣に展示の説明文を読まなかったろうし。
昔、東京ディズニーランドの開園の頃、在来の東京の遊園地(確か豊島園)は設備でも規模でも全くかなわないので、その古さや貧弱さを逆に強調して「史上最悪の遊園地、としまえん」とか「来なけりゃ良かった、豊島園」とか大々的に新聞広告を出したと記憶する。「(連れて行った)お父さんはメンツ丸つぶれ、お母さんは口あんぐり、坊やは不機嫌」だったかな。
時期がずれたが、古い浅草の花屋敷も似たようなものだった。「日本(東洋)最古のローラーコースター。ますます古くなってスリル満点」って、危険なのかよ、といった具合だった。
まあ、そんな迷誤訳の連続だったのだ。親日のタイ人だから悪意はなかろうが、いくら何でも職業意識に欠ける。タイフェスは裏の意味では私の誕生日(誕生月)祝いを兼ねるが、その農学博士の私が見るのが確実な農業関係展示でギャグ誤訳のオンパレードとは。神を恐れぬ仕業か、それとも意図的なギャグか・・・。ともかく、誤訳(タイの日本語教育の遅れ)への非難と逆PRを同時にせよ。
●●誤訳の実例
農業関係の展示での日本語説明の迷誤訳の実例を中心に書く。
●「ポップライス」
タイは世界的にい有名なタイ米の産地。この菓子は日本でいうポン菓子のようなもの。展示場ではセンベイ形に固めた少し甘い「ホップライスクラッカー」を試食させ、マズくなかった。だが、説明文はマズかった。
○説明文
『健康的なスナックは、国の優れたイネ品種ライスベリーから作られました。すべての年齢のための健康との良好な維持するのに役立ちます。お茶と軽食はあなたに余分な時間を与えるだろう。』
お茶と軽食はあなたに余分な時間を与えるだろう、とは、ポップライスせんべいで茶を飲むと余分な時間となる訳? こりゃ大変だ。タイに赴任する奴は気を付けろ。いや、日本では余計に気を付けろ。これを茶菓子にすると「あいつは会社で余計な事をしてる。クビだ!」とか言われるぞ、トランプにも。FBI長官をクビにするくらいだからな。
「余計な時間を生み出すポップライス」
だが、しかし、確かに、そんな米菓子は滅多にない。時間を生み出すとは、4次元空間の食い物か⁈ 神かホトケの使者か⁈ こりゃ貴重品だ。東洋の神秘だ! これでPRしろ!
いや、これは単なる文化の違いか、それとも、休憩時間を余計な時間とか考えていた昔の日本人の勤勉指向に合わせた高等宣伝戦術か? この説明文の下には御丁寧に担当者の名刺まで張ってあった。これはタダの恥知らずか、それともまさにギャグ効果を狙った意図的なモノか、不明だが、これぞタイ式? 恐るべし、タイ人の「マイペンライ(気にしない)精神」! トホホか、奇跡か・・・。
●「スパ塩」
タイは実質的には大陸型の内陸国だが、南部を中心に海があり、タイと聞くとプーケットのような海洋リゾートを思い浮かべる日本人も多い、やや実情と異なり。インド洋津波の報道もあったから。
海があるから塩もとれる。そのマレー半島の付け根に当たる地域のペッチヤブリ―方面で取れる塩の説明だ。
○説明文
『 塩は、タイからの農産物の海です。消費の面で優れた特性を持っていると評さ。そして、皮膚
タイのスパ塩「カンハントン」ハーブは、ユニークな式を組み合わせました。これは、タイやヨーロッパで人気があります。
多くの観光客が州に来ます。、海辺の町を訪れた魚介類を味わうだけでなく、塩のスパでトライアルスクラブを頻繁に加えて、その全体がペッチャブリーのビーチに呼び出されます。』
タイ、スゴイ! タイの魚介類、スゴイ! タイの魚介類は新鮮すぎて人間の街を旅行した挙句に人間をビーチに呼び出して襲うのだ。「よくも我々を食ったな!」とか。これは現在、新シリーズが放送中のアニメ「進撃の巨人」の世界か⁈
「人を襲うほど新鮮なタイの魚介類」
これでPRしろ! 分かったな!
●「パイナップル」
表題からして「製品の定義」だと、パイナップルではなく。
タイは常夏の温暖な気候で農産物の生産力は底なし。当然、果物の宝庫でもある。私も大好きなタイの完熟マンゴーは日本では3個千円の高級品だが、タイでは二束三文、腐るほどある。パイナップルも同様。バナナは更に腐るほどとれる、日本ではバナナが大変な高級品だった頃から。
ところで、タイでは大変なパイナップルが造られている。いや、造り方・売り方がスゴイらしい。何と、タイの農民は心臓を消費者に与えてパイナップルを買ってもらうとか。まさか、悪魔との契約か⁈
○説明文
『 " ルナンラエ パイナップ ”
起源は、世代から世代へ継承しました。パイナップルはチェンライから最高で、栽培は愛とケアにあふれています。
目的はまた、品質は愛の一つであり、特別な外観、味を特徴とパイナップルを生産することです。これらの値は、農家の心臓部で消費者に与えられています。』
タイ、スゴイ! タイのパイナップル、スゴイ! 農民が心臓と引き換えに生産販売するとは、これは悪魔との契約か⁈ 「オマエのパイナップルを売らせてやるから心臓よこせ」。そういえば、既述の「進撃の巨人」でも兵士の敬礼法は「心臓をささげよ」。人類を襲う最初の巨人は悪魔と契約した(心臓を売り渡した)女が変身したものとの解釈の古い絵物語が番組の最後に紹介されているが、それと同じ⁈ アメリカのバーボンウイスキーで樽にしみ込む「天使の分け前」を樽の木の中から取り出して加えたという「デビルズカット」の話もしたが、これもか⁈ 「デビルズパイナップル」か⁈
「タイの農民が消費者に心臓を売り渡して作ったパイナップル」
こりゃ、確かに貴重だ。これで世界にPRしろ! 分かったな! いや、ダメか・・・。
●「バナナ」
表題は「クロウナンワー」というバナナの一種の名前だが、このタイのバナナも効用がスゴイらしい。何でも、病気を老衰にして退治するとか。まさか、このバナナを食べた人間が老衰、ではないと良いのだが・・・。
○説明文
『 タイのバナナで、「クロウナンワー」は古くからタイで食べられています。胃疾患、咽頭痛、高カルシウムを和らげるなど、多くのプロパティは、老化減衰しそうに二日酔いを治す、脳にエネルギーを加えることがあり、
すべてのバナナの中でバナナカルシウムアップそれはまた、等しい量のビタミンB1、B2,C,およびナイアシン(B−6)を含有します。
しかし、バナナ他のクロウナンワ―よりも貴重な栄養素は、赤ちゃんの成長に不可欠なアミノ酸アルギニン新しい意識と癒しの土壌中のバナナのタンンパク質です。』
これは何を意味するのか。老化減衰とは老化抑制の意味か? それとも・・・。老衰する程なら二日酔いなど関係なくなる、確かに。このバナナを食べると二日酔いもできないくらい老衰して楽になる一方、赤ちゃんを育てるとは、まさに大自然の営み、仏や神の摂理! 生物の生涯や人の老いの構造を説いているのか、このバナナは! さすが仏教国タイ。バナナまでホトケ様の弟子か? タイのバナナ、スゴイ!
それとも、タイの農民はバナナを育てるため自分の体を地中に埋めるのか、前世の仏(ブッダ)は飢えるライオンを養うため自らの身を谷に投げたとか聞くが・・・。それとも、農民が地中から支えているという例えか⁈ 汗か何かを肥料として地中にしみ込ませながら働くのか? 恐るべし、タイの農民!
「タイのバナナは年老いた農民が地中から支えて造る貴重品!」
これは、PRしてよいのか?
●「ドライフルーツ」
「ハマヌーン処理された果物」という表題で、良く分らぬが、乾燥させた果物等の事らしい。展示場では各種のドライフルーツが試食できた。ドライトマトの展示もあったが、日本では野菜の分類のトマトと果物の区別がつかないくらい甘かったように記憶する。だが、その説明文も訳が甘かった、まるで!
○説明文・前半
『果物の世界でソース。果物の品質が選択され、より多くの人々が豊かな味を体験することができるように処理されます。
豊富な新鮮の「ハマヌーン」を選択、そのようなトマト、タイからのトマトの味を処理する大きさのドライトマトとして、あなたの選択に配信。』
あなたの選択に配信、って、家のPCに乾燥トマトが配信されて画面に出てくる訳⁈ 広告には良くても食えない! 商売にならん! いや、これもスゴイというべきか。
「世界唯一。ネットで配信されるタイの乾燥トマト!」
こりゃ、他では食べられないな。タイ、スゴイ!
○説明文・後半
『ターアップル驚くほどの味のためのユニークなレシピでスタイ古代の木造建築を引き起こします。パラミツドライフルーツは、タイの熱い人気はおいしかった。』
おいしかった、って、当然だ! おいしくなければ売れない! しかも、熱い人気がおいしかったって、何なんじゃ! そうか、「人気が出たぞ。この商売はおいしいぞ!」だな!
ところで、スタイ古代とはスコータイ時代の事らしいが、思い起こすのではなく引き起こすとは、まるで事件か事故。それが熱い人気とは、どうやら大変な事件や騒動でも起さないと食えない程なのがタイのドライフルーツらしいぞ! こりゃ、たしかに売る側にも、おいしいぞ!
私も展示場で各種の乾燥果物(野菜)を試食した。乾燥マンゴー、乾燥トマト、乾燥ジャックフルーツ、乾燥スター何とか…。それだけ食べれば、私も立派に暴動してた訳? タイ、スゴイ! タイのドライフルーツ、スゴイ!
「暴動を引き起こすくらい危険で美味しいタイのドライフルーツ!」
「人気で暴動が起きて業者が美味しがるほどのタイの乾燥果物!」
こりゃ、本当に危険だ。まさに「危険な香り」のタイの乾燥果物!
●「ハーブティー」
日本でも人気のハーブティーだが、農産物の生産力が底なしのタイでは同じハーブティ―でも大変な事になるらしい。
○説明文
『ハーブ茶飲料部品の選択にも、砂糖なしではタイの主要コンポ−ネントのハーブを使用しました。これはタイからの甘いハーブです。意図的な選択と組み合わせによって引き起こされる健康脂肪と味。』
急な経済発展で健康管理が食生活の変化についてゆけず、タイでも糖尿病などの成人病が意識され始めた。が、唐辛子だけでなく砂糖にも頼る甘ったるいクドい味付けが好きな国だから、各人の砂糖の使用量の抑制が大変。
そんなタイの情勢の中での、砂糖なしでも十分に甘い優れたハーブ、といった意味だろうが、「引き起こされる健康脂肪」とは何なんじゃ! 脂肪を分解したり吸収を抑えたりするのがハーブの効用ではないのか⁈ それなのに脂肪を引き起こすとは! タイのハーブティー、スゴイ! 使い方を誤ると病気を引き起こすほど甘さが強いぞ!
●「コメ」
言うまでもなく、タイ米の本場のタイ。短粒種である日本のジャポニカ米とは違う長粒種だが、これが世界では主流。年間3回半取れるという生産量の極めて多いコメは、今でもタイの主要輸出品目だ。そのタイ米の品質の話。
○説明文
『コメは世界中で有名です生活や農産物のようなものであるタイの主食で、市販のご飯はとにかくおいしいと食欲をそそる味ですが。しかし、今回は経験し、感謝することを勧めます。
彼らが最もおいしいをサンプリングすることができるよう、最高品質の生産することに情熱、決意とコミットメントを持つことの最高のニュース。
”Khao" 新世代は、純粋な品質の栽培を見つけようとしているとして、チェンライから米を粉砕し、さらに香り強化、チェンライから柔らかいご飯は、タイで最高のお米の一つとなっています。』
何なんじゃ、この文章は!
タイのコメは原種に近く、植物としてのニオイが強い。そのニオイを消すのでなく、更にニオイを足した品種、「香り米」「ジャスミン米」とか呼ばれるものを高級品としている。タイ米は一般には日本のコメより硬いものの、これらの高級品は柔らかい。が、タイではコメは研がずに炊く事が多いようで、余計に食物クサイ。これは、日本人が千年以上かけてニオイの少ない、冷めても臭くならずに美味しいコメへと改良し続けてきたのと逆方向だ。そんなタイのコメだから、冷めた食べ物はマズい不良品、棄てろ、といった発想しか出てこないようだ。
そんなタイのコメだが、タイではタイ米が主要産品、国全体で。だからコメに感謝しなければならないのだ、味見の前に! 農民が激しい情熱をもって造るので、その感謝すべき米まで粉砕してしまうのだ! タイのコメ、スゴイ! タイの農民、スゴイ!
「感謝すべきコメまで粉砕してしまう程の情熱で造るタイのコメ!」
さすがタイ米の本場! 感謝して食わないとゴハン抜きだ! いや、オマエの頭を粉砕だぞ! 私の頭は迷誤訳でとっくに粉砕されてるけど・・・。