
軍がタイ全土に戒厳令−対立激化懸念でようやく反共反中のタイ軍が出動ー[2014年05月20日(Tue)]
5月20日未明、現地時間午前3時、タイ軍がタイ全土に戒厳令を発動し、全ての治安維持の権限を握った。現地時間午前6時半(日本時間午前8時半)、タイ陸軍プラユット司令官が戒厳令の発動を主要全TV局の中継等によって国民に発表した。あくまで政治空転状態でのデモ等に関する混乱への対処が目的で、軍事クーデターでない点を強調している。首都バンコクでは立場が軍に近い反政府派が強い事もあり、むしろ軍の行動が待ち望まれていたので、市街地のTV映像でも特に緊張した雰囲気は伝わらない。
私はこの措置を評価する。日本でも銃剣を突きつけねばならない奴らばかり。うらやましい。はやくタイ軍は日本にも来て戒厳令を出してほしい、過去や現在や未来の巨大な悪事を取り締まるためにも。韓国の手先ばかりの腐敗した亡国国家だから・・・。
●追記(5月20日夜)
戒厳令発令地域では外出禁止、令状なしの捜索や
身柄拘束等、治安維持に必要な強力な措置が可能。
「悪意のあるものが暴力をあおろうとしている。
内乱に発展して国家の治安や国民の生命、財産が
脅かされる恐れがある」というのが司令官の説明。
むしろ遅すぎたくらいと思う。タクシン派の地盤
で中国に近く中国人観光客の侵略も問題視される
タイ北部の分離独立騒ぎの折、国家反逆容疑で軍
の地元部隊のみならず中央の軍も動くべきだった。
あるいは、それが軍に戒厳令を踏み切らせたのか。
●追記(5月21日昼)
インラック政権が反政府デモ対策として設置した
「平和秩序行政センター(CAPO)」は廃止され、
「平和維持司令センター」を設置、陸軍司令官が
トップとなった。実質的な「戒厳司令部」か。
反共の王国であるタイの軍部は親中政権ギライで反政府デモ隊側に好意的。その意味で、むしろ反政府デモ隊を守り後押しする形の戒厳令とも感じる。先日、反政府デモ隊が取り囲んだ各主要テレビ局にも兵士が入っている模様だ。経緯を考えると止むを得ない警備措置のようだが、反政府クーデター的な雰囲気もゼロではない。戒厳令とクーデターは背中合わせだったが、今回は戒厳令だけでクーデターはなし。「半分クーデター」等の評価もあろうが、私は評価する。たとえは悪いが、「国交断絶しても宣戦布告しない」か。強烈な怒りを表すが戦争はしない、と。これなら日本もできる、韓国相手にな。
タクシン系インラック親中政権の腐敗・媚中・売国はひどく、中国の政治経済侵略が激化する中では黙視できないし、議会で解決できないなら軍のクーデターをと望んだ。しかし、前回2006年のタクシン追放クーデターでは損出も多かった。米国による同盟国への異例の批判も出るなど、タイの国際的立場は打撃を受け、初のタイ人国連事務総長も東南アジア初のタイ五輪も吹き飛んだとか。代わりに最悪の韓国人の事務総長が誕生する最低のおまけまでつき、国連の反日ウソ政策が進んだ、国連に多くのカネを出す日本を踏みつける・・・。今ほど切迫感を感じなかった2006年時点での、21世紀の非後進国(中進国)のタイでの軍事クーデターには、私も戸惑った。
そんな過去の記憶がタイ軍に戒厳令等の強硬策に慎重にならせ、親中政権の腐敗や売国、デモによる首都の混乱が続いても、軍は特に何もしなかった。しかし、今回はクーデターの短所を封じて戒厳令だけ発動だから、その点も評価する。
軍の戒厳令に政府の許可は不要で事後報告でよいのだが、事前の説明を受けなかった暫定政権側は「寝耳に水」という反応とか。裁判での違憲判決による首相の失職などにより政権側が圧倒的に不利になったのを見計らっての行動とも考えられる。元から(中国系の多い腐敗した)政界への不信の裏返しで軍部や国王への信頼が強かったタイではあるが、今なら世論を敵に回す恐れは少なくなる、タクシン派のコアな支持者等を除けば。
中国包囲網という昨今の国際情勢も関係しよう。暫定政権は中国系首班の親中(売国)政権で、それを抑える形になる軍の戒厳令も当然、反中反共。折しも同じインドシナ半島のベトナムの大規模反中暴動の直後。台湾も似た状況。日本でも尖閣問題等で反中傾向が深まった。中国に植民地支配されるウイグルに関わるとされるテロ事件も中国で多発。それ以前から、タイの隣国のラオスやビルマでも脱中国、中国の属国だったのに・・・。そんな世界情勢も見て、タイ軍上層部は、戒厳令だけなら世界世論の懸念・反発も小さいと予想できたのか。
●追記(5月20日夜)
タイの戒厳令はタクシン元首相を追放した
2006年9月の軍事クーデター以来8年ぶり。
軍がバンコクに入る幹線道路を封鎖、TV局、
デモ隊集会場周辺等に部隊を展開と。報道
が規制され、デモ両派が運営するケーブル
TVやラジオに放送中止が命じられ、放送が
遮断されたと報じられる。戒厳令の発動で
タイ全国に展開した兵士は約40万人とか。
このように、前々から待ち望まれていた軍による強権の発動だが、直接のきっかけは、やはり昨今の大規模反政府デモへのテロ攻撃等による治安の悪化だ。
先日の憲法裁判所の高官人事問題での違憲判決で中国系タイ人のインラック暫定首相が失職し、腐敗追放員会も全委員一致でコメ買い取り制度の混乱や腐敗に関するインラック元首相の職務怠慢を認め、上院に弾劾も求めている。反政府派は親中暫定政府に最後の引導を渡すべく大規模デモを呼びかけ、対抗して政府支持派(タクシン派・赤シャツ隊)も大規模デモを準備する中、反政府デモ隊の集結所の爆弾(榴弾・グレネード)テロで死傷者が出るなど、再び流血の混乱も心配されていた。
その折のタイ軍による戒厳令の発令だ。許可が出るので両派とも集会は続けるそうだが、集会場から出るデモはダメとなり、反政府派はデモの中止を表明した。両者の直接激突による混乱は回避された形になる。
これからはむしろ軍部が政治改革に向けて関係各方面を促す、その意味で圧力をかける事になろうか。そうなれば、大規模デモに代わるものになりうるからか。治安維持上の必要な措置とは思うが、軍は軍施設に各官庁の関係者等を呼び寄せている。これによる膠着(こうちゃく)状態だったタイの政治の進展を期待したい。
●追記(5月20日夜)
呼び寄せるのは各省事務次官等と報じられる。
親中政権の暫定大臣たちではない点がミソか。
戒厳令により軍部が治安維持の全権限を握れば、赤シャツ隊(タクシン派)による反政府デモ隊へのテロ攻撃等の治安問題は改善され、政治的な前進も期待できるので、私は歓迎する。むしろ遅すぎたくらいだ。
だが、一方で、海外へはタイの政治混乱や経済活動停滞などの印象を強くする恐れもある。今までも混乱は主にデモ隊のいる場所だけだったし、戒厳令も対中国タイ防衛の戦いの致し方ない一つの段階ではあろうが、政治混乱による経済の停滞が好ましくないのも当然だ。
私は以前から鉄道など公共性の高い大規模公共事業の主体をタイ王室直営等の形にして政治から切り離すべきと考えてきた。国を裏切り共産国に媚びる政府・政治から切り離し、政治の腐敗や売国行為等から別の所に移した上で、鉄道整備等に徹底的にテコ入れし景気も刺激する案だ。
タイ王室はかつて王室直営(独占)交易等で世界的な巨万の富を得、それが底なしの一次産品生産力などと並んでタイの植民地化を防いだ一つの基盤でもあったが、タイ王室は現在でも傘下に企業群を所有し王室財産管理局に統轄させるタイ民族系(非中国移民系)の大規模実業組織体の側面も持っている。日本企業進出によるタイの奇跡の経済発展で所有資産の価値が大きく上がり、アラブ産油国の王室等を抑え世界で最も裕福な王室になったタイ王室でもある。その傘下に積極的に鉄道事業を取り込むのは可能と考える。
そうすれば政権に関係なく、共産主義者の陰謀から離れた所で、国家的インフラの計画的な継続整備、タイの経済発展や産業競争力の強化、景気刺激が可能。単なる政権取り合戦とは別に、そんな地道な所から政治改革(というより脱・親中腐敗政治)を進めるべきと考える。今後の軍部や王室の示唆に期待する。
ところで、またまた東京の代々木公園「タイフェスティバル」の2日後にタイで政治的な大きな動きだ。2010年5月のバンコク武装デモの武力鎮圧も代々木タイフェス2010の二日後の火曜日だった。その鎮圧の責任者だったのが当時の民主党政権の治安担当副首相のステープで、今は反政府巨大デモのリーダーで世界的に有名。タイフェスの開会式にステープに似た奴がいたような気がしたが、気のせいかね。そのタイフェス翌日の月曜日に最後の調停役が武装デモ隊に差し向けられ、その更に翌日の火曜日に解散しないデモ隊の残存勢力を軍の治安部隊等が武力鎮圧したのだった。
タイフェス直後の火曜にタイ全土に戒厳令の発令とは、似たスケジュールになったが、今回も関係者が日本(代々木)に来たため帰国後の火曜日になったのかね? いずれにせよ、陰では私の誕生日祝いを兼ねる東京の代々木タイフェスだ。当然と言えば当然か。
日本人はよく考えて善処せよ。そんな私との和解がなされない以上、次に完全武装の兵士が銃剣をもって警備対象とするのは自分らだということもな。期限は5月中だ。
●追記(5月21日未明)
朝日新聞はまたぞろ「クーデター批判で民主派を気取る」。実際にはバンコク近辺では戒厳令は相当に歓迎され、心待ちにされてきたはずなのに、それを伝えない。
朝日は媚韓の裏切り者だが、最近は中国共産党独裁を批判するふりで民主派を気取ってきた。が、タイの反政府デモが反親中政権デモで結局は反中デモであり、台湾やベトナム等の反中騒動と共通で、攻撃された暫定首相インラック等のタクシン一族も中国系タイ人、非難された政策や腐敗の多くが中国がらみで、反共産主義の王国であるタイの軍隊は当然に反政府派の味方という事実を書かない。今回も、20日夕刊の2面で
「なぜいま」 市民に戸惑い
とバンコク付近の市民の多くが軍の動きに警戒しクーデターや戒厳令を警戒しているような書き方。元から反政府派が多い首都バンコク近辺では、政治混乱の解決のみならず、多くの者が国王や軍の介入を待ち望んできたので、戒厳令は相当に歓迎される。「なぜいま」でなく、
「なぜ今までやってくれなかったのか」
が市民の本音だろうよ。だからテレビの画面に現れるバンコクの風景のように、市民も兵士もそれ程は緊張していないのだ、特別な警戒地区でもない限りは。そんな話を伝えないのが日本のマスコミ。左翼の朝日も媚中の日経も。まったく、世界最悪の政治愚鈍の日本人にあったマスコミだよ。日本人がしっかりしていればマスコミももう少し襟を正していただろうに。
「この日本人にして このマスコミあり」
さて、政治愚鈍のクソどもよ。5月30日までの期限は覚えているか? 忘れているなら思い出せ、クソ!
●追記(5月21日夜)
中国が「アジアの安保体制は中国が主導する」などと侵略・覇権思想丸出しの暴論を振り回し、元共産帝国のロシアと共謀し、自分こそアジアだ、アジアは中国だけだ、とわめいている。それに対抗し抑えるのが「東アジア対中共同防衛権構想」である「神聖ナセアン(日本+ASEAN)」で、タイの戒厳令もそんな中にある一連の動きもといえよう。だが、日本のクソマスコミは中国の主張のみ大げさに報じ、タイの戒厳令の反中の側面さえ解説しない。中国に雇われている奴らだから、「雇い主にシッポを振るのがまじめな日本のマスコミ屋」とか言い訳しているのだろうな。全く、この日本人にしてこのマスコミあり、だ。悪い所をとっとと直さないと、今度は天罰では済まなくなるぞ。消えてしまえば天罰も何もないからな。それとも、5月30日という表記すら読めないのか?! 私は貴様らのせいで青春時代は全て時の読み書きにも不自由したから、貴様らもまねか? てめーに都合のよい所だけで。ウジ虫呼ばわりして人生をつぶした相手のおかげで去年だけで数百億円分モウケさせてもらって全て踏み倒しておいて、このクソのクズのグズのバクテリアめ。いや、私がウジムシなら貴様らはクソの中のバクテリアにもはるかに及ばないぞ! それにしては大きなツラしてるな!
私はこの措置を評価する。日本でも銃剣を突きつけねばならない奴らばかり。うらやましい。はやくタイ軍は日本にも来て戒厳令を出してほしい、過去や現在や未来の巨大な悪事を取り締まるためにも。韓国の手先ばかりの腐敗した亡国国家だから・・・。
●追記(5月20日夜)
戒厳令発令地域では外出禁止、令状なしの捜索や
身柄拘束等、治安維持に必要な強力な措置が可能。
「悪意のあるものが暴力をあおろうとしている。
内乱に発展して国家の治安や国民の生命、財産が
脅かされる恐れがある」というのが司令官の説明。
むしろ遅すぎたくらいと思う。タクシン派の地盤
で中国に近く中国人観光客の侵略も問題視される
タイ北部の分離独立騒ぎの折、国家反逆容疑で軍
の地元部隊のみならず中央の軍も動くべきだった。
あるいは、それが軍に戒厳令を踏み切らせたのか。
●追記(5月21日昼)
インラック政権が反政府デモ対策として設置した
「平和秩序行政センター(CAPO)」は廃止され、
「平和維持司令センター」を設置、陸軍司令官が
トップとなった。実質的な「戒厳司令部」か。
反共の王国であるタイの軍部は親中政権ギライで反政府デモ隊側に好意的。その意味で、むしろ反政府デモ隊を守り後押しする形の戒厳令とも感じる。先日、反政府デモ隊が取り囲んだ各主要テレビ局にも兵士が入っている模様だ。経緯を考えると止むを得ない警備措置のようだが、反政府クーデター的な雰囲気もゼロではない。戒厳令とクーデターは背中合わせだったが、今回は戒厳令だけでクーデターはなし。「半分クーデター」等の評価もあろうが、私は評価する。たとえは悪いが、「国交断絶しても宣戦布告しない」か。強烈な怒りを表すが戦争はしない、と。これなら日本もできる、韓国相手にな。
タクシン系インラック親中政権の腐敗・媚中・売国はひどく、中国の政治経済侵略が激化する中では黙視できないし、議会で解決できないなら軍のクーデターをと望んだ。しかし、前回2006年のタクシン追放クーデターでは損出も多かった。米国による同盟国への異例の批判も出るなど、タイの国際的立場は打撃を受け、初のタイ人国連事務総長も東南アジア初のタイ五輪も吹き飛んだとか。代わりに最悪の韓国人の事務総長が誕生する最低のおまけまでつき、国連の反日ウソ政策が進んだ、国連に多くのカネを出す日本を踏みつける・・・。今ほど切迫感を感じなかった2006年時点での、21世紀の非後進国(中進国)のタイでの軍事クーデターには、私も戸惑った。
そんな過去の記憶がタイ軍に戒厳令等の強硬策に慎重にならせ、親中政権の腐敗や売国、デモによる首都の混乱が続いても、軍は特に何もしなかった。しかし、今回はクーデターの短所を封じて戒厳令だけ発動だから、その点も評価する。
軍の戒厳令に政府の許可は不要で事後報告でよいのだが、事前の説明を受けなかった暫定政権側は「寝耳に水」という反応とか。裁判での違憲判決による首相の失職などにより政権側が圧倒的に不利になったのを見計らっての行動とも考えられる。元から(中国系の多い腐敗した)政界への不信の裏返しで軍部や国王への信頼が強かったタイではあるが、今なら世論を敵に回す恐れは少なくなる、タクシン派のコアな支持者等を除けば。
中国包囲網という昨今の国際情勢も関係しよう。暫定政権は中国系首班の親中(売国)政権で、それを抑える形になる軍の戒厳令も当然、反中反共。折しも同じインドシナ半島のベトナムの大規模反中暴動の直後。台湾も似た状況。日本でも尖閣問題等で反中傾向が深まった。中国に植民地支配されるウイグルに関わるとされるテロ事件も中国で多発。それ以前から、タイの隣国のラオスやビルマでも脱中国、中国の属国だったのに・・・。そんな世界情勢も見て、タイ軍上層部は、戒厳令だけなら世界世論の懸念・反発も小さいと予想できたのか。
●追記(5月20日夜)
タイの戒厳令はタクシン元首相を追放した
2006年9月の軍事クーデター以来8年ぶり。
軍がバンコクに入る幹線道路を封鎖、TV局、
デモ隊集会場周辺等に部隊を展開と。報道
が規制され、デモ両派が運営するケーブル
TVやラジオに放送中止が命じられ、放送が
遮断されたと報じられる。戒厳令の発動で
タイ全国に展開した兵士は約40万人とか。
このように、前々から待ち望まれていた軍による強権の発動だが、直接のきっかけは、やはり昨今の大規模反政府デモへのテロ攻撃等による治安の悪化だ。
先日の憲法裁判所の高官人事問題での違憲判決で中国系タイ人のインラック暫定首相が失職し、腐敗追放員会も全委員一致でコメ買い取り制度の混乱や腐敗に関するインラック元首相の職務怠慢を認め、上院に弾劾も求めている。反政府派は親中暫定政府に最後の引導を渡すべく大規模デモを呼びかけ、対抗して政府支持派(タクシン派・赤シャツ隊)も大規模デモを準備する中、反政府デモ隊の集結所の爆弾(榴弾・グレネード)テロで死傷者が出るなど、再び流血の混乱も心配されていた。
その折のタイ軍による戒厳令の発令だ。許可が出るので両派とも集会は続けるそうだが、集会場から出るデモはダメとなり、反政府派はデモの中止を表明した。両者の直接激突による混乱は回避された形になる。
これからはむしろ軍部が政治改革に向けて関係各方面を促す、その意味で圧力をかける事になろうか。そうなれば、大規模デモに代わるものになりうるからか。治安維持上の必要な措置とは思うが、軍は軍施設に各官庁の関係者等を呼び寄せている。これによる膠着(こうちゃく)状態だったタイの政治の進展を期待したい。
●追記(5月20日夜)
呼び寄せるのは各省事務次官等と報じられる。
親中政権の暫定大臣たちではない点がミソか。
戒厳令により軍部が治安維持の全権限を握れば、赤シャツ隊(タクシン派)による反政府デモ隊へのテロ攻撃等の治安問題は改善され、政治的な前進も期待できるので、私は歓迎する。むしろ遅すぎたくらいだ。
だが、一方で、海外へはタイの政治混乱や経済活動停滞などの印象を強くする恐れもある。今までも混乱は主にデモ隊のいる場所だけだったし、戒厳令も対中国タイ防衛の戦いの致し方ない一つの段階ではあろうが、政治混乱による経済の停滞が好ましくないのも当然だ。
私は以前から鉄道など公共性の高い大規模公共事業の主体をタイ王室直営等の形にして政治から切り離すべきと考えてきた。国を裏切り共産国に媚びる政府・政治から切り離し、政治の腐敗や売国行為等から別の所に移した上で、鉄道整備等に徹底的にテコ入れし景気も刺激する案だ。
タイ王室はかつて王室直営(独占)交易等で世界的な巨万の富を得、それが底なしの一次産品生産力などと並んでタイの植民地化を防いだ一つの基盤でもあったが、タイ王室は現在でも傘下に企業群を所有し王室財産管理局に統轄させるタイ民族系(非中国移民系)の大規模実業組織体の側面も持っている。日本企業進出によるタイの奇跡の経済発展で所有資産の価値が大きく上がり、アラブ産油国の王室等を抑え世界で最も裕福な王室になったタイ王室でもある。その傘下に積極的に鉄道事業を取り込むのは可能と考える。
そうすれば政権に関係なく、共産主義者の陰謀から離れた所で、国家的インフラの計画的な継続整備、タイの経済発展や産業競争力の強化、景気刺激が可能。単なる政権取り合戦とは別に、そんな地道な所から政治改革(というより脱・親中腐敗政治)を進めるべきと考える。今後の軍部や王室の示唆に期待する。
ところで、またまた東京の代々木公園「タイフェスティバル」の2日後にタイで政治的な大きな動きだ。2010年5月のバンコク武装デモの武力鎮圧も代々木タイフェス2010の二日後の火曜日だった。その鎮圧の責任者だったのが当時の民主党政権の治安担当副首相のステープで、今は反政府巨大デモのリーダーで世界的に有名。タイフェスの開会式にステープに似た奴がいたような気がしたが、気のせいかね。そのタイフェス翌日の月曜日に最後の調停役が武装デモ隊に差し向けられ、その更に翌日の火曜日に解散しないデモ隊の残存勢力を軍の治安部隊等が武力鎮圧したのだった。
タイフェス直後の火曜にタイ全土に戒厳令の発令とは、似たスケジュールになったが、今回も関係者が日本(代々木)に来たため帰国後の火曜日になったのかね? いずれにせよ、陰では私の誕生日祝いを兼ねる東京の代々木タイフェスだ。当然と言えば当然か。
日本人はよく考えて善処せよ。そんな私との和解がなされない以上、次に完全武装の兵士が銃剣をもって警備対象とするのは自分らだということもな。期限は5月中だ。
●追記(5月21日未明)
朝日新聞はまたぞろ「クーデター批判で民主派を気取る」。実際にはバンコク近辺では戒厳令は相当に歓迎され、心待ちにされてきたはずなのに、それを伝えない。
朝日は媚韓の裏切り者だが、最近は中国共産党独裁を批判するふりで民主派を気取ってきた。が、タイの反政府デモが反親中政権デモで結局は反中デモであり、台湾やベトナム等の反中騒動と共通で、攻撃された暫定首相インラック等のタクシン一族も中国系タイ人、非難された政策や腐敗の多くが中国がらみで、反共産主義の王国であるタイの軍隊は当然に反政府派の味方という事実を書かない。今回も、20日夕刊の2面で
「なぜいま」 市民に戸惑い
とバンコク付近の市民の多くが軍の動きに警戒しクーデターや戒厳令を警戒しているような書き方。元から反政府派が多い首都バンコク近辺では、政治混乱の解決のみならず、多くの者が国王や軍の介入を待ち望んできたので、戒厳令は相当に歓迎される。「なぜいま」でなく、
「なぜ今までやってくれなかったのか」
が市民の本音だろうよ。だからテレビの画面に現れるバンコクの風景のように、市民も兵士もそれ程は緊張していないのだ、特別な警戒地区でもない限りは。そんな話を伝えないのが日本のマスコミ。左翼の朝日も媚中の日経も。まったく、世界最悪の政治愚鈍の日本人にあったマスコミだよ。日本人がしっかりしていればマスコミももう少し襟を正していただろうに。
「この日本人にして このマスコミあり」
さて、政治愚鈍のクソどもよ。5月30日までの期限は覚えているか? 忘れているなら思い出せ、クソ!
●追記(5月21日夜)
中国が「アジアの安保体制は中国が主導する」などと侵略・覇権思想丸出しの暴論を振り回し、元共産帝国のロシアと共謀し、自分こそアジアだ、アジアは中国だけだ、とわめいている。それに対抗し抑えるのが「東アジア対中共同防衛権構想」である「神聖ナセアン(日本+ASEAN)」で、タイの戒厳令もそんな中にある一連の動きもといえよう。だが、日本のクソマスコミは中国の主張のみ大げさに報じ、タイの戒厳令の反中の側面さえ解説しない。中国に雇われている奴らだから、「雇い主にシッポを振るのがまじめな日本のマスコミ屋」とか言い訳しているのだろうな。全く、この日本人にしてこのマスコミあり、だ。悪い所をとっとと直さないと、今度は天罰では済まなくなるぞ。消えてしまえば天罰も何もないからな。それとも、5月30日という表記すら読めないのか?! 私は貴様らのせいで青春時代は全て時の読み書きにも不自由したから、貴様らもまねか? てめーに都合のよい所だけで。ウジ虫呼ばわりして人生をつぶした相手のおかげで去年だけで数百億円分モウケさせてもらって全て踏み倒しておいて、このクソのクズのグズのバクテリアめ。いや、私がウジムシなら貴様らはクソの中のバクテリアにもはるかに及ばないぞ! それにしては大きなツラしてるな!