おやおや、とんだ事をしたな。日本統治時代の台湾開発の英雄、八田與一の像の首を切り落とす「斬首」損壊事件が起きた。反中感情が高揚する中、中国への対抗の意味もあり、日本統治の再評価がますます進む親日傾向の強い台湾。そんな台湾で英雄視される日本人が多い中でも、八田は最上級の扱いを受ける「超英雄」だ。大半のバカ日本人は朝鮮系テレビ屋のスパイ等にダマされて自国出身者(八田)が他国で超英雄扱いなのを知りもしないが。世界の女神・浅田真央を守りもしないヤツラだからな。ちょうど北朝鮮核危機で米軍側が金正恩の暗殺「斬首作戦」を企てる状況で中国側が押される印象だから、中国系台湾人の下級政治屋に北朝鮮の宗主国である中国が陰で指示してやらせたとか考えるのが普通だろう。
●追記 4月18日午後 「朝鮮危機絡みのテロ?」
出頭した犯人の元台北市議は「一つの中国」を地で行く
台湾中国統一を目指す政治団体で活動。自身を日本統治
に抵抗した義賊になぞらえているそうだ。朝鮮半島なら
英雄だろうが、親日傾向の強い台湾では逆なのは承知の
はず。それでもやってしまう奴らが中国系には居るのだ。
この情報は朝日新聞の記事から(4月18日14版9面国際面)。
9面の2段だけの小さな記事。タイのニューハーフの徴兵
「くじ引き」選抜という緩い話題の方がはるかに大きい。
反日朝日らしい扱いだ、台湾を揺るがす巨大事件なのに。
●追記 4月19日午後 「何とこれも朝鮮系テロ?」
犯人は「中華統一促進党」所属の「李承龍」。竹島侵略
を始めた韓国首領「李承晩」と一字違いなのは偶然か?
中国系でなく朝鮮系台湾人の疑いも強まってきた訳だ。
日本で読める情報では動機は反日や朝鮮半島絡みでなく、
最近の台湾での対中独立指向の高揚で対中融和の国民党
への非難も強まる中、国民党の英雄・蒋介石の像の汚損
の多発への反発で、親日傾向の強い対中独立派への反撃
を意図し日本評価(親日)の象徴・八田像を破壊したとか。
しかし、これも朝鮮系反日テロの口実の可能性がある。
朝鮮系中国人(朝鮮族中国人)らしき「朴」による日本の
寺社汚損事件の直後であり、朝鮮系テロも疑われて当然。
いずれにせよ大迷惑だし一般台湾人の反発も強烈だろう、
反韓感情の強い台湾で朝鮮系にも見える名前では余計に。
八田與一は東大土木工学科で河川工学を学んだ土木工学系技術官僚。日本統治時代の台湾総督府内務部(日本の内務省に相当)のキャリア官僚として台湾に渡った。台湾南部の巨大ダム建設によって水を大量に生み出し、その水を大規模用水路網により農地に送り、巨大な面積を荒れ地から沃野に変えた土木技師。「(台湾を支配してきた)オランダも清国(中国)もできなかった事を日本人がやって台湾発展の基礎を築いた」という歴史の大きな証拠の一つだ。
日本では有名なアニメ制作会社が八田のアニメも作ったが、監修者が我が家のスパイを疑われる自称文化人だからか、八田を知らない者に八田を知らせると称しながら全く迫力も説明力もない作品となり、改修が求められるが。
この台湾での巨大な農業用水用の水資源開発と潅漑の事業は、洪水対策の治水工事等の全額公共部門負担の(純粋な)公共事業とは異なり、あくまで農民主導の事業に日本政府が多額(半額)の支援をする農業土木事業の形だった。だが、八田は喜んでエリート官僚の地位を捨てて地元農業関係者の組織である農民側の受益者組合の専属となって事業を主導した。八田の現地人尊重の態度も台湾人に感謝され、戦後の中国国民党の支配(進駐)下での日本統治の功績に対する抹殺策動にも屈せず、現地の台湾人は身の危険を顧みずに八田像を地中に埋めて破壊から守った話には何度も触れてきた。だから、この像の破壊は激しい反発を招くのは確実だ。
その半ば神聖視される像の首が切り落とされたのだ、台湾地方議会の元議員とか名乗る者によって。敗戦で台湾から撤退した日本と入れ替わりに戦後に台湾に侵入した中国国民党やその追随中国人の系列だろうか。現在の大統領(総統)が対中国独立派である上に、北朝鮮核危機で中国が米国に圧倒される印象を受ける最近だ。何とか中国系の存在をアピールしたかったのか、中国からのエサや脅迫で凶行に及ばざるを得なくなったのか、北朝鮮の首領が「斬首作戦」の対象になっている事への共産主義国側の反攻として・・・。
台湾での「八田像斬首事件」への反発は強烈なモノとなろう。「1つの中国」という中国の台湾併合政策への反発がますます強まる中、台湾の超英雄の日本人像の損壊は地元民や学生らによる巨大デモを招きかねない大事件だから。いや、それをやって八田も知らないバカ日本人に見せてやるべきだな。
東大の農業経済学科の大学院では台湾からの留学生とは特に親しくしていた話は何度も述べた。当時の台湾の李登輝総統(大統領)は京大(旧京都帝国大学)の農業経済学科に留学した農業経済学博士(博士号取得は戦後の米国再留学後)で、その後を追う台湾人学生は親日で台湾でも最上級の優秀さ、第一に日本を評価し学ぼうとする素直な傾向が強かった。その上に、私が八田の卒業した東大土木工学科の河川工学の研究室の教授の息子?と知っていたのだろうよ、当然。
「土木と警察は国家統治の柱」と言われた戦前、最も格付けが高かった内務省の土木行政では水(河川)分野が最大だった点は、日本でも台湾でも変わらなかった。しかし、そんな分野の高級官僚の教官に当たるポストに朝鮮系スパイと疑われる奴がついていた話までは知らなかったかもしれない。その内務省系の縁で戦後の日本の警察が朝鮮系スパイ夫婦のグルとなって私への毒物連続殺人未遂をもみ消した事実もか。
公共土木事業政策の世界は土木技術系官僚などの技師がメインのキャリア官僚として牛耳る世界で、メイン官僚の基礎教育が土木等の技術。土木技術系官僚は単なる白衣の専門家ではない、技師の八田が巨大事業を主導したように。しかも東大の工学部は単に官僚養成の教養学校ではなく、明治政府が当初もくろんだ政府直営事業としての工業化(殖産興業)の中心にしようとした工部省に設置された最高幹部養成組織・工部省工部大学校が基。将官(将軍や提督)や参謀を造る陸海軍の大学と同様、その卒業生は即・高級官僚幹部候補という特殊なもので、その中心が土木工学科だった。工業全般が民営化された後でも公共土木事業は官営のままだったし。それが工部省解体後に普通の大学だった東大と合体したのが旧東京帝国大学の工科大学だから、法学部を含む他の学部(単科大学)と素性が違い、教官はそのまま超高級官僚の位置づけだった、他の学部の単なる教師ではなく。職場も学校も、東大法学部卒業者も部外者として見下ろされる技術屋の城だったのだ、今に至るまで。中央(東京)だけでなく地方の国立大学と地方自治体の関係に至るまで。地方の国公立大学と自治体の公共土木行政組織との関係に至るまでだ。そこで特に重要だった新潟や山梨の河川工学の教官まで、その問題の研究室の出身だったりするから、話が極めて複雑だ。それが戦後日本の実状なのだが。
それを知る台湾人が私を重視すると思いこまされていたのだ、「これも世界一エライ親のオカゲ」だとか。私の評価はあくまで私自身によるものだったと気づいたのは、青春も何も終わった今頃になってからだが。
さて、私のこの事件に対する態度だが、どうするかね。治水や鉄道、水田農業政策や食の文化等は私の最重要直轄領域だが、そこで私に見えるように悪さをするとは、余程のバカか、余ほど運の悪い奴というべきか、それとも意図的なのか。今後、台湾などで大災害でも起これば、そいつのせいにされる可能性が大だからな。神はどう裁かれるかね。神といっても私ではない。神、御本体の方だが。
だが、複雑なのは、反・反日の私ではあるが、今は日本の政府や社会が私に罪を償うことを求め、日本人を見放した状態だからだ、相手が浅田真央でもない限りは。分身とも考える桜を見るのをやめたくらいだからな、今年は。
私は数千キロ離れたタイでも神扱いのようだから、日本に近くて親日で日本統治が成功した日本領だった台湾の人間にも同様の奴が多くいてもおかしくない。そんな奴が親中派を装って像を破壊すれば私にも報が届くと考えた可能性も、なくはないのだ。それに、政治的には対極のはずの中国にも私を支持する者が大勢いるらしい話は、政治的には反日のはずの中国やロシアに熱烈な浅田ファンが多い事とも共通する話のようだし。
やれやれ、神はどう裁かれるかね、今回の大事件を。そして、日本人はどう態度を変えるのかね、コンな事件を見て。