温室効果ガス25%削減が国際公約になってしまった、世界的な枠組みが出来ればとの条件付きだが。とんでもない約束だ。やる側の身にもなれ。「どんなにがんばっても20%がせいぜい」「電気もガスも使えない」 そんな見出しが躍る。だが、実現の為に様々な政策を強力に推進する大義名分にはなる。私のような政策論者は、そこをヨシととらえる事は出来るかもしれない。
「強力な政策と議論の必要性」
私は環境の優等生である鉄道の再整備を唱え続けてきた。都市の鉄道は自動車の低速運転での排ガスを減らす。いったん電気を流せば長くもつ超電導方式のリニア新幹線などは電気消費も極めて少ない環境の超優等生。その上、私自身が車も持たず大変にエコな生活をする人間だし。
このような点についてもう一度まとめてみる。
だが、もう一つ言っておきたい。また私からアイデアだけ取ってゆくのか? 権威づけだけさせておいてタダ乗りか? 私に対する長期にわたる連続殺人未遂の証拠さえ出さずに。そんな虫のよい話があってたまるか。
読んできた者には分かると思うが、ここに書いた内容に沿う形で政策議論が動いたり、不祥事が発覚したりする。官僚組織や政策議論に長く関わる私が正確な情報を基に書いているので、それに沿った話が並行して現実世界で発生しても不思議はない。「政・官界の内輪話」で政・官界の実情が語られるのは当然。
だが、一致が多すぎる。私の言動が発端になっているらしい場面も、政権交代後は一層増えてきたようだ。領域によっては、議論の元が、このブログというわけか。
「最低限の義務を果たせ ー悪質なタダ乗り・強盗はやめろー 」
弁護士のような市井の一般的な職業の者でさえ、もめ事に介入すれば相当な額の料金を取る。私の場合は影響を与える話に国家的な大事が多く含まれる。動く金(予算)は大きい時は兆の単位。それも一回や二回ではない。今後は話が更に大きくなりそうだ。
日本の政府や政治家は都合よく私を使ってきた。安く使ったどころではない。自分らの不始末や虐待の結果、こちらの人生、健康、財産に回復不可能な大損害を与えてきた。しかも、犯罪者への公の処罰がないだけでなく、長期にわたる連日の毒物による連続殺人未遂という考えられない凶悪犯罪の被害の証拠、当局の保護措置の記録さえ、被害者の私に出さない。あまりにひどい。これほど悪質なタダ乗りはない。いや、散々乗りまわした上でのタクシー強盗か。
11月下旬〜12月下旬を期限として対応を見る事にする。その上での政策議論だ。裏切れば、その後の一切の支持支援はないものと知れ。
○温室効果ガス大幅削減策○
「ガソリン税暫定税率分の組み換え −環境税の導入ー 」
「目標実現には新車は全てハイブリッドカーと電気自動車にせねば」と騒ぐが、その為の政策を実施すればよい。
民主党の公約に「ガソリン税・暫定税率廃止」がある。廃止分を全て環境関係税に組み替えれば増税は防げる。前々から論じられてきた話で、関係者には目新しくもなく、抵抗感は小さくなろう。以前にも述べたが、それを道路交通関係分野を中心とする環境政策財源とする訳だ。
「ハイブリッドカー」等を中心とする、エコカーの開発と購入の両面での支援の強化と永続化(現政権下では)を図り、ハイブリッドカーを一気に日本の主力製品にしてしまう。
「電気自動車」研究開発への支援も徹底強化し、次世代の日本の主力製品とする。関連インフラも整備する。電気自動車本体のみならず、様々な電気エコ製品の普及のネックとなる「電池」の研究・開発・改良等には、特に国力を傾けるべきだ。今の電気自動車など、「電池が走っている」ようなものだから。
値下げされる東名・名神高速道路の救援の意味も持つ「東海リニア新幹線」や第二東名・名神高速用地内の「貨物新幹線」建設費用への補助等を、ここから出すのもよい。「道路交通混雑緩和」目的の地下鉄建設や線路の立体交差化等は、今までも道路財源を投じて行われてきたし、これも関係者には違和感は小さいだろう。その考えを広げ、一般の都市鉄道の改良への補助等をここから出すかどうかも検討すべきだ。
環境関係税とするからには、税の一部は、一般家庭での太陽光発電での電気の買い取りの補助等にも使うべきだろう。が、多くの部分があくまで道路交通関連でのエコ支援に使われるなら、一般財源化よりは税負担者(ガソリン購入者)の理解も幾分は得やすくなろう。
なお、このような補助策で開発が促進される様々な技術、製品は、全て国民の貴重な財産。間違っても中国や朝鮮のような日本壊滅を狙う敵国にただでやったりしないよう、強力な警戒、保護策が必要だ。
「冷房運転の禁止 −エアコンの除湿運転化ー」
公的なオフィス等では「冷房は原則禁止」すべきだ。ただし、エアコンを切るのではない。純粋な冷房運転をやめて「除湿(ドライ)」や「除湿・冷房」にすべしという事。
私は自室のエアコンを新型に替えたのを機に、冷房運転はやめた。真夏でも「設定温度28度以上の除湿(ドライ)運転のみ」。日当たりが良く西日も当たり、二階で下の熱気が上がる事もあり、夏は大変暑い部屋だが、除湿だけでも冷気を体に当てれば充分涼しい。意外だったが、最新型エアコンの能力が良くわかった。日本メーカー(東芝)の最安タイプの小型機だ。除湿と冷房の区別がやや曖昧な結果、除湿だけでも涼しい可能性もあるが、とにかく、それで充分なのだ。
他にも発見があった。日本の夏の高温多湿な状況では、人間を不快にする要素では湿度の比重が高く、除湿だけでも相当に爽快となる。しかも、湿度を下げると様々な物から湿気が奪われる為か、ある程度は除湿効果が残るらしい、冷房は切ると温度がすぐ上がるが。外出先から帰ると締め切られた私の部屋は灼熱(しゃくねつ)地獄だが、除湿運転で湿度を充分に下げておけば、「省エネ温度の冷房のみ」の時ほど不快でない場合が多かった。また、元から高温多湿の日本の夏。湿度を下げてもゼンソク持ちの私にも悪影響はなく、夏のダニの発育を抑えて冬のぜんそく対策にもなるようだった。除湿でも使い過ぎは逆に電力を食いかねないが、温度設定を十分に高くして節約するのだ。
単なる「冷房運転」で省エネ温度の28度の設定を更に上げれば、いくら日本社製エアコンが高性能でも苦しい。古いエアコンでは特に大変だ。自動車に比し寿命の長い電車でも(インバータ化前の)古くて容量も低いエアコンが一部に残っているし。これはあくまで素人の体験記。除湿運転での省エネ度の細かな説明も別の分析を待つが、除湿(ドライ)運転は一般にも効き目が柔らかで電気代も安いとされている。
他にも工夫はある。私の部屋の天井には、プロペラのようなファンのついた照明器具がある。夏は上向きに弱い風を起こし天井や上部の熱い空気を冷やし、部屋全体を冷やす。そよ風で爽快感を出し、エアコン効率も上げる。エアコンの風があたらぬ場所では小型(超小型?)扇風機を使う。ファン付き照明器具も小型扇風機も安いが、これも一つの工夫だ。
「日本のオフィスでは(純粋な)冷房は禁止」。わかりやすくてアピールする工夫だと思う。しかも、除湿運転は続けるので、快適さはそれ程は落とさずに済む。
「冷却ファン付き上着の採用を −空調服ー」
冷却ファンのついた上着が売られている。実際に効果がある。これを制服とすれば省エネ効果が期待できる。上記の話と組み合わせで、紹介、提言しておく。
商品名は「空調服」。テレビでも紹介され、ネット通販で一着一万円台前半。あまり汗もかかずに夏を涼しく過ごせる事を考えれば高くない。私は数年前から毎夏ずっと着用している。
背中に冷却用ファンが二つ付き、空気を送る。服の中という狭い密閉区間を空気が走り回る為、相当な風となる。背中から胸、肩、腕(私の物は長そで)まで風が行き渡り、太った人物のように服はパンパンに膨れる。風はソデ口やエリもとから抜ける。
強い風が体に沿う形で流れ、かなり涼しい。私の感覚だが、少なくとも2〜3度程度は低く感じる。知らない者は「それだけか」と思うだろう。夏の熱せられたアスファルトの歩道は40度近く、2〜3度下げても体感温度は35度以上だし。だが、歩道を歩いて目的地に着くと効果が良く分かる。省エネ冷房の28度設定、実温度27度の部屋に到着しても普通は全く涼しく感じないが、私には最悪でも24〜25度くらいに感じられるのだから。
風以外にも効果がある。汗が常に吹き飛ばされて不快でないだけではない。水分の蒸発時には熱を奪う為(気化熱)、余計に涼しい。分かり易く感覚的に言えば、シャツに残ったわずかな汗の水分が風で冷やされ、濡れタオルのようになる。屋外を歩き汗をかいた後にエアコンの効いた室に入ると、シャワーを浴びたように涼しく感じる事があるのは、この為もあってか。このような場合、体感温度は4〜5度は下がるとも感じる。それが旧省エネ冷房温度の26度設定、実温度25度の部屋なら、体感温度は20度を下回る可能性すらある訳だ、真夏の東京で。
この商品は私の関わる会社の物でなく、宣伝してもモウケにならないが、効果があるのは確かなので提言する。この商品の発明の経緯を扱った日テレの発明もの番組が日テレ本社で出した宣伝ブースで実物を試着し、最初の一着を購入した。冬だったので凍える程すずしく、効果が確かめられたので。発明者は、東南アジアの冷房の無い工場の労働環境改善の為にこの服を発想したとの事だ。
当時はタイの反タクシン・クーデターの前で、タイ移住も考えていた。タイは赤道に近いのにエアコン普及率が低い。紫外線対策で長袖も着たいので、冷却ファン付き長袖服は大変重要だ。また、当時はASEAN憲章の制定作業中で、加盟国の首脳や高官の会合も多く、そこで空調服など着せれば環境問題でもアピールできるとも考えた。もっとも、そのような考えはASEANより当時の小泉内閣に先に届いたようで、急に日本の議員や大臣達が上着なし・ノーネクタイの「クールビズ・ルック」になった。今思えば、偶然ではあるまい。また、私の最初の空調服はモスグリーンの(作業用)制服風だが、ファンのない同じデザインの服を、宮崎県知事が初登庁で着用したのも印象に残っている。知事選中から私のシンボルカラーのオレンジを使っていた事もあり。
「目に見える対策を ー視覚的アピールの重要性− 」
このような服を公務員等の制服にすれば、冷房運転の禁止もより容易となろう。室内ではアダプターから電気も取れ、デザインも豊富だ。上記のような理由から外回りの者にも勧められる。そして、背中の冷却ファンという外観上の一大特徴があり、省エネ対策の実践を視覚的にアピール出来る点も重要だ。日本の不得手な部分で、排出量削減の世界的枠組みづくりの上でも注意を要する点だ。
鳩山首相が温室効果ガス25%削減を国際公約した折、あるアフリカ代表は「口だけでは無意味、何をやるかが重要」とか冷ややかだった。中国は他の後進国を共犯化して利用し、自分だけ温室効果ガス削減を逃れての大量生産で暴利をむさぼろうとする。地球環境を破壊しての金もうけは「大犯罪」だし、アジアで最大の嫌われ者の中国は、それらを隠す意味もあってアフリカの後進諸国にシンパ団を作ろうとしている、国際的に非難される非民主的な国家は特にお得意様、ミャンマーや北朝鮮のような属国として。上記代表も中国の影響で日本の提案にケチをつけたのだろうか。確かに25%削減案には驚くが、私に見える所での致命的な失言・失策だった。中国のシンパと疑われれば即、信仰の世界からの破門提言の対象だから。イスラム教徒かキリスト教徒か知らないが、どちらも同じ一神教的な強力な神を信じる宗教だし・・・。
だが、「具体策を目で見たい」気持ちはみな同じ。「超電導リニア新幹線」や「冷却ファン付き制服」は、この上なく「目に見える具体策」。その意味も忘れてはならない。
ただ、一着一万円台前半でも、強風で10時間以上運転できる強力型専用充電池と合わせると2万円。一般用単三充電用電池(4本)も使えるが、持続時間が短い。電力消費は少ない製品だが、ここでも電池が負担になる。上記の電池の開発改良が極めて重要となるのだが。