空港検疫の抗原検査をPCRに ー非適材適所の抗原検査ー[2021年06月28日(Mon)]
皇室の御懸念まで示されたのに、何が安全安心の五輪だ。全く安心ではない。五輪関係者が続々と入国し空港で抗原検査を続けているが、さっさとPCR検査に変えろ。とうにやったと思ったのに。抗原検査は発熱等の症状が出たコロナ感染者(ウイルス産出量の多い者)には十分な感度を持つので「検査難民対策」で資材の大量生産や配給を唱え、その通りになったものだ。だが、あくまでコロナ発症者向けの検査法で、発熱後に何日も検査ナシで放置され死に至るような悲劇を防ぐための資材であり、無症状感染者等のウイルス産出量の少ない微妙な感染者のアブリ出しには向かない。「水際対策」の国際空港での「関門検査」では感度が高すぎる、過敏とも言われるPCR検査が良いはず。抗原検査、特に簡便な唾液抗原検査の普及を提唱した私が言うのだ。なのに空港で抗原検査が続いている、安全安心をお題目にする五輪期なのに。同じ抗原検査でも簡便な簡易キットによる「定性抗原検査」ではなく、空港のものは専用分析機を用いた「定量抗原検査」でPCR検査並みの精度を持つとされ、しかも空港内で直ぐ結果が出せ待ち時間も少ないので採用されたと思われるが、「安心安全」にはヤハリPCR検査だろう、少々時間や手間がかかっても。必要なスペースや人員を自衛隊等から出すのが政府の役目だろうに、菅のお題目ばかりで中身が無い。皇室の御懸念の推察も出たのだ。イイカゲン、それくらいヤッテてから菅は辞めろ。もっとも、主権者を辞めるべきは日本人そのものだがな。