浅田真央がソチ五輪から帰国する。英雄の凱旋（がいせん）、女王の帰国だ。復活した皇女・女神。日本国民はこぞって出迎え、讃えるべし。


　私が「浅田にだけ甘い」「甘い甘い」とか言う者がいるようだが、あの浅田のFSを見ても、そんな事を言うのか？　浅田を絶賛する世界中の者達は浅田にだけ甘いのか？　そうではあるまい。絶賛こそ当然の評価なのだ。
　浅田は特別だ。特別扱いが普通の扱いだ、浅田には。普通の人間とは違う特別な存在なのだ。それが英雄（ヒロイン）というものだ。



　まあ、評論はこのくらいにして、浅田に話をしよう。後は私信？だから、他の奴は読まなくてよい。





　おかえりなさい、真央。

　よくやったぞ。

　今日はゆっくり寝なさい。はやく寝なさい。若いから、一日ぐっすり寝れば疲れはとれてしまう。後の事は、その後に考えよう。

「一つ一つのジャンプに支えて下さった方への感謝の想いを込めた」

と聞いた。正確には、どのジャンプが誰の為だったか知らないけど、あのＦＳを見れば誰にでも想いは伝わるよ。真央はまさに、あのＦＳの為に、ひたすら耐えてきたようなものだ。それが見事に実を結んだのだ。良かった。本当に良かった。

　これを区切りに、また好きなスケートを続ければよい。真央が大好きなスケートだ、現役をやめる必要はないよ。自分の為にスケートを続けなさい。真央のスケートを追求しなさい。それが世界中の人々を支えることにもなる。支えてくれた人々へのお礼にもなるのだ。
　後の五輪なんぞ、もう、どうでもよい。あの素晴らしいＦＳを滑ったのだから。今の五輪には、女神となった真央がわざわざ出るほどの価値はないしね。五輪というより五輪騒ぎ。おかしな事が続いたソチの五輪騒ぎより、真央のＦＳの方がよほど価値があるんじゃないの。真央の造り出す世界は、今の五輪なんぞよりはるかに素晴らしいものだよ。
　あのＦＳの演技で、真央は世界中の人々の心の中に生きることになるよ。多くの人が一生、真央が忘れられなくなる。お前こそ女神だ。私の娘だ。誰にも文句を言わせないよ。


　さあ、後はゆっくり寝なさい。おやすみなさい、真央。おかえりなさい、真央。