
「 ない 」からこそ。[2016年01月19日(Tue)]
「 ボールを持って世界の村へ 」
をテーマにした 『 FOOTRAVEL 』 という企画。
「 風の旅行社 」 のアクティブ男子 “ 竹嶋くん ” の、
外国で現地の人たちとボールを蹴っちゃおう、
という「 旅+フットボール 」 なナイス企画なのですが、
その持ち込みイベントにゲストスピーカーとして参加させてもらいました、
Jリーグアジア戦略キーマンの “ 山下修作くん ” と共に。
オレは、草サッカーがきっかけとなってプロ契約できた
コスタリカでのフットボールライフについて、
山下くんは、アジア各国でのフットボール事情と、
その旅の最中での面白エピソードについて。

山下くんがしてくれた、この話はすっごく考えさせられました。
Jリーグサポーターから寄付してもらったユニフォームを
アジア各国に配っている活動で東ティモールを訪れたときのこと。
「 地元の運転手ですら運転拒否をするような、
断崖絶壁な道を抜けた先にある村を訪れたんです。
学校もない、ほんとに貧しい村で。 」
「 ユニフォームを渡すと、
ちゃん とお礼を言って笑顔で受け取ってくれました。
しかも、ビックリしたのが、
もらった後、すぐ近くに生えていたヤシの木に登って、
穫ったヤシの実をプレゼントしてくれたんです。 」
「 都市部の学校に通ってる子たちのいるところでは、
自分の好みのユニフォーム欲しさに、
奪い合いになってしまったりもしたので、
本当の教育って何なのか考えちゃいましたね… 」
学校がないことや
貧しいことがいいとは決して思わないですが、
「 ない 」ということからしか生まれないものも
やっぱりあるんだとは思います。
特に、その人がその人らしくあるためのものは。
オレなんか気づいたら、
何でもかんでも得ようとしちゃうから、
もっともっとしっかり選べるようになりたいし、
で、あえて「 ないまま 」にしておく部分を
意識的に持っていたいなと思います。
その「 ない 」部分はきっとココロの余白で、
そのスペースできっと「 想像力 」は遊べるんだと思うから。
山下くん、竹嶋くん、
旅のような楽しいフワフワとした時間をありがとうでしたー。
( 『 FOOTRAVEL 』の詳細は → こちら )
『 余白は埋めるべきものではなく、重要な何かである。 』
プレゼン講師 ガー・レイノルズ