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JAMSTECの活動に注目―今週の「ブラタモリ」は深海へ潜る! [2022年09月28日(Wed)]
海洋科学技術の総合的な研究機関である海洋研究開発機構(JAMSTEC)は創立から51年目を迎えているが、さらに「海洋・地球・生命の統合的理解への挑戦」を目指す長期ビジョンを掲げて我が国の海洋立国への貢献をめざしていることに敬意を表したい。
https://www.jamstec.go.jp/j/about/vision/ 等参照

さて、先日、JAMSTECの菊地さんから「今週10月1日(土)の「ブラタモリ」はJAMSTEC特集となります。」と連絡をいただいた。

早速調べてみると、10月1日の午後7時半からのNHK「ブラタモリ」は、タイトルが「深海〜なぜ深海へ潜るのか?〜」で、‘深い深海の底に広がる漆黒の世界「深海」。そこに潜ることで明らかになってきた数々の驚きの事実をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす▽地球の海の9割が深海!?’とある。

どうもタモリさんがJAMSTECの有人潜水調査船「しんかい6500」で深海に潜ってJAMSTECの研究調査で最近明らかになってきた驚きの事実を解き明かすらしい。

「ブラタモリ」は私がいつも見ている番組である。それがJAMSTEC特集をやるというのであればこれは是非見ようと今から楽しみにしているところである。

滅多にお目にかかれないが私たちにとっても重要な深海をタモリさんのガイドで見て回るいい機会なので、海洋に関心のある皆さんにぜひ視聴することをお奨めしたい。
https://www.nhk.jp/p/buratamori/ts/D8K46WY9MZ/episode/te/R8XW4L1M3R/ 参照
Posted by 寺島紘士 at 12:46
8月の海洋政策関係会議等 [2022年09月07日(Wed)]
猛暑と新型コロナウィルスの感染拡大の中で外出を極力控えているうちに暦は9月になったが、今度は台風の到来で沖縄、西日本、日本海側は厳しい状況に置かれている。気候の温暖化と極端化が心配である。

8月中に私が関係した海洋政策関係の会議等は次の通り。

8月18日(木)
日中国交正常化50周年記念 中国研究所×笹川平和財団 連続講演会企画@
「国際関係の変容と日中関係〜1972年からウクライナ危機まで〜」
Zoomオンライン会議
基調講演:北岡伸一JICA特別顧問、東京大学名誉教授
登壇者:益尾知佐子 九州大学准教授、峯村健司 青山学院大学客員教授、佐橋亮 東京大学准教授 司会:川島真 中国研究所理事、東京大学教授

8月23日(火)
「2022年度テクノオーシャン・ネットワーク(TON)第64回理事会・2022年度定期総会」
於東京国際フォーラム5階G502会議室
・山内隆司会長の退任を受け、満岡次郎氏((一社)日本経済団体連合会海洋開発推進委員会委員長)を会長に選任
・Techno-Ocean 2023(開催テーマ:海をいかす、期間:2023年10月5日(木)〜7日(土)、於 神戸国際展示場2号館)の開催準備の進捗状況報告 等

8月26日(金)
鹿島平和研究所第2期研究会「食、生態系と土地利用研究会」第3回会合
議題:食、生態系と土地利用研究会の課題と今後の方針について

8月30日(火)
日中国交正常化50周年記念 中国研究所×笹川平和財団 連続講演会企画A
「日中関係の50年を振り返る〜変わったものと変わらないもの〜」
Zoomオンライン会議
登壇者:宮本雄二 宮本アジア研究所代表/元駐中国大使、劉傑 早稲田大学教授、吉岡桂子 朝日新聞編集委員 司会:伊藤一彦 中国研究所常務理事/元宇都宮大学教授
Posted by 寺島紘士 at 20:23
福徳岡ノ場の新島海没 [2022年09月01日(Thu)]
東京から南に約 1,300 qの太平洋上、南硫黄島から北北東約 5 qに位置する海底火山「福徳岡ノ場」では昨年8月15日の観測により直径約1qの馬蹄形の新島の出現が確認されて社会の注目を集めた。

同海域は海底での火山活動が活発で変色水がしばしば認められ、1904 年、1914 年及び 1986 年には一時新島が形成されたが、残念ながらそれらは長続きせずいずれもその後海没しているので、今回は新島が少しでも長く存続することが期待されていた…。

私も、新島が長く海面上に存続することを願って海上保安庁海洋情報部のプレスリリースや「海域火山データベース」で新島の状況を眺めていたが、残念ながらその後新島は波浪に削られて縮小し続け、昨年12月末には波浪の間に見え隠れしている状況となった。そして、今年に入ってからは「海域火山データベース」の掲載写真では新島の姿を確認することは難しくなっていた。
☆福徳岡ノ場の新島については本ブログ「海洋調査の推進」の項も参照

それらを見ながら福徳岡ノ場の新島はどうなったのか…、海没してしまったのかなと思いながら決定的な情報がないまますごしていたところ、先般届いた海上保安新聞8月25日号で「福徳岡ノ場 新島が海没」という海上保安庁の8月3日の発表に基づく記事を見つけた。

8月はこちらも信州八重原でお盆をすごしたりしていてその発表に気が付かなかったが、海上保安庁が、「福徳岡ノ場の噴火から間もなく1年〜航空機による観測結果をまとめました〜」というまさにこちらの関心にぴったりのプレスリリースを8月3日に行っていたのである。

それによると、「この噴火により形成された新島はその後の浸食により徐々に縮小し、12月に波浪により見え隠れしていたのを最後に、陸地は確認出来なくなりました。本年6月の観測では、島が浸食を受けてできた浅海部が確認されるとともに、付近に薄い黄緑色の変色水が見られました。」とある。

同プレスリリースはこれに続いて、新島が確認されてから次第に縮小していってついに海没し、かつての新島付近において波浪礁、浅海部が確認されるまでの経緯を時系列で記し、さらに<参考>として、福徳岡ノ場についての説明や位置図、および福徳岡ノ場の噴火直後の様子や新島の変遷の様子の写真を添付している。

この「福徳岡ノ場の噴火から間もなく1年〜航空機による観測結果をまとめました〜」という発表は、既にご存知の方も多いとは思うが、この1年の観測結果が写真付きでなかなかよくまとめられているので、未読の方には下記発表を覗いてみることをお奨めしたい。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/r4/k220803_1/k220803_1.pdf
Posted by 寺島紘士 at 02:24
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