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3月初めの江古田の森の春の歩み [2022年03月04日(Fri)]
ときはもう3月の初め、季節は春に向かって着実に進んでいる。

江古田の森ではハナミズキの丘の近くの道沿いにある早咲きの桜が満開となり、人々の目を楽しませている。花の陰から明るい緑色の葉も顔を出してきた。
220301江古田の森桜ほぼ満開IMG_2188.JPG

220303江古田の森桜満開IMG_2191.JPG

満開となるとその姿がカワヅザクラの写真とよく似てきたので、ようやくこの桜はカワヅザクラ(河津桜)と納得した。

江古田の森にはソメイヨシノ(江戸彼岸と大島桜の交雑種)の立派な木があちこちにあって花見の時期には大勢の人々それを見にが訪れるが、今はまだその芽がようやく少し膨らみを見せ始めたところである。

さらに森を歩いていると芽の形や出方が少し異なる桜の木もあるのに気が付いた。
「えごたno MA」の近くにあるそれほど大きくない桜の木には「さくら‘陽光’」(天城吉野とカンヒザクラの交雑種)とオカメザクラ(カンヒザクラとマメザクラの交雑種)という名札がそれぞれついていた。これまではただ桜の花を見て楽しんできたがほぼ毎日森を歩くようになって桜にはいろいろな種類(交雑種)があることに気が付いた。
ここ数日でオカメザクラの赤い花芽が膨らんできたのでどんな花が咲くのかが当面の楽しみである。

花と言えば江古田の森の芝生広場では3月を迎えて沈丁花の花が咲きだした。
220304江古田の森沈丁花IMG_2195.JPG

運動広場の日当たりのよい道沿いでは大きな芽なので前から注目してきたコブシと思われる木の芽がここ数日でさらに大きく膨らんできた。この大きな綿毛のような木の芽が開いたらどのようになるのか楽しみである。
220303江古田の森コブシの芽運動広場IMG_2194.JPG

さらにその近くには少し背の高い落葉樹がある。その木の幹には明るい緑の筋が入っているので前から注目していたが、3月に入ってふとその木を見上げるとその空に伸びた枝の先々に星がついているのを発見した。
220304江古田の森星形の木の芽IMG_2196.JPG

(写真をクリックして上側の枝を見てください。下側の枝はハナミズキの枝です。)
この星の形をしたものはこの木の何なのか、実なのか、芽なのかわからない。これからしばらく観察してどう変化していくのか見ていきたい
Posted by 寺島紘士 at 20:26
江古田の森の春への歩み [2022年02月27日(Sun)]
江古田の森が春に向けて準備を始めていることは2月4日の本ブログでお伝えした。
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2035 参照

その後も江古田の森では木々が春に向けた歩みをゆっくりと、しかし着実に進めている。

前回取り上げたハナミズキの丘の近くの道沿いにあるこぶりの桜は花が大分咲いてきた。
220222江古田の森桜IMG_2182.JPG

道の向かい側には立派なソメイヨシノの木が並んでいるがまだその芽は少さい。今頃咲く桜というとカンヒザクラとかそれとオオシマザクラとの交雑種のカワヅサクラなどがあるが、樹木図鑑で見ると花の色や咲き方がそれらともちょっと違うようにも思う。花が満開になるまでもう少し観察していきたい。  

江古田の森及びその周辺にはあちこちにハナミズキの木があるが、最近はその小枝の先々に丸くて先端が可愛く尖っている芽が出てきている。(画面をクリックして拡大してみてください)
220215江古田の森ハナミズキIMG_2177.JPG

211106ハナミズキIMG_2136.JPG

桜は葉の展開に先立って花をつけるが、ハナミズキも図鑑をみると「花は4-5月、葉が展開する前、あるいは同時に頭状花序を出す」とある。
するとこの小枝の先についているのは頭状花序なのだろうか。これも4月までしばらく観察である。

少し前に森を歩いていて足元に茶色の光沢のある長さ1-2センチの卵状の実‘どんぐり’が沢山落ちている所を見つけた。
220215江古田の森シラカシ?IMG_2178.JPG

見上げると樹皮が灰黒色の常緑の高木が聳えている。
220215江古田の森シラカシIMG_2179.JPG

近くに植えられている苗木の名札を頼りに図鑑で調べてみるとどうもこの木はシラカシらしい。そこで地面を眺めながらその周りを歩くとあちこちでどんぐりが見つかった。どうもその辺り一帯がシラカシの林のようだ。

江古田の森の木々のことが少しずつわかってきた。
Posted by 寺島紘士 at 00:51
『人と海洋の共生を目指して 150人のオピニオン]』に注目 [2022年02月17日(Thu)]
先日笹川平和財団海洋政策研究所から新刊の『人と海洋の共生を目指して 150人のオピニオン]」を送っていただいた。

海洋政策研究所は、広く海洋の諸問題に取り組んでいる皆さんにそれぞれの立場や視点からの海洋に関するオピニオンを寄稿してもらい海洋に関する総合的な議論をする場としてOcean Newsletterを発行している。2000年8月20日に創刊し、以来毎回オピニオンを3編ずつ掲載して月2回欠かさず発行してきており、最新号のOcean Newsletter No.516は2月5日発行である。

『Ocean Newsletter』500号記念〔2021年06月24日〕
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2007 等参照
 
『人と海洋の共生を目指して 150人のオピニオン』は、月2回発行されるこのOcean Newsletterに掲載されたオピニオンを50号ごとにまとめてそれらを内容に応じて分類編集して発行しているもので、これまでOcean Newsletterに掲載されたオピニオンを後で探して読むのにも大変便利である。

しかし、その効能はそれだけではない。『150人のオピニオン』には多様な個々のオピニオンがジャンルごとに分類されて掲載されていて同じ政策課題について様々な角度から論じている複数のオピニオンズを通読できるので、Ocean Newsletterで個別にそれらのオピニオンを読んだ時には得られないその問題を総合的に見る視点が得られる、というのが最大の効能である。

このため『150人のオピニオン』は2004年に第1巻が発行されてからこれまでにOcean Newsletter の発行号数の増加に応じて9巻発行されてきているが、海洋問題を考える際の 座右の参考書として有用であると好評である。

私もOcean Newsletterと『150人のオピニオン』の発行にはその創刊から近年に至るまでずっと関わってきたので今もそれらの紙面を毎回嬉しく眺めて愛読している。

今回発行された『人と海洋の共生を目指して 150人のオピニオン]』は第10巻で、Ocean Newsletterの第451号(2019.5.20)から第500号(2021.6.5)までに掲載されたオピニオンを分類編集して収録している。

さて、前掲の「『Ocean Newsletter』500号記念」ブログでは、Ocean Newsletterは、編集代表者が編集後記を書いて、その号に掲載のオピニオンについてその内容、注目点・魅力などを取り上げて紹介し、これが読者にとってガイドの役割を果たして海洋のさまざまな分野、立場からのオピニオンを読みやすくしていることを紹介したが、今回の『人と海洋の共生を目指して 150人のオピニオン]』でもOcean Newsletterの編集代表者が同様の役割を任っている。

本を開くと、冒頭に窪川かおるさんと坂元茂樹さんの両編集代表者のメッセージが掲載されている。

それらみると、窪川さんのメッセージ『海洋と向き合うCOVID-19後の10年』では、「始まった国連海洋科学の10年」「東日本大震災から10年」「転換期のわが国の漁業」「海洋リテラシーと海の文化」という、そして坂元さんの『危機に立つ海洋』では、「パンデミックがもたらしたもの」「海の豊かさを守ろう」「ブルーリカバリーにむけて」という、お二人がそれぞれ最近の海洋で重要と考えるキーワードを掲げて節を立て、それらの中で本書に掲載されているいくつかのオピニオンを取り上げている。

これらを読んでから「海洋政策・法制」、「安全保障」、「科学技術・観測・情報」、…等13分野に分類されて掲載されているオピニオンを読むと頭が整理されて視野が広がり考えが深まるように思う。皆さんに「編集者からのメッセージ」から読み始めることをお奨めしたい。

なお、今回私は『150人のオピニオン]』を手にとって早速良いことがあったのでそのことも記しておきたい。

届いた『150人のオピニオン]』を手に取って目次をぱらぱらとめくっていたら「環境保護・保全」の項の冒頭にある「水没するアジア巨大都市ジャカルタ」というオピニオンのタイトルが目に飛び込んできて、それに惹かれて早速そのオピニオンを読んでみた。

というのは、丁度そのその少し前にインドネシアが首都をジャカルタからカリマンタン島(=ボルネオ島)東部に移転させるというニュースをテレビでちらっと眼にして、かつて何回も訪れたことのある巨大都市ジャカルタのまちの情景を思い出すと同時に、なぜ首都をそのジャカルタからカリマンタン島の森の中に移転させるのかその理由を知りたいと思っていたところだったからである。

「水没するアジア巨大都市ジャカルタ」は、環境ジャーナリストの竹田有里さんが寄稿したオピニオンで、竹田さんは気候変動の影響によって生活を奪われてしまった人たち“環境難民”を追いかけるドキュメンタリー番組を制作していて、その取材で訪れた巨大都市ジャカルタで見たスラム街に迫る氾濫や水没する港町などを取り上げている。

そして、そのなかごろで次のように述べている。
「〔バンドン工科大学のDr. Heri Andreasは〕2025年までに北ジャカルタの75%以上が水没。2050年までに北ジャカルタの95%以上が水没すると試算している。
 ジャワ島(ジャカルタを有する島)では年間6ミリ海面上昇し、年間20センチ地盤沈下する。(中略)インドネシア政府が首都をジャカルタから移転する理由には、世界最悪とも言われる交通渋滞のほか、この水没の危機という差し迫った事情もあるのだ。」

これを読んで何故インドネシアで首都移転計画が進んでいるのかその状況がわかってきてうれしかった。

『150人のオピニオン]』に掲載されているオピニオンの中には時にはこのように日ごろ私たちそれぞれが抱いている疑問に答えてくれるものがある(かもしれない)という思いがけない効能があることも付け加えておきたい。

なお、竹田さんは、そのオピニオン「水没するアジア巨大都市ジャカルタ」の最終節「メディアの挑戦」で

「気候変動の影響は遠い国の話ではない。IPCCが2018年に発表した『1.5℃特別報告書』では、あと20年ほどで1.5℃上昇に達し、東京の低地を始め、全国の沿岸地域では冠水し、今後3割近く人たちが家を失うことになる恐れがある。(中略)ジャカルタの人々の惨事は決して他人事ではない。」
とし、この問題にメディアはどう取り組むべきかを述べている。

関心のある方は、どうぞ下記をご覧ください
Ocean Newsletter No.473 (2020年4月20日掲載)
https://www.spf.org/opri/newsletter/473_3.html 参照
Posted by 寺島紘士 at 17:53
動き出した江古田の森の春への準備 [2022年02月04日(Fri)]
9月末ぐらいから運動不足の解消と体力復活、さらには自然学習を目指して江古田の森の散歩を日課に取り入れて通っている。

このところ日本海側から北海道にかけては大雪が続いている。関東南部は晴れてはいるが寒気が上空を覆っていて寒い日が続いている。

そんな中でほぼ毎日江古田の森に通って眺めていると森の木々は年末ごろから早くも春に向かって準備を開始していることに気づいた。

10月にハナミズキの丘の近くの道沿いの草地で小枝に花が咲かせていた小ぶりの桜の木(下記ブログ参照)は、その後季節の進行でいったんは冬の姿になったが、1月半ばには再び花を咲かせはじめた。
江古田の森の散歩の楽しみと自然学習 [2021年11月06日(Sat)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2025

220202江古田の森桜花IMG_2170.JPG

ソメイヨシノなどほかの桜の木は未だ木の芽も硬いままなのにこの桜の木は元気いっぱいで各枝の花や芽が膨らんできている。(画面をクリックして拡大してみてください)

さらに、これほどはっきりした変化ではないが、江古田の森の様々な木々はその芽を少しずつ膨らませてて春に向かって動き出してきているのを感じるこの頃である。

そして、それらを眺めながら歩いていて木々の芽も一様ではないということに気が付いた。

その一例が「こぶし」である。

江古田の森のお気に入りの散歩ルート上にあるレストラン「えごたno MA」の傍に「こぶし」の木があるのを見つけた時、
「白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘 北国の、ああ北国の春 …」
という千昌夫の「北国の春」の歌を思い出し、それからこぶしの花が咲くのを楽しみにして毎日眺めている。
220201江古田の森コブシの芽IMG_2169.JPG

そして、コブシの芽が桜などとは違って綿毛のような芽であることを発見した。見つけてからもう一月以上も経つがこの芽がこれからどう成長していくか、そしてどんな花が咲くのか楽しみである。

別の場所で同じ綿毛のような芽をつけた木をもう一種類見つけたがこれはこぶしではなさそうである。エゴノキ?かとも思うが名前がわからないのでもうしばらく観察を続けたい。

江古田の森で上を見上げながら歩いているとあちこちにあるプラタナス(鈴懸の木)の枝から丸いの実が沢山ぶら下がっているのが見える。

これも冬の風物詩である。
220201江古田の森プラタナスIMG_2168.JPG
Posted by 寺島紘士 at 00:24
「海洋ごみ」を食べるウミガメたち [2022年01月24日(Mon)]
元旦に科学ジャーナリストの山本智之さんから次のような海に関する新年ご挨拶のメールをいただき、共感した。

「昨年は、南の海では海底火山の噴火と沖縄・奄美への軽石の大量漂着があり、
北の海では北海道沿岸での大規模な赤潮の襲来というように、海をめぐる厳しいニュースが相次ぎました。今年は海の不思議や楽しさをテーマにした記事にも、新たに取り組みたいと思っております。」

山本さんは、海洋で起こっている諸問題について実際に現場に足を運び、さらには海に潜って取材し、それがどのような影響をもたらすのか科学記者の目を通してきちんと取り上げて社会に発信してきたので、以前からその記事や著書は参考にさせてもらっている。

そして私の海洋政策ブログでも何度か取り上げさせていただいた。

温暖化で日本の海に何が起こるか [2020年09月12日(Sat)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1966
『サンゴ礁からの警鐘』一読のお奨め [2017年05月13日(Sat)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1405 
朝日選書『海洋大異変』[2016年04月15日(Fri)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1231

今回は、山本さんが1月1日に公開したWeb記事「山本智之の海の生きもの便り:第11話 「海洋ごみ」を食べるウミガメたち」のお知らせもいただいた。
山本さんは、海に入り込んだプラスチックなどの「海洋ごみ」をウミガメたちが誤って食べてしまう実態を沖縄県で行われた大規模な調査等に基づいて明らかにしている。
https://www.uw-answer.com/column/sea-turtles/

この記事は次の4節からなる。どうぞ上のウェブアドレスから覗いてみてください。

・沖縄本島のウミガメ、17%超の体内に「海洋ごみ」
・アオウミガメに多い「軟質プラスチック」
・高緯度の海は「誤食」の確率が高い?
・ウミガメの健康に与える悪影響

なお、山本さんは福徳岡ノ場の大噴火で発生して沖縄や奄美の海に運ばれた大量の軽石についても書いている。(下記サイト参照)
関心のある方はそちらもどうぞ覗いてみてください。

「戦後最大級!沖縄・奄美に大量の軽石をもたらした「大噴火」の正体」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/89030?page=3
Posted by 寺島紘士 at 01:31
トンガの海底火山の噴火と福徳岡ノ場の新島等のその後(4) [2022年01月21日(Fri)]
日本から8,000q南の南太平洋の島国トンガで15日に海底火山が大規模噴火し、それに起因するとみられる津波が16-17日に太平洋沿岸の国々に到達した。日本の太平洋沿岸にも最大では1mを超える津波が到達し、奄美や岩手に津波警報、太平洋沿岸の広範な地域に津波注意報が出された。

国連衛星センター(UNOSAT)によると、噴火した海底火山の海域には海面上に285ヘクタールの陸地があったが、現地時間17日午前10時53分(日本時間同6時53分)に撮影された写真では、陸地がほぼ全て消滅しているという。その噴火の大きさに驚かされる。

太平洋での海底火山の噴火と言えば、8月15日に確認された小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火と新島の出現とその後の状況については本ブログでもたびたび取り上げてきた。

「福徳岡ノ場」に新島出現 」https://blog.canpan.info/terashima/archive/2014
「福徳岡ノ場」の新島のその後 」 https://blog.canpan.info/terashima/archive/2017
「福徳岡ノ場」の新島のその後(2)」https://blog.canpan.info/terashima/archive/2019
「福徳岡ノ場」の新島のその後(3)」https://blog.canpan.info/terashima/archive/2027
参照

この福徳岡ノ場では過去3回にわたって噴火により新島が出現したが、残念ながらいずれもしばらくして海没している。そこで今回出現した新島がはたして島として存続できるかどうかに関心をもって状況の推移を眺めてきた。

すると10月になって福徳岡ノ場の噴火で流出したと思われる軽石が沖縄の島々に大量に漂着して海上交通、漁業、観光に甚大な影響を及ぼす事態が発生した。それらの軽石は黒潮に乗って反転北上し伊豆諸島の島々の一部にも流れ着いている。

福徳岡ノ場の噴火で噴出された大量の軽石がこのように太平洋上を漂って広範囲にわが国の各地に影響を及ぼすことまでは想定していなかったので驚き、あらためて地球内部から噴き出す噴火のすごさを実感した。

そこに今度のトンガにおける海底火山の巨大噴火である。地球内部のマグマの活動がまだまだ活発であることを目の当たりにして改めて陸上だけでなく海底の火山活動にも関心を持っていくことの重要性を認識した。

さて、福徳岡ノ場のその後の状況であるが、年末12月27日の海上保安庁の観測によると新島は残念ながらかなり縮小しているようである。

少し時間が経ってしまったが、海上保安庁は2021年12月28日に次のようなプレスリリースを発表しているのでご覧ください。

福徳岡ノ場の火山活動について(12 月 27 日観測)
1. 状況
12 月 27 日、第三管区海上保安本部羽田航空基地所属航空機により観測を 実施しました。主な観測結果は以下のとおりです。
[観測結果]
・新 島:12 月 14 日の観測結果と比較し、新島は縮小しており、波浪 により陸地が見え隠れしている状況であった。
・活 動:観測中の噴火は認められなかった。
・変 色 水:新島の東側から茶褐色の変色水の湧出を認め、同位置から東側約5qにかけて黄緑色の変色水の分布を認めた。 福徳岡ノ場の東約5q付近に長さ約 400m 弱の軽石と思われる筋状の浮遊物を認めた。
2.東京工業大学理学院火山流体研究センター 野上健治教授(航空機同乗) のコメントは以下のとおりです。
福徳岡ノ場の8月の噴火で形成された陸地は波浪によって消滅しつつある。一方、噴火地点から変色水域が現在も比較的に広範囲に広がってお り、熱活動は活発に継続している。南硫黄島の海岸のほぼ全周にも変色水域があり、福徳岡ノ場を含めた海域の活動を注視する必要がある。

プレスリリースには現場の写真が説明付きで掲載されているので下記をクリックしてみてください。
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2021/20211228.pdf 
Posted by 寺島紘士 at 20:42
新しい年の初めに [2022年01月13日(Thu)]
新しい年2022年が明けた。いつもであれば新年が良い年となることを願ってお正月の飾り付けをし、初詣、年始の挨拶などにいそしむところであるが、今年は亡き妻の喪中なのでその位牌、遺影とともに静かに過ごしてきた。

ブログの執筆も控えていたが、その間も多くの皆さんがいつもと変わらず海洋政策ブログを訪れてそれぞれ関心のあるページを覗いていてくれるのをみて、これまで海洋ガバナンスを目指して総合的な海洋政策の普及に取り組んできたことが無駄ではなかったと嬉しさがこみあげてきた。

昨日多くの皆さんが覗いたブログのページを拾うと次の通り。

市町村区域に海域を含める方策 [2010年11月19日(Fri)
https://blog.canpan.info/terashima/archive/426
中国の排他的経済水域・大陸棚の範囲 [2010年12月07日(Tue)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/440
「海洋空間計画(MSP)」について考える [2010年12月11日(Sat)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/443

「海洋プラスチック憲章」と「プラスチック資源循環戦略」 [2018年08月27日(Mon)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1749
『国際海洋情報』、笹川平和財団の「海洋情報 FROM THE OCEANS 」に登場 [2021年06月13日(Sun)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2006

最初の3つは、2010年に掲載したブログであるが、海洋基本法の基本的施策である「沿岸域の総合的管理」、「排他的経済水域等の開発、利用、保全等の推進」に関するものである。

沿岸の陸域及び海域を一体的に管理し、さらにその外側の排他的経済水域等を海域の特性に応じて開発、利用、保全、管理していくことは、既に20世紀末から各国が国連海洋法条約及び持続可能な開発に関する国際的な行動計画を共有して取組を進めている政策であり、海洋空間計画はユネスコIOCがそのために作成提供した政策ツールである。。

このような海洋空間の管理はわが国にとってももちろん政治、経済、社会上重要なことである。しかし、残念ながらわが国ではこれらの海洋空間の管理は海洋基本法の規定にもかかわらず依然として国内的視野だけで論じられることが多く、国際的秩序・政策を踏まえた海洋ガバナンスの取組としては未だに十分に取組が進んでいない。
 
したがって、新年早々これらを扱ったブログに多くの皆さんが関心を持って訪れてくれるのは大変嬉しい。
本年が沿岸域の総合的管理、排他的経済水域等の開発、利用、保全、管理の政策の取組の進展する年となることを期待したい。

どうぞ皆さん、本年も私たちが共有する大切な財産=海洋に関心を持って海洋政策ブログを覗いてみてください。どうぞよろしくお願いします。

     <八重原から見た浅間山 1月2日>
220102IMG_2164.JPG
Posted by 寺島紘士 at 20:20
年末の海洋政策関係会議等 [2021年12月28日(Tue)]
今年も残りはあと4日、年末の時は速く過ぎていく。このところ海洋政策関係の会議等が多くあったが、それらを12月12日のブログ(下記参照)で紹介した後も3件の会議等に参加した。
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2028 

12月20日(月)
令和3年度第2回海洋技術フォーラムシンポジウム「第4期海洋基本計画における科学技術・イノベーションの在り方(その2) 〜我が国の海域利用の在り方〜」

このフォーラムは、海洋技術・イノベーションという視点から海洋産業、海域利用に焦点を当て、洋上風力発電や資源開発、CCSなどを取り上げて行われた。中でも各分野の有識者の講演やパネルディスカッションの中で目下脱炭素化の取組として焦点が当たっている洋上風力発電が取り上げられて、聞いていてその現状や目標、課題が頭に入ってきて大変参考になった。

12月23日(木) 
(一社)平和政策研究所主催IPP政策研究会「新時代のグローバル・ガバナンス論 〜気候変動ガバナンスとアメリカのリーダーシップ〜」
発題者 西谷真規子氏(神戸大学大学院国際協力研究科准教授)

12月24日(金) 
北太平洋海洋生態系と海洋秩序・外交安全保障体制に関する研究会第7回会合 オンライン

<大きな松かさをつけたダイオウショウの巨木>
211228江古田の森ダイオウショウIMG_2156.JPG

本日、江古田の森の散歩の途中、大きなダイオウショウ(大王松)の木の傍まで来てふと上を見上げると、頭上高くそびえる枝に大きな松ぼっくりがいくつもついているのを見つけた。高い木なので今まで思い切って頭上を見上げたことがなかったが、長さ20pもあるかと思うような大きな松ぼっくりをつけているのを見つけて驚いた。年末の嬉しい発見である。画面をクリックして拡大して見てください。
Posted by 寺島紘士 at 17:25
江古田の森の木々の葉と実(2) [2021年12月22日(Wed)]
前回掲載した江古田の森の11月から12月にかけての木々の葉と実の変化の続きである。前回は、ハナミズキ、ユリノキ、イイキリ(飯桐)の木の葉の紅葉・黄葉、そして落葉への変化を紹介した。

今回は、モミジ、ヒマラヤスギ、プラタナス、イチョウなどを取り上げてみたい。

< 巨木の下で頑張るモミジ > (12月14日撮影)
211214江古田の森紅葉の木IMG_2152.jpg


江古田の森にはあちこちにモミジがあり、秋になると紅葉してその存在をアッピールしている。モミジはその大きさや場所によっても紅葉する時期が異なるようだ。
この木はモミジとしてはかなり大きな木であり枝を四方に張っていい形をしている。ヒマラヤスギの巨木の下なので日当たりはあまりよくないのに12月半ばにはきれいな紅葉を見せてくれた。そしてその紅葉が落ちはじめると下の地面が赤いじゅうたんのようになりきれいだった。 

<ノムラモミジ> (12月4日撮影)
211205江古田の森ノムラモミジIMG_2151.JPG

      
ノムラモミジは普通のモミジより葉が大きくてそれが深紅に染まると本当に美しい。それに惹かれたのは11月下旬に江古田の森公園周辺の散歩ルート上にあるレストラン「えごたno MA」の傍を通って公共緑地に向かった時だった。傍らのイイキリの木の薄黄緑の大きめの葉と赤い実をバックにしてノムラモミジが紅く色づいていた。12月上旬には紅葉が一段と鮮やかになりすっかり魅せられた。下旬の今でも、葉は少なくなってはいるが、それが陽光を浴びて紅く輝くとまだまだ美しい。

<ヒマラヤスギの木> (11月11日撮影)
211106ヒマラヤ杉IMG_2135.JPG

<ヒマラヤスギの花!> (11月06日、11月11日撮影)
11月に入ってヒマラヤスギの下に猫じゃらし(エノコログサ)の穂のようなものが沢山落ちているのに気が付いた。最初はヒマラヤスギから落ちたとは思わずにあたりを見回してほかの木を探してみたがそれらしき木は見当たらない。
211111ヒマラヤスギの実IMG_2142.JPG

あらためてヒマラヤスギを見上げてみると枝の先に同じものがついているのを見つけた。
211111ヒマラヤスギの花IMG_2141.JPG


調べてみると、これはヒマラヤスギ(じつはマツの仲間)の雄花で、大量に咲いたあと樹下に落ちたもののようである。ヒマラヤスギは雌雄同株なので雌花もあるはずだが、そちらは5o程度と小さいそうでこのときは見上げてもわからなかった。今になって見上げてみると枝に小さな実かと思われるものがついている。これがどうなるか今後の進行を期待してみていきたい。

このほか、江古田の森のこの季節を彩る木といえば、プラタナスと銀杏も外せない。あいにくその写真を添えられないがその様子を言葉で描写すると次の通り。

プラタナスは江古田の森のあちこちに巨木があって、大きな葉が緑から茶褐色に黄葉して森を彩った。その後枯れて落葉していく様子も楽しませてもらった。すっかり落葉した今は見上げると丸い実がたくさんついている。

イチョウの木も江古田の森にはたくさんある。しかし、夏の間は木々の緑の中であまり目立たなくて、それを意識したのは秋になってその実のギンナン(銀杏)があちこちで地面に落ちているのを見てからである。特に、ハナミズキの丘の方から森の入り口広場に向かって上っていく道の途中にあるイチョウの木はたくさんのギンナンの実を稔らせて、それらがやがて落ちて木の下にびっしりとギンナンのじゅうたんを敷いたのには驚いた。

さらに、秋も深まり、ほかの落葉樹が葉をほぼ落としてしまう頃になってイチョウはその存在感を発揮した。
周りの木々が葉を落としている中で、森のあちらこちらでイチョウはその葉を鮮やかな黄色に染め、それが陽光に映えて美しかった。そして、やがてそれら葉が地面に落ちて今度は足元に鮮やかな黄色のじゅうたんを敷いた。銀杏の黄色い葉は落葉してもその鮮やかさをキープしていること改めて認識した。

10月から12月にかけての江古田の森の自然学習はなかなか有意義だった。
Posted by 寺島紘士 at 00:50
江古田の森の木々の葉と実(1) [2021年12月18日(Sat)]
運動不足解消のため近くの江古田の森に連日通っているといろいろ気付くことがあって楽しい。11月から12月にかけては丁度季節は秋から冬に向かっていくので、森の木々の葉が紅く、黄色く染まっていくのを愛で、その変化を楽しんだ。
211215江古田の森色鮮やかな年末IMG_2153.JPG

(12月15日撮影、画面をクリックすると拡大して見られます。以下同じ)

江古田の森にはハナミズキ、ヒマラヤスギ、ユリノキ、プラタナス、銀杏その他名前を知らない大小様々な木々が沢山ある。その中のいろいろな落葉樹がそれぞれのペースで緑色の葉を赤く、または黄色く染めていく。そして色鮮やかな最盛期を迎え、その後だんだん色が衰え枯葉が多くなって落葉の季節となる。

その中のいくつかを次に紹介したい。 

<紅葉のハナミズキ>(11月7日撮影)
211107ハナミズキIMG_2137.JPG

     
ハナミズキは早くから紅葉し、早くに散っていく。
ハナミズキはこの地が野方苗圃だったころからの歴史を受け継ぐ由緒ある木で、江古田の森の一画にはハナミズキの丘がある。ハナミズキの木の傍の説明版は次のとおり。
「平和と友好の花 ハナミズキ
米国ワシントン(ポトマック河畔)に桜の苗木3000本を送った返礼として1915年に40本のハナミズキの苗木が初めて日本に届きました。このハナミズキの原木たちは、日比谷⇒江古田(旧野方苗圃)⇒井の頭へと移植が繰り替えされて、今、中野区に原木は残っていません。ここに植わっているのは、原木の子孫です。」

<黄葉のユリノキ>(11月13日撮影)
211113江古田の森ユリノキIMG_2144.JPG


この大きなユリノキはその葉が黄褐色に色づくとさらに迫力を増す。
これを11月6日の本ブログに掲載した10月28日撮影のユリノキと比べてみると季節の進行がわかる。https://blog.canpan.info/terashima/archive/2025
さすがに今はもうすっかり落葉してしまい、小枝の先に小さな枯葉がついているだけであるが。
その葉が黄褐色に色づいたお陰で江古田の森にはあちこちに大きなユリノキがあるのが確認できた。

<赤い実が目立つ飯桐>
211123江古田の森赤い実IMG_2150.JPG

     (11月23日撮影)

江古田の森のお気に入りの散歩ルート上にあるレストラン「えごたno MA」の傍で赤い実の房を沢山つけた明るい黄緑色の葉の木が目に入ってきたのは10月だったろうか。赤い実は11月、12月と長いこと持続して目を楽しませてくれている。
211218江古田の森赤い実の木IMG_2155.JPG

     (12月18日撮影)

最近になって黄緑色の葉はかなり散り、その赤い実も地面に落ちているのをみかけるようになった…が赤い実の房はまだ樹上にたくさん残って輝いている。

さらに散歩のルート上で同じように赤い実が地面に落ちているのを数か所で見かけた。見上げると、群生している木々の中でこの木がほかの木の上まで伸びて赤い実をつけている。この木はすらっと高く伸びる木のようである。この木は名前がわからなかったが、ブログに掲載すると山形俊男さんが早速「飯桐」のようだと知らせてくれた。山形さんありがとうございました。
(続く)
Posted by 寺島紘士 at 17:06
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