都道府県別の島の数 [2010年06月04日(Fri)]
わが国は、6852の島からなる島嶼国家である。
では、島の数が一番多い県はどこだろう。 わが国の排他的経済水域(EEZ)の開発・利用・保全・管理の拠点となる離島のことを考えているときに、ふとそう思った。 わが国の広大なEEZを思い浮かべて、先ず沖縄県、東京都、鹿児島県などが浮かんできた。が、まてよ、五島列島、壱岐、対馬のある長崎県も多そうだ・・・などと考えていくとまるで雲をつかむようでわからない。 そこで、海上保安庁の海洋情報部に聞いてみた。 さすがは専門部署である。早速海洋情報課長の長屋さんから次のような答えをいただいた。 <外周100m以上の島の数、都道府県別トップ10> 1 長崎県971、2 鹿児島県605、3 北海道 508、4 島根県369、5 沖縄県363、6 東京330、7 宮城県311、8 岩手県286、9 愛媛県270、10 和歌山253 以下、山口県249、宮崎県179、熊本県178、高知県159、広島県142と続く。 島根県がランキング4位の369島であるのに対してお隣の鳥取県は35島とその10分の1、110島の石川県のお隣の富山県は3島だけ、など都道府県別の島の数を仔細に見ていくと、これまで漠然と考えていたイメージとかなり違う。 ついでに世界6位で約3.5万キロといわれているわが国の海岸線総延長距離についても、都道府県別に見てみるとこれもなかなか興味深い。 1北海道4,377km、2長崎県4,137kmを双璧として、3鹿児島県2,722km、4沖縄県1,652km、5愛媛県1,533km、6山口県1,398km と続いている。 200海里時代の海域の管理を具体的に考えていく上ではこの辺の実態も頭に入れておく必要があると思われるので、皆さんと情報共有しておきたい。(了) |
Posted by
寺島紘士
at 00:13