3月初めの江古田の森の春の歩み [2022年03月04日(Fri)]
ときはもう3月の初め、季節は春に向かって着実に進んでいる。
江古田の森ではハナミズキの丘の近くの道沿いにある早咲きの桜が満開となり、人々の目を楽しませている。花の陰から明るい緑色の葉も顔を出してきた。 満開となるとその姿がカワヅザクラの写真とよく似てきたので、ようやくこの桜はカワヅザクラ(河津桜)と納得した。 江古田の森にはソメイヨシノ(江戸彼岸と大島桜の交雑種)の立派な木があちこちにあって花見の時期には大勢の人々それを見にが訪れるが、今はまだその芽がようやく少し膨らみを見せ始めたところである。 さらに森を歩いていると芽の形や出方が少し異なる桜の木もあるのに気が付いた。 「えごたno MA」の近くにあるそれほど大きくない桜の木には「さくら‘陽光’」(天城吉野とカンヒザクラの交雑種)とオカメザクラ(カンヒザクラとマメザクラの交雑種)という名札がそれぞれついていた。これまではただ桜の花を見て楽しんできたがほぼ毎日森を歩くようになって桜にはいろいろな種類(交雑種)があることに気が付いた。 ここ数日でオカメザクラの赤い花芽が膨らんできたのでどんな花が咲くのかが当面の楽しみである。 花と言えば江古田の森の芝生広場では3月を迎えて沈丁花の花が咲きだした。 運動広場の日当たりのよい道沿いでは大きな芽なので前から注目してきたコブシと思われる木の芽がここ数日でさらに大きく膨らんできた。この大きな綿毛のような木の芽が開いたらどのようになるのか楽しみである。 さらにその近くには少し背の高い落葉樹がある。その木の幹には明るい緑の筋が入っているので前から注目していたが、3月に入ってふとその木を見上げるとその空に伸びた枝の先々に星がついているのを発見した。 (写真をクリックして上側の枝を見てください。下側の枝はハナミズキの枝です。) この星の形をしたものはこの木の何なのか、実なのか、芽なのかわからない。これからしばらく観察してどう変化していくのか見ていきたい |
Posted by
寺島紘士
at 20:26