江古田の森の木々の葉と実(1) [2021年12月18日(Sat)]
運動不足解消のため近くの江古田の森に連日通っているといろいろ気付くことがあって楽しい。11月から12月にかけては丁度季節は秋から冬に向かっていくので、森の木々の葉が紅く、黄色く染まっていくのを愛で、その変化を楽しんだ。
(12月15日撮影、画面をクリックすると拡大して見られます。以下同じ) 江古田の森にはハナミズキ、ヒマラヤスギ、ユリノキ、プラタナス、銀杏その他名前を知らない大小様々な木々が沢山ある。その中のいろいろな落葉樹がそれぞれのペースで緑色の葉を赤く、または黄色く染めていく。そして色鮮やかな最盛期を迎え、その後だんだん色が衰え枯葉が多くなって落葉の季節となる。 その中のいくつかを次に紹介したい。 <紅葉のハナミズキ>(11月7日撮影) ハナミズキは早くから紅葉し、早くに散っていく。 ハナミズキはこの地が野方苗圃だったころからの歴史を受け継ぐ由緒ある木で、江古田の森の一画にはハナミズキの丘がある。ハナミズキの木の傍の説明版は次のとおり。 「平和と友好の花 ハナミズキ 米国ワシントン(ポトマック河畔)に桜の苗木3000本を送った返礼として1915年に40本のハナミズキの苗木が初めて日本に届きました。このハナミズキの原木たちは、日比谷⇒江古田(旧野方苗圃)⇒井の頭へと移植が繰り替えされて、今、中野区に原木は残っていません。ここに植わっているのは、原木の子孫です。」 <黄葉のユリノキ>(11月13日撮影) この大きなユリノキはその葉が黄褐色に色づくとさらに迫力を増す。 これを11月6日の本ブログに掲載した10月28日撮影のユリノキと比べてみると季節の進行がわかる。https://blog.canpan.info/terashima/archive/2025 さすがに今はもうすっかり落葉してしまい、小枝の先に小さな枯葉がついているだけであるが。 その葉が黄褐色に色づいたお陰で江古田の森にはあちこちに大きなユリノキがあるのが確認できた。 <赤い実が目立つ飯桐> (11月23日撮影) 江古田の森のお気に入りの散歩ルート上にあるレストラン「えごたno MA」の傍で赤い実の房を沢山つけた明るい黄緑色の葉の木が目に入ってきたのは10月だったろうか。赤い実は11月、12月と長いこと持続して目を楽しませてくれている。 (12月18日撮影) 最近になって黄緑色の葉はかなり散り、その赤い実も地面に落ちているのをみかけるようになった…が赤い実の房はまだ樹上にたくさん残って輝いている。 さらに散歩のルート上で同じように赤い実が地面に落ちているのを数か所で見かけた。見上げると、群生している木々の中でこの木がほかの木の上まで伸びて赤い実をつけている。この木はすらっと高く伸びる木のようである。この木は名前がわからなかったが、ブログに掲載すると山形俊男さんが早速「飯桐」のようだと知らせてくれた。山形さんありがとうございました。 (続く) |
Posted by
寺島紘士
at 17:06