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『日本の海とくらしを支える海の地図−海図入門』の出版 [2020年05月23日(Sat)]
先日、旧知の元海上保安庁海洋情報部長の八島邦夫さんから海の地図に関する本を古今書院から出版したとお知らせいただいた。

八島邦夫さん編著の『日本の海とくらしを支える海の地図‐海図入門』(古今書院)を手に取って見ると、海の地図の入門書としてなかなかいい内容であるし、かつて海上保安庁水路部(現海洋情報部)に身を置いたこともある私のような海図に若干知識経験があるものが読んでも勉強になる。

私は、「海洋の管理」原則の下に新しい海洋の法秩序を構築した国連海洋法条約の発効により、海の地図の果たす役割が大変重要になってきたことを折に触れて発表し、また、わたしの海洋政策ブログでもそのことをたびたび取り上げてきた。(下記ブログほか参照)

地理教育と海洋2015.02.22 https://blog.canpan.info/terashima/archive/1093
海洋と地図2015.08.09  https://blog.canpan.info/terashima/archive/1145
海図をもっと見てみよう2017.03.20 https://blog.canpan.info/terashima/archive/1374

その趣旨が、本書「第3章 新たな海の秩序と海図の役割」でもしっかりと取り上げられているので、わが意を得たりである。読んでいて、本書を海に関心のある方にお奨めしたくなったので、本書の内容をざっと紹介する。関心のある方はどうぞ本書を手に取ってみてください。

本書の構成は概略次のとおり。

・まず、海図とは何かを解りやすく説明する「第1章 海図は生きている」から始まり、
・海図の地名、離島や大洋・海の名称の記載の仕方、海底の名前の付け方などを解説する「第2章 海図の地名−海底は地球最後のフロンティア」、
・海洋の管理を目指す国連海洋法条約の下での海図の役割について詳述する「第3章 新たな海の秩序と海図の役割」と続き、
・結びが、各国や国際水路機関(IHO),国際海事機関(IMO)など内外の海図作成の動向、海図の構成、海の基本図と海底地形図、海図の学校教育への活用などを解説し、海図・海洋情報の将来展望などを語る「第4章 海図を深く知る」である。

分かりやすい文章に加えて、冒頭には、カラーの様々な海図の口絵、読み方の解説付きの海図、領海・排他的経済水域等の概念図等が掲載されており、文章中にも図・写真が豊富に掲載されている。

加えて、日本海の呼称/GEBCO(大洋水深総図)/日本の海を拡大する西之島噴火と海域火山/大陸棚延長への挑戦/広い海を守る要衝「沖ノ鳥島」などの興味深いテーマを取り上げたコラムが13も掲載されている。
Posted by 寺島紘士 at 02:12
この記事のURL
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1941
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