日本の島ガイド「シマダス」15年ぶりに新版刊行 [2020年01月26日(Sun)]
既にご存知の方も多いかと思うが、日本の島ガイド「SHIMADASシマダス」の新版が、昨年11月に15年ぶりに(公財)日本離島センターから刊行された。まさに「日本の島案内のスタンダード」なので皆さんと情報共有したい。
新版の日本の島ガイド「SHIMADASシマダス」は、わが国の島(「本土」とされている北海道、本州、四国、九州、沖縄本島を除く)の中から、@住民が居住している島、A時間的・季節的・中長期的な滞在が見られる島、B我が国の自然や歴史、文化などを語るうえで大切と思われる無人島を規準として、総計約1750島を選定して掲載している。 2004年に発行された前版には、1,100島が掲載されていたが、今回は取り上げる島数がさらに増え、情報もアップデートされて一層充実している。 「シマダス」は、湖沼の中、湾内、本土周辺、さらにはわが国の広大な海域の東西南北に点在する島まで、わが国の島々を広くカバーしていて、各島について、所在地、面積、標高などが記載されている。 そして、住民が居住している島については、世帯数、人口、年齢、産業、来島者、行政、交通などの基礎的情報のほか、みどころ、島じまん、くらし、ひと、島おこしなどについて具体的に記載されている。 さらに、本書には、「SHIMA−あ・ら・かると」として、島の基本情報(島の数、有人島と無人島、国境の島、領海と経済水域、…)、島のベスト(面積、人口、人口密度、島数の多い都道府県、有人島の多い市町村、距離の長い航路、…)、島の文化財、島の自然、等々の沢山の興味深いコラムが随所に掲載されている。 日本の島々が、一気に身近な存在として感じられる優れものである。さすがは、日本離島センターである、と思った。 海洋と島々に関心を持つ皆さん、そして島々を訪れてみたいと思う皆さんに本書をぜひ一度手に取って見ることをお奨めしたい。 詳しくは、日本離島センターの下記ホームページをご覧ください。 http://www.nijinet.or.jp/news/tabid/69/Default.aspx |
Posted by
寺島紘士
at 14:57