今日は本来の「海の日」 [2018年07月20日(Fri)]
「海の日」については7月16日及び19日に取り上げたが、今日は7月20日、本来の「海の日」である。
総合海洋政策推進事務局・国土交通省・日本財団が、海と日本人の絆を想い、次世代を担う子供たちに海の恵みを引き継ぐための機会として実施している「海の日」行事“海と日本プロジェクト”では、7月20日に、「海の日」行事全体の「記念祝賀会」を開催し、さらに次世代を担う若者の海に対する理解と関心を一層深め、海洋教育の全国展開を推進する「海洋教育シンポジウム」を東京海洋大学の越中島キャンパスで開催するというので、それへの出席を楽しみにしていた。 ところが、月曜日頃から体調がおかしくなり、医師の勧めもあり、残念ながら今年の記念祝賀会そして「海洋教育シンポジウム」への出席をあきらめざるを得なくなった。関係の皆様には出席できなかったことをお詫び申し上げたい。 そして、今年の本来の「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願」って、自宅で静かにすごした。 |
Posted by
寺島紘士
at 23:47
「海の日」の7月20日の固定化、私事も含め賛成です。明治天皇に由来し祝日となったわけですが、私は国連海洋法条約(海洋法に関する国際連合条約)発効の日としての意義を強く感じています。
日本は,同条約に1983年2月に署名,1996年6月に批准しました。そして,同年7月20日(国民の祝日「海の日」)に発効の運びとなりました。1982年の採択から36年、6月現在で世界167か国・及びEU(28カ国)、計195カ国が同条約を締結。今も世界の海洋の秩序を定めた法律として存在感を示しています。
この条約の締結で世界は、公海自由の原則と決別したわけです。同条約は領海はじめ排他的経済水域(距岸200㌋)だけでなく公海も含めてその活用と環境・資源の保全・調査などを締約国に義務付けています。
7月20日を祝日とすることで、この海洋法条約を多くの人々が学び海と向き合ってくれればと願っています。
私事を付け加えれば、父親の命日がこの日だと言うことです。